爪楊枝さんの映画レビュー・感想・評価 - 6ページ目

犬猿(2017年製作の映画)

4.0

いや~さすが、ヒメアノ~ルが最高だったんで予告も無しで観たんだけどこの監督、絶妙な気分悪い空気感作り出すの上手すぎ。「あるある」のいやーな感じがすごく描かれてた。ラストも良い

ヴェノム(2018年製作の映画)

3.0

ヴェノムの意外と愛くるしい感じがかわいかった。話自体はもう、ツッコミ所を強引にぶっ通すて感じの粗さが目立つ。宿主変更のアレに関してはマジかよってレベルで酷い。そこ自体はどうでもいいけど無駄に前半のんび>>続きを読む

パターソン(2016年製作の映画)

5.0

映画的な盛り上がりやドラマは一切なく、ただただありふれた日常を描く。極めてリアルに近いドラマだからこそ、ふとしたときに「あっ、これも幸せか」なんて、思ったりする。身近にあるのに見えなかった幸せがみえて>>続きを読む

ザ・プレデター(2018年製作の映画)

3.5

プレデター、だけど一番楽しかったのはあのならず者軍団のアホみたいな会話っていう笑。一人一人の掘り下げが絶妙だったので散っていったシーンも感慨深い。ただその分プレデターのインパクトがほとんどなかった笑。>>続きを読む

プーと大人になった僕(2018年製作の映画)

3.5

プーさんが終始可愛かった~!実写どうすんだろと思ったらしっかり家族愛や友情を描くドラマになっててよかったです。テンポは遅いけど100エーカーの森の面々との微笑ましいやり取り見てるだけでも楽しかった!オ>>続きを読む

ドラゴン×マッハ!(2015年製作の映画)

4.0

クソ映画みたいな題名で十割損してるけど中身は骨太アクションの良作。人物と人物のつながりとか、しっかりドラマ部分も描かれてるのは好印象。別々のシーンを交互に描く演出が多かったけど巧い。終盤アクション以外>>続きを読む

勝手にふるえてろ(2017年製作の映画)

4.5

ヤバい、めちゃくちゃ面白かった!松岡茉優に不思議ちゃんやらせたら日本一!魅力爆発でずっと最高な映画。表情や動きがいちいち良いんです!ファッションやカット割、演出も楽しい!ゾッとする仕掛けが潜んでる良作>>続きを読む

シェイプ・オブ・ウォーター(2017年製作の映画)

4.0

半魚人との恋という異端すぎるテーマをいい音楽、美術でレトロに描く。半魚人なんて創作上の生き物だし、少し幼稚なものを想像しがちだけど、デル・トロのファンタジーのバイオレンスやエロスの過激さはどこかリアル>>続きを読む

累 かさね(2018年製作の映画)

3.5

思ってたよりドロドロ恋愛ものとか狂気な部分が多くて面白かった。光や赤色の使い方がきれいでした。

プレデター(1987年製作の映画)

3.5

ジャングルで一人ずつ軍人達がボコボコに殺されていく過程はエイリアンと似たシチュエーションではある。筋肉を駆使したピタゴラスイッチ、不意討ちでだいたい殺しておきながら最後辺りはなんか正々堂々っぽく戦うス>>続きを読む

君の膵臓をたべたい(2018年製作の映画)

3.0

内容が内容だけにアニメ化にこそ向いてる作品かもしれないと思った。恋愛ものかと思いきや主人公の成長の話に落としこんだ所は上手いなぁ、と思ったけど終始いちゃついてる感じの映画なので普通に苦手だった。

アントマン&ワスプ(2018年製作の映画)

4.5

相変わらず最高すぎるでしょ!スケールでかすぎるんだか小さいのかよー分からん内輪揉めみたいなの最高だし笑えるシーンが本当に自分好みで良い!アクションも楽しい!一人一人のキャラがマジでいいキャラしてる!エ>>続きを読む

ちいさな英雄 カニとタマゴと透明人間(2018年製作の映画)

3.5

透明人間がバイクで疾走するシーンからラストまでの描写と音楽が最高で鳥肌立ちました。カニはサイズ感とかの面白さはアリエッティ直系な感じ。卵はあの作画ならではの表現が活きてていいです。客の入り的に次がある>>続きを読む

カメラを止めるな!(2017年製作の映画)

3.5

映画への情熱や愛をすごく感じた。内容に関してはハードルが高かったのでそれほど…てのが個人的な感想。というか笑いのノリがあまり好きではないかもしれない…。しかしあの「映画はこうやって出来てんだ!」ってラ>>続きを読む

誰も知らない(2004年製作の映画)

4.0

決して軽く見てたわけじゃないけど想像を越える厳しい世界が待ってた。苦しい映画。

ペンギン・ハイウェイ(2018年製作の映画)

4.0

前評判が微妙だったもんで期待値下げていったらだいぶ面白かったわ。てか平均点も大幅に上がってたという。森見さんの映像化にハズレ無し。声優も西島さんはもうちょい…て感じだけど主演二人はマジで上手い。テンポ>>続きを読む

銀魂2 掟は破るためにこそある(2018年製作の映画)

2.5

相変わらずだらだらした運びとアクションの爽快感の無さは酷くてものすごく映画を長く感じてしまう。相変わらずアホなことやってるやつが「良いこと言ってるだろ」みたいな説教の詰め合わせで受け付けなかった。でも>>続きを読む

たまこラブストーリー(2014年製作の映画)

4.0

テレビアニメは個人的に失敗作の類いやと思うけど今作はやっぱ山田監督の映画にハズレ無し、といった感じ。正直メインの鳥がウザかったアニメだったのでほぼ登場させなくしたのは英断。もう、ラストが最高に良かった>>続きを読む

バオ(2018年製作の映画)

4.0

料理のリアルさや無駄を排除した運びは良かった。子を思いすぎて食べてしまうって描写が良い。

インクレディブル・ファミリー(2018年製作の映画)

3.5

全員の、能力を利用したバトルが楽しくてしょうがない。悪役はもうディズニーあるあるの「やっぱりお前か」て感じなんだけどキャラの掘り下げがしっかりした映画で非常に良かった!

ミッション:インポッシブル/フォールアウト(2018年製作の映画)

4.0

見所満載の痛快アクション!に目がいきがちだけど音楽と画が素晴らしいシーンが目立つ。これまでにない気品とアクションの熱さが混ざったシリーズ最高傑作!「マッドマックス以来の~」は正直言い過ぎだと思うけどあ>>続きを読む

BLEACH(2018年製作の映画)

3.0

言うほど悪くはないけど良くはない。CGの違和感が強いし展開も早くて少し置いていかれる。寒い演出が多いが本筋は真面目なので無理してる感じが否めない。杉咲花は良かったと思う。終盤の福士蒼汰vs早乙女太一の>>続きを読む

劇場版ポケットモンスター みんなの物語(2018年製作の映画)

3.5

やはり登場人物が多いのでちょいちょい気になる点はあれど、絡め方が上手いので最後まで楽しくは観れた。去年が良すぎたなぁ。

レディ・バード(2017年製作の映画)

5.0

おんなじくらいの年齢の女の子だったらもっと突き刺さる映画だと思うけど、主人公と性別は違えど俺と似たところがたくさんあって、高校生活とか、大学に入る前に親と喧嘩したなぁ、なんて、色んなことがこみ上げてき>>続きを読む

フロリダ・プロジェクト 真夏の魔法(2017年製作の映画)

2.0

色彩のセンスや風刺がきいた物語は良かったけど普通に開始数分で引いた。確かに主人公の境遇とか可愛そうな面は分かるけど、車に無意味に唾吐いたり、レストランで平気でゲップしたり放火しても反省無しだったりでイ>>続きを読む

RE:BORN(2015年製作の映画)

4.0

去年は亜人が最高でした今回はもっとすごい!あっちがザ・レイドがあるんならこっちもRE:BORNがある!マジで1人が100人くらいを格闘術とナイフで殺します(苦笑)厨二設定もたまらん。

ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第一章(2017年製作の映画)

3.0

そもそもジョジョに何も思い入れがない人間なので割と楽しめた。邦洋が入り交じったクセが強い世界観なのでこれまたクセが強すぎるファッションや髪型にそこまで気にならないという。アクションも結構楽しかったし見>>続きを読む

パンク侍、斬られて候(2018年製作の映画)

3.0

正直もっと変なの観たかったけどさすがに公開が全国規模だとこんなもんかと。めちゃくちゃ、だけどまとまってるような絶妙な完成度、現代語も交えた変なセリフ回し、BGMのパンクな感じもイイ。期待が大きかっただ>>続きを読む

ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー(2018年製作の映画)

3.0

映画としては西部劇っぽくて列車強盗のシーンとかめちゃくちゃ良かったりする。キャラの掘り下げが甘いとか画面が暗くて役者の表情が読みづらいとかそういうのはあるんだけどなんとか許せた。けど終盤が個人的に……>>続きを読む

ホドロフスキーのDUNE(2013年製作の映画)

4.5

未完成、しかし他の映画に大きな影響を与えた映画。妥協を許さない芸術に対する熱意は確実に何かを変える。ホドロフスキーの映画が観たくなりました。

50回目のファーストキス(2018年製作の映画)

3.5

間違いないのは福田雄一最高傑作!ラブストーリーに福田節全開の安っぽいコメディに起承転結がしっかりしたストーリー運びそしてとにかくムロツヨシ、佐藤二朗の役が最高に持ち味発揮して良かったです。ちょっと長か>>続きを読む

ワンダー 君は太陽(2017年製作の映画)

3.5

号泣で売ってる割にはうるっともこなかったんですけど話の筋はしっかりしてて良かったと思います。まぁなんだろ…有りがちな内容というかいまいち評判高かったんで期待しすぎた感があった。

羊と鋼の森(2018年製作の映画)

4.0

ピアノ奏者みたいに主役になれなくても、奥深くて素晴らしい仕事。繊細な音のイメージを美しい映像で表現し、一つ一つの作業も丁寧に描写するところが良かったです。ピアノのシーンは目を閉じて聴いてしまうという。>>続きを読む

万引き家族(2018年製作の映画)

4.5

三度目の殺人では「罪人かそうでないか分からない人間を裁く」という社会の闇を描きましたが今回は「法としては罪な人間たち」を描きます。どう考えても悪いことばっかやってます。でも生活シーンを深く掘り下げるこ>>続きを読む

別離(2011年製作の映画)

4.0

面白い!一人一人の行動が納得できるのに争いが生まれてしまうやるせなさ。そこにイスラム教の文化も絡んできて、そっちに全く知識がない上で観てもなんか教材的な意味で面白かったです。完成度がすごく高い映画。

猿の惑星:聖戦記(グレート・ウォー)(2017年製作の映画)

4.0

3部作の壮大なラスト。ドラマとしての完成度はもちろん、すばらしい画も多い。