かぼちゃさんの映画レビュー・感想・評価

かぼちゃ

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美しい星(2017年製作の映画)

4.0

TOHO川崎で観賞。

とても面白かったが、何がどう面白かったのかは上手く他人に説明できない、でも好き。

家族であるという事実だけがかろうじて繋ぎ止めている一家の面々が、それぞれの現実の上手くいかな
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夜明け告げるルーのうた(2017年製作の映画)

4.2

109シネマ二子玉川で観賞。

内面に問題を抱えた人と人ならざるものが出会い、交流を深めて行く一方でとんでもない騒動に巻き込まれていって…という王道なお話。

展開そのものは目新しいものではないがシー
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マンチェスター・バイ・ザ・シー(2016年製作の映画)

3.8

銀座シネスイッチで観賞。

自分が原因で取り返しのつかない惨事が起きてしまい、しかも公に罰してもらうこともできず、絶望に心を閉ざして生きる男と親を失い平常心と動揺を行ったり来たりする甥っ子の交流を描く
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ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス(2017年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

T-JOYプリンス品川で観賞。

前作はDVDで観て、これは劇場で観るべきだったと後悔したので公開後すぐに劇場へ。

今回の話は血縁を超えた親子、そしてチーム(家族)の絆がテーマ。

今回もノリノリの
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ノー・エスケープ 自由への国境(2015年製作の映画)

3.6

有楽町シャンテで観賞。

時節柄、トランプ批判を含んだ社会派な作品かと思っていたが、内容的には「ゼロ・グラビティ」+「ドント・ブリーズ」のような政治色は薄いサバイバル映画だった。

結構な人数が追跡者
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ムーンライト(2016年製作の映画)

3.7

TOHOシネマズ川崎で観賞。

アカデミー賞で作品賞を受賞したのだからさぞかし社会的なメッセージを持つ作品はのだろうと思ったが、この世界に生きる誰かの人生を垣間見るような作品だった。

シャロンは内向
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ゴースト・イン・ザ・シェル(2017年製作の映画)

3.0

川崎チネチッタで観賞。

私は押井守版とイノセンスとS.A.Cを観て深い考察や理解度はともかくとして結構楽しんだ程度のファン。

キャストや予告編から不安に感じていたものの、実際に観てみるとキャラクタ
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ゼロ・グラビティ(2013年製作の映画)

4.3

丸の内ピカデリーの爆音上映で観賞。

今まで見てきたどの映画より宇宙空間がリアルで、恐ろしいと感じさせるものだった。90分程と短い作品だが序盤の事故から最後の最後まで危機的状況に見舞われ続けるため、観
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ハードコア(2015年製作の映画)

3.3

T-JOYプリンス品川で観賞。

作品を一貫して主人公の視覚映像のみで進行するアクション映画。
感情移入するかは別としても、たしかに実際に自分がアクションしているかのような錯覚を味わえる作品だった。
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パッセンジャー(2016年製作の映画)

3.8

有楽町TOHO日劇で観賞。

宇宙船の中で120年間冬眠して新天地の惑星に行くはずなのにたった一人で途中で目覚めてしまった男のお話。

主人公は孤独に耐えきれなくて一般的なモラルからすれば絶対に許され
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お嬢さん(2016年製作の映画)

4.0

有楽町シャンテで観賞。

予告編からして性的な描写が多いのは分かっていたが、実際に見てみるとあまりに生々しく明け透けな映像で驚いた!
つい性描写の過激さに目が行きがちだが、異なる視点から物語を見せる脚
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サバイバルファミリー(2017年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

川崎チネチッタで観賞。

ある日突然にありとあらゆる電気がなくなってしまい、まったくテクノロジーやインフラが機能しない極限状況を普通の家族がサバイブするお話。

「オデッセイ」が、極限状況にたった一人
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グリーンルーム(2015年製作の映画)

3.8

109シネマズ川崎で観賞。

ネオナチの溜まり場となっていたライブハウスに出演したパンクバンドが偶然ネオナチたちの悪行を目撃してしまい、バンドを始末しようとするネオナチと楽屋に立て籠るメンバーたちの攻
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スノーデン(2016年製作の映画)

3.3

TOHOシネマズ川崎で観賞。

CIA職員だったエドワード・スノーデンが政府による世界中の通信傍受と監視の実態を告発し国外へ亡命した実話の映画。

日本にいると事件のあらましぐらいしか知らなかったが、
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パーマネント野ばら(2010年製作の映画)

4.3

田舎の港町で生きる女たちの日常風景。

主人公の周りにいるのは男関係が上手くいかない少し『痛い』女たち。主人公は『普通』な人に見えるので、周囲の人間の悲喜こもごもが滑稽なものに映るが、終盤で全てがひっ
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マグニフィセント・セブン(2016年製作の映画)

4.5

T-JOYプリンス品川で観賞。
この作品と同じフークワ監督・デンゼル主演の『イコライザー』が好きなので期待していたが期待以上に面白かった!

7人の仲間たちはそれぞれ過不足なく人物描写されており、見終
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ドクター・ストレンジ(2016年製作の映画)

3.5

T-JOYプリンス品川で観賞。

MCUシリーズについに魔術師が登場する導入としてのお話なので、他のアベンジャーズは出てこない。

この作品の魔術はテレポートのゲートを出現させる程度は基本レベルで、時
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ヒトラーの忘れもの(2015年製作の映画)

4.0

銀座シネスイッチで観賞。

いつ地雷が爆発するか分からない恐怖と子どもたちが劣悪な環境で命を危険に晒さなければならない理不尽さで観ている側も非常に苦しい心境になる。

地雷が爆発する瞬間(特に一発目)
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沈黙ーサイレンスー(2015年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

有楽町スカラ座で観賞。
江戸初期の日本へ渡ってきたポルトガルの神父が、日本の教徒たちが凄惨な迫害を受けている現実を前にして信仰を揺るがされるお話。

ロドリゴ神父は最終的に教徒を救うため棄教することを
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ザ・コンサルタント(2016年製作の映画)

3.8

T-ジョイプリンス品川で観賞。
主人公の裏稼業が凄腕の殺し屋という宣伝は少し違うかな?殺しのスキルも凄まじい会計士というのが正しい気がする。

主人公の人間性は基本的に善で社会生活を営んでいるが精神的
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マイ・インターン(2015年製作の映画)

4.0

この映画の魅力はなんといっても人生経験豊富でお茶目なシニアを演じるデニーロだと思う。
「メール消しに行こうぜ!」のくだりは楽しくて見てるこっちもニコニコしてしまうくらい好き。

シング・ストリート 未来へのうた(2016年製作の映画)

5.0

お話はご都合主義な点もあるが、それを差し引いても素晴らしい青春映画だった。

ラストシーンはコナーとラフィーナにとって新しい人生への船出となるのか、それともあの瞬間こそが絶頂になってしまうのかなどと登
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人魚姫(2016年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

錦糸町楽天地シネマで観賞。

ギャグあり、グロあり、恋愛あり、バトルありと色んな要素が山盛りかつテンポ良く話が進むので見ていて飽きない。
ただし悪役の連中が人魚を生け捕りにしたいのか全滅させたいのかよ
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何者(2016年製作の映画)

4.0

予告編を観たときは美男美女が恋愛しながら就活するテラスハウス的ないけすかない映画だと思っていたが、内容は予想と違っていた。

この映画は誰もが抱える自意識にまつわる痛々しさや七転八倒を描いている。つい
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マッドマックス 怒りのデス・ロード ブラック&クロームエディション(2015年製作の映画)

4.5

新宿ピカデリーで観賞。
オリジナル版は色彩の鮮烈さが魅力の一つだったが、モノクロ版では単に色彩が失われたわけではなかった。

モノクロになったことで、フュリオサが慟哭する場面や夜空のシーンはより映像と
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