バンドものなので、結成の場面やヒット曲ができる場面で「ジャージー・ボーイズ」の素晴らしさを思い浮かべてしまいエモ味を感じられなかった。
お母さんが風呂入った後に屋台のラーメンをとる場面が最高。息子のことがこのシーンで全部滲み出る。
こういう実直な人が政治の中心にいると良いんだろうなと思いかけて考え直す。朝生でも暑苦しく空回りしている印象。狡さや醜さを政治力とするのよりはマシか。
思っていたよりも随分感激した。もちろん本当のところは分からないけど、この映画は認知症の体験をかなり忠実に再現しているのではないか。しかも高いレベルの映画表現で。擬似体験した自分は何より不安で怖かった。
極めて映画的なモチーフを中心に据えながら、なんだか新しいものを見た気になる。車は走っていても止まっていても魅力的だった。3時間は長く感じなかったけど、必要な長さだったかというとそんなこともなく短いバー>>続きを読む
やり切れなさからのカタルシスはみんな想定していて、むしろそれを待望する後半、ベタベタなのにビシッとやられたのは、ソンガンホに何かがあったからだと言わざるを得ない。
絶対的にテロは悪なんだが、それに至る動機や背景を想像しようとするきっかけになった映画かもしれない。映画はそんなことばかり。
子供の頃ハラハラした場面や笑った場面が現役で通用する。インドの禍々しいイメージを植えつけられたのはこの映画だ。
ハリウッド大作で「推手」をやっている。アンリーについてもっと議論されるべきじゃないかな。
いやー格好の良いシーンがザクザクあった。訳のわからなさを繋ぎ止めてるのは画力に他ならない。横長のサイズで見ないともったいない。
ソナチネのリメイクということ?韓国のNetfl映画は期待というプレッシャーに負け気味な気がする。
子供の自然な演出とかにはケッて思うけれど、最後の父子が並んで歩くシーン。切り返しの。良い。
何か起こりそうな場面をこんなにスルーし続けるとは。恒松祐里は真田丸に出てた?ちょっと注目しよう。
何かに不満をぶつけるようにワイヤーで違和感出しまくるアクション。竹林の戦い面白い。
笑えるし考えさせられる。卓球のシーンと最後の電車追いかけるシーンはありがちなんだが不覚にも泣きそうになった。
どちらかと言うと良い意味で期待を裏切らなかった。ちゃんとシーンの積み重ねで物語が進んでひきこまれる。
チョンドヨンがまた子供が死んだ母役。セウォル号の事件は鮮明に覚えているし、積み重ねるシーンによる厚みもあったけど、最後は泣かせようとしすぎてなんか変な感じになってる。
おやおや今年一番かも。というのは最初の5分で感じていた。こういうのですよノマドランドにない大事なものは。まあ登場人物をリアルに想定すると、多分みんなトランピストだろうな。
いらんなと思う場面もあれどちゃんと面白い。リアルかどうかとか気にする人でも面白い。
最後はえっ?て感じだが、なにぶんアルモドバルの映画が好きみたい。ドラン的な魔法の手がある気がする。
1作目と監督同じだよな。どうしたんだ期待を返して欲しい。「カイジ」みたいになってるぞ。
未分化で散文的なシーンが重なって、論理とか正しさは必ずしも全うされない、人生ってそういうものだなという気にはなった。妙な長回しやスローモーションのせいで長くもあるが、見てしまうのは達者なバランス感覚の>>続きを読む
やや長いけれど、日本軍が占領していて云々とか主人公の心境の変化をできるだけ画面だけで表現しようとしていて魅力。何度もあった鏡や窓ガラスの反射を使った演出には都度垂涎。ラスト手前の車に飛び込む場面も鮮烈>>続きを読む