かじやんさんの映画レビュー・感想・評価 - 30ページ目

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リピーテッド(2014年製作の映画)

3.3

熟女ニコールが主演というだけで前知識なく視たが、あっと言う間の91分少々だった。登場人物を疑いだすと皆あやしく見えてしまう。最後の場面でさえも自分は今だに疑っている。エンドロールにはリドリー・スコット>>続きを読む

劇場版タイムスクープハンター 安土城 最後の1日(2012年製作の映画)

2.9

原作やTVシリーズを知らずに視た。モキュメンタリータッチで描かれたタイムトラベルドラマとでも言おうか。過去に飛んで題名の通りスクープを撮ってくる。上島竜兵がなかなかの好演。夏帆が可愛いかったので加点。

39 刑法第三十九条(1999年製作の映画)

3.5

森田監督を偲び久々に視た。鈴木京香や堤真一が若い。大好きな樹木希林も若かった。刑法第39条に真っ向から挑んだ社会派作品でよくできていると思う。少年法と共に見直す余地があるね。挿入曲とか情景の描写は「失>>続きを読む

チェイン CHAIN(2013年製作の映画)

2.7

ホラーと言うよりネット社会、ソーシャルネットならではのクライム映画。1時間20分弱でうまくまとめていて、最後の最後でタイトル名の意味をわからせてくれる。リポDの渡辺裕之が刑事役で奮闘。同僚の刑事とSN>>続きを読む

私の男(2013年製作の映画)

3.3

元モデルの河井青葉は綺麗なお姉さんで、体当たり演技も厭わないが、二階堂ふみの若さには勝てないかな。まだセーラー服着れちゃうしね。父親になりたかった男・淳悟とそんな男を自分だけのものにしたかった娘・花の>>続きを読む

ジェサベル(2014年製作の映画)

3.0

ジェサベル役のサラ・スヌークが色白で、アヒル口で、必要以上にホルターネック姿でかわいかった。パラアク、インシディアスに続くみたいなキャッチコピーであるが、それほどではなかったかな。ポスターのサラはホラ>>続きを読む

妹の夏(2013年製作の映画)

1.8

大島渚監督の「夏の妹」と間違えて視てしまった。1時間弱の映画で、往年の日活のポルノの二本立てを彷彿とさせるような感じ。プチ「異人たちとの夏」と言ったら褒め過ぎか。

赤い糸(2008年製作の映画)

2.5

私と同じ落語好きな南沢奈央が主演していたので、前知識なく視た。冒頭から高校生の色恋の話かと思ったら中学生の設定だったので苦笑。子ぐまのような目の南沢や、いまだに田舎臭い桜庭ななみの眼鏡姿も可愛いかった>>続きを読む

麦子さんと(2013年製作の映画)

3.1

母役の余貴美子の若かりし頃を娘・麦子役の堀北真希に瓜二つとする設定に無理があるが、真希ちゃんの喪服姿が良かったので許そう。呑み屋で、温水演じるタクシー運転手が青二才の麦子がナマ言うのを諭す場面はいいね>>続きを読む

そして泥船はゆく(2013年製作の映画)

2.6

栃木の片田舎、全編モノクロ調、渋川演じるアクの強い主役のタカシ、妙に存在感のある婆さん、口の悪い妹など、先々どうなるのかと期待を持って視ていたのだが、宇宙人が出てきたりして最後はグダグダになってしまっ>>続きを読む

ドラゴン・タトゥーの女(2011年製作の映画)

4.0

D.フィンチャー版の続編の話はどうなったのかと再視聴。やはり登場する風景や映画全体の雰囲気、細かい事象を丁寧に積み上げて行く手法はフィンチャーならではのもの。コンバットブーツを履いて改造バイクを乗り回>>続きを読む

リトル・フォレスト 夏・秋(2014年製作の映画)

3.8

東北のコモリという村で自給自足の生活を送る主人公の橋本愛。化粧っ気も少なく、頬やうなじに滲む汗がいい。季節に応じた収穫や調理を愉しみ、大地に足をつけた暮らしぶりが羨ましくなった。中でも甘酒、ウスターソ>>続きを読む

ワイルドカード(2014年製作の映画)

2.8

ステイサムならではのアクションは見られたがそれだけ。あまり予算もなかったのかな。銃ではなく、己の身体と身近にあるグラスやクレカやバターナイフ等で相手を屠るのは爽快。地中海でのヨット三昧の5年間で50万>>続きを読む

おだやかな日常(2012年製作の映画)

2.6

3.11に関する映画「遺体」、「希望の国」も視たが、本作はもっと焦点を絞り、放射能汚染に過敏になった2家族をテーマに据えていた。実際にも起きていたであろう人間模様であったが、ドキュメントではなく映画な>>続きを読む

海にかかる霧(2014年製作の映画)

3.9

ポン・ジュノがプロデュース、「殺人の追憶」スタッフとあらば視ねばと視聴。英訳があまりうまくなくて想像で理解した部分あり。実話に基づいたシリーズで、密入国を幇助した漁船員らの苦悩、罪と罰、極限での愛を描>>続きを読む

「また、必ず会おう」と誰もが言った。(2013年製作の映画)

2.9

原作を知らないで視た。甘ちゃん高校生が行く先々で人と出会い成長するロードムービーってとこか。正直、映画でなくて企画モノのドラマで良さそう。杉田かおるとイッセー尾形が好演。杉田演じる店員や尾形演じるデコ>>続きを読む

私の少女(2014年製作の映画)

3.6

ペ・ドゥナは「空気人形」以来だったので、だいぶ落ち着いた感あり。キム・セロンちゃんは「アジョシ」以来だったので、かなり成長した感があり、背も伸び、脚も細く長かった。ペ演じる警察署長のコスチュームがカッ>>続きを読む

溺れる人(2000年製作の映画)

2.0

自主上映の映画のようだった。セリフも素人っぽく、ストーリーも今ひとつで、感情移入もできなかった。

グランド・ブダペスト・ホテル(2014年製作の映画)

3.5

シアーシャファンとしては観ないといけないと思い視聴。仮想の国、仮想のホテル、そこで繰り広げられるお伽話のような映像やテンポがいい。若き移民のロビー係ゼロが岡田准一に見えてしょうがなかった。アガサ役のシ>>続きを読む

ブルーバレンタイン(2010年製作の映画)

3.4

夫婦と言っても所詮他人同士。燃え盛った色恋もやがて熱が冷める時が来る。そんな中年の夫婦の苦い関係を蜜月時代の甘酸っぱいエピソードを差し込みながら如実に描いている。よく教会式の結婚式で、「永遠の愛を誓い>>続きを読む

春を背負って(2014年製作の映画)

3.5

「劔岳」に続き、雪山が美しく、寒さも半端なく感じられる映像はカメラマン上がりの木村大作監督ならでは。松山シンイチのトレーダー役は不似合いだったが、母親役の檀ふみやショートヘアの蒼井優が良かったなぁ。ト>>続きを読む

アメリカン・スナイパー(2014年製作の映画)

4.0

米NAVYのSEALSの狙撃兵として味方からはLegend、敵からはEvilと呼ばれ、160人もの敵を屠ったクリス・カイルの自伝が元になっている。500mはおろか2000m先までの敵を狙うゴルゴ13ば>>続きを読む

デッドハング(2014年製作の映画)

1.8

アクションもお色気もストーリーも全て中途半端な感じがした。もう少しヒネリを入れないといかんね。例えば最後に彼氏が実は大悪党だったとか。邦題が英語風なんだが、原題は「Free Fall」で、こっちの方が>>続きを読む

ハン・ゴンジュ 17歳の涙(2013年製作の映画)

3.3

韓国映画のテーマに多い実話に基づく強姦事件を取扱っているが、暗い部分は暗いのだが少なく、女子高生同士の友情や恩師の母との絆なども丁寧に描かれている。ただ事件そのものはとても残虐で、のちに被害者も加害者>>続きを読む

捨てがたき人々(2012年製作の映画)

3.2

大森南朋が「バイブレーター」よりも絶倫になって帰ってきた。島生活、場末のバー、長屋風の家、水産工場、女の生足、行為後の膝の擦れた跡、艶かしい臀部などの映像が土臭く、人間の営みの儚さや哀しさを思い起こさ>>続きを読む

ジョン・ウィック(2014年製作の映画)

3.7

キアヌ・リーブズ演じるジョン・ウィックの復讐劇。裏世界の掟は厳しく、仲間との絆は強く、一度は足を洗った主人公の亡き妻や犬に捧げる愛情は厚い。79年式のフォードマスタングが羊の皮を被った狼のごとくクール>>続きを読む

エヴァリー(2014年製作の映画)

2.9

ゾーイ・サルダナの「コロンビアーナ」風のポスターに釣られ、前知識なく視た。主役のサルマ・ハエックが滅法強く、ハチャメチャでグロく、海外で喜びそうな和テイストの入ったアクション映画だった。俳優でリポDで>>続きを読む

96時間 レクイエム(2015年製作の映画)

3.4

シリーズ1、2ほどに元CIA工作員としての技量が発揮できてないが、リーアムもお歳の割りにはがんばっていた。カーアクションが多かったかな。娘役のマギー・グレイスはやっぱり鳩胸よね。

イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密(2014年製作の映画)

4.0

ナチスの暗号装置エニグマを解読し、連合国を勝利に導いた若き天才数学者チューリングの偉業と半生を描いている。主役のカンバーバッチがいい演技をしていた。暗号が解読できたからと言って、それがバレないように確>>続きを読む

TOKYO TRIBE(2014年製作の映画)

3.0

前知識なしに観た。全編ラップ仕掛け。三池監督のミュージカル仕掛けの「愛と誠」を思い出してしまった。モデル出身の清野菜名が体当たりの演技をしていたが、おじさんには時に吉瀬美智子に見えたわい。園組ではでん>>続きを読む

(ハル)(1996年製作の映画)

3.0

20年も昔の映画を引っ張りだしてきた。パソコン通信時代の話。パソ通やメールの内容を画面に表示する手法は当時としては前衛的だったのだろう。若かりし頃の昭和の匂いがする深津絵里や戸田菜穂が可愛い。チャット>>続きを読む

悪魔は誰だ(2012年製作の映画)

3.4

邦題がいけてないね。受け手をミスリードさせるようなタイトルはやめて欲しい。「殺人の追憶」のような引っ張りや悶々感を期待していたが、これはこれで浪花節的な終わり方でよかった。Based on true >>続きを読む

ゴーン・ガール(2014年製作の映画)

4.0

サスペンスなのだけれども、夫婦とは、結婚生活とはをも考えさせられる作品だ。最後の方にエイミーがニックに言う「That's marriage.」が印象的。しかし女は怖いと思い知らされる。音楽や風景の撮影>>続きを読む

薄氷の殺人(2014年製作の映画)

3.8

主役の元刑事リャオ・ファンも好演していたが、謎の女役のグイ・ルンメイが中々いい。葉月里緒菜似でおじさんキラーである。香港映画だが雪の情景も多く、それが人間の哀しさ、憎愛と相まって静かなサスペンスにして>>続きを読む

奴隷(2007年製作の映画)

2.5

昭和の匂いがプンプンするSMチックな作品。主演の平沢里菜子は時に大島優子に似てたりする。米国SFCでの映画祭でもその手の人達から絶賛されたとか。

友よ、さらばと言おう(2014年製作の映画)

3.9

フレッド・カバイエ監督の復讐モノ3発目。しかも「すべて彼女のために」のランドンと「この愛のために撃て」のルルーシュの中年オヤジ2人を持ってきた。なかなかスピード感もあり楽しめた。今のTGVってあんなカ>>続きを読む