すてふさんの映画レビュー・感想・評価 - 11ページ目

劇場編集版 かくしごと ―ひめごとはなんですか―(2021年製作の映画)

4.1

テレビシリーズの編集版。もともとテレビ視聴時から泣けてしまうので、エピソードが削られても脳内補完で泣けちゃうから点数甘め。

なんで劇場版にしてラストを変えてきたのか納得しました。これはエンディングと
>>続きを読む

ひとよ(2019年製作の映画)

3.7

母が父を殺した。子供たちを守るために。それから15年、母が帰ってきた。

捻くれて母を恨みまくる佐藤健。ずっと母の帰りを待っていた松岡茉優。受け入れはするが責める気持ちも持ち合わせる鈴木亮平。

3人
>>続きを読む

蜜蜂と遠雷(2019年製作の映画)

3.6

最初は何かの続編かと思うほど登場人物の背景が分からずポカーンとした。

段々とコンクールに臨む想いが見えてくると演奏の個性も分かってきて面白くなってくる。

四月は君の嘘もそうだけど、トラウマで一度ピ
>>続きを読む

孤狼の血(2018年製作の映画)

3.7

真面目な新米刑事とヤクザまがいのチンピラ刑事。

とにかく二人の演技がヤバい。

暴力的なシーンは少なめだが、冒頭の豚の糞がキツかった。汗ばんだ夏の暑苦しさはあれど、セットや衣装はそんなにとっ散らかっ
>>続きを読む

ファーストラヴ(2021年製作の映画)

3.0

父親を殺した女子大生。罪悪感を感じないと言う彼女と面会する公認心理士。弁護士はまさかの旦那の弟。

不倫とかそういう話なのかと思ったら流石に違った。タイトルの初恋があんまり活かされてないような。父親に
>>続きを読む

ゴジラvsコング(2021年製作の映画)

3.8

生でプロレス観戦して以来の興奮だった。

ゴジラとコングの顔をめっちゃ接写するから表情豊かで人間味ありすぎるのが笑える。
更に、「ブラジルの人、聞こえますかー」を真剣にやってて爆笑。
小栗旬の顔芸にも
>>続きを読む

トゥモロー・ウォー(2021年製作の映画)

3.0

突然やってきた未来人に頼まれて未来の戦争に駆り出される。

未来と現代を行き来したり、時空を超えた娘との家族愛など設定はとても良いです。ただ、突っ込みどころ満載なので90年代の大味なアクション映画みた
>>続きを読む

1秒先の彼女(2020年製作の映画)

2.8

予告は観ない方がいい。ネタバレとまでは言わないが半分損すると思う。

人よりワンテンポ早いシャオチーの消えた1日を探す旅。

視点を変えて主人公の行動を追体験するのは面白い。あーそういうことだったのか
>>続きを読む

ノッキン・オン・ヘブンズ・ドア(1997年製作の映画)

3.8

余命わずかの二人が病院を抜け出して海を見に行く。

タランティーノっぽさがあるね。レザボア・ドッグスやトゥルー・ロマンス(クラブの名前に使ってるし)だったり、ミッドナイト・ランなんかも影響を与えてそう
>>続きを読む

Arc アーク(2021年製作の映画)

3.6

死体を吊るしてポージングさせるお仕事。プラスティネーションは人体の不思議展でも使われている技術ですね。死と生は対極ではない、という死生観。これをアーティスティックに描写した前半は痺れました。

不老不
>>続きを読む

ナイト・オン・ザ・プラネット(1991年製作の映画)

3.8

5つのオムニバス。タクシーの中で会話してるだけなのにね。夜更けから朝方に観るといい。

遠い空の向こうに(1999年製作の映画)

4.0

1957年10月、ソ連が人類初の人工衛星の打ち上げに成功。それを見た炭坑の町に住む高校生がロケット打ち上げに挑戦する。

☆4.2は伊達じゃない。話の作りがロジカルで全ての行動に違和感がない。ドラマチ
>>続きを読む

カッコーの巣の上で(1975年製作の映画)

3.8

『さらば冬のかもめ』のような人間臭いジャック・ニコルソン。実際に監督もさらば冬のかもめを観て彼に決めたらしい。

本物の精神病院で撮影され、院長も本物で、キャストたちは実際の患者を見て演技の参考にした
>>続きを読む

カランコエの花(2016年製作の映画)

4.0

39分の短編

ある日、高校でLGBTの授業が行われる。それをきっかけにクラスにLGBTの人がいるのでは?と噂が広まる。

数々の賞を受賞し、様々な企業や学校でLGBTの教材として使われているらしい。
>>続きを読む

新機動戦記ガンダムW Endless Waltz -特別篇-(1998年製作の映画)

2.5

テレビシリーズの終結から1年後、トレーズの娘が宣戦布告。

作画が神ってる。主題歌もカッコいい。

話自体はつまらなくはないけど、構成がイマイチ。ガンダムを封印して太陽に送った直後にまた必要だから取り
>>続きを読む

屍人荘の殺人(2019年製作の映画)

1.8

最初はTRICKみたいな雰囲気でおもしろそうだったけど。まさかゾンビとミステリーを融合させるとは。

金田一少年のようなペンション密室殺人だったり、やり尽くしたネタではあるけどゾンビが加わると斬新に。
>>続きを読む

るろうに剣心 最終章 The Beginning(2021年製作の映画)

3.6

刀を咥えて人を斬るって実際できるのかも、と思わせる殺陣がすごい。沖田総司とのタイマンも胸アツ。

終盤の雪景色がすごく綺麗だった。

finalからずっとシリアスな剣心が続いてる。いいんだけど幸せな剣
>>続きを読む

るろうに剣心 最終章 The Final(2021年製作の映画)

3.6

アクションが素晴らしいのは言うまでもなく。特に冒頭の縁の体術がすごかった。

ストーリーは原作をなぞっているものの、だいぶ簡略化されているのかな。

縁との最終決戦はもう一度ゆっくり観たいなあ。

Mr.ノーバディ(2021年製作の映画)

3.7

冴えないおじさんが実は…。

ジョン・ウィックとイコライザーを合わせたような痛快アクション。

真剣にやってるんだけど所々シュールに笑わせにくる。予告だと「猫ちゃん」て言ってたけどさすがに本編では言っ
>>続きを読む

キャラクター(2021年製作の映画)

3.4

Fukase信者ではないので辛口です。

設定はとても面白い。
売れない漫画家が殺人現場を目撃。その殺人鬼をモデルにした漫画が大ヒットするが、逆に漫画通りの殺人事件が発生する。

Fukaseの演技は
>>続きを読む

機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ(2021年製作の映画)

3.8

今までにない青年向きガンダムといった感じ?

ユニコーンは万人向けのボーイミーツガールだったのに対して、本作は青年ハサウェイが小悪魔ギギに振り回されるハサウェイらしい作品だった。そんでもってハサウェイ
>>続きを読む

映画大好きポンポさん(2021年製作の映画)

3.9

映画を作る映画。

『映像研には手を出すな』に近い内容。劇中劇の迫力でいうと映像研に軍配が上がるけど、こちらはメタ構造にジーンとくるところがあった。ただね、監督のエゴを描いた作品なのに、観客に媚びて無
>>続きを読む

存在のない子供たち(2018年製作の映画)

3.7

親を訴える、僕を産んだ罪で。

出生届もされず身分証のない子供たち。
フィクションとして見れない。

『ぼくらの家路』なんかも題材は似ている。

ファーザー(2020年製作の映画)

4.0

何の話をしているの?
この人だれ?
あれ?さっき見たシチュエーション…。

アンソニー・ホプキンスの演技なのか、音楽なのか、置かれた境遇なのか、何故か泣いてしまった。

役名も生年月日もアンソニー・ホ
>>続きを読む

クルエラ(2021年製作の映画)

3.8

過去イチのエマストーン。

衣装と音楽が派手派手でずっと飽きさせない。特にエステラとクルエラの衣装チェンジがめっちゃ高まる!もう少し内面の変化も強調されると尚よかったが。

プラダを着た悪魔とオーシャ
>>続きを読む

三島由紀夫vs東大全共闘 50年目の真実(2020年製作の映画)

3.4

三島由紀夫vs1000人の東大全共闘

右翼と左翼の対立と聞いて、もっと罵詈雑言の応酬かと思っていたら、三島由紀夫が理性的で完全に場を制していた。

討論の内容はチンプンカンプンだったけど、三島由紀夫
>>続きを読む

ラブ・セカンド・サイト はじまりは初恋のおわりから(2019年製作の映画)

3.2

ある日突然べつの世界線に飛ばされて違う人生に迷い込む。妻と出会うことのなかった世界、自分のことを知らない妻。

予告に惹かれて、切ないラブストーリーかなと思っていたら、案外コメディなところもあって、と
>>続きを読む

ピエロがお前を嘲笑う(2014年製作の映画)

3.3

あの映画みたいだなぁと思って観てたら、ポスターも出てきてやっぱりなぁ、と思ったら…。

騙されたというか、元も子もないというか。。

話自体そんなに面白くない感じがした。ハッカーが建物に侵入したり肉体
>>続きを読む

ゴジラ キング・オブ・モンスターズ(2019年製作の映画)

3.0

ゴジラがダッシュして取っ組み合い始めるのは笑った。やっぱり野村萬斎を入れた庵野は天才だ。

ゴジラの造形がカッコよくないのが残念。キングギドラは翼が大きくてオリジナルよりバランスよくてカッコいい。
>>続きを読む

マイ・プレシャス・リスト(2016年製作の映画)

3.0

正直、内容はそんなに響かなかったけど、幸せになるには強制的にでもときめく事に身を投じないとって感じかな。

ニューヨークの街並みがとても綺麗だった。

鍵泥棒のメソッド(2012年製作の映画)

3.3

銭湯で転んで記憶喪失になった殺し屋と、そこに居合わせた売れない役者が入れ替わる。

設定がおもしろいし、記憶がないのにどん底生活から好転していく様子が楽しい。堺さんの方は大した出来事もなくてイマイチ。
>>続きを読む

スマホを落としただけなのに 囚われの殺人鬼(2020年製作の映画)

2.3

Mとかいうハッカーを捕まえるため前作の犯人に協力してもらう、という話。

webサイト、セット、死体、すべてが安っぽい。メンヘラ彼女の白石麻衣がめっちゃウザくて早く○ろされないかなと思ってしまった。い
>>続きを読む

冴えない彼女(ヒロイン)の育てかた Fine(フィーネ)(2019年製作の映画)

3.5

この坂道 並んで登りきったなら
シナリオじゃない笑顔見せて

いい終わり方。

ソラリス(2002年製作の映画)

2.4

タルコフスキー版も原作も未見なので比較することなく純粋な感想として。

宇宙SFと哲学を合わせた内容ではあるけど、舞台が宇宙である必要性がないし、哲学というより恋愛に重きを置いてるから個人的に好みでは
>>続きを読む