Yuyaさんの映画レビュー・感想・評価 - 82ページ目

ドラフト・デイ(2014年製作の映画)

3.7

話の内容だけなら満点なくらいの スッキリ爽快な大逆転劇
スーパーボウルとかの華やかさの裏舞台で蠢く チーム幹部達の思惑が交錯する心理戦が なかなか興味深かった
まぁ 演出や場面転換がテレビドラマっぽか
>>続きを読む

白い沈黙(2014年製作の映画)

2.6

真っ白な雪以外の何処に"沈黙"があったっけ?
時系列のバラシや急展開のストーリーに集中させられがちだったけど 冷静に考えりゃ違和感だらけだったような…
完全犯罪っぽい余裕を醸し出してる割には ずさんに
>>続きを読む

キャビン(2011年製作の映画)

2.4

なんじゃ このアトラクション?
もうなんか いきなりネタバラシから入ってるくせに ゴールも意図も見えてこないって 斬新というか前衛的過ぎだったような…
ま こうゆう発想の転換を突き詰めて また新しいタ
>>続きを読む

堕天使のパスポート(2002年製作の映画)

2.6

ちょっと日本から浮世離れし過ぎて 現実味が湧かなかったのが正直なところ
でもやっぱ 移民問題とか他国への帰化を望む人の多い国や地域では これも1つの現実なんだろうなぁ
池袋の北口なんか歩けば ふと思う
>>続きを読む

悪い女(1998年製作の映画)

3.4

たまに思うんだけど "人生は綺麗事ばっかじゃない"ってガキんちょの頃からわかって狡猾に生きるのと 純潔と誠意を信じて少しずつ世界に幻滅してゆくのとって どっちが正しく幸せなんだろうか…
ま どっちにせ
>>続きを読む

少女は自転車にのって(2012年製作の映画)

3.4

サウジアラビアのイスラム教の少女のお話に言うのも変だけど これはなかなか"ROCK"な作品
宗教や制度 価値観によって 抑制された女性の地位においても 純粋で強かに自転車 すなわち"自由"を求め続ける
>>続きを読む

プールサイド・デイズ(2013年製作の映画)

3.9

モヤモヤしてた"ハンブン"大人なあの頃観てたら満点だったかもしれない名作
反発や抵抗だったり 独立心から知らない世界に飛び込んだり新たに出会ったり 認められたり金稼いで自信を持ったり おまけに海辺での
>>続きを読む

ロンゲスト・ライド(2015年製作の映画)

2.7

はい はい これまた原作ニコラス・スパークスね… 彼の映画化作品って ぜーんぶ美男美女のイチャつきジャケットなもんで ついつい敬遠しちゃいがちなんだよなぁ
本作も例に漏れず期待値は高くなかったけど 劇
>>続きを読む

メイジーの瞳(2012年製作の映画)

4.0

ちょっとドキッとさせられるのは 自分ももう十分に汚れた社会に染まってしまっていると分かってるからかな
大人の事情ってなもんに振り回されて どこまでも不遇な日々を強いられる彼女の純粋な眼差しが とても息
>>続きを読む

REC レック4 ワールドエンド(2014年製作の映画)

2.3

『2』では色濃い宗教観で『3』じゃてんで無関係な場面転換で 一気に興味を引き剥がされたシリーズも 完結編でやっとこさ彼女がカムバックしたのが せめてもの救い
しかし数時間後の割には どっと老けたなぁな
>>続きを読む

ゴーストバスターズ(2016年製作の映画)

3.5

シャキッとしないヒーローに キレの悪いギャグ それも全部褒め言葉に変えてしまえる いい加減なようでケッコー綿密に作り直されてる なかなかのリメイク
キャスティングをあべこべにしたり 小道具や建物といい
>>続きを読む

特捜部Q 檻の中の女(2013年製作の映画)

3.1

控えめながら男気ある相棒と アグレッシブに暴走する右京さん…なんて無意味な比較のひとつもしたくなるほど テンションの上がる秀逸なミステリーだった さすが北欧サスペンス 近年なかなかキテるのも頷ける >>続きを読む

悪霊喰(2003年製作の映画)

3.5

在りし日のヒース・レジャーの姿に 稀代の名優であり 何よりやっぱり本当にカッコ良かったんだって再確認できただけでも十分
序盤こそ宗教観の色濃さにおいてけぼり感があったものの ラブストーリーに感傷的にさ
>>続きを読む

アンビュランス/地獄の殺人救急車 狙われた金髪の美女(1990年製作の映画)

2.0

特大ファウルかなぁ
それなりにハラハラドキドキできて 当たりは良かったんだけど 観終わったらだいぶ打球が反れてたようなね
とにかくスカし方がえげつなかった 黒幕もその目論見も 恋の行方さえ 全部が"そ
>>続きを読む

狗神(2001年製作の映画)

2.8

朧げに艶かしくとも 畏怖を纏って狂気染みても 天海祐希はそのまんま天海祐希だった…だって時の流れさえ彼女を変える事ができてないじゃないか ホント変わらないなぁ
なんか祖母の箪笥の埃でも吸い込んでるよう
>>続きを読む

デュラン・デュラン:アンステージド(2011年製作の映画)

2.1

ぶっちゃけた話 視覚効果を全部無くしたかった
純粋にデュランデュランを観る為には リンチでない方が…いやいや やっぱりリンチがデュランデュランを撮る意義を 意地でも探し当てたいっ
全盛期をリアルタイム
>>続きを読む

ムルデカ 17805(2001年製作の映画)

2.2

知られざる史実を知るには良作 特に日本人としてはね
美談として ただ侵略の正当化の算段としてしまうには あまりに重すぎる内容で 映画として面白い面白くないを判断するのは非常に難しい…インドネシアという
>>続きを読む

ジャングル・ブック(2015年製作の映画)

2.9

さんざん謳われていたCG全開の宣伝文句が功を奏して そんな中でもあれだけ表情豊かな少年の演技力に魅入ってしまえる
まぁ内容はまとまり過ぎた美談なんで 複雑で汚れた社会を泳いでる大人の眼は 偏屈に穿って
>>続きを読む

LOFT ロフト(2005年製作の映画)

2.4

いや 怖いんだけどさ… 怖いより"ウザい"が勝っちゃって なんだかイライラするホラー
結局何がしたいのかハッキリしないくせに 映像や演出が美しくもあり 悲哀なラブストーリーまで絡んでくるから 全方向か
>>続きを読む

降霊 KOUREI(1999年製作の映画)

2.7

これって映画だったかなぁ…?
監督の以降の作品の 枝分かれ前みたいな根幹がわかるし 何より"ど"ストレートな恐怖に背筋が凍りっぱなしな作品
過失致死や刑事が絡んでる分 サスペンスの要素があって 監督作
>>続きを読む

ダイアリー・オブ・ザ・デッド(2007年製作の映画)

1.8

変化球ばっかで 自分の中じゃファーボール
別に無理して時代の波に乗らずとも 直球でいいのに ロメロ監督は…
相変わらずのんびり屋さんなゾンビが放つ 不気味さと 異形のグロテスクさの安定感だけが せめて
>>続きを読む

わたしに会うまでの1600キロ(2014年製作の映画)

3.7

いつからリース・ウィザースプーンは こうゆう良く言えば"体当たり" 悪く言えば"ヨゴレ役"キャラが板についてきたんだろう

道程のあらゆる障害や失敗と 愚かな過去の回想とのリンクのさせ方が もはや狡猾
>>続きを読む

マジック・イン・ムーンライト(2014年製作の映画)

2.9

熱心なウディ・アレンのファンじゃない自分には ユーモアもロマンスもちょうど良い塩梅だったかもしれないし 何よりコリン・ファースの偏屈で現実主義の皮肉屋っぷりが ウディそのものって感じで なんか清々しか>>続きを読む

シン・ゴジラ(2016年製作の映画)

5.0

紛れもなく "傑作"だった
『ゴジラ』はやはり日本人が生み出したものであり そしていつの時代にも日本人に警鐘を鳴らし続ける存在なのだと その雄叫びが強烈に誇示してるように聴こえた
これは決して懐古主義
>>続きを読む

ショート・ターム(2013年製作の映画)

4.5

大切で重いテーマを どうしてここまで軽快でいて優しく描けたのだろうか…って瞳を腫らしながら ただただ感心してしまった
少年のラップと少女の童話は 本当に胸が詰まる思いで 支え方や救う術なんてものを思わ
>>続きを読む

僕たちの家に帰ろう(2014年製作の映画)

4.1

良くも悪くも 中国って国の広さが伝わってくる
遥か地平まで続く大地の中で 人の営みはどこまで小さい存在なのだろう
そして急速なスピードで発展する国家の中で 置いてき忘れ去られてゆく民族の暮らしは ど
>>続きを読む

カリフォルニア・ダウン(2015年製作の映画)

1.7

面白くないけど 楽しい映画ってあるじゃん まさしくソレっ!
展開も結果も 誰もが余裕でわかっちゃってる上で どんだけ派手に壊れてどんだけハラハラできるかを 腕組みしながらやや上から目線で観ちゃうタイプ
>>続きを読む

ピラニア(1978年製作の映画)

2.0

B級ってワードは まさしくこうゆう映画の為にあるもの きっと作り手の誰もが名作に成り得ないと割り切ってるのが あらゆるシーンから理解できてしまう感じが潔い
特にコメントする事もないんだけど お色気が足
>>続きを読む

クリープショー(1982年製作の映画)

2.5

そりゃロメロでしょうよ そりゃキングでしょうよ 安全運転で正しい車線を走行してくれるホラー
音響然りタイミング然り いかにもっていうお化け屋敷な作品のオムニバスだけど ベタさとレトロさが なんか心地良
>>続きを読む

かたつむり(1966年製作の映画)

2.6

特典のコッチでちょっと安堵できたかも…少なくとも滑稽さを笑えるだけの余裕があったからかな
それでも『ファンタスティック〜』に繋がる異様な世界観の片鱗はみてとれるし たとえば"ほのぼの"とした1カットひ
>>続きを読む

ファンタスティック・プラネット(1973年製作の映画)

3.6

正直言って 反吐が出そうなくらいの嫌悪感に襲われ続け 気紛れに視点を反転させたら"自分の"っていうか"人間の"立ち位置がどっちかわからんようになって ゾッとした…その後 水槽の金魚と亀を見つめて 暫く>>続きを読む

五重搭(1944年製作の映画)

4.5

こうゆう傑作って 本当にある意味で"国宝"だと思ってしまう
いや もう見事って言葉しか浮かばないなぁ
戦時中っていう時代ゆえ 技術はもちろん その内容や描写にも 検閲による制限があっただろうに…それだ
>>続きを読む

(2006年製作の映画)

2.7

ホントさ この監督が描く死者はいつだって 何故にこうも陰湿かつ無差別的にアグレッシブなんだろうか…生者サイドに救いも手立てもないし 時には落ち度すらないのにっ!って 出川ばりに"ワイッ?"って両手を上>>続きを読む

家族ゲーム(1983年製作の映画)

3.9

狂気が平静を装うと 何処までもキリがない程に滑稽になってくるよなぁ
とにかく全員が全員 家族の一員の役割を担っていないっつー 究極の自己中な団欒が堪らなく面白かった
その虚栄の集合体の中心で 何かを引
>>続きを読む

ロスト・バケーション(2016年製作の映画)

3.2

限られた空間や設定で巧みに緊張感を生み出してきた作品は "ほぼほぼ"観てきたこの監督
でもってジョーズやらシャークの付くタイトルや 写ったジャケの映画も"ほぼほぼ"観てきたつもり…(流行りに肖って新語
>>続きを読む

アンフレンデッド(2015年製作の映画)

4.0

時事感にピッタリ照準を絞って アイディアをぶっ放した事で 超ピンポイントな世界の映画化を可能にしちゃったわけだよね…考えたなぁ

SNSに蔓延る安易な悪意と その依存症の人達の陰鬱な自己顕示欲 それら
>>続きを読む