Sakuritaさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

Sakurita

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ボーはおそれている(2023年製作の映画)

4.2

最強の娯楽映画を作ったアリ・アスター監督が挑戦的な映画を作った瞬間のレビューの低さ。みんな彼の作品が好きでジャパンプレミアに行っただろうに恐ろしい。

インタビューで"俺のGutを3時間楽しんでくれ"
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アメリ デジタルリマスター版(2001年製作の映画)

4.3

昔から好きな映画。
でも当時最初に上映されて巷で話題になってた時代は赤ちゃんだったので知らず。
大人になってからデジタルリマスター版を35mmフィルムで映画館で見れました。

自分もフェミニンな部分が
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アステロイド・シティ(2023年製作の映画)

4.2

前作のフレンチ・ディスパッチはもうかなりの大作で見る方も追いつくのに必死なくらいの映画でしたから、今回はこうゆうゆとりのある映画を作って、製作側も見る側もGood Balanceだったのではと思います>>続きを読む

バービー(2023年製作の映画)

4.3

グレタ様さすがっす、、という具合のフェミニズム・マスキュリズム論争。時代に合わせて皮肉るのは現代の若手監督がなせる技ですね。子供と見に行ってもどこまで理解できてるんでしょうか...と隣の親子が心配にな>>続きを読む

PIGGY ピギー(2022年製作の映画)

4.3

自慢じゃないのですが、ちょうど2019年ごろにスペインにいたため、夏の素敵な時期に野外上映のイベントがあり、このCerditaの原作のショートフィルムを、イベント主役の長編映画の前座として流れたのを見>>続きを読む

ブリュッセル1080、コメルス河畔通り23番地、ジャンヌ・ディエルマン/ブリュッセル1080、コルメス3番街のジャンヌ・ディエルマン(1975年製作の映画)

4.5

とても上手にレビューしてくれてる方がいらっしゃってまさにその通りだと思います。

日常を嫌悪に侵食される感覚、それでそもそも日常がいいものなのか分からなくなる、なんとも言葉に表すことのできない感覚を見
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水の中のつぼみ(2007年製作の映画)

3.8

自分の性がまだどんなものかわからない、自分が何を求めているかわからない、そんな描きづらい状況を美しく描けていると感じました。
青春の映画はたくさんあって、みんな露頭に迷っているけど、やはり"性別を超え
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セールスマン(1969年製作の映画)

3.6

アメリカの街でもその市民性というか、あんなに差があるのですね。
押しかけのセールスも日本だけの話だと思っていました。
なんでもアメリカが最初なのですね。

グレイ・ガーデンズ(1975年製作の映画)

3.6

私のおばあちゃんの家がゴミ屋敷で、でもおばあちゃんは大好きで猫もたくさんいてよく遊んでたんですよね。っていう強烈な小さい時の記憶があったために、親子どちらにも共感することが多かったのが不思議です。
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インディアナ州モンロヴィア(2018年製作の映画)

3.6

よくあるアメリカの田舎町なのかな...と見てて最初うざく感じるような嫌悪感というか偏見と一緒に見てたのですが。
意外と町民会議などは建設的な事をしっかり話しているようで。宗教的なシーンが台本を読みまく
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私が、生きる肌(2011年製作の映画)

3.7

どっちかというと全体的にクソワロタwwwww
とずっと内心感じてしまって。
面白いと思います。
真剣なシーンでもちょっとあり得ない感がすごすぎて笑ってしまいそうになる。

トーク・トゥ・ハー(2002年製作の映画)

3.8

個人的な思い出もある映画で、もう一回見る気になかなかなれず。
最近その辺の記憶がさっぱりしてきたので改めてみようかな、と考えています。

ペイン・アンド・グローリー(2019年製作の映画)

4.0

監督が歳をとるごとに物語そのものがカオスだった映画がどんどん個人的な方面に、心の描写や一人称が多くなり、それでも情熱が垣間見えるのがいいです。過去は個人的に大切なものです。過去を過去に終わらせたくない>>続きを読む

パラレル・マザーズ(2021年製作の映画)

4.0

恋愛の価値観が全く想像の規模を超えている監督の作品が好きです。
国民性な気もします。
みんなこれくらい大らかに愛を考えて欲しいです。
そんな夫や妻がちょっと浮気したくらいでわーわー叫んで自分がかわいそ
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神経衰弱ぎりぎりの女たち(1987年製作の映画)

4.0

大好きです。
カオスでどの登場人物の心情もどうでもいいのですが全然当の本人たちはどうでも良くないのですよね。
みんな本当にナルシストなくらい自分のことしか考えてないんですが友達のことはちょっと気にかけ
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君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)

4.2

監督がやりたいようにやれたのならいいと思う。
制作過程にしろ配給方法にしろ。
もう観客がつべこべいう次元の監督でもない。

私は監督が映画を作ったらみる、満足する。
高畑監督よりどうだとか、前の作品よ
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TAR/ター(2022年製作の映画)

3.5

ストイックで怖くて美しいケイト・ブランジェットと背景の拘った要素たち・映像。
でも映画のストーリー自体がどうしても好きではなかった。
私は議論を楽しみたい、議論をしなければその先の発展はないと考えてお
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なまいきシャルロット(1985年製作の映画)

3.9

ませてて可愛いシャルロット。
20代の女性くらいの大人らしさで自分の夢や希望に向かって歩むお嬢さんで決して子供向けではないように感じました。
フランスならこれくらい教育度が高いのか。
子供の頃の自分と
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ゴダールの決別(1993年製作の映画)

4.0

フランス映画(ヌーヴェルバーグ)らしさとは、と考えることがあるのですが、これがヌーヴェルバーグだ!、と監督の出身地や制作地・映画史以外で定義することもしないほうがいいと思うのですが、このゴダール映画祭>>続きを読む

小さな兵隊(1960年製作の映画)

3.5

アンナ・カリーナが可愛すぎ。
どこがデンマーク人に見えるのかは謎。w

拷問という展開すら、他のストーリーラインも彼女の女性性を引き立てている映画に見えた。

ゴダールの探偵(1985年製作の映画)

3.6

久々に"結"のあるゴダール作品を見たように感じました。
私がその他に見た彼の作品との関係もあるだろうけど....

コンピューターでSF的な要素を入れて意味のわからない探偵のやり方で物語がたまに進んで
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カルメンという名の女(1983年製作の映画)

4.0

カオスで、みんな生意気で、みんなよくわからなくて、全然誰の希望も叶わなくて、最高でした。みんなタブーな欲望に必死に食らいつこうとしていて、その押し付けがましい欲望に必死に抵抗してるカルメンがいて。彼女>>続きを読む

カラビニエ(1963年製作の映画)

3.6

戦争を描く映画は基本苦手なのですが、ゴダールが描くことにより無理に社会の希望を個人の希望として押し付けられた男たちの情緒がより詩的に描かれ、私の中では新たな発見となりました。
葉書を撒き散らすところが
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恐るべき子供たち 4Kレストア版(1950年製作の映画)

4.3

本映画がが『大人は判ってくれない』を制作するにあたり繰り返し鑑賞し、トリュフォが同じカメラマンに依頼したという記事を拝見して、彼が求めた映画の原石のようだと改めて感じました。

魔術のようなものが垣間
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ブローニュの森の貴婦人たち(1944年製作の映画)

3.5

そもそもの設定に無理があって、そんなにフランス人て馬鹿なの?と心の底で思いつつ... 自虐?とか思いつつ。
これは心情をうまく描けてるとは私は思えなかったけど、"すごい"と感じる見方があると言われれば
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パリ、18区、夜。(1994年製作の映画)

3.7

主人公のタイガも、ゲイダンサーのカミラも若い男女は皆容姿端麗で、ホテルに引き入れてくれたニノンなどのおばあちゃんたちは貫禄があってかっこいい。タイガはPola Xの女優さんですもね...可愛い。

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冬の旅(1985年製作の映画)

4.3

ヴァルダによれば、この映画のテーマは「自由」と「汚さ」で、こう語っている。「私たちの時代は汚さに対してひどく排他的だと思います。(…)貧しい労働力は必要とするけれども清潔でなければならないというわけで>>続きを読む

ブラインド・マッサージ(2014年製作の映画)

4.2

こちらもロウ・イエ監督の中で特に好きな作品です。ロウ・イエ監督って、障害者の方の心情も大切に描けるんだな、と思いました(やはりデリケートだと思うので)。でもいつもの監督のように、直接観てる方に感情が伝>>続きを読む

ふたりの人魚(2000年製作の映画)

4.2

ロウ・イエ監督の中でも内容を覚えている、多分自分の中で好きな映画です。監督の映画はいつも可哀想な人を描くのですが、この映画はどこか最後に救われるのが良かったんだと思います。

二重生活(2012年製作の映画)

4.0

覚えてないのでもう一回みますが面白かったって思った気がしてます。

シャドウプレイ 完全版(2018年製作の映画)

4.0

ある仕事関係でとても尊敬してる方がいて、その人は私が映画を好きなことを知ってて、試写会のはがきをくれました。その出来事にまず本当に感謝で、忘れられないことです。
ロウ・イエの痛々しさの描き方が本当に痛
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2046(2004年製作の映画)

4.1

ただかっこいいなぁと感じたはず。忘れてしまった。

花様年華(2000年製作の映画)

4.0

2回くらい観たら飽きる。音楽がうるさい。そのしつこさがいいんだけどきっと。