IDEAコメント休止中さんの映画レビュー・感想・評価 - 10ページ目

TENET テネット(2020年製作の映画)

4.5

始まって数分で意識をガッツリと持っていかれる。設定も何も分からないのに完全に作品に引っ張り込まれる。
初回の鑑賞では理解不能。
しかし目が離せない。
たとえ作品の30%しか理解できずとも、その映像で、
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インターステラー(2014年製作の映画)

5.0

今作の制作に関わる全ての要素がかみ合ったSF宇宙モノの大傑作。

ノーラン監督作品は、メメント、プレステージ、インセプション…と、いずれも難解で理解が出来なければ十分に楽しめないひとクセある作品ばかり
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プレステージ(2006年製作の映画)

3.9

時系列の流れはメメント程わかりにくくなく、話の組み立て方は期待通りのノーラン作品。
もしかしてこういうことか…?と思いながらも、確信を持つことが出来ずにクライマックスを迎えてしまった。
多くの方がモヤ
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メメント(2000年製作の映画)

3.7

インセプションは正に映画向きの脚本で映像体験を存分に楽しめた。
本作も巧みで難解な脚本で、流石はノーラン監督というところであるが、映画を観ると言うよりも小説を読んでいるような気分だった。
派手な演出が
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インセプション(2010年製作の映画)

4.6

これこそ正に映画。
映像でしか表現できない素晴らしい脚本だった。
正直言って細かく分析できるほど理解は出来ていないのだが、練られた設定、そしてそれを見事に具現化して圧倒的な映像を観せてくれたことに感謝
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永遠の0(2013年製作の映画)

3.9

戦争を実体験した世代が少なくなった昨今、戦争に対して真にリアリティを感じられる人は僅かだろう。

それこそ映画やゲームで戦争に触れる機会はあってもあくまでもエンターテインメントの一部であり、実際の戦争
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1917 命をかけた伝令(2019年製作の映画)

4.3

今作は戦争映画ではあるが勝ち負けを描かない。
只々、味方を救うため、そして友の願いを果たすために走る。

伝令を成功させれば戦争に勝てる、などという話ではない。
攻撃中止命令を伝えることで混乱を招いた
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ダンケルク(2017年製作の映画)

3.5

緊迫感は一級品であった。
迫力ある映像が魅力なので、ストーリーが弱いとか、台詞が少ないとかはご愛嬌。
陸海空3つの視点から描くのも面白い。
ウィンストン・チャーチルの鑑賞後に観るのがオススメ。
今作の
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ナイブズ・アウト/名探偵と刃の館の秘密(2019年製作の映画)

3.4

まず、全体として正統派の謎解きが楽しめ、かつひねりも効いていた点は素直に評価できる作品であった。

しかしながら、緊迫感に欠ける。全編を通して非常にノリが軽く、別にふざけている訳ではないのだが、なんと
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グーニーズ(1985年製作の映画)

3.2

良くも悪くも子ども向けの映画という印象。
子どもの頃に観れば楽しめたのかも…?
けっこうドタバタでワーワーやってるので、苦手に感じる人も多いかもしれない。
子ども目線の大冒険なので、大人の価値観で考え
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ミッドサマー(2019年製作の映画)

3.3

上映時間の割に長くは感じなかったが、終始私は何を見ているのだろうか…という状態。
一般的なイメージのホラーではないものの、画面が明るいのに怖い。別にワッと驚かせるような演出はないのに心臓がキューっとな
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ドライヴ(2011年製作の映画)

3.8

エンターテイメントではなくアーティスティックな作品。
ストーリーにさほど起伏がなくフラットな印象で、作品に漂う寂寥感が明るいネオンの映像と対照的にも関わらず、絶妙にマッチしている。
タイトルから想像す
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グランド・ブダペスト・ホテル(2014年製作の映画)

4.2

初ウェス・アンダーソン監督。

個性的な作風だと聞いていたのでなんとなく後回しにしていたが…
非常に面白かった。
セリフ回しが軽妙で、思わず笑えてくるシーンがいくつもありセンスを感じたし、映像も一場面
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キック・アス ジャスティス・フォーエバー(2013年製作の映画)

4.1

前作よりも更に下品。
褒め言葉…と言いたいところだが、やや過剰か。
やはり前作と比べてしまうので、ストーリーや悪役の魅力など、パワーダウン感は否めない。

しかしその分、ヒットガールの魅力は2倍…いや
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キック・アス(2010年製作の映画)

4.8

鑑賞前
コスチュームがダサい…
ノリがダルそう…
なんか下品って聞くけど…

鑑賞後
コスチュームがダサい(褒め言葉)
ノリが軽快!
下品!(かなりの褒め言葉)

とにかくヒットガールがバチバチに可愛
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ミッション:インポッシブル/フォールアウト(2018年製作の映画)

3.6

ローグネイション観た時は、これ以上無茶苦茶なアクションシーンは無理だろうなと思っていた。
…まだ上があるんかい。
今回監督続投だったが、前作の後編みたいな感じで、やはり監督が同じだと作品の雰囲気が同じ
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ミッション:インポッシブル ローグ・ネイション(2015年製作の映画)

3.7

トゥーランドット中の、誤って足場ウィーンは笑う。
やっぱりベンジーのキャラは秀逸。
サイモン・ペッグの当たり役だろうな。
アクションはすごいの一言。
凄すぎて語彙力なくなる。
新キャラも魅力的で、期待
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ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル(2011年製作の映画)

4.3

アバンタイトルからのテーマ曲、そして本編への繋ぎ方が凄まじく秀逸。
序盤ですでに大興奮。
シリーズ屈指の愛されキャラベンジーも存在感大幅アップで、彼のジョークで作品に上手いこと緩急がついている。
2、
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ミッション:インポッシブル3(2006年製作の映画)

3.3

安心して楽しめるエンタメ作品になっており、十分に楽しめる。
しかしながら、監督の色が強く反映されていると思うが、仕掛けや前振りは大きくとも、結果がイマイチ残らないといった感じ。
良くも悪くも無難な作品
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ミッション:インポッシブル2(2000年製作の映画)

3.1

前作から雰囲気がガラッと変わり、アクション要素が一気に前面に出てきた。
1作目のスパイ映画感を期待した方は肩透かしを食らうこと請け合い。
映画としては結構楽しいが、ミッションインポッシブルの続編として
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ミッション:インポッシブル(1996年製作の映画)

4.5

やはり今作は、スパイアクションではなくスパイサスペンスというのがしっくり来るのが良いところ。
サスペンス性に溢れる今作、アクションシーンも忘れておらず、個人的にはバランス良いなと思っている。
シリーズ
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パイレーツ・オブ・カリビアン 最後の海賊(2017年製作の映画)

3.4

前作よりは良いと思う。
でもそれは、過去作のキャラクターがカムバックしたり、バルボッサの設定が掘り下げられたりしたからで、一つの作品としてはちょっと厳しいと感じた。
このシリーズは特にキャラクターの魅
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パイレーツ・オブ・カリビアン/生命(いのち)の泉(2011年製作の映画)

3.3

正直、これじゃない感は強い。
人気シリーズを続けたい気持ちはわかるが、前3作は作品の雰囲気と魅力あるキャラクターを柱としつつ、しっかりエンターテインメントしていた。
しかし、今作はその雰囲気とキャラク
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パイレーツ・オブ・カリビアン/ワールド・エンド(2007年製作の映画)

3.5

1、2作目が面白かった人は楽しめはするが、正直詰め込みすぎ。
詰め込みすぎて展開が飛び飛びな印象。
世界の果てへの冒険、というコンセプトは良いだけにもったいなかったかも。
一番印象に残ったセリフは何故
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パイレーツ・オブ・カリビアン/デッドマンズ・チェスト(2006年製作の映画)

3.6

1作目よりクスッと笑えるコメディシーン増量で面白い。
フライングダッチマン号の攻撃力高そう感はヤバい。
2作目はやはり、ラストシーンのインパクトに尽きる。
ラストシーンで彼が帰ってきた瞬間、それまでの
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パイレーツ・オブ・カリビアン/呪われた海賊たち(2003年製作の映画)

4.0

1作目から最新作まで全て映画館で観ているシリーズ。
ジャックのキャラクターもそうだが、やはり悪役のバルボッサの存在感が素晴らしい。
アクションシーンは平凡に感じてしまうが、それを補えるだけの世界観の魅
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ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2(2011年製作の映画)

3.9

大ヒットシリーズの見事な完結編。
ホグワーツ城防衛戦は魔法史の教科書に載るだろうなぁ。
最後まで原作を大切に、世界観を壊すことなくやり切ったことはとにかく素晴らしい。
シリーズベスト呪文は、アクシオ!

ハリー・ポッターと死の秘宝 PART1(2010年製作の映画)

3.8

前後編になったとき、そこまでする必要ある?って思った。
…必要でしたね。
間延びせずにクライマックスへの期待感を高めてくれる。

ハリー・ポッターと謎のプリンス(2008年製作の映画)

3.7

前作に続きかなりダークな展開が続く。
1作目からすればこのダークさは予想できないが、ハリーの成長に伴い現実の厳しさがきちんと反映されており、作品全体の雰囲気を上手くチェンジできている。
前作に続き、思
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ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団(2007年製作の映画)

3.8

まず、レジスタンス的な組織はロマンがある。
今作では不死鳥の騎士団とダンブルドア軍団、2つも!
ダンブルドア軍団の生徒たち、守護霊の呪文の覚えが良すぎてびっくり。
ハリーはかなり苦労したけど…

ハリー・ポッターと炎のゴブレット(2005年製作の映画)

3.7

ファンタジーといえばドラゴン!
ということで遂にドラゴン登場。
対ハンガリーホーンテール(っていう種類だった記憶…)戦はとてもエキサイティング。
今回はチョウとクラムの2人が、原作とイメージ違って少し
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ハリー・ポッターとアズカバンの囚人(2004年製作の映画)

4.0

個人的には3作目が一番好き。
時間巻き戻し展開はやはり面白い。
忍びの地図、ヒッポグリフ…
原作のイメージよりさらに良い形で映像化されておりアイテム一つとってもワクワク楽しい。

ハリー・ポッターと秘密の部屋(2002年製作の映画)

3.8

秘密の部屋の蛇の扉のデザインが◎
サスペンス感がホグワーツの古城にマッチ。
ドビーの靴下のくだりでスカッとする。
1作目に引き続き丁寧に描かれており良作。

ハリー・ポッターと賢者の石(2001年製作の映画)

3.9

小説の見事な映像化。
生徒たちが集まる大広間のビジュアルは、小説を読んで思い描いていた通りで素晴らしかった。
原作を大切にしているのが伝わるので好感が持てる。

ブレードランナー 2049(2017年製作の映画)

4.4

傑作の続編ということは失敗作…
にはならなかった。
前作の世界観を壊さず、新たな世界を創り出したことに驚き。
上映時間はかなり長く作品全体として話がゆっくり進むので、一歩間違えば退屈極まりない時間にな
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ブレードランナー ファイナル・カット(2007年製作の映画)

4.8

古いのに新しい。
傑作であり、SF映画の金字塔。

日本的な描写は違和感があるものの、補って余りある未来感。
様々な考察ができ、観た後も長く楽しめる作品。
結末を観客に委ねる作品はやや苦手だが、この作
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