Mariko

おしゃれ泥棒のMarikoのレビュー・感想・評価

おしゃれ泥棒(1966年製作の映画)
5.0
昼間BSでやってたので(今日は観てないけど、何度観たかわからない...)再ログ。

オードリー・ヘップバーンとピーター・オトゥールの洒落すぎてるラブ・コメディ。
基本、ストーリー重視の私が「ストーリーはどうってことないけど満点以外つけようがない」って思わず言っちゃうレアなやつ。

変人というか、どちらかというと変態的な役柄💦の多いピーター・オトゥールが、珍しくgood lookingな二枚目半の魅力を炸裂させてる。
これがまたなんとも洒脱な佇まいと台詞と来るんだからもうどうしましょう、というレベルで、あの青い瞳を最大限に活かした登場シーンからいきなりやられる(笑)

オードリーは「可憐な妖精」時代を経てまた別の段階にさしかかってはいるものの、今見ても恐ろしく素敵なジヴァンシーのドレスを見事に着こなしているのは流石。
またジャガーの黄色、アウトビアンキの赤からジヴァンシーのコートのピンクに至るまであらゆる色彩センスが「おしゃれ」というレベル(笑)を遥かに通り越している。
何度観ても、この2人の、馬鹿馬鹿しいのと紙一重のやりとりに惹き込まれちゃうのはどういうことか...。
"How to steal a million" の a millionはニコルの心だったのでは、とカリオストロの銭形のようなことを(笑)。

まだヘンリー・マンシーニの影響も少し感じられるようなジョニー・ウィリアムズ名義(ジョン・ウィリアムズ)の音楽も最高。
Mariko

Mariko