コメディタッチで微笑ましいけど、彼らの置かれている境遇を思うと少し儚い。
この時代にこのレベル…と思うとすごいのだろうけども、古典的な目線を抜きにすれば、まぁ…という印象。
言葉の通じない海外の空港での恐怖を追体験する。
真に必要に迫られれば言葉の壁なんて、最早国の壁だってなんてことは無いのかもと感じられる。
怖がらせる側が結構人間的な感情を吐露してて、それだけに理不尽な虐殺に憤りを感じた。
こんな逆恨みもないだろうと思う。
ドタバタ騒ぎの中に、ちゃんと主人公の成長も含まれている。綺麗に纏まっていて、とてもおもしろかった。
ずっと単調に驚かされて逃げてなんだけど、不思議と最後まで観てられる。
ミステリーもなく、純粋なホラーという印象。
素直じゃない感じの良いやつ感が良い。
敵がちょっと気持ち悪い。
オリジナルな部分とコメディ要素、原作へのリスペクトも全部上手く調和していると思う。
ピーチの相棒感をルイージに少し譲ってあげても良いような気もする。
火の質感がとてもリアルに感じる。
炎の魔力というものが映像越しでも伝わってくる。
期待を裏切らない安定したお話。
スピンオフなので多少本家と異なるテイストを期待したけど、割とそのままトランスフォーマー。
各シーンは綺麗だが、シュールさがなんとも。。デビルマンを少し彷彿とさせた。
早回しのグリーのような。映画の尺にまとめてもやっぱり熱くて良いなーと思う。
コミカルでリアルでもある動きは観てて愉快だけど、こんなご機嫌なアメリカンジョークを飛ばすキャラを期待してはいなかったような気もする。
話のプロットを押さえていくというより、90年代のニューヨークとか、出版業界とかの雰囲気を大事にしている映画と見受けたが、自分にははまらなかった。
サリンジャーをもう少し知っていれば、教養がもっとあれば>>続きを読む
初代と同種の怖さと、異なる展開が見事。二作目としてはとても良く出来ていると思う。
青春の少し人に見せるのを躊躇う部分を映画にしたような。それでも綺麗に見えるのはやっぱり青春時代だからかなーとも思う。
一度リスクを取り、失敗して元の道に戻ることで、ずっとその道を進んでるより良い結果を生む場合もある。。ホントに世の中何が正しいのか分からない。
ただ良いものが売れるという程単純では無いことがよく分かる。
娘の幸せを考える親の気持ちを考えると…正解なんて無いとは分かりつつも、一体何がしてあげられる最善なんだろうときっと悩む。
まさに悪い夢のようなお話。化物は一体どっちなのか分からなくなる。
大人や社会の都合で子供に理不尽を強いる事の辛さ。最後の父の言葉は願いだなと染み入る。
スポーツに全てを賭けてるのはアスリートだけでは無いんだなと分かる。だからこそ、皆こんなに熱くなるんだろうなと思う。
どんなに崇高な夢でも他の人には知ったこっちゃないというのはリアルな話。優先順位は低いとしても、人と関わる以上はきちんと責任を負わなければ。夢を果たせばチャラになるわけでもない。
お金を得ているということは何かの役に立っているはずという前提が覆されるような、やはりマネーゲームは禁忌とすべき行いなのか…と考えさせられる。
色んな世界のスパイダーマンがユニークで面白い。
アメコミ風の描写がおしゃれ。
裁判が明らかにするのは真実ではなく、ただ提出された証拠に対して合理的な判断を下すだけ、と言った話を改めて思い出す。
人間が人間を裁くことの不条理を考えてしまう。
美しく、格好良い二人を見てるとシリアスな撃ち合いでさえダンスしているよう。
話の構成としてはうーむと思うところもあるけど、逆に誰の心情も共感出来るような。
本当の人間の性というのは綺麗なお話になるものでもないような気もする。
いつ出てくるという恐怖でなく、実は常に寄り添っているのでは…という恐怖。
いるのかいないのかは不明瞭でも、事態は着実に悪化していく、そういうのが本当の悪魔なのかもしれない。
デフォルメして可愛く見せるか、リアルに攻めるか絶妙な狭間のデザイン。
お話はクリスマスにぴったりの良い雰囲気。
最近こういう行き来する感じの映画が多いなと思いきや…。
アイデアは留まることを知らないなと感嘆する。
人生何が起こるか分からない。信じられない体験から奇跡の生還をしても、めでたしといくほど人生は単純ではなく、、でもやっぱり生きていれば良いことあると信じたい。