Pandanoさんの映画レビュー・感想・評価 - 9ページ目

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帰れない二人(2018年製作の映画)

3.7

中国って本当に何もかも大きいんだな・・・・。
川、広場、建物、鉄道の旅。
その中で時代は変貌していくけれど、人間関係や感情はきっと変わらないか、と。男は不器用だし、肝の据わった女は強い。
監督の描きた
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ディリリとパリの時間旅行(2018年製作の映画)

3.6

ガブリエル・ヤーレの音楽ということで劇場へ。
「パリの~」というくくりがあるせいか、彼オリジナルの音楽というのとは少し離れているような気がして残念。
背景が実写かと思うほどの美しさ!
パリって本当に芸
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大菩薩峠(1960年製作の映画)

4.0

市川雷蔵祭りにて3部作鑑賞、まとめてここへレビュー。
改めて「祭り」のラインナップを見渡すと、これまで雷蔵さんの作品は結構見ていると認識。重い役から軽いものまでこなす!
この机竜之介に漂う虚無感がすご
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ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド(2019年製作の映画)

3.8

昔々ハリウッドでこんなことがありましたとさ・・・

と、わりにのんびり見ていたら、最後にタランティーノの映画だったと思い出させたね。
ブラピもディカプリオもやはり超一流と改めて認識しました。
リック・
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ロケットマン(2019年製作の映画)

4.0

エルトン!よくぞ生き延びてくれた。

これまであまりエルトン・ジョンに深入りせずにきたので、王立院学院卒とは知らなかった。
彼が成長していく、遊園地のシーンがとても良くて、「これはボヘミアン超えか・・
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あなたの名前を呼べたなら(2018年製作の映画)

3.7

画面からインドの匂いがするようだった。
なぜだろう?ほとんど高級なマンションの室内での場面なのに。
美しいサリーと、料理の場面が多いからかな。
「未亡人となったら人生終わり」などという因習は早く変わっ
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世界の涯ての鼓動(2017年製作の映画)

3.4

J.マカヴォイ目当てでした・・・最近怖い映画への出演が多く、見ていないから。
ヴェンダースという期待があまりなかったので、ラブストーリーのつもりで見ていくと、イスラム過激派や生命の神秘についての深海の
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ニューヨーク公共図書館 エクス・リブリス(2016年製作の映画)

4.0

ドキュメンタリーを見ていると、ナレーションなどで説明をする作りが多いけれど、ワイズマンはナレーション一切なし。
丁寧に場面を並べていくことにより、見る側が考え、判断する。
でも、その素材を取材し編集し
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ゴールデン・リバー(2018年製作の映画)

-

記録
アレクサンドル・デスプラ!♪最高
ラストに拍子抜け。

さらば愛しきアウトロー(2018年製作の映画)

3.8

「運び屋」のレビューに、レッドフォードの皺よりもイーストウッドの皺の方が素敵?のようなことを書いたのだけど、撤回。レッドフォードのお顔もちゃんと人生を歩んできた顔でした。
デヴィット・ロウリーの前作が
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ワイルドライフ(2018年製作の映画)

3.8

まだまだ人生迷い中の30代両親。
過ぎてみれば若さゆえ、とわかるけれど、渦中にいる時はただ必死に生き方を探している状態。
子供の方がクールな目で大人を捉えることは多々あると思うけれど、そんな目線で語ら
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COLD WAR あの歌、2つの心(2018年製作の映画)

4.4

主題歌の「2つの心」は最初に素朴な民謡で、次にはポーランドの民族舞踊と共に国を代表する芸術として、最後にパリでの自由なジャズで演奏される。ズーラとヴィクトルの関係がそのまま音楽に反映される重要な役目を>>続きを読む

スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム(2019年製作の映画)

3.9

エンドゲームの高揚感を失わないうちに~と映画館へ。
コミックも未読で、予備知識もなく見ていくと・・・危ない危ない、ジェイク・ギレンホールに騙された。
ジェイクがパブで祝杯を挙げるシーン、ぞくぞくした!
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アベンジャーズ/エンドゲーム(2019年製作の映画)

4.1

劇場に滑りこみセーフ。
ほぼ満席と思われる劇場に、クライマックスの場面ではすすり泣く観客が多数。みんな愛していたのね。
ここまでの「エンドゲームへの道」でたくさん見逃しているので、そこを辿ってからもう
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アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー(2018年製作の映画)

4.0

アベンジャーズ・エンドゲームへの道⑨
主人公たちが数グループに散らばって行動するため、やや混乱することもあったものの、落ち着いて見ていくと最後に納得の結集となり、さすが。
それぞれ単独の作品を持ってい
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マイティ・ソー ダーク・ワールド(2013年製作の映画)

3.5

アベンジャーズ・エンドゲームへの道⑦
ロキの扱いに戸惑っていてはいけないとは思いつつ・・いなくなるとさみしいからね。
アンソニー・ホプキンスもレネ・ルッソも美しいなあ。ずっと役者を続けてきた人の余裕と
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アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン(2015年製作の映画)

3.8

アベンジャーズ・エンドゲームへの道⑧
次から次へといろんなことが起こり、あっという間の141分・・・。
双子がX-MENと理解するまで時間がかかってしまったのが、乗り切れなかった原因か。
戦いも何もか
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アベンジャーズ(2012年製作の映画)

3.9

アベンジャーズ・エンドゲームへの道⑥
スーパーヒーロー達が集まり、それぞれの個性や考えがぶつかり合うことで、さらに一人一人の性格が際立っていく。

お祭りみたいなものだろうと思っていたけれど、さらに続
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キャプテン・アメリカ ザ・ファースト・アベンジャー(2011年製作の映画)

3.6

アベンジャーズ・エンドゲームへの道⑤
コミックに初登場したのが1941年とのこと。まさに第2次世界大戦中。
その頃に登場したキャプテン・アメリカを、トランプが大統領となった現代に見るのはやや違和感があ
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RBG 最強の85才(2018年製作の映画)

3.8

「ビリーブ」に続きルース・ベイダー・ギンスバーグのドキュメンタリーを見る。
選挙の時に判事についての審査があるのはわかっていたけれど、誰ひとり顔も名前も知っていたことはなかった。
アメリカではこんなふ
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ホワイト・クロウ 伝説のダンサー(2018年製作の映画)

3.3

ヌレエフを主人公にレイフ・ファインズが撮ったということで期待していったのですが・・。
ヌレエフの何を描きたかったか??
天才で気難しいところ?
ソ連では自由な芸術表現が困難だったこと?

私の中でヌレ
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マイティ・ソー(2011年製作の映画)

4.0

アベンジャーズ・エンドゲームへの道④
ケネス・ブラナーが監督という贔屓目もあるのか、人間臭い神々のドロドロ感情ドラマが面白い!
クリス・ヘムズワース始め適材適所で、トム・ヒドルストンもこの役にぴったり
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幸福なラザロ(2018年製作の映画)

3.9

ラザロは純粋無垢で善人。
美しいイタリアの田舎で小作人のようにして暮らしている人々は、貧しくも地に根の張った暮らしをしていた。
動物も植物もラザロも美しい。

しかし、訳あって都会に移されると、スラム
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インクレディブル・ハルク(2008年製作の映画)

3.7

アベンジャーズ・エンドゲームへの道③
アイアンマンにも書いたけれど、エドワード・ノートン始め、役者がしっかりしているから説得力があって楽しい。
ティム・ロスは時々チンピラにしか見えない時があり⁉︎、も
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バイス(2018年製作の映画)

3.8

以前は日本の新聞にも、いわゆる《風刺漫画》みたいなものが載っていたけれど、最近目にしなくなったなあ。
政治家を揶揄するなんて,漫画もテレビのコメディ番組でもほぼ見当たらず。今回のトランプの来日など、い
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ビューティフル・ボーイ(2018年製作の映画)

3.7

ティモシー・シャラメとスティーヴ・カレルをキャスティングできた時点で完成度が予測できただろうな。
この二人ともなるべく作品を見逃さないようにしているけど、今回も説得力のある演技、特にシャラメ君は本当に
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キャプテン・マーベル(2019年製作の映画)

3.8

アベンジャーズ・エンドゲームへの道②
まったく予備知識も入れずに行ったので、ジュード・ロウとアネット・ベニングに心ときめく。
自分が何者か悩むブリー・ラーソンのふくれっ面がかわいいし、やけに哀愁のある
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アイアンマン(2008年製作の映画)

4.0

アベンジャーズ・エンドゲームへの道①
アイアンマン以外はスルーしてきたMCUリーズもエンドゲーム公開まで来てしまったので、遅ればせながらかいつまんでおさらい開始。
10年ぶりに見たけれど、なるほど、こ
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ブラック・クランズマン(2018年製作の映画)

3.7

潜入捜査って見ているこちらもドキドキするし、KKKの無能さを馬鹿にしている演出が、いつか手痛い反撃をくらう伏線か?といらぬ心配までして、疲れた・・・。
音楽かっこいい!アフロかわいい!アダム・ドライバ
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ビリーブ 未来への大逆転(2018年製作の映画)

3.8

近頃は、私の周囲にも親御さんを退職後の男性が看ている例がたくさんある。
時代は変わっていく。RBGの娘が変わっていくように。
法律家とは、人間の生き方が快適なものになるように社会を整えていく仕事なんだ
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マイ・ブックショップ(2017年製作の映画)

3.7

エミリー・モーティマーとビル・ナイは以前から好きなので、キャストに大満足。はかなげで、知的な二人が海岸で寄り添っていくシーンは素敵。
ビル・ナイは倒れている姿までも美しかった。

少女のピンクのカーデ
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バーニング 劇場版(2018年製作の映画)

3.9

芸術家とは、今生きている時代の空気を作品に取り入れて、世の中の問題をあぶり出すことができる人たちなんだ・・・と改めて思う。
NHKでのテレビ版を見逃してしまい、残念。

ヴィクトリア女王 最期の秘密(2017年製作の映画)

3.8

女王も人間。人間には人間の温かさが必要なんだな。
一人で気ままに行動することなど到底許されない女王という地位。着替えも一人ではさせてもらえず、毎日のように宴会とご馳走・・・。重労働を越えて拷問だわ。
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ブレイズ(1989年製作の映画)

3.4

ポール・ニューマン目当て。
アメリカでは実在の名物知事だったそうだが、そのあたり現代の日本人としてはよくわからず残念。
ポール・ニューマンは多くのアウトローも魅力的に演じた役者だけど、今回は少し豪放磊
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ROMA/ローマ(2018年製作の映画)

4.3

小説でも映画でも、多数の作家たちが自分の子供時代についての作品を発表してきたが、その時には理由がわからなかった事件を、人の痛みを知る大人になってから思いやりと愛情をもって芸術として表現できるのは素晴ら>>続きを読む

運び屋(2018年製作の映画)

3.9

クリント・イーストウッドのしわしわとロバート・レッドフォードのしわしわは何が違うのか・・??
老いても大スクリーンに耐えうる皺になるのは、美形には難しい?

年を重ねていくにつれ、図々しくなることが許
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