みんなどうやって折り合いつけるのかな、古田新太がつぶやくタクシーの場面まで、折り合いのつけられないシーンがいくつも重なる。
随所に意外な斬新さあり。本当に笑って泣けた。ヒジュラが出てくる映画は初めてかも。素晴らしいシーンだった。
黒島某はかわいいけどこんなひどい映画に出るということは残念ながらそういうことよ。
ほどよいー。ニューヨークー。ウェスアンダーソンみたいー。
全体的にはさすがたむらまさきな安定感なんだが、特筆すべき場面は思い出せない。いかんせん何も起こらない意味深長さがムムム。
特に前半の小気味良く画面が変わるのは清々しい。スバルのレガシィが擬人化される場面面白かった。
3つか4つくらいのチャプター分けされてる映画を最近よく見る気がするけど
飽きないようにするためなのかな。脚本次第(そしてそれはとても練られているのだけれど)みたいな、釈然としない感じ。
これという場面は思い出せないけれど、ジャブだけでノックアウトされるような流麗な展開。そんな映画もあまりなくて感嘆の吐息。
最高にゴージャスな皮肉。この状況は子供の頃から何度も妄想してきた。
評判の良さもさもありなん。みんなで音を出した場面の感動は、アッサリした画風だからこそ、どうしても暑苦しくなる共感の胃もたれを中和し昇華させていた。
ウェスアンダーソンとかエドガー・ライトとかの風味は多少あるが、カレー風味の料理はあまり好きじゃない。
この映画のpassingは実際にあったことなのかわからないが、哀しい物語。それにつけても画面はとても洗練されている。
同じ場面を何回も繰り返して、種明かしをしていくといった手垢のついた方法ながら軸になっていてとても効果的だと思った。けれどなんじゃこりゃってなる場面はなかった。
スリリング。章を追うごとに主役がすっと移行していく語りの妙技。登場人物はみんな衝動的なのに1人だけ表情を崩さない少年がゾゾ。
穿った見方をしつつも後半好きになった。本人がかんとくしたらもっと愛憎塗れる感じになったのかも。
マッデイモンが出てるから見た、まあいろいろと物足りないけど、大きな顔している自分たちのことも少しは考える。ベトナム人の人素敵。
これで初めてハルベリー見てファンになった。タマホリ君。それくらいよ。
おばあちゃんの病気を隠しながら、家族が集まるために結婚式を行う。素敵な映画。もっと各人を掘り下げても面白い。エンドロールでふっと気持ちが上がる。
民芸品的魅力は、渥美清のキャラクターの醸すものかもしれないし、道行の楽しさのせいかもしれない。喜劇は優遇される。
素晴らしくて直後に見直した。最初の横顔から良い?ストッキングの伝線から突き倒すまで、赤ちゃんを見る高校生2人から最後の牛乳まで。グイッと。
ガチャガチャ勧善懲悪なのに退屈にならない。長い割に何のせいで長かったのか明確でない。もっとキャラクターの背景を盛り込めたのに。それやらないのがスッキリ。
いやまあ面白いですよ。たぐいまれですよ。。何度か鈴木清順と呟かざるを得ないですよ。
アーティストが監督や脚本を担当する映画は好きじゃないことが多い。それに、ミランダジュライの過去作はいまいちだったけれど、これはとっても良い。誰が見てもとっても良いのではないだろうか。
深夜に飲みながら流し見。正対して何度も見るような映画ではない。サムメンデス、次も期待しないよ。