はさんの映画レビュー・感想・評価

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斬、(2018年製作の映画)

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戦う理由はなくとも誘われれば動乱にも参戦もするし、人を切ったことがなくとも切迫した状況で選択を迫られれば否応なしに人を切るしかなくなる
些細なきっかけがあれば簡単に平穏は脅かされる
喪失体験があれば十
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冷たい熱帯魚(2010年製作の映画)

3.8

全ての歯車が狂った状態で無理に体裁を保とうとすることは無謀
人生は痛いが最期に自分が信じた美しさを想いながら逝く事ができればそれでいいのではないか
自分だけの尺度で物事を測れば、少なくとも自分は幸福で
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たかが世界の終わり(2016年製作の映画)

3.8

理解されない事が問題なのではなく、理解しようとする姿勢を持たない事が問題なのだろうと思う
ただ、彼らが自身に対して理解をする姿勢を持たないのだと諦め切ってしまうのもなにか違うような気もする
聞く耳を持
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THE BATMAN-ザ・バットマンー(2022年製作の映画)

3.8

根本的な問題の解決が一切成されないけど、映画の体裁としていい話風に終わってしまう
前時代的なヒーロー作品の風刺に思えた
貧富の差は開いたまま平行線を維持し続け、悪の種が更に撒かれた状態ではあるんだけど
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イノセンス(2004年製作の映画)

3.5

人間の身体に縛られている以上、人間が知覚できるものに限ってのみ認知をすることが出来る
人形が自由意志を持つとしてもそれは同様であるだろうし、高次の存在も動物もそうなんだと思う
他の認知機関を持った存在
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GHOST IN THE SHELL 攻殻機動隊(1995年製作の映画)

3.5

高度に情報化された近未来世界においては、自己を制約する肉体から解放される事でより高次の情報を得ることが可能になる
その際に自己同一性も失うことになるけど、自己を規定するものは記憶でも肉体でも意識でもな
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マンチェスター・バイ・ザ・シー(2016年製作の映画)

3.5

対話場面において必要なことは言語的処理を介したコミュニケーションだけではないし、非言語的コミュニケーションだけでもない
そのどちらもが十分に執り行われなければ訴えたい内容は互いに理解し難いものになるん
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ストーカー(1979年製作の映画)

3.5

救済でもなんでもなくて、ただ受容する話なのではないかと思いました。
人生は苦しいものであるという前提ありきで、無我の救いの手を差し伸べようとするストーカー。
神秘主義的に真理を追求して解脱しようとする
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佐々木、イン、マイマイン(2020年製作の映画)

3.8

腹の底では何を思ってるかなんて分からないけど、それでも明るく振る舞えれば魅力となって人を惹きつけるのだろうなと感じる
諸々のしんどさを受け入れて、滑稽を演じる人を客観視した時の痛々しさに気付けるかどう
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君が生きた証(2014年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

人殺しが書いた歌、よほど良いものでない限り感動なんて出来るわけもなく、ただ胸糞悪さと不気味さが残りました。

アメリカン・アニマルズ(2018年製作の映画)

3.5

なんかこれ等身大の人生って感じがしてほんとやだな(すき)

ゴッドファーザー(1972年製作の映画)

3.8

めちゃくちゃ面白いなこれ
何が面白いとかは一切分からないけど永遠に観れる気がしたな
テンポがいいかどうかは分からないけど3時間あっても冗長さを感じなかった
感想が全く書けないけどなんかめっちゃ面白かっ
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ファイブ・イージー・ピーセス(1970年製作の映画)

3.5

養育環境は悪くなく、順当に成長していれば、成功を掴めていたけれど、どこかで道を違えてしまったばかりに中途半端な人間になることってあるよね
過去を悔やんだところでもう後戻りは出来ないし、未来を変えように
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狼たちの午後(1975年製作の映画)

3.5

この映画は銀行強盗のお話だけど、計画が稚拙で仲間も間抜け、強盗の動機も善意や親切心が根底にあるので憎めない
というかむしろ応援したくなっちゃう
下層社会の住人が社会に牙を剥く構図を野次馬する奴らの性根
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セルピコ(1973年製作の映画)

3.5

汚職と腐敗に染まった警察組織で己の正義を貫き、改革を願う反体制の縮図みたいな映画だった
正義感を振りかざして正論で殴ることって理想で言えば正しいけど、現実で言えば逆にこちら側が糾弾されちゃうのってある
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スケアクロウ(1973年製作の映画)

3.7

繊細で道化師のような一面を持つ男と短気で無愛想な大男のブロマンスが最高でしたね
不器用さくらいしか接点のない2人が親密になって信用していく過程が良かったな
何気ない動作にも意図が絡んでいる様に見えたの
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