妖艶という言葉がまさにぴったり。如何に怪しくても惹かれてしまう、その魅力に圧倒される。
誰も彼も、子供でさえも皆生きるのが下手。自分の気持ちを表に出せない子供に対して、大切なものを守りたい大人はその行いが裏目に出る悲劇。じゃあどうしたら良いのか、良かったのかと大人は後悔するけど、子供は無>>続きを読む
リアルにアメリカはいつでもこうなるんじゃないかと思わせられるリアル感がある。
辛く悲しい出来事があっても、並行する宇宙ではそんなことはなく、幸せに過ごす自分たちが居るかもと思うだけで、また前を向けるかもしれない。
愛にしろ恨みにしろ血気迫るその執念は国民性なのか、凄まじい勢いに圧倒される。
どれだけ窮地に立たされ、追い詰められても決して屈さず、冷徹を崩さない。鋼のような意志に感嘆するが、復讐と大義の先の彼の人生にはには何があるのかなと不安にもなる。
3作目にして、極寒の地で、真の敵は内なる己自身というシブい作品。
3作とも全部テイストが変わっていて感心する。
知恵あるが故に…というのは悲しい話。
知恵を与えようなんて、与える相手が自分より劣っているなんて考えがそもそも人間の驕りを表してる気がしてしまう。
人間と同じだ…と落胆している猿を観るこの人間の情けなさ。
猿でなく人同士の争いであれば普通の話な気もする。
最初の厳かな雰囲気から徐々に狂気が蔓延していく感じが良い。狂ってるけど、料理に対して真摯という対極さが深みを感じさせる。
パニックスリラーを体現するかのように、謎は謎のまま、混乱のうちにバタバタと終わる感じ。
臨場感が映画の全てというわけでは…と感じる部分もある。
前作よりCGが綺麗…くらいの印象。
前作の世界観が好きなら、その延長で楽しめるかも。
ジャンプ漫画みたいな設定とあらすじでワクワクする。それ以外は?と言われるとうーんとなる印象ではある。
ニコラス・ケイジに対する知識がもっとあれば素直に楽しめたかなと思う。
最近の彼の出演作は俳優として全てのジャンルを一回りした後のような作品が多くて面白い。
ドウェイン・ジョンソンの絶対負け無さそうな感じが若干闘いの緊張感を下げてしまう。
特殊な能力があっても、万能でなく、デメリットの方がむしろ大きい。。
ファンタジーなのに現実の厳しさも一緒に思い知れる。
時代を描きつつ,しっかりゴジラ映画.
大事なものに失って気付くというのはいつも悲しい.
田舎の温泉宿のほのぼの感、恋の甘酸っぱさ、人間模様、そしてちょっと不思議が混じった絶妙な味わいの映画。
ド派手などんでん返しとは違う意味で、結末は予想出来ない。
良い悪いとか色々理性的な話は置いておいて、ただラストシーンに漂う哀愁に胸が詰まる。
肉を断った結果肉質が良くなるという痛烈な皮肉。
良くこんな広く公開できたなと思うような作品。
一度タガが外れると人間止まれないという怖さの片鱗を感じる。
昨日までの仲間が誰も信じられなくなる恐怖。
タイトル的に交渉術メインかと思っていたら、意外と別の方向性で驚いた。
犬だけが味方、と言いつつ犬達が居てくれることはとても大きな拠り所と思う。
実務的にも人間よりずっと役に立ってるような。
エクソシストを彷彿させるような、新しいタイプの気持ち悪い動きに魅了される。
超能力があっても人並みに悩み、全然万能感も無いとすれば、意外と隠し持ってる人も居るのかなとか想像が膨らむ。そしてクリスマス位は誰かに細やかな夢を見せていると思うと心が暖かくなる。
オン・ザ・ハイウェイと良く似た構成。予算が無くても、実際に映さなくても手に汗握る展開は演出できるんだなと感心する。
ループものは珍しくないとは言え、途方も無い時間を見せ付けられると、現実味を覚える。
ちょっとした哲学はありつつ、途方も無いループがさらにループしてるという絶望は壮大な闇を感じさせられる。
このレビューはネタバレを含みます
こんなきっかけで死にたい気持ちは生きたい気持ちに変わるものかなとも思うけど、死に瀕した人の気持ちは分からない。でも本当は僅かでも生きたいきっかけを皆探しているのかもとも思う。
雪景色と豪華な列車の雰囲気が良い。
原作と異なる部分が割と多いらしく、良く出来てるなと感心する。
邦画では許されなさそうな終わり方で、色々考えさせられる。