KeigoWatanabeさんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

KeigoWatanabe

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男はつらいよ 寅次郎相合い傘(1975年製作の映画)

3.7

メロン事件最高すぎる

寅さんとリリーのすれ違いも、
唯一お互い素直になれるのは雨が降る時

トラック野郎 望郷一番星(1976年製作の映画)

3.6

自分、不器用なんで。がカッコ良かった時代。

寅さんとキャラ被るけど、
桃次郎の方がカタギというギャップ笑

窓辺にて(2022年製作の映画)

3.8

浮気した妻になんの感情も抱かない男。
ドライブマイカーといい、窓辺にてといいアンセンチメンタルで内省的な40代男性が増えている?

人生は手に入れるか、手放すかでしかない。
他者との関係もこれが成り立
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生きる(1952年製作の映画)

4.5

黒澤の答え:生きるとは、世の中になにかを生み出すこと。
うさぎのゼンマイ人形も、市営公園も、子供もそして映画でも。

形骸化したやりとりと、定型分のような常套句を繰り返す公務員の描き方秀逸
そして終始
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トパーズ(1969年製作の映画)

3.4

ヒッチコックは、屋内か列車の中で本領を発揮する人だなと思った。

工作員とかスパイものだったらもっといい作品があるしなぁ

ブラックパンサー(2018年製作の映画)

3.6

王が滝から落とされるシーンをみて、あ、これはライオンキングなんだと思った。

アメリカやイギリスの思惑によって、
黒人同士が争いあう描写が悲劇すぎて泣きそうになる。

未来世紀ブラジル(1985年製作の映画)

4.5

意味なんてないよ。
それがSFだもの、それが映画だもん
ってビンタされた気分

バックトゥーザフュチャーのワクワクするような近未来感は一切ないけど、出てくるプロップスが魅力的。個人的にはバスタブの栓
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父ありき(1942年製作の映画)

3.7

クレイマークレイマーの父子のシンクロはこの釣りのシーンからきてるのでは、、。

しっかりやんなさい。という言葉から少しだけ教育勅語のにおいがするのは気のせい?

彼岸花(1958年製作の映画)

4.0

あだち充くらい登場人物とかテーマ一緒なんだけど、ずっと見れちゃうなぁ

フィックスカメラの前で右往左往する父と、微動だにしない田中絹代。
色味のない日本家屋のショットに必ず入る赤いプロップス。
大団円
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RRR(2022年製作の映画)

3.6

デイリーに行った時のインドの熱量を映画館で感じられる日が来るなんて、、!

映像も音楽も圧倒的でめちゃすごい!!

でも個人的には余白が無さすぎて、
息がしづらい3時間だった笑

ガタカ(1997年製作の映画)

4.1

気になる人をSNSで検索する時代が終わって、遺伝子を調べ出す時代がくるかもしれない。。

でも心を開いた証拠として自分の細胞を渡すってのは、少しロマンチックだなと思ってしまった。

英雄の証明(2021年製作の映画)

4.0

タクシードライバーとかリチャードジュエル的な正義の脆弱性をSNS問題と一緒に描いてるのが今っぽくて、すき。

イランとか日本以上に村八分が強そう。

鏡の中の女(1975年製作の映画)

3.9

国教がキリスト教であるが故のしきたりとか規律の窮屈さを描いてるのか。

徐々に明かされてくるイェニーの素性がカタルシス。

ロボコップ(1987年製作の映画)

3.4

チェンソーマンみたいな入りで、
わちゃわちゃしてた。

攻殻機動隊の先駆けかもしれない

あのこは貴族(2021年製作の映画)

4.0

東京生まれだからとか、地方で育ったからではなくて、自分の意思で外に踏み出した人は強く生きられるってことですね。

自転車で疾走するきこちゃんも、
自分の足で歩き始めた麦ちゃんもどっちもいい表情してた!
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帰って来たヨッパライ(1968年製作の映画)

3.5

オフビートな笑いの中に日本人と韓国人間の差別問題を入れ込む。

ポップな曲調にブラックな歌詞をいれこんでる主題曲そのものが映画になった感じ。

復讐するは我にあり(1979年製作の映画)

3.7

シリアルキラーの男を悪人としてだけじゃなく、なんだか善人でもあるかのようにも描写してるから、画づくりが淡々としてて余計怖い。

父役の三國蓮太郎の目がこんなバキバキだったの知らなかった。

2046 4Kレストア版(2004年製作の映画)

4.1

ブレードランナー的な映画かなと思ってたらメタファーとしてのSFだった

2046から戻ってきたものはいない。
なくした記憶を取り返しに行く場所。
でもそこには何もない。

隣の部屋に未練がある男の頭の
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MONDAYS/このタイムループ、上司に気づかせないと終わらない(2022年製作の映画)

3.9

恋愛ものとかSFチックになりがちなタイムリープを猛烈に働く代理店と掛け合わせたのがすごい。

自分の仕事の質を上げるために使っていた時間を他人のために捧げるようになった気持ちの変化に心が動いた。

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ゲーム(1997年製作の映画)

3.9

フィンチャーヨハネとか聖書系好きだよね〜

一回殺されて、一回人を殺して、一回自殺しないと更生できないやつやばすぎる

でも終始映画を見て飽きなかったのは、
やっぱりゲームという前提がどこまでなのかを
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バートン・フィンク(1991年製作の映画)

4.1

1人の作家が執筆中に滞在してるホテル(でっかい男?)に飲み込まれていくってもうシャイニングじゃん

コーエン兄弟の描く小市民的悪と絶対的悪が好きなら間違いない

リスボン特急(1972年製作の映画)

3.5

目が口ほどに物を言ってる映画

視線のカットに無駄がなくて、
緊張が伝わってくる。
その割にズームアップのシーンは
安っぽい任侠映画みたい

スキャナー・ダークリー(2006年製作の映画)

3.7

実写でもアニメでもない、車のシーンとかまさにGTAみたいだった
フィリップKディックの世界観て作るの大変そう

今でいう製薬会社の陰謀論的なプロットだけど面白かった

グッバイ、サマー(2015年製作の映画)

3.7

夏が人を成長させるのは万国共通なんだよなぁ

野糞する、髪を切る、襟付きのシャツを切る、人を殴る、そして女を振る。
最高の成長譚

失われた週末(1945年製作の映画)

3.8

お酒に溺れて、幻覚や恐怖心に侵食されていく男の描き方がすごい。

呑むカットより輪じみを見せたり、電話にフォーカスして昼夜が過ぎ去る早さを見せたり、鉄格子の影を顔に被せたり、ただのアル中の話を映画とし
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オフィサー・アンド・スパイ(2019年製作の映画)

3.4

荘厳な音楽と群衆のダイナミック。
あと旧態依然とした組織に追いやられる個人をみて池井戸潤だ!と思ったのは僕だけじゃないはず、、

ロマンポランスキーだったのかとエンドロールで知って驚いたけど、正直あん
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カルメンという名の女(1983年製作の映画)

3.4

ゴダールの映画って最後10分くらいで銃が出てきて無理矢理収束していくのが多い気がする

2人の男女の動きがめちゃミュージカルっぽくて、不自然だった。

デッド・ドント・ダイ(2019年製作の映画)

3.8

イギーとサラドライバーをゾンビ役として使った時点でもう面白い。

ゾンビは物欲主義の権化っていうのが新鮮な解釈だった。
脚本を読んだから先が分かるっていうメタ台詞は初めて聴いた笑

ブリングリング(2013年製作の映画)

3.4

セレブのクローゼットから次々と物色して盗み出す姿は見てて心地よかった。


時々はいる謎のスローモーションと音楽が少しチープに感じたかも。
もしかしたらその演出もビバリーヒルズ付近にすむセレブを皮肉っ
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天使の涙 4Kレストア版(1995年製作の映画)

3.8

キャラクターと映像美が目立ちがちだけど、九十年代香港にノスタルジーを感じるのは若者の不足感やるせなさを描けているから。

ウォンカーウァイのイメージでって言ってPV作ってる人多そう。

ナイアガラ(1953年製作の映画)

3.5

ゴリゴリのメロドラマなのかと思ったけど、意外とフィルムノワール的な要素もあって面白い。

滝とか海って側で見ると美しい対象なのにその一部になった瞬間飲み込まれる怖さがある。

四月物語(1998年製作の映画)

3.8

春の木漏れ日を映像でここまで再現するのがすごい。

ちょいクセのある人たちが何も起こらない世界を彩ってる。
壊れた傘も捨てたもんじゃない!

NOPE/ノープ(2022年製作の映画)

3.8

テーマには懐かしさがあっても、一つ一つのカットが新しかった。
誰が広大な荒野に色とりどりのスカイダンサーをおこうと思うのよ。

シンボリズムも際立って、個人的には悲しい結末だったと感じたけど、スペクタ
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女と男のいる舗道(1962年製作の映画)

3.6

女と男が交差する舗道で夢と愛を追うナナの、人となりが分断されたエピソードで明瞭になっていく。

言葉にすることと考えることは、別々ではないっていうおじさんの話がナナ以上に響いた。

知らない、ふたり(2016年製作の映画)

3.4

好きな人ができるって事象でドラマは生まれなくて、その心の変化にカメラがフォーカスした時に初めてドラマになるんだなと思った。

欲望の翼(1990年製作の映画)

4.0

火曜10時のドラマみたいな男女の関係性なのに、なぜか見入ってしまう理由が最後5分に全部つまってた