はんぺんさんの映画レビュー・感想・評価 - 13ページ目

LOVE【3D】(2015年製作の映画)

4.1

美しい。映像も音楽も。
マーフィーはたしかにクズいけれど、気持ちは分かってしまう。分かってやりたくなんかないけど。

途中のエレクトラの台詞に対しては、心の中で勝手に「そうだよどうせ負け組だよ‼︎」と
>>続きを読む

自殺サークル(2002年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます


"あなたとあなたの関係性は?"

新宿駅のプラットホームで女子高生54人の一斉飛び込み自殺が発生。これは事件?事故?そしてその原因とは...?

この映画で何回も耳にする上記の問いの意味が、はじめは
>>続きを読む

ワイルド・アット・ハート(1990年製作の映画)

4.4


ルーラとセイラーは訳ありのバカップル。いつだって互いを想い合っているが、そこにはたくさんの障壁があって...


"愛から逃げないで"
この台詞が全ての物語ってるんじゃないだろうか。

ラストシーン
>>続きを読む

蜜のあわれ(2016年製作の映画)

3.8


二階堂ふみが演じる赤子がすごく艶やかで印象的だった。
自分の感情に素直で表情をコロコロ変える様子は、少し皮肉ながらこの映画の中で1番人間らしかったのではないか、と思った。笑

作品は幻想的な空気を帯
>>続きを読む

イット・フォローズ(2014年製作の映画)

4.3

予告編から気になっていて、やっと見れた!

邦画のようなじっとりしたホラーは苦手なので少し不安だったが、「it」が人の形を借りているので画はそんなにきつくなかった。ただ、演出がま〜煽る煽る笑
特に音楽
>>続きを読む

グリーン・インフェルノ(2013年製作の映画)

3.7

意識高い系()大学生が完膚なきまでにフルボッコされていくので、潔くてもはや楽しくなってしまった笑
笑いも忘れていなかったのも良かったどころ。

でもエンタメに寄せすぎて、想像してたようなエグさはなかっ
>>続きを読む

アクト・オブ・キリング(2012年製作の映画)

-

どうなんだ、これは。
どう受け取るべきなんだ。

126分見てそこで終わるの、いや、そりゃそうだろ。そんなのパッケージだけ見れば想像できる台詞だよ。

ドキュメンタリーだから、映画というより映像として
>>続きを読む

ことの終わり(1999年製作の映画)

3.3

町山さんが伊集院光とのラジオで名前を挙げていたので気になって鑑賞。

短い時間ながらここまで丁寧に"こと(情事)の終わり"を描いているのがすごい。
途中までは昼ドラのような内容だが、全体を通して上品な
>>続きを読む

北北西に進路を取れ(1959年製作の映画)

4.0

ある男が殺人事件の犯人と間違われ、ひたすら奔走する話。

文に書き起こすとたったこれだけの話だが、これがすごく面白い!

この映画を見ていて思ったのは、主人公視点のカメラワークが多用されていることだ。
>>続きを読む

トレインスポッティング(1996年製作の映画)

4.0

主人公の話は決して順風満帆なものではない。それでも、彼は作中で常に何かに向かって全力で突っ走っている。もうその姿を見ているだけで、この映画を見て良かった、という気にすらさせられる。笑

"人生を選べ"
>>続きを読む

ローマの休日(1953年製作の映画)

-

白黒の映画は見たことがなかったので少し心配だったが、そんなことはどうでも良くなるくらい楽しめた。
王女が宮殿を抜け出した場面やラストのアングルの面白さもあり、約2時間がとても短く感じられた。
どのシー
>>続きを読む

セッション(2014年製作の映画)

-

音楽で限りない高みを求め続けた2人の男の物語。
どこまでも真っ直ぐに音楽へ熱を注ぐ彼らの姿に終始魅せられた。
特にラスト10分間はとても美しく、心から高揚した。

インサイド・ヘッド(2015年製作の映画)

4.4

"アニメだから出来る表現"がこれでもかという程盛り込まれた作品。

ヨロコビだけでなくカナシミも時には必要な感情で、全ての感情がその人を司る必要不可欠な要素なのである、という当たり前ながら大切なメッセ
>>続きを読む

恋の罪(2011年製作の映画)

-

後半の潔いくらいぶっ壊れる感じは良かった。
うーんでも全体的にキャストの演技が胡散臭すぎる...
あえてなのかは知らないけど。

もらとりあむタマ子(2013年製作の映画)

-

あっちゃんの表情がいい。
映画は日常の一部を切り取ったものだということを改めて感じた。

ヒミズ(2011年製作の映画)

4.6

このレビューはネタバレを含みます

3月11日。なんだか無性に見たくなり、2回目の鑑賞。

この作品は、原作にはなかった「震災」という要素を色濃く提示しながら進んでいく。
当初は「原作は原作でしっかりストーリーが出来上がってるんだから、
>>続きを読む

モンスターズ・インク(2001年製作の映画)

3.9

子供向けと思って見ていたが、細部までしっかり練られていてとても楽しめた。
ドアの発想がとにかく素晴らしい。それに終わり方もすごく好き。
また、1番すごいと感じたのはNG集。他にはないような見せ方であり
>>続きを読む

愛のむきだし(2008年製作の映画)

4.5

様々な問題を抱えながら、もがきぶつかり合う人間たち。それら全ての共通項はただひとつ、愛。

非常に抽象的で映像化の難しいこの"愛"というテーマと真摯に向き合っている。ぶっとんでそれでいてリアルな映像、
>>続きを読む

50回目のファースト・キス(2004年製作の映画)

3.9

登場人物みんなが良い人で、世の中こういう人で溢れてたらいいのに、とか思ってしまった...笑

ハワイの雰囲気が素敵で、どのシーンもしっかり画になってた!
アダムサンドラーかっこいいなぁ。

おんなのこきらい(2014年製作の映画)

-

ダメだ。きつすぎる。
森川葵はかわいいけど、それ以上に後半は見ていられないほどきつかった。
映画自体は面白かったと思うがたぶんもう二度と見れない。無理。

マダガスカル3(2012年製作の映画)

3.9

これまで以上にブラックユーモア多めですごく面白かった!!
子供だけでなく大人も楽しめる作品だと思う。
次はペンギンズ見よう。笑

籠の中の乙女(2009年製作の映画)

-

根本的に全てが歪んでいる日常。

設定が面白いと思って見てみたものの、BGMもほぼなく、とても静かに事が進んでいく。2回くらい寝落ちした。
ハマる人はハマるんだろうなーといった感じ。作中に充満している
>>続きを読む

冷たい熱帯魚(2010年製作の映画)

4.2

ギリギリの状態でなんとか形を成していた家族が、いとも簡単に崩壊していく。

映像の熱量が半端なかったのと同時に、でんでんの演技力に圧倒された。

空気人形(2009年製作の映画)

4.1

冷たくて澄んでいる、ちょうど今くらいの時期に似た空気感の映画だと思った。

何かによって隙間を埋めて他者に依存して生きる。私たち人間と空気人形のどこに違いがあるだろうか。

物語の結末は決してハッピー
>>続きを読む

ソーシャル・ネットワーク(2010年製作の映画)

3.7

現在と過去を行き来するように場面が展開して行き、2時間という長さをそこまで感じさせない、飽きない作りになっていたと思う。

FacebookしかりNapsterしかり、設立のきっかけがあまりに些細なも
>>続きを読む

苦役列車(2012年製作の映画)

3.3

「友ナシ、金ナシ、女ナシ。この愛すべき、ろくでナシ。」

私はこのキャッチコピーを見て、ライトな希望溢れるストーリーを想定した。しかしそれは容赦なく裏切られた。

というのも、「愛すべき」と言える要素
>>続きを読む

嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん(2010年製作の映画)

3.2

原作を読んでないせいなんだと思うけど、映画だけではいまいち説明不足な場面もちらほら。

でも主演2人の演技はすごく良かったと思う。
ヒミズのときも思ったが、染谷将太は本心の見えない、不安定で掴みきれな
>>続きを読む

マダガスカル2(2008年製作の映画)

3.7

とにかく楽しい!
アレックス家族の話は不覚にも泣いてしまった。笑
「愛はすべてを超える」とか、要所要所で名言が飛び出すのもこの作品の好きなところ。

マルホランド・ドライブ(2001年製作の映画)

3.1

このレビューはネタバレを含みます

身構えていたほど難解ではなかった印象。

ダイアンは、自分の憧れであり理想の姿であり想い人でもあったカミーラを殺めるよう仕向けてしまった、何もかもうまくいかない現実から逃避するために妄想で理想の世界を
>>続きを読む

マダガスカル(2005年製作の映画)

3.8

最高に楽しい!
この作品は声優じゃなくて芸能人をキャストに抜擢してるけど、全く違和感を感じさせないほどに声当てが上手い。
それにキャラクターみんな、特にペンギンズがとにかくかわいい!
早く続きのシリー
>>続きを読む

ゼロ・グラビティ(2013年製作の映画)

2.8

展開が容易に想像できてしまい意外性がなかった。
また、画としてもずっと同じような宇宙空間なので動きが少なく、少し退屈してしまった。

これはやっぱり映画館でみることに大きな意味があったんだろうな、と思
>>続きを読む