IDEAコメント休止中さんの映画レビュー・感想・評価 - 11ページ目

エクス・マキナ(2015年製作の映画)

4.2

すごい作品を観てしまった…
刺さる人にはかなり刺さるのでは。
いろいろ疑いすぎて、登場人物全員AIなんじゃないかと思っていた。
『質問3…あなたは善人?』

ラストを観ると、チューリングテストでのエヴ
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ボーダーライン:ソルジャーズ・デイ(2018年製作の映画)

3.8

1作目を観ずに観るのはおすすめしない。
(そんな人はいないと思うが)
話は特に続いてる訳ではないが、作品の雰囲気はある程度踏襲されており、前作を観ておくとスムーズに入れる。
今回はエミリー・ブラント出
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ボーダーライン(2015年製作の映画)

4.2

作品に漂う荒涼とした感じたまらない。
目的地への車列を俯瞰で見たシーンのカッコ良さときたら。
ストーリーは重く骨太で大変見応えがある。
ただ、エミリー・ブラント演じるFBI捜査官は事態に衝撃を受けてば
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ザ・バニシング-消失-(1988年製作の映画)

4.0

フィンチャー監督のセブンは『動』的な怖さ。
衝撃の度にガツンと殴られる感じ。
心臓が破裂するような怖さ。
この作品は『静』の怖さ。
あまりに淡々と進むので、薄気味悪いな…などと感じてるうちに、足元から
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天空の城ラピュタ(1986年製作の映画)

4.5

ロマンが溢れる大冒険活劇!
有名なセリフが多く、ウィットに富んでおり、王道の冒険物で最後までワクワクして観られる。
こういうオリジナルの冒険作品をいまの時代に作るのは難しいか…
興行収入のこともあるし
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風の谷のナウシカ(1984年製作の映画)

3.5

メーヴェの造形の美しいこと。
原作があるから、世界観もバッチリ作り込まれている。
今観ても十分鑑賞に耐えうる、完成度の高い作品。
巨神兵インパクトすごい…
そしてその上を行くクシャナ殿下…

三度目の殺人(2017年製作の映画)

3.3

役所広司の演技、かなり好み。
接見室で2人の姿が重なる演出、何か意図があるぞ!
と、思いながらも意図は分からず。
がっくし。
まあ、なんだかんだ楽しめた作品。
ラストの十字路でたたずむシーン、あれはど
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REDLINE(2010年製作の映画)

3.3

超絶作画!
とにかくその作画に尽きる。
気合い入りまくりのまさに職人の仕事。
この猛烈な勢いを楽しめたら勝ち!

8年越しの花嫁 奇跡の実話(2017年製作の映画)

3.5

キミスイほどではないが、感動した。
エンディング曲のback numberの瞬きが、映画に超マッチしていて、エンディングでウルウルしてしまった。
キミスイが好きなら、観てもいいと思う作品であった。

君の膵臓をたべたい(2017年製作の映画)

4.0

映画とか小説とか漫画とかで泣くなんて事が一度も無かった私。
あー、この辺が泣くところなんだろうな…と思いがち。
そんな私が、主人公が桜良を想って泣くシーンで、共に号泣…
ずびずび言ってたと思う。
(近
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コマンドー(1985年製作の映画)

4.9

シュワルツェネッガーがシュワルツェネッガーする、筋肉モリモリマッチョマンの変態ムービー!

主人公の高スペックはもちろんのこと、相棒の女性の高スペックさは凄まじい。
事態に秒で順応できる、ロケットラン
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プロメア(2019年製作の映画)

3.4

一時期とても盛り上がりをみせていたようなので鑑賞。
本編を通して、小難しいことを考える必要がなく、素直に面白い。
ただ、演出や技名がちょっと狙いすぎな印象は受ける。
シン・ゴジラでは内閣総辞職ビームな
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天気の子(2019年製作の映画)

3.3

今作も、背景描写が非常に美しい。
この監督の雨の描写はとても好き。
序盤のコマーシャルを見ているかの如き映像に、ある意味衝撃を受けたが、尻上がりに盛り上がるのでいつの間にか気にならなくなる。
東京の街
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ROMA/ローマ(2018年製作の映画)

2.5

女性の精神的な強さがよく描かれていると思う。
それに対して、男の軽薄なこと。
まあ、そういう表面的なことではなくて何かしら伝えたいメッセージがあったのかも知れないが…。
エンターテイメントではなく、か
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イエスタデイ(2019年製作の映画)

3.6

大切なものは意外と身近にあって、気づいてないだけで既に手に入れているのかも。
なんでもない普通の幸せは、得難く尊い。
持ってないものは何かではなく、今持っているものは何かを考えてみないといけないのかも
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フォードvsフェラーリ(2019年製作の映画)

3.5

車に詳しくなくても、漢たちの熱いバトルは一見の価値あり。
カーレースがお好きな方は楽しめると思う。
迫力あります。
しかし、挑戦に逆境は付き物とはいえ、フォード社長を筆頭に水を差し過ぎ。
真の敵はフェ
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シャッター アイランド(2009年製作の映画)

3.6

最終的なオチは分かってしまう方も多いと思うが、2度目が観たくなる作品。
伏線がきちんと張られており、ミステリーでやってはいけない、『そんな設定どこからきたんだ』ということはない。
大筋で謎解きができた
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レヴェナント:蘇えりし者(2015年製作の映画)

3.4

映像は美しかったが、ストーリーは暗く、主人公に感情移入があまり出来ず…
フィッツジェラルドが一番人間らしくて、印象に残った。
2回目は観ないとは思うが、1度は観ておいても良いかも。
生き抜くことの過酷
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トゥルー・ロマンス(1993年製作の映画)

3.3

タランティーノ脚本のラブバイオレンス映画。

好きなのは、使われなかったエンディング。
ラストはこれで良かったと思うのは、本編のエンディング。
どちらのエンディングも素晴らしく、甲乙つけがたい。
バイ
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ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド(2019年製作の映画)

3.6

散りばめられた小ネタが分かる人にはとても面白い作品なのかも。
しかしそういうのが分からずとも、終盤の襲撃シーンからの一連の流れには、やってくれたぜ!と思ってしまうに違いない。
あの場面だけでも十分最高
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ジャンゴ 繋がれざる者(2012年製作の映画)

4.1

タランティーノ監督の作る、映画愛あふれる西部劇!

目を覆いたくなるようなシーンも多々あるが、3時間弱が気にならない程面白かった。
イングロリアス・バスターズを観た後だったので、クリストフ・ヴァルツが
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シン・ゴジラ(2016年製作の映画)

4.7

エヴァ的演出が日本の政治劇にピタリとハマる。
読ませる気がないテロップ、センスあり過ぎの作戦名。
積極的にヘリだの戦車だのなんとか砲だのを観せてきて、特定の層を狙いすぎだろうと思うが、まんまと、完全に
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ナチス第三の男(2017年製作の映画)

2.0

ナチス高官が、いかにして民衆を恐怖で縛り付ける怪物となったか、そしてその怪物の行く末が描かれる。
途中でレジスタンス目線に変わったが、最後までハイドリヒの所業に焦点を当てて描いて欲しかった。
視点を変
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スカイ・クロラ The Sky Crawlers(2008年製作の映画)

3.5

美しい青空と澄んだ音楽。
ストーリー云々以前に、あの映像と音楽のコラボレーションだけで十分に楽しめる。
とにかく、テーマ曲は最高。
透明感が全編を通して感じられる見事な作品。
ただ、ストーリーは原作未
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メッセージ(2016年製作の映画)

4.3

異星からの来訪者は、侵略者か。それとも…

流れるような美しいストーリー展開が魅力的な傑作SF作品。
作品に込められたメッセージを理解するには1回では難しい。
が、話の組み立て方や作品にマッチしたBG
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THE GUILTY/ギルティ(2018年製作の映画)

3.8

音のみで事態の収拾を図る、スリルあるサスペンス映画。

音しか頼れるものがないアスガーの焦りや苛立ちがひしひしと伝わってくる。
設定の斬新さだけでなく脚本も意外としっかりしているので、退屈しないしダレ
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クリムゾン・タイド(1995年製作の映画)

3.5

非常に緊迫感があり見応えがある。
しかし、副長が代わっていなかったら核戦争になっていたかもしれないと思うと、結末に納得しづらい。
物事の見方・解釈の違いではあるが、軍の規則とは難しいものだ。
一般社会
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バトルシップ(2012年製作の映画)

4.2

再鑑賞、やはり面白い!
海上自衛隊の隊員はどう見ても日本人じゃない気がするが、あんまり真面目な作品ではないので問題なし。


ロマンしかない、血が沸き立つ戦艦エンターテイメント!

これ、つまらないや
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ハンターキラー 潜航せよ(2018年製作の映画)

4.1

スリルで身体に力が入ってしまう、緊迫の潜水艦ムービー。

緊張感たっぷりで非常に面白かった。
機雷原の通過シーンは、観てるこっちも息を殺してしまうくらいにスリリング。
地上での作戦行動も海中に負けず劣
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処刑人II(2009年製作の映画)

3.9

神の名の下に、続編降臨!

個人的には1より好み。
1の宗教っぽさが抜けた感じで、作品の雰囲気は変わってしまったとは思うが…
スタイリッシュで観やすいのは今作。
続編ですが、ファンムービー的な性格が非
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アキラ AKIRA(1988年製作の映画)

3.6

世紀末感が迸る有名マンガ作品のアニメ化。

音楽と金田のバイク、機械のビジュアルは非常に良かったが、話にはついていけなかった。
原作を読めば理解できるのだろうか。
内面的、精神的なものに寄りすぎている
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処刑人(1999年製作の映画)

3.7

罪人どもを神の名の下に私刑に処す、クールなアクションムービー。

どこがどう良かったかは言葉にできないが、退屈はしなかった。
コメディ色が強かったのは意外だったが、不思議な魅力がある作品だった。
カル
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ジョン・ウィック:パラベラム(2019年製作の映画)

4.4

キアヌがさらに輝きを増す、アクションムービー第3作。

ストーリーがとても薄味で、雰囲気でどうにか保っているにも関わらず、130分があっという間。
話が薄い代わりに、アクションはエンジン全開。
素晴ら
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ジョーカー(2019年製作の映画)

4.3

纏う雰囲気に圧倒される、重く息苦しい作品。
暗く底知れない闇がここにある。

実に鬱々とする、ともすれば不快にも感じる作品だが、得体の知れない力が画面に惹きつけて離さない。
アーサーはジョーカーになる
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バリー・シール/アメリカをはめた男(2016年製作の映画)

2.5

やはりトム・クルーズには飛行機が似合う…。
一獲千金狙う裏のお仕事作品。

軽ーく楽しむには良い明快な作品。
仲間を飛行機の体当たりで起こすシーンはシュールで笑えてくる。
飛行機での居眠り運転には気を
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グリーンブック(2018年製作の映画)

4.1

差別を扱っているからといってシリアスになりすぎない。最後には心温まる、素晴らしいロードムービー。

黒人が使ったグラスを捨てていたトニーが、あそこまで変わるとは。
異なる立場・価値観であっても、互いを
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