銀座シネスイッチで観賞。
いつ地雷が爆発するか分からない恐怖と子どもたちが劣悪な環境で命を危険に晒さなければならない理不尽さで観ている側も非常に苦しい心境になる。
地雷が爆発する瞬間(特に一発目)は観ている側の予想から絶妙に外されていて、地雷という兵器の恐ろしさが上手く演出されていると思った。
軍曹殿と少年兵たちの交流が深まるシーンで登場人物たちに感情移入する分、後の展開が一層に悲しく切ない。
大人が撒いた地雷をその子どもたちが撤去しなければならないという構造は、ナチスに対する強烈な皮肉であると感じた。