あさんの映画レビュー・感想・評価 - 7ページ目

NOPE/ノープ(2022年製作の映画)

4.2

見せ物として利用されてきた存在に焦点を当てたスペクタクル作品。
映画史において重要な馬の連続写真ではエドワード・マイブリッジの名は語られても騎手である黒人男性の名前は知られていない。
「見る」=「撮る
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女っ気なし(2011年製作の映画)

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苺にモリモリ生クリームかけちゃうのとか車のドアが電子音鳴らしながら自動で開くのとかところどころツボ
イージーライダーのポスターとかハングオーバーのpc画面とか主人公が愛おしい

赤い河(1948年製作の映画)

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画面に運動をもたらし続ける牛の存在感
暴走するシーン最高

銀座化粧(1951年製作の映画)

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「目に見える星の裏に目に見えないちっぽけな星がいっぱい隠されているんですわ。それを取り上げて下さらなくちゃ」

ファントム・スレッド(2017年製作の映画)

4.9

面白すぎてエンドロールで涙出た
結婚という心理戦を美しく厳かに描いた映画
パワーバランスが反映される食事シーンが最高
純愛なのかも

猫は逃げた(2021年製作の映画)

4.4

本人たちがめちゃくちゃ本気だからこそ笑えちゃう長回しが最高。『街の上で』同様の自然な空気感を狙って作り出せる今泉監督もすごいんだけど、そういう良さを最大限引き出せるようなシナリオを書いた城定監督の今泉>>続きを読む

わたしは最悪。(2021年製作の映画)

4.4

台詞にせず感情を表現できるレナーテ・ラインスヴェの表情が良い。彼氏が出世する中で私の人生は?と不安になる夕暮れを見つめるシーンが特に好き。

テルマ(2017年製作の映画)

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キャリーっぽい?
キリスト教的モチーフがいくつも登場してくるけど不勉強すぎて完全には理解できてない
伏線ってほどじゃないけどインパクトのあるファーストシーンを後々回収していくスタイル素敵

ボブズ・バーガーズ ザ・ムービー(2022年製作の映画)

4.0

ヌルヌル動くベルチャー家が愛おしくてたまらない。
家賃の滞納で店の存続が危ぶまれるボブズバーガーズ。支払いのため売上を伸ばそうとするボブとリンダだが、水道管が破裂し店の前の道路に大きな穴が空いてしまう
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カモン カモン(2021年製作の映画)

4.1

予測のできない未来に対して上手く対処できないのは子供も大人も同じで、混乱しながらも他者や世界と触れ合うことを肯定的に捉えられるよう寄り添ってくれる作品だった。
悩んだり困惑したりし続けることで山積みの
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めし(1951年製作の映画)

4.5

「女の幸福とはそんなものではないのだろうか」
辛すぎ

トップガン マーヴェリック(2022年製作の映画)

4.7

映画館に行ったらこういうのが観たい!って言う展開・映像を全部観せてくれる本当に奇跡のような映画。
体の奥まで響いてくるようなエンジンの轟音に、体を思わず傾けてしまうような臨場感半端ないコックピットの映
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流浪の月(2022年製作の映画)

3.9

DV描写キツかったので苦手な方は要注意かもです

拒んでも無理解な他人から干渉されて生きなければならない社会の不条理。「自分は自分だけのもの」という認識が当たり前に通用せず繋がることを強要される息苦し
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クラッシュ(1996年製作の映画)

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肉体が車によって拡張され、車の衝突による衝撃・スリルが性衝動の解放に繋がる。
金属と融合したかのような主人公の脚、運転する主人公と後部座席で性交するヴォーンの対比、ガブリエルの交通事故による傷を女性器
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ブギーナイツ(1997年製作の映画)

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巨チンの青年がポルノ監督に才能を見出され出世し堕落していく栄枯必衰の物語を撮影チームの群像劇として描きながら、最終的には不思議な疑似家族の形に収まる。スピード感のある展開と、たくさんの登場人物を一連の>>続きを読む