Marikoさんの映画レビュー・感想・評価 - 6ページ目

Mariko

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プルートで朝食を(2005年製作の映画)

4.3

性同一性障害を持つ男を追うストーリーを細かい章立てにして描いているので、まあ癖がないと言ったらウソになる。けれど、気づいたらその主人公を応援している、のはキリアン・マーフィーだからというのも大きいかも>>続きを読む

FRANK ーフランクー(2014年製作の映画)

4.5

コメディタッチなのかと思いきや、才能って何、ポピュラリティって何、普通って何、人間って何 という物凄いところをえぐってくるやつ。

音楽映画の体を借りてはいるけれど、たまたまバンドという形で表現してい
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LOGAN ローガン(2017年製作の映画)

4.6

ちょ、これ本当に『ウルヴァリンーSAMURAI』と同じ監督?!しかも『フォードvsフェラーリ』も、となるとサムライが何かの間違いか気の迷いだったんだろう(汗)としか思えないんだけど。そのくらいの素晴ら>>続きを読む

X-MEN:ダーク・フェニックス(2019年製作の映画)

3.1

冒頭から、歴史改変して、政府と仲良しになって民衆からはアイドル視されて「世界のウルトラ警備隊」(笑)みたいになったX-MEN見てるだけでかなりトーンダウン。

とにかく、観てるあいだじゅう「あれ?これ
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X-MEN:アポカリプス(2016年製作の映画)

3.5

'アポカリプス'が凄いんだかそうでもないんだか、なんか仰々しいっぽい笑んだけど今ひとつよくわからなかったことで全体が釈然としない感はちょっとあったなー。
で、そのアポカリプスがオスカー・アイザックだっ
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X-MEN:フューチャー&パスト(2014年製作の映画)

3.9

これも前に観てたけど、その時はシリーズのおさらいとか全然しないで観たので何がなんだかよくわからなかった、のに比べると集中復習してる今回はいろいろ腑に落ちて、まるで別の作品を観たかのような充実ぶり!>>続きを読む

ウルヴァリン: SAMURAI(2013年製作の映画)

2.8

真面目に観るモノじゃないよね、とハナっからそう思ってたのでごはん食べながら横目で観たけど「思ってたよりは」マトモだったかも。

「ガイジン」が考える日本的なもの、サムライ・ニンジャ・ヤクザに加えて現代
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X-MEN:ファースト・ジェネレーション(2011年製作の映画)

4.3

実はこれも以前に観てたけど、3作続けて観た後に観ると 格 段 に 面白い!!!脚本がよくできていて、エリックとチャールズの出自も、ここから新たに登場するキャラクターたちもとても丁寧に描かれてるので、全>>続きを読む

ウルヴァリン:X-MEN ZERO(2009年製作の映画)

3.8

X-MEN一気におさらい企画継続中。

ローガンの出自を知る物語としてコンパクトにまとまってた。特に冒頭の南北戦争から両のWW、ベトナム戦争を駆け足で見せるのが、100年超を生きてきた姿の上手い表現だ
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X-MEN:ファイナル ディシジョン(2006年製作の映画)

2.5

なぜ突然ここまで雑になった?!
主要キャラ(だと思ってた人)は簡単に死んじゃうし、新キャラがじゃんじゃん投入されるけどよく説明されないし存在意義よくわかんないし、みたいなのが多過ぎて。そして生き返った
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X-MEN2(2003年製作の映画)

3.8

これは記憶にない。観てないのかな…でも安定の面白さ!
ナイトクロウラーいいし、アクションは1作目より格段にスケールアップしてるし。あとはやっぱりマグニートーの存在に尽きる。そして、この名前を言うたびに
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X-メン(2000年製作の映画)

3.5

Moiaiちゃんに影響されて、X-MENを一気に復習しよう企画!

いや観はじめてすぐに、えっ私これ観るの「少なくとも」3回目?と思ったのは、その瞬間、以前に「あ、私これ観るの二度目だ」と思った記憶が
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ニューヨーク 親切なロシア料理店(2019年製作の映画)

2.9

ううむ...
とにかく主人公にまっったく共感できずに終わった115分。途中で思わず説教しに行きたくなった💦

登場人物がどんどん増えてくるんだけど、大好きなビル・ナイもケイレブくんもその存在としては素
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小さな恋のメロディ(1971年製作の映画)

3.6

たぶん小学生の頃に観て以来、ではないかな。実はそんなに思い入れがあったわけではないので、ここまで観る機会を得なかった。
映画と関係ないところでもその印象的な映像を観ていたからか、ラストシーンをはじめ記
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ライトハウス(2019年製作の映画)

4.2

カテゴリーにはホラーとあったけれど、これホラーなんだ?まあホラーって何よ、と言われると曖昧なイメージでしかないんだけど。

ストーリーは(最後まで観てみると)実は案外シンプルに思えて、外界から隔てられ
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花束みたいな恋をした(2021年製作の映画)

1.5

何一つ心の琴線に触れなかった。
すべてが(すべての描き方が)ちぐはぐというか中途半端であるがゆえに、結構ディープな嗜好の二人が出会いそのシンクロニシティに感動するというプロセスがものすごく薄っぺらに見
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酔いどれ天使(1948年製作の映画)

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近年黒澤映画の音声もリマスターでずいぶん聞きやすくなっているものが多いので、これはどうかなと思って観てみたら、これは昔観た時の印象とあまり変わらない。
英語作品を字幕なしで観てるのと同じくらいかそれ以
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マーフィの戦い(1971年製作の映画)

4.0

これは戦争映画の迫力あるアクションや緊迫した潜水艦ものを期待して観るものではなくて、狂気に駆られた男とその男が操縦する哨戒機が南米のジャングルの上を飛ぶ姿を愛でるもので、その表情(というより瞳)に狂気>>続きを読む

薬の神じゃない!(2018年製作の映画)

4.2

タイトルとジャケからはそんなに期待していなかったけれど、いろんな方が口々に「おもしろい!」とレビューしていたので鑑賞…したところ、納得のおもしろさ!中国映画ほとんど観たことないのだけど、このエネルギー>>続きを読む

僕とカミンスキーの旅(2015年製作の映画)

3.9

高慢な美術評論家と食えない老画家の二人ともが、ろくでもない男なのにだんだん愛おしくなってくる。特にダニエル・ブリュールが正真正銘のクズ男なのに、何故か嫌悪感を覚えるどころか、妄想がおかしすぎてずっとク>>続きを読む

シン・ウルトラマン(2022年製作の映画)

3.4

「基本的には」満喫しました!
私はマンもセブンも再放送を後追いで観た派しかもセブン派なので、ウルトラマンにはそんなに詳しくはないけど、まあ懐かしい気持ちになれたことには違いない。




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何かいいことないか子猫チャン(1965年製作の映画)

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浮気しまくりの稀代の女たらしをめぐるドタバタ、、、なんて普通に考えたら全然観たくないけど、それがピーター・オトゥールでバート・バカラックが流れている、だけで(いや他にも要素はてんこ盛りだけど)こんなに>>続きを読む

運命じゃない人(2004年製作の映画)

3.7

パズルのピースがパチッとハマるこの感じ、『アフタースクール』の原型なんだなあ、っていうのがものすごくよくわかる。裏を返すと、まだそこまで洗練されてない感。でも十分面白かった。

スパークス・ブラザーズ(2021年製作の映画)

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結局観てきた。めちゃめちゃ面白かった。

子供の頃から10ccやクイーンが大好きだったしもう少し後にはフーにハマったりしてたので、系譜としては明らかに好きそうなのに今イチそこまで行かなかった(存在はも
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ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス(2022年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

初日IMAX3Dにて鑑賞。
満喫しなかったといえばウソになるのだけど、じゃあすごく楽しかったかというとこれがなかなか難しい話で。

『ワンダヴィジョン』の最後にダークホールドが出てきちゃった時点でワン
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オルジャスの白い馬(2019年製作の映画)

4.0

うめまつさんに教えてもらって、観たい観たいと思いつつ2年が経ってしまい、ようやく観た初めてのカザフスタン(日本合作)映画。

荒涼とした平原をバックに、独特な時間の流れの中不穏な空気が漂う前半、ひたす
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ツユクサ(2022年製作の映画)

4.0

映画として大傑作とかいうことではないけれど、こういう日常を過不足なく(しかも実はそれこそが奇跡なのだ、と)描くのは案外難しいはず。そして、ふわっと温かい映画を期待して、期待通りのものが得られた満足感。>>続きを読む

アネット(2021年製作の映画)

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ミュージカル、というかロックオペラ。
冒頭スパークスの演奏〜アダム・ドライバーも加わってのオープニングにものすごく胸躍ったけど、そこが最高潮だったかも。

フード付きローブ着を着た「野人」ヘンリーの出
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ジェシー・ジェームズの暗殺(2007年製作の映画)

4.1

英雄視されることも多い極悪非道の犯罪人ジェシー・ジェイムズを扱った作品の中ではある種異色といっても良い文芸的な味わい、見ようによってはゴッドファーザー(特にPartII)のようでもある。
私自身は『ロ
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カモン カモン(2021年製作の映画)

4.6

観終わってすぐ口にした「これってさ、感想、なんて言ったらいいのかわかんないね」に、「言わなくていいんじゃない?」って返ってきて「そっか...そうだね」と頷いて、ものすごく満たされた気持ちで新緑を眺めな>>続きを読む

ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密(2022年製作の映画)

4.0

ハリーポッターはTVで流し見程度が何作か、原作は早々に1作目だけ読んで、小学生の頃出会ってたら相当ハマっただろうなあという感想でその後は読んでない。
ファンタスティック・ビーストはもちろん2作共観て、
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ベルファスト(2021年製作の映画)

4.0

これを観るにあたって、北アイルランド紛争について知識としては知っていても、(実質)無宗教の人が多い日本で育ちキリスト教への造詣も浅い自分には感覚的に色々わからないであろうことを懸念していたのだけど、そ>>続きを読む

ナイトメア・アリー(2021年製作の映画)

3.6

移動遊園地、a travelling carnivalみたいなものに子供の頃からすごく憧れがあって、そういうのが映画に出てくるともうそれだけでスコア上がっちゃう方なので、これは予告で夜の美しく怪しいカ>>続きを読む

ウエスト・サイド・ストーリー(2021年製作の映画)

3.9

そもそも'61の『ウエスト・サイド・ストーリー』(舞台は観たことなし)、バーンスタインによるスコアはどれも素晴らしく大好きなんだけど、作品としてはそこまでハマり切れなかった。文学として古典中の古典であ>>続きを読む

私ときどきレッサーパンダ(2022年製作の映画)

3.3

Twitterで絶賛コメントしか見かけないんだけど、どうも近年のピクサーに説教臭さというかやってる感を感じてしまって、今ひとつ乗れない自分が悲しい。いや、テーマとかいろんな意味合いはわかるんだけど。>>続きを読む

THE BATMAN-ザ・バットマンー(2022年製作の映画)

4.0

雰囲気とキャスティング・映像5点、ストーリーは3点でアベレイジ4点。

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 ネタバレ的なのアリ

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ダークナイト・トリロ
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