なのさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

なの

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ミスティック・リバー(2003年製作の映画)

5.0

あまりにもやるせない理不尽さ。
ただ、何故だかものすごく心に残ってしまう。
良かったところを話すのが難しいので、まずは見て欲しい。そして考えて欲しい映画だと思う。

イングロリアス・バスターズ(2009年製作の映画)

5.0

いちいちタランティーノ監督らしい会話は相変わらず。
加えて今作は「史実なんか関係ねえよ」と言わんばかりのやりたい放題な内容のため、他のタランティーノ監督作品以上に爽快に仕上がっている。

そして悪役の
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言の葉の庭(2013年製作の映画)

4.7

久々に見たら思わず涙してしまった。
45分程度という短い時間ながらも2人が惹かれていく様がよく描かれている。
惹かれていく様は独白や行動、仕草で表現されており、
特に先生の描写が胸に刺さる。化粧品を落
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君の名は。(2016年製作の映画)

3.8

面白かったが前半の入れ替わった日常は割とダイジェストで進んでしまう。
個人的には主人公2人の心情の変化がわかりづらかったので、もう少し丁寧に見たかったなあと思った。

映像は新海さんなので期待して観に
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インサイド・ヘッド(2015年製作の映画)

4.0

あまり期待しないで見たものの、終わった後は大きな満足感を得ることができた。
とにかくこの映画は設定勝ちな映画だと思う。

オデッセイ(2015年製作の映画)

3.6

主人公に知識があり、その上非常にたくましいため正直あまり危機感がない。
そういった理由から、「絶体絶命」という感じがないため新鮮に見ることができた。

「宇宙空間で最初に吹き飛ばされて死ぬ」だとか「自
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ファインディング・ドリー(2016年製作の映画)

3.2

面白かったけど前作ほどではないかなという感想。
子どもも観る映画に言うのはあれだが、全体的にスペクタクルし過ぎな感があった。

大事なタイミングで「ありえない!」と笑えるならいいが、今作は常にそんな展
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シン・ゴジラ(2016年製作の映画)

4.3

想像以上に面白かった。

散々言われている「ゴジラが現実に現れたらどうなるか」を大真面目に考えている点もそうだし、
それでいて映画としてわかりづらさがなく、王道の展開であるところも良い。

作中の政府
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ピンクとグレー(2016年製作の映画)

3.8

事前に知っていたのはあらすじ程度で鑑賞。62分の衝撃というのは確かに驚かされた。
この衝撃は前情報なしでこそなので、あまり情報を仕入れて見るべきではないだろう。

全編を通しては1人の人間の光と影を見
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クレヨンしんちゃん ガチンコ!逆襲のロボとーちゃん(2014年製作の映画)

3.7

クレヨンしんちゃんの映画では近年1番泣けるということで鑑賞。
見事に感動して泣いた映画だった。

まずロボットの感情という、非常に深いテーマを上手く使っていた。
私達は「ひろし」というキャラをある程度
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スティーブ・ジョブズ(2015年製作の映画)

3.1

正直、期待していたものと違っていた。
だからこそ、この点数だが、スティーブ・ジョブズの人となりをわかるにはいい映画だと思う。

構成は3つのプレゼンテーションの前をそれぞれ写すというもの。
変則的では
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キサラギ(2007年製作の映画)

3.8

怒涛の展開で飽きない108分だった。
なんとなく匂わせていることが引っ張られずに明かされていく。少し先が読める簡単さも逆に良いと思う。

エンディングも含め。ニヤリとさせられる映画だった。

ザ・ウォーク(2015年製作の映画)

4.4

綱渡りのシーンは迫力があり、見てる分には恐怖を感じる仕上がりになっている。
ただ、主人公がスカッとした性格で、あくまで芸術、偉業という点が焦点のため軽妙に進むのが良い。

また、この映画は普通に犯罪で
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ブルーバレンタイン(2010年製作の映画)

3.5

正直見ているのが辛くなってくるが、強烈に印象に残る。
特に最後の夫のシーンが切ない。

善き人のためのソナタ(2006年製作の映画)

5.0

多くは語らないながらも、ヴィースラー大尉の心情の変化が伝わってくる2時間。
この映画はその変化に時間の大部分を割いている。
冷徹なシュタージの人間から、子を見守るような優しい雰囲気に変わっていくウルリ
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マネー・ショート 華麗なる大逆転(2016年製作の映画)

3.7

おそらく、金融市場の知識が少しでもない人は最初から最後までちんぷんかんぷんな内容。
ただ、根幹となっているのは「金融業界が行ったことへの倫理観を問う」というテーマなので、その雰囲気だけは感じ取ることが
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リリーのすべて(2015年製作の映画)

4.2

アイナーがリリーに気づく過程が大げさでなく、細やかに描かれていることが良い。
こういった事実に気づくのはふとしたきっかけなのだ、という説得力があった。

あとはリリーがとても綺麗で女性にしか見えない。
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