bluemercenaryさんの映画レビュー・感想・評価 - 15ページ目

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茲山魚譜 チャサンオボ(2019年製作の映画)

4.0

前国王の信任と功績に免じて死罪を免れて流罪となったチャン・ヤクチョン。
役人を筆頭に島民全員が大切に取り扱うレベルに有名な学者。
何かしら探究して記録に残すのが学者の性 ―― ヤクチョン先生は海洋生物
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スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム(2021年製作の映画)

4.0

まだ、ネタバレ注意だよね。
衝撃の登場に何度、マスクの下で唸った事か。
笑撃に釣られ何度、マスクの下で笑った事か。
そして、思いがけないエンディングに薄っすら涙して、一抹の感傷を抱いてしまった。
トム
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レイジング・ファイア(2021年製作の映画)

4.5

かつてボンとンゴウはエリート警官として互いを認め合う盟友だった。
或る誘拐事件で過剰捜査したために逮捕され全てを失ったンゴウと部下達。
"正義"の信念故に立件したのがボンで、擁護してくれなかった彼をン
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ただ悪より救いたまえ(2019年製作の映画)

4.0

韓国特殊工作員だったインナムは組織消滅の際、日本に逃亡し暗殺者として生きていた。
ヤクザ・コレエダ暗殺は最後の仕事。
そのコレエダの葬儀に現れたのは実弟のレイ ―― 彼もまた殺し屋として生きていた。
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明け方の若者たち(2021年製作の映画)

3.0

何者でもなかったし、なれなかった"僕"を二重に苦しめる"彼女"との結末。
覚悟していたと云え、突然の別離はキツいっすね。
ここは若者関係なくて、幾つになっても堪えるドキュメント。
この数年後、人によっ
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キングダム・ソード 始皇帝の双剣(2020年製作の映画)

3.0

始皇帝が作らせた2つの剣 ―― 阿房宮に置かれた剣と功臣・蒙恬が持つ剣 ―― この双剣を手にした者が次の覇者になるとされたから趙高は定秦剣を求めた。
歴史書でもコミックで有名な猛将蒙恬が意外と弱かった
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アウトポスト(2020年製作の映画)

4.0

「攻めてくれ」と云わんばかりの谷底に作られたキーティング基地を周囲から攻め立てる500人のタリバン兵。
迎え撃つ米兵は僅か50名弱。
要請したヘリが来るのは数時間後、頼みの火器は壊れ、弾薬は減り、負傷
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修羅の華(2017年製作の映画)

3.5

犯罪組織から健全な企業に脱却したジェチョルグループ。
汚れ仕事を請け負ってきたヒョンジュンは秘書として権力を握ったが、彼女の側近サンフンは存在感を失いつつあった。
そんなサンフンに接触してきたチェ検事
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偶然と想像(2021年製作の映画)

4.5

会話劇がこんなに楽しいものか。
こんなに想像力を掻き立てる会話劇で何なんだ。
それぞれの余韻が素晴らしすぎる短編オムニバス。
その先は観た側に委ねられたけれど、それぞれの先々の展開が気になって仕方ない
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キングスマン:ファースト・エージェント(2020年製作の映画)

4.0

人気シリーズ第3作は、キングスマン誕生譚。
アクションシーンそのものは前2作に比べると地味だけれど、それを補って余りある脚本と演出の妙。
歴オタ・ミリオタには堪らない設定とエピソードとディテールの精緻
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アントマン&ワスプ(2018年製作の映画)

3.5

敵キャラの扱い、科学的なアプローチに関してMCUの中では一線を画す一方で、アクションシーンに関してはあらゆるSFエンタの延長戦と云うか、その荒唐無稽に親和性を感じる不思議な作品。
お約束のエンドクレジ
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殺戮にいたる山岳(2016年製作の映画)

3.5

カッコよく言うと、"過去に理由が有る老人"vs"欲望に暴走する輩"によるマンハント物語。
ただ凄まじい執念を見せるムンに対して、パクに雇われたハンター集団がチョット間抜け過ぎた。
何故にムンは闘ったか
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日本のいちばん長い日(2015年製作の映画)

3.5

・原作読んでも読まなくても、登場人物の多さ ―― 皆似た風貌 ―― に混乱
・天皇陛下、鈴木首相、阿南陸臣の3人に焦点を当てた構成は大正解
・若手将校演じた俳優陣の佇まいは良かった。
 よくぞ、らしい
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226(1989年製作の映画)

3.0

先日「昭和史10大事件 /著 半藤一利 ・宮部みゆき」を読んで久しぶりの鑑賞。

・石原莞爾はおろか、海軍も決起を一週間前に掴んでいた。
・習志野と甲府から鎮圧の為に連隊召集した。
   ↓(以下、半
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甘い人生(2005年製作の映画)

3.5

トラブルシューターとして辣腕を振るうソヌは社長から信頼され、アンダーグランドの人間からも認められるホテルの総マネージャー。
或る時、社長からの指示が下る ―― 社長の愛人ヒスを監視して、不貞が有った場
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7号室(2017年製作の映画)

3.5

ドゥシクが営む個室DVD店は開店から赤字続きで転売先を探していた。
奨学金返済の為に闇金から借金したテジュンは止むを得ず、麻薬を預かり、それをバイト先の個室DVD店の使われない7号室に隠した。
或る時
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アリータ:バトル・エンジェル(2018年製作の映画)

3.5

空中都市で暮らす"選民"と地上で暮らす"それ以外"に分断された世界。
イドが見つけたサイボーグ・アリータは300年前、発生した終末戦争の遺物。
イドに与えられた新しい体で生活するうちに並外れた戦闘能力
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パーフェクト・ケア(2020年製作の映画)

4.0

- 医者と結託して高齢者の要介護度上げる (本当は健康)
- 当事者家族不在で裁判所の執行命令 (裁判官が無能)
- 半強制的に本人を施設入所 (携帯取り上げ)
- 本人が知らない内に財産処分 (入居
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ラストナイト・イン・ソーホー(2021年製作の映画)

4.0

情報ゼロで鑑賞したらこれが苦手なホラー系。
正直、「乗れないかも」と思ったのは最初だけで、忽ち物語に引き込まれてしまった。
そのプロットはもとよりファッション、音楽含めた演出が素晴らしすぎ。
そしてメ
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モスル~ある SWAT 部隊の戦い~(2019年製作の映画)

4.0

ISISの襲撃から間一髪で救われたカーワは、半ば強制的にジャーセムが率いるSWAT部隊に徴発された。
部隊全員が元警官で、誰もがISISに家族を殺害された過去を持つ。
行動を起こして間もなくカーワは或
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127時間(2010年製作の映画)

3.5

アーロン・ラルストンの実体験の映像化。
遭遇したアクシデント ―― プロでも予測不能なのか、油断なのか。
ツールの不備 ―― まぁ油断かな。
絶望と幻想 ―― 皆そうなる。
決断 ―― 誰もが考えるけ
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ローン・レンジャー(2013年製作の映画)

3.5

開拓時代末期のアメリカ。
銀山開発に、横断鉄道敷設にとネイティブアメリカン居留地を侵食する白人経営者。
非業の死を遂げた兄の意志を継いだ検事ジョン・リードは、ネイティブアメリカン・トントに命を救われ、
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96時間(2008年製作の映画)

3.5

ブライアンは元特殊工作員として世界を飛び回っていたが、その結果として家庭は崩壊し離婚した妻は新しい家庭を築き、彼は一人暮らし。
そんな或る時、愛する娘キムが海外旅行で誘拐された ―― ブライアンは娘を
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ウルヴァリン: SAMURAI(2013年製作の映画)

2.5

ウルヴァリン主役だけれどX-MENシリーズの傍流/スピンオフ的な扱いの物語。
荒唐無稽が過ぎるステレオタイプの日本観が全開だし、日本人キャストの演技に始まって、演出までもがやっつけ感アリアリ。
公開時
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ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ(2021年製作の映画)

4.0

エディとシンビオートのツンデレ感マシマシなコンビ愛が一番のポイントかもしれない。
あとは良い感じな熟女に成長してるミシェル・ウィリアムズがヤバいです。
お約束のエンドクレジットで「マジか ! 」
「ス
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28週後...(2007年製作の映画)

4.0

「28日後」の続編。
ウィルス感染者の餓死を以って沈静化したイギリス。
アメリカ軍主導で復興が始まって28週後、スペインから戻ったタミーとアンディの姉弟は父親ドンと再会を果たした。
母親の消息を聞き悲
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28日後...(2002年製作の映画)

3.5

バイク・メッセンジャーのジムが目覚めた場所は病院の集中治療室。
荒らされた院内に人の気配はなく、街に飛び出したジムは更に混乱した ―― 荒廃した街に人がいなかった。
狂人に襲われたジムを救った男女二人
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ジャングル・クルーズ(2020年製作の映画)

3.5

パイレーツ・オブ・カリビアンのソフト版と云うか、廉価版的な物語。
敵キャラが造形からして弱すぎで、ドウェイン・ジョンソンは予想通り強すぎ。
エミリー・ブラントとのラブシーンは予想通りにイマイチ。
基本
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HOKUSAI(2020年製作の映画)

3.5

反骨の絵師・北斎を認めた蔦屋重三郎、好敵手となった歌麿に写楽、盟友だった滝沢馬琴、そして愛して止まなかった弟子・柳亭種彦ら。
メインキャスト面々の演技の素晴さと演出でなんとかなったけれど、脚本が薄っぺ
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