かじやんさんの映画レビュー・感想・評価 - 27ページ目

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娚の一生(2015年製作の映画)

3.5

トヨエツ同世代として結構主観的に観てしまった。コミックは1巻だけ読んだことがあるが、割と原作に沿っていたのでは。しかし榮倉奈々はいいなぁ。背も高くて、健康的で。久しぶりにシトロエン2CVチャールストン>>続きを読む

深夜食堂(2015年製作の映画)

3.4

シーズン1〜3を観てきたので、シーズン4を観ている気分。深夜のめしやに訪れるワケあり客達との掛け合い。化粧っ気の少ない多部未華子がかわいい半面、高岡早紀の小皺が気になった。東日本大震災なども絡めていつ>>続きを読む

俺達に墓はない(1979年製作の映画)

3.3

久々に優作節を堪能。竹田かほりのほっぺがかわいかったが、冒頭で旦那である甲斐よしひろが歌う「HERO」がかかっていてニヤリ。サイクリング姿の森下愛子もかわいい。今ほどのCGもVFXもない時代、昭和の名>>続きを読む

予言(2004年製作の映画)

3.2

恐怖新聞の話。短い時間の中で、うまく構成されている。酒井法子の演技は今ひとつだが、三上博史の演技はややオーバー気味だがよし。まだ垢抜けてない十代の堀北真希が可愛い。

バトルヒート(2015年製作の映画)

3.0

とにかくドルフ・ラングレンが老体に鞭打ちがんばる。「マッハ」のトニー・ジャーもがんばる。そんなところもあっての邦題なのだろうが、底流にあるテーマは人身売買なので、原題の「Skin Trade」の方がし>>続きを読む

EGG(2002年製作の映画)

3.1

目を瞑ると子供の頃は卵が現れ、大人になるとやがて卵から怪物が孵化して宿主を襲うという発想はよいと思う。主役にチョ・ヘヨンを起用したのもいい。健康的な韓国の綺麗なお姉さんに免じて加点。

ポルターガイスト(2015年製作の映画)

3.0

80年代初頭に上映されたもののリメイク。あれから30数年、GPSやドローン、液晶TVにスマホなどを駆使するも流れは同じ。にしてもピエロの人形は怖い。加えてピザが不味そうだったが、片田舎を表現したからか>>続きを読む

追撃者(2014年製作の映画)

3.7

マイケル・ダグラス演じる実業家のハンターが誤って人間を射殺してしまい、その罪をジェレミー・アーヴァイン演じるガイドに押し付けようと画策する。灼熱の下、裸にされて逃げるガイド、メルセデスの高級6WDと高>>続きを読む

終戦のエンペラー(2012年製作の映画)

3.1

T.L.ジョーンズがマッカーサー役だが、ついBOSSのCMを思い出してしまった。ボナー・フェラーズ准将と恋人のあやを中心に据えていたのでしょうがないかも知れないが、重いテーマの割には意外とあっさりして>>続きを読む

大鹿村騒動記(2011年製作の映画)

3.0

豪華キャストでおくる大鹿歌舞伎。性同一性障害、アルツハイマー病やリニア建設などのエピソードを重ねながら、ラスト30分の歌舞伎に繋げる。食堂店主で景清を演じる原田芳雄がいい。円空のように像を彫る三國連太>>続きを読む

ねこタクシー(2010年製作の映画)

2.8

三毛猫の御子神さん、茶トラのコムギが演技していた。芦名星はタクシーよりダンプの方が似合っていたね。教師からタクシードライバーに転職した役の竹山もキレることなく朴訥な演技でよかったのでは。その妻役が鶴田>>続きを読む

カミハテ商店(2012年製作の映画)

3.3

北白川派の静かな映画。自殺で有名な最果ての場所(カミハテ)で万屋を営み、コッペパンを焼いて売っている高橋恵子演じる老女がどこか物憂げでアンニュイ。自殺する人間が最期にその店に立ち寄り、コッペと瓶牛乳を>>続きを読む

リトル・フォレスト 冬・春(2015年製作の映画)

3.4

夏秋に続き冬春を観てみた。東北地方の冬の大変さの一端が橋本愛演じるいち子からも伝わってきた。夏秋よりも人情の機微、村の問題などもあって物語に多少厚みが出たかな。母役の桐島かれんが熟れた魅力がある。食べ>>続きを読む

観相師 かんそうし(2013年製作の映画)

4.1

流石はソン・ガンホ、顔で表情でその存在感で見せてくれる。芸妓役のキム・ヘスの年増の魅力、「虎」のキム・ジョンソの威厳のある佇まいがいい。ソン演じる観相師とイ・ジョンソク演じる息子の愛が涙を誘う。2時間>>続きを読む

マギー(2015年製作の映画)

2.6

静かなディザスター映画。罹患した娘役のアビゲイルちゃんが痛々しかった。シュワ父ちゃんも珍しく泣いてばかり。最初から最後まであまり抑揚もなく、想定内の幕引きだった。

ラザロ・エフェクト(2015年製作の映画)

2.3

死んだ犬に血清を注入し電気ショックを与え、生き返らせる研究をしていたチームが、事故で死んだメンバーの1人にその方法を適用し、蘇らせてから悲劇が始まる。しかし、普段10%しか使っていない脳をそれ以上使え>>続きを読む

あの日のように抱きしめて(2014年製作の映画)

3.2

アウシュビッツに送られ死んだと思われていた妻が、爆発の後遺症で顔を整形し、夫の元に戻ってみたら、妻と認識できないどころか、彼女を元妻に仕立てて遺産相続せしめようと企てる。一方、彼女もそれを受け入れ、演>>続きを読む

キングスマン(2015年製作の映画)

3.7

いい意味で英国映画ですな。007をオマージュしていて。威風堂々をバックに首ちょんぱの花火には笑った。敵の両脚義足の女用心棒は小雪に似ていた。全体的に暗さ、深みはなく、単純に愉しめた。タロン・エガートン>>続きを読む

パージ:アナーキー(2014年製作の映画)

3.3

1作目を観ていないので、サスペンスとしてそれなりに愉しめた。近未来、年に一夜だけ殺人を含め何をしてもいい「パージ法」が米国で施行。国民のガス抜きをその日にさせようとの魂胆なのだ。その発想が面白い。リオ>>続きを読む

百円の恋(2014年製作の映画)

3.5

新井浩文のダメ男ぶりと安藤サクラ演じる一子の変貌ぶりが際立つ。実際、ボクサー姿が板につくまでに彼女自身相当に体を絞り込んだのだと思う。「愛のむきだし」「愛と誠」「かぞくのくに」などとはまた違った彼女が>>続きを読む

ファイ 悪魔に育てられた少年(2013年製作の映画)

3.5

キム・ヨンシク率いるギャング5人を父に持つ高校生ファイをヨ・ジングが好演。松坂桃李に似た雰囲気で、カーチェイスあり、シューティングあり、アクションあり、涙あり。高校生なのにサイドターンやライフル狙撃ま>>続きを読む

座頭市(1989年製作の映画)

3.8

座頭市シリーズ終盤ゆえか豪華キャストでしたな。市が斬った数も半端ない。滅法強いが女、子供、動物に優しい市は健在。菩薩のおはん、樋口可南子が若い。温泉入浴シーンでは「戒厳令の夜」ばりに胸まで露わに。絵描>>続きを読む

カル(1999年製作の映画)

3.2

シム・ウナが昔の真野響子みたいな古風な美人さんでした。バラバラ死体や大量の血が画面に広がるのだけれども、オドロオドロしさがあまりない。ハン・ソッキュ演じる刑事の相棒で、グッチ裕三みたいな恰幅のいい彼が>>続きを読む

禁忌(2014年製作の映画)

2.1

カットというかシーンの切替が早過ぎて、なぜそうなるのかよくわからない状態で流れていく。杉野希妃演じる女子校の数学教師が終始不機嫌そうで「おだやかな日常」を彷彿とさせた。彼女は少女愛や少年愛があるにして>>続きを読む

フォーカス(2015年製作の映画)

3.1

詐欺モノなので、ストーリー的には目新しいものはなく、途中で先は読めてしまった。それに主題のフォーカスを用いるのも前半まで。ウィル・スミス演じるニッキーの太った相棒のファードがいい味出してたね。最後に騙>>続きを読む

箪笥<たんす>(2003年製作の映画)

2.7

正直言って真相はよくわからなかった。色々と取りようがありそう。全てのインシデントは長女の妄想だった気もする。日本や米国ならホラーに付き物のエロはなし、グロは抑え目、映像は赤を基調としたオドロオドロしさ>>続きを読む

欲動(2014年製作の映画)

2.5

全体が1時間半少々なのに、ケチャの踊り、楽器演奏、ゲイバー、妻ユリ役の三津谷とジゴロとの情事、主人公斉藤工と妻ユリとのラブシーンが長過ぎ。生と死が根底に流れているテーマだと思うが、もう少し違った描き方>>続きを読む

愛のタリオ(2014年製作の映画)

3.3

チョン・ウソンもR+18に出るとあって、日本版のカットを嫌気してWorldwide版を英語で観た。もう少し不倫の愛を育む過程を表現したらと思ったが、ウソン演じる薄情で利己的な教授には必要なかったかな。>>続きを読む

イット・フォローズ(2014年製作の映画)

2.1

メディアの断片情報を見て期待していただけに落胆が大きかった。「それで次はどうなるの?」と思いながら見ていて終わってしまった感じ。ホラーではない、サスペンスにしてもいまひとつ、エログロでもない。タイトル>>続きを読む

クラッシュ(1996年製作の映画)

3.4

久々に観たが、車での事故やその怪我の痕に性的に興奮する倒錯の世界は中々理解しがたいかも知れない。頽廃的な音楽、デカいオールドカーと懐かしいユーノスロードスター、エロい熟女達、特に女医役のホリー・ハンタ>>続きを読む

遠くでずっとそばにいる(2013年製作の映画)

2.8

岩井節なのか、最後まで物語が静かに流れて行った。事故で17歳以降の10年間の記憶をなくした倉科カナ演じる朔美が、関わった人や思い出の品に接し、失った記憶を辿るのだが、17歳とのギャップや思い出したくな>>続きを読む

樹海のふたり(2013年製作の映画)

2.8

インパルスの2人が演じるディレクターが、富士の樹海のドキュメンタリーを撮影するうちに、樹海に魅せられ、人を救い、人に騙され、家族や人生を巻き込んでいく。堤下演じる阿部を誘うホテルのフロント係の烏丸せつ>>続きを読む

チャッピー(2015年製作の映画)

4.1

ブロンカンプ監督、南ア・ヨハネスブルグが舞台とくれば、観る前から「第9地区」みたいな匂いがプンプン。荒唐無稽な話でもあるが、最後まで一気に観せてくれた。人工知能が知識と感情を持つとあんな風になるのかね>>続きを読む

フルスロットル(2013年製作の映画)

3.3

ポールとデイビッドのアクションが最高。車の窓から中にスルッと入りこんだり、ビルの上から下の階の窓に入りこんだり、壁を蹴ったりバック転しながらの浮遊感のある戦いとか、スピード感も素晴らしい。デトロイトが>>続きを読む

ガガーリン 世界を変えた108分(2013年製作の映画)

3.3

どちらかと言えば教育用伝記映画に近いかも。今から50年以上前の当時のロシアの文化や技術がうかがえた。ヘルメットに赤字で書かれた'CCCP'がいいね。軍服もカッコいいし、ガガーリンがイケメンでイクメンだ>>続きを読む

日本の自転車泥棒(2006年製作の映画)

3.1

杉本哲太演じる元競輪選手・斉藤が釜石、遠野、北上、古川、那須、宇都宮、池袋と自転車を盗み継ぎながらひたすら旅をするロードムービー。体を絞り、悲愴感を備え、腿を鍛えたであろう杉本も良かったが、宇都宮競輪>>続きを読む