Marikoさんの映画レビュー・感想・評価 - 10ページ目

Mariko

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記憶にございません!(2019年製作の映画)

3.7

三谷作品(映画)としては久々におもしろかった!

三谷さんの得意技のひとつとして
「〜のふりをする役者」
(勝手に三谷幸喜のプリテンドもの、と名付けている(笑))
っていうのがあって、佐藤浩市・役所広
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雨に唄えば(1952年製作の映画)

5.0

レビューしてなかったシリーズその2。

コレがあまりに好き過ぎて
一時期タップダンスを始めたくらい
(楽しかったけど、センスなくて2年位でやめた(笑))。

ジーン・ケリーは結構な数の作品を観てるけど
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ティファニーで朝食を(1961年製作の映画)

4.4

Filmarks最初期にスコアだけつけたけどレビュー書いてなかったのを再ログ。
いろんな方がレビューする度に「レビューしてないけど」って断り書きしてからコメントしてたので(笑)。

子供の頃観た時はピ
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迷子の警察音楽隊(2007年製作の映画)

4.0

アラビア語とヘブライ語の区別すら皆目つかないけれど
そもそも台詞云々より
絶妙に間の悪い感じと魅力的な画角だけでもいい感じなので、
もはやわからなくても全く差し支えないと言っても過言ではない。

警察
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ノッティングヒルの恋人(1999年製作の映画)

3.9

実は初見。

ヒュー・グラントだからなんとなく納得しちゃってるけど、
大女優がサエない書店主のどこに魅かれるのよ?
なんてずっと思っちゃって
ああ、これだから私はラブコメ観るに値しないんだよ、、、
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ブラックブック(2006年製作の映画)

4.6

冒頭、イスラエルのキブツで始まった時は、この中に主人公がいるのかさえわからず観てたんだけど「この女性どっかで観たことあるよなあ…」と思ったその人が主人公で、そこからは彼女の回想に。
しばし観てるうちに
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ロスト・エモーション(2015年製作の映画)

3.4

極端に統制されたディストピア系の最高峰といえば
『ガタカ』に間違いないと思っているんだけど、
今作の映像的な描き方は、かなりあれに倣っている感。
撮影に使われたという日本の各種建築物のクールさも手伝っ
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ジャン=ポール・ベルモンドの 恐怖に襲われた街(1973年製作の映画)

3.5

ゴダールにまったくハマれなかった私、
JPベルモンドの何たるかを語る資格はゼロだと思うんだけど
『ダンケルク』(WEEK-END A ZUYDCOOTE の方)で
かなりイイ感じに記憶されてたので、行
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ディープ・インパクト(1998年製作の映画)

3.0

主人公が誰と特定できず
多くの人物にスポットが当たるタイプ、は割と好きなんだけど
いずれも描き方がうっすいので全く感動しない。

若きイライジャがおたおたしてる時に
" Mr.Frodo! I'll
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地獄の黙示録・特別完全版(2001年製作の映画)

-

少し前に『映画音響の世界』と『ロード・ジム』を観て以来
『地獄の黙示録』を改めて観たいと思っていた。

前者は、音効を語るのに『地獄の黙示録』に
かなりの時間を割いていて
久々にあの映像と共に聴いたワ
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レッド・オクトーバーを追え!(1990年製作の映画)

3.9

流石テレ東、絶妙のタイミング(たぶん偶然)で放映してくれてた!
それなりにカットされてたと思うけど、
私の記憶が定かじゃないこともあって(汗)
そんなに悪くなかった(笑)

それよりこれ、ショーン・コ
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希望の灯り(2018年製作の映画)

4.2

このあいだ観た『お名前はアドルフ?』とは
あらゆる面で対照的な映画だった。
特に、全編で語られる台詞の語数で言うと、
こちらが10分の1くらい(笑)ではないかと。

大型の会員制スーパーマーケットが舞
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007 ロシアより愛をこめて/007 危機一発(1963年製作の映画)

5.0

はああああ
観はじめて、結構久しぶりなことに気がついた。

数ある007シリーズ中、
誰がなんといおうとジェームズ・ボンドといえばショーン・コネリー。
その中でも、ベストは今作
"FROM RUSSI
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お名前はアドルフ?(2018年製作の映画)

4.0

原題は Der Vorname(お名前=英語でいうところのファーストネーム)。
子供につけようとした名前がまさかの「アドルフ」、っていうのはほんのマクラでここからあれよあれよと話は転がり出して、家族+
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アラビアの女王 愛と宿命の日々(2014年製作の映画)

3.0

何度も寝そうになったのを、その度にラクダの咆哮に救われた(笑)
白いラクダちゃん達、かわいすぎる…

エンドクレジットの前にテロップで出る「ベドウィンを理解した唯一の異邦人」。ガートルード・ベルがいか
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ジェームス・ブラウン 最高の魂を持つ男(2014年製作の映画)

-

チャドの演技は掛け値なしで素晴らしいと思うし、
特にライブとリハのシーンが物凄くよくできている(リズム感と身体能力!)ので
もしこれを「陛下」を知る前に観ていたら
うわこの役者凄いな誰? ってなってい
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善き人のためのソナタ(2006年製作の映画)

5.0

先日観た『ある画家の数奇な運命』の監督のデビュー作がこの『善き人のためのソナタ』だったと知り、実は長年気になりながらも、また後味悪い系の重いヤツだろうと思って観ていなかったのだけど、俄然観る気になって>>続きを読む

ウイスキーと2人の花嫁(2016年製作の映画)

3.6

第二次大戦下
スコットランドの小さな島で、命より大切なウイスキーが
手に入らなくなってしまってさあ大変、というおはなし。

普通だったら緊迫感が漂いそうな場面でも
だいたいのどかな空気なのがいい感じ。
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ある画家の数奇な運命(2018年製作の映画)

4.2

知らずに観たら、ゲルハルト・リヒターをモデルにした話で、
但し本人が、映画化にあたって何が真実で何がフィクションか
は明かさない、を条件にしたとのことで
かなりフィクション入ってると思われ。
キーワー
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マーシャル 法廷を変えた男(2017年製作の映画)

3.7

作品自体は、もう少していねいに描いてくれたらかなりの名作になったと思われるところがちょっと惜しいけれど、陛下の追悼(少し時間をおいた何度目かの)として鑑賞するに十分な佳作。

もっとこういうチャドを観
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はじめてのおもてなし(2016年製作の映画)

3.4

ドイツの難民受け入れを主軸に、家族の面々が抱える「現代においてかなり普遍的」な問題を真剣に、しかしコミカルかつシニカルに描いていて、それぞれに「いるいる、こいつヤバいよなあ」と思いつつ同時に全員に対し>>続きを読む

おしゃれ泥棒(1966年製作の映画)

5.0

昼間BSでやってたので(今日は観てないけど、何度観たかわからない...)再ログ。

オードリー・ヘップバーンとピーター・オトゥールの洒落すぎてるラブ・コメディ。
基本、ストーリー重視の私が「ストーリー
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ナショナル・シアター・ライヴ 2020 「プレゼント・ラフター」(2019年製作の映画)

-

アンドリュー・スコット主演のNTLのコメディがイギリスで大人気
っていうのは以前から気になっていたんだけど
“PRIDE”(邦題『パレードへようこそ』)の監督が手がけたと知って
ますます(日本で「映画
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ちいさな独裁者(2017年製作の映画)

4.0

終戦直前敗色濃厚のドイツで、脱走兵の青年(少年といってもいい出立ち)がたまたまみつけた将校の軍服を纏ってみて「瓢箪からコマ」のように大尉(Der Hauptmann(これが原題))と誤解され、すっかり>>続きを読む

TENET テネット(2020年製作の映画)

4.5

諸事情あり、遅ればせながらもちろんIMAXにて鑑賞。スコアは暫定。

2時間半がアッという間だったなあ。
冒頭しばらく「どういうこと…」と戸惑いつつも途中からわかってきて、終わってみたら「ストーリーの
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バニー・レークは行方不明(1965年製作の映画)

4.1

よく知らずに観たんだけど
オープニングタイトルがめちゃめちゃカッコいいと思ったら
やっぱり!のソール・バス。
実は結構カルトな人気を誇るらしい1965年作モノクロのサスペンス。
1965年、というと
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マスター・アンド・コマンダー(2003年製作の映画)

4.2

19世紀初頭の英海軍帆船もの。
船内のシーンが大半なので、場面の変化が少なくて艦船ものとしては、案外地味。

ストーリーの主体は、ラッセル・クロウ演じる艦長の統率力なんだけど
軍医であり親友であるドク
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ウィンストン・チャーチル /ヒトラーから世界を救った男(2017年製作の映画)

3.7

最初っからクリップしていた割に2年遅れての鑑賞。
ゲイリー・オールドマン(知らなかったら彼とは判らない)が演ると、
チャーチルがこんなにチャーミングになるのか!と驚いた。

『ダンケルク 』を無条件で
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クリムゾン・ピーク(2015年製作の映画)

3.1

映像美術衣装は4点
ストーリーと演出は2点(これホントにデルトロ?)
そして
クラシカルな衣装が世界一似合って身のこなしが優美で
声と話し方がエレガントで服の脱ぎ方がセクシーで
とにかく美し過ぎるトム
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沈黙ーサイレンスー(2015年製作の映画)

-

公開以来の再鑑賞。
初見時にもどうしたものやら、、と感じていたことが
まったく変わらないので一応記録として。

信仰心に乏しく、無宗教
ましてキリスト教の理解などないに等しく
ヨーロッパ文化を理解する
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メイキング・オブ・モータウン(2019年製作の映画)

-

モータウンの創設者ベリー・ゴーディが
いかに多才かつ偉大、そして魅力に溢れる人物かをあらためて描き、
自動車産業の街デトロイトで
「人は車ではない」という言葉にたどり着くまでの道のりを描いた
素晴らし
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ネバダ・スミス(1966年製作の映画)

2.7

ストーリーは、ひたすらに一途な復讐劇で
(展開としては結構イベントも登場人物も多く、散らかり気味)
それ自体はまあまあ普通。

ただ、この作品の最大にして決定的な瑕疵は
主人公マックスが、誰からも '
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探偵物語(1983年製作の映画)

-

ちょっと前に『時をかける少女』観た時にも思ったけど
確信した。
ついに80年代の邦画を恥ずかしいとかそういう感覚ナシ
(実際には若干アリ(笑))で観られる時代が
(私に)やってきたのだ、と。

この際
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イルカの日(1973年製作の映画)

3.0

子供の頃観てものすごく感動した記憶があるんだけど...

高い知能を持つイルカに人間の言語を教える研究をする動物学者
それを政治的陰謀に利用しようとするテロ組織
このプロットは面白い。

「人間は、悪
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グッバイ、リチャード!(2018年製作の映画)

3.3

惜しい、いろいろ惜しい。

余命宣告された大学の英文学教授
をジョニー・デップがやる っていうだけで興味をそそられて鑑賞、
冒頭は「これはイケる!」と期待甚大だったけど...

場面場面では物凄くいい
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ウォルター少年と、夏の休日(2003年製作の映画)

4.0

夏の終わりに観るのにこんなにピッタリな映画もそうないかも。

孤独な少年とひねくれた老人が心を通わせる、
という話はよくあるけど、これはおじさんたち(老兄弟)で、
それがマイケル・ケインとロバート・デ
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