bluemercenaryさんの映画レビュー・感想・評価 - 14ページ目

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オールド(2021年製作の映画)

3.5

「これはLOST世界観じゃん」と思っていたら、LOSTに出演してたケン・レオンが出てきて、「おぉっ!」と唸ってしまった。
ツッコミ処は半端ないけれど、これは面白かった。
前日譚とかスピンオフ作品見てみ
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ソウルメイト/七月と安生(2016年製作の映画)

4.0

思春期の貴重な時間を共有した2人。
持つ物も、待つ家族も無い、縛るものが無い故、否応なしに社会に出ざる得なかった自由なアンシェンと、好対照なチーユエ。
訳有って一時心も体も離れ離れになった二人だけれど
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偽りの隣人 ある諜報員の告白(2020年製作の映画)

3.5

民主化運動も過熱する中、無理な事が出来ない政府。
自宅軟禁となったイ・ウィシクを監視すべくチームリーダーに抜擢されたのが左遷されていたユ・デグォン。
これが出世の好機と睨んだユ・デグォンは、諜報した内
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ウエスト・サイド・ストーリー(2021年製作の映画)

4.0

「ウエストサイドストーリーとは、愛の言葉を歌い、自分の心の奥深くの気持ちを、相手に伝えることを称賛する作品です。」
と語ったのはスティーブン・スピルバーグ。
音楽、映像美、演出等、完成し尽くされた大作
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ちょっと思い出しただけ(2022年製作の映画)

4.0

思いがけない一方的な再会から、定点観測的に過去を辿る物語。
解り合えるチャンス、すれ違いを修復する機会を失ったままに終わってしまったんだろうと思える関係性。
相手を思いやる余裕が無かったのは若さ故か、
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エイプリルフールズ(2015年製作の映画)

3.5

一回寝て妊娠したと告げる清掃員は、彼がいるイタリアンレストランを占拠。
やんごとなき御身分な夫婦の豪遊と、その二人につき従うタクシー運転手。
時代遅れのヤクザの誘拐事件に占い詐欺、同性愛の告白に42年
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チャンシルさんには福が多いね(2019年製作の映画)

4.0

色々失っちゃったヒロインが内省して出逢ってリスタートする定番多々有れど、俺ちゃん的に過去最高にほっこりした物語に仕上がってた。
一番のポイントは初見の女優カン・マルグムの演技。
"チャンシルさんは彼女
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孫悟空伝-MONKEY KING-(2021年製作の映画)

1.5

天界支配ではなくて、拉致された人間解放が為に天界と闘ったと云う新解釈による西遊記の前日譚的な物語。
世界観は良しとしても、肝心の戦闘シーンが中途半端だし、挿入されるコミカルな会話シーンが本当に邪魔。
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SEOBOK/ソボク(2021年製作の映画)

4.0

ソボク(徐福) ―― 始皇帝の命を受けて不老不死の薬を探し求めた仙術家
その存在を公表できないソボクと名付けられたクローンは純真無垢な少年 ―― そのスペックを巡って争奪戦が起きていた。
その護衛を担
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空白(2021年製作の映画)

4.0

関係した誰も悪くないのに誰も報われない。
結果的に誰もが加害者で、結果的に誰もが被害者。
ただ無関係の第三者は、彼等を苦しめ混乱させた挙句、撤退していく。

考えさせられる事だらけで、終始重い空気に
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キャラクター(2021年製作の映画)

3.5

韓国テイストなグロさと、犯人演じたFukaseの圧倒的な憑依力にやられてしまった。
潔くメインキャスト(小栗旬)を退場させる脚本と演出も見事。
この手の作品では日本離れした秀作だと思います。

MONOS 猿と呼ばれし者たち(2019年製作の映画)

4.0

組織として訓練を受けたものの、所詮は10代の子供たち。
一度外れた箍が戻ることはなく、あとは剛腕なリーダーに従って欲望・狂気・己の正義の為すがままで、その姿はまさに"MONOS"="猿"。

「これ
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愛のまなざしを(2020年製作の映画)

3.5

自殺した妻への呵責の念、残された息子に正面から向き合えず消耗していく精神科医と、強い承認欲求と独占欲から虚言癖が治まらない患者の物語。
往年の昼メロドラマみたいな設定で、何処か高尚を意識してはいるんだ
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JOINT(2020年製作の映画)

4.0

近年の犯罪を詰め込んだ上、昔のVシネマみたいな展開。
これが思いの外面白かったのは、過剰にならず抑制の効いた演出によってリアリティが増していたから。
演技云々は別として、キャストの"顔"もリアルだった
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茲山魚譜 チャサンオボ(2019年製作の映画)

4.0

前国王の信任と功績に免じて死罪を免れて流罪となったチャン・ヤクチョン。
役人を筆頭に島民全員が大切に取り扱うレベルに有名な学者。
何かしら探究して記録に残すのが学者の性 ―― ヤクチョン先生は海洋生物
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スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム(2021年製作の映画)

4.0

まだ、ネタバレ注意だよね。
衝撃の登場に何度、マスクの下で唸った事か。
笑撃に釣られ何度、マスクの下で笑った事か。
そして、思いがけないエンディングに薄っすら涙して、一抹の感傷を抱いてしまった。
トム
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レイジング・ファイア(2021年製作の映画)

4.5

かつてボンとンゴウはエリート警官として互いを認め合う盟友だった。
或る誘拐事件で過剰捜査したために逮捕され全てを失ったンゴウと部下達。
"正義"の信念故に立件したのがボンで、擁護してくれなかった彼をン
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