彦次郎さんの映画レビュー・感想・評価 - 38ページ目

リング 完全版(1995年製作の映画)

4.0

4人同時不審死の記事から執念の取材を続ける記者浅川がタイムリミット付き死の呪いを受ける2時間サスペンスホラードラマ。性描写が多いですが当時のお茶の間はどうなったか、映画版とは違う意味で記憶に残りそうで>>続きを読む

リング0 バースデイ(2000年製作の映画)

3.4

リング前日譚にあたるホラー。
若き美貌の劇団員である超能力者貞子の恋愛劇にして悲劇。
先生の家庭訪問で山村志津子が鏡を覗き込むシーンが前作より更に狂気じみていて、かなり怖いです。
貞子を取り囲む劇団員
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ザ・リング/リバース(2016年製作の映画)

2.3

ハリウッド版リングシリーズ3作目。
冒頭の飛行機から厄災が広がる辺りスケールの大きいハリウッドらしさがあります。
サマンサ(日本でいう貞子)の顔が凶獣じみているのもお国柄か。呪いのビデオがお洒落という
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リング2(1999年製作の映画)

2.8

正規続編「らせん」に対してパラレルワールド的に作られた作品。
前作のホラー要素を踏襲した作りですが、目的が分かりにくくタイムリミットも無いためモヤモヤしている印象があります。
アンデッド貞子よりも鏡を
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シャザム!(2019年製作の映画)

3.6

妖しげな魔法使いから魔術を得た孤児ビリーと魔術を得損なった代わりに魔力を得た悪の科学者との戦いを描いた変身ヒーローコメディ映画。
善と悪の両者とも親に恵まれていないのですが悪態をつく親すら居ないビリー
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ワイルド・スピード(2001年製作の映画)

3.9

日本だったらヤングマガジンで好まれそうなスピード・ワル・オンナの三要素がブチ込まれた快作。デコピンだけで人が殺せそうなのドミニクと流れものの様に現れたイケメンなブライアンという2人のスーパードライバー>>続きを読む

シャイニング(1980年製作の映画)

3.5

シーズンオフのホテルの管理人となった一家を襲う厄災を描いたスティーブン・キング原作のホラー。
原作は未読ですが内容の違いで原作者と監督が対立したエピソードは有名。
仕事先のホテルが殺人有りの幽霊付きと
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スター・ウォーズ エピソード1/ファントム・メナス(1999年製作の映画)

3.9

再鑑賞のため再レビュー。

恐らくSF映画で最も有名なシリーズ。
エピソードIとなっていますが公開順としては4番目。ジョージ・ルーカスによる新作スターウォーズという事で公開当時はかなり盛り上がっていた
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シックス・センス(1999年製作の映画)

3.5

ハートフルホラー。
あまりにも有名なオチなので一切の情報を絶ってから観た方が楽しめるかと思います。
子役が印象的ですが抑えた感じの演技のブルース・ウィリスも良かったです。

永遠の0(2013年製作の映画)

3.6

青年が祖父について調べていくうちに分かる真実を描いた戦争映画。
岡田准一氏の演技もあって特攻隊から戦争の悲しみが伝わりました。改めて戦前と現代は隔絶されたものではなく地続きである事が認識されます。

寄生獣 完結編(2015年製作の映画)

3.5

異生物との共生を描いたホラーアクション。原作と設定・展開は異なりますがラストは感動しました。展開を引き伸ばさないという原作の美点を引き継いだ点は素晴らしいです。

寄生獣(2014年製作の映画)

3.5

名作ホラーアクションの実写版。
漫画版と設定や話を変えた事でAとの闘いの因縁がかなり深いものになっています。ミギーのふざけてるのか真面目なのか分からん声も聞き慣れると味わい深いです。

斉木楠雄のѰ難(2017年製作の映画)

3.3

最強の超能力者が周囲の曲者達に絡まれる事で巻き起こる騒動を描いた日常コメディ。
アニメの印象が強いですが実写版もイメージを損なわないキャスティングだったと思います。特に照橋さん役の橋本環奈は腹黒さも出
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ダ・ヴィンチ・コード(2006年製作の映画)

3.3

殺人事件からキリストの謎に繋がる壮大な歴史サスペンス。最後の晩餐の解釈など奇説をロバート教授の超解析力で説かれると何となく信じたくなります。

エクソシスト/ディレクターズ・カット版(2000年製作の映画)

3.3

悪魔に取り憑かれた少女と悪魔祓いに挑む神父の話。
異変が起こってから医者に診察してもらい事態が徐々に悪化していく過程が現実的な為か身近に感じられるホラーです。
有名な階段ブリッジや首回転よりサブリミナ
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ゴッドファーザー(1972年製作の映画)

4.0

ニューヨークのドン・コルレオーネを中心に報復と裏切りのマフィア世界を描いた名作。
顔は笑って心は殺す気満々という恐ろしい世界で表の人間がドンになっていく過程が哀愁漂う曲と共に印象に残ります。
威厳と慈
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八つ墓村(1977年製作の映画)

3.3

「祟りじゃぁ〜」で有名になった横溝正史原作のホラーミステリー。
津山30人殺しがモデルとなった山崎努の殺戮、不気味な洞窟などホラー要素がかなり強いです。
渥美清の金田一耕助は異色に思えますが原作者によ
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ほんとにあった!呪いのビデオ(2003年製作の映画)

3.0

視聴者から送られた恐怖映像を紹介するシリーズ。中村義洋氏がナレーションでなく出演という点に歴史を感じます。
今作は第1弾という事もありフォーマットが定まっていません。実在が胡散臭い大学の音声分析をぶち
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放送禁止 劇場版 〜密着68日 復讐執行人(2008年製作の映画)

3.0

フェイクドキュメンタリーホラーの超傑作「放送禁止」の映画版。シリーズ第6弾のデスリミットとリンクしています。
ドラマではテーマがDVだったのに対し映画では復讐を軸に仮面の女の謎がメインの話です。
ドラ
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オール・ユー・ニード・イズ・キル(2014年製作の映画)

3.6

昔のファミコンにあった死んで覚えるゲームを壮大にSFにしたような作品。
死の扱いの軽さは若干ギャグが入ってる様にも思われますが、修羅場を超えて成長するところは爽快です。

クローズZERO(2007年製作の映画)

3.4

傑作不良漫画の実写版。
敢えて坊屋春道を出さずに前日談とする事で原作未読既読問わず楽しめるようになっています。
原作では男100%の純度でしたが映画版はヒロインが登場する点も画期的。

劇場版コード・ブルー -ドクターヘリ緊急救命-(2018年製作の映画)

3.6

若き医療者たちの人間ドラマ。
ドラマ版観てなくても面白いか聞いたら楽しめるとの事で鑑賞しました。
正直人間関係とか不明な点が多いのでドラマ版を見てからの方が楽しめたと思いました。
しかしそんな事とは関
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新仁義なき戦い 組長最後の日(1976年製作の映画)

3.4

新シリーズ第3弾にして深作監督と菅原文太のコンビ最終作。前作同様広島ヤクザでなく九州ヤクザが主役。カタギの仕事に勤しんでた男が組長をニューハーフヒットマンに殺された事で復讐鬼と化す話。的が超大物なのに>>続きを読む

新仁義なき戦い 組長の首(1975年製作の映画)

3.8

新シリーズ第2弾。今回は前シリーズと関係なく九州ヤクザの戦争が描かれてます。
冒頭から菅原文太・山崎努という豪華さで相棒モノと思わせておいての予想外の展開には驚きました。知的ヤクザの成田さんがラスボス
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新仁義なき戦い(1974年製作の映画)

3.4

山守組の内部抗争を描いたシリーズ第1作のリブード作でフィクション寄りの構成。
名前も役者も変わってるなか、山守組長(女房も)が変わらず登場。狡猾卑劣かつ小心で愛嬌があるという唯一無二の存在感です。
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フライト・ゲーム(2014年製作の映画)

3.5

身代金目的の飛行機内殺人を解決しようとする捜査官の活躍を描いたサスペンス。
観てると疑わしい点が多く主人公にすら疑念が湧いてくる五里霧中状態。個人的に犯人が意外でした。

クローバーフィールド/HAKAISHA(2008年製作の映画)

3.0

怪獣映画における群衆の立場から描いたモキュメンタリー。
突然の惨劇に動揺する様は臨場感に満ちています。都合よく話が解決していかない点もこの作品では合っている気がします。
映画館で鑑賞しましたが見終わっ
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梟の城(1999年製作の映画)

2.5

司馬遼太郎氏原作の忍者モノ。
全体的に話が地味で印象が薄いのが残念。石川五右衛門も史実に沿ってるとはいえ無理矢理感あり。

パピヨン(1973年製作の映画)

3.8

無実の罪で島送りになったパピヨンが脱獄に向けて執念を燃やす実録物。初めは利用するつもりで近づいた贋札作り名人のドガに対して虫を喰らっても筋を通すところが素晴らしくカッコいいです。
個人的には善人風なシ
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インサイド・ミー(2013年製作の映画)

2.8

同じバンドの弟が死んだ事で新たに加入した青年と不倫してしまった子持ちロッカーが巻き込まれるサイコもの。
ショッキングな映像は無いですけど妊娠が分かったところでの贈り物とか静かに怖いです。あと旦那さんと
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10億ドルの頭脳(1967年製作の映画)

2.5

元情報部の探偵が謎の物資を届ける事で国際的な陰謀に巻き込まれるスパイアクション。
金に汚く女に弱い、ついでに腕っ節もそんなに強くない。西側なのに東側とも親交があり剽軽なようで冷徹という独特な主人公です
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ターミネーター ニュー・フェイト(2019年製作の映画)

3.7

歴史改変を目論む殺人機械との死闘を描くシリーズ第6作。前3作を抹消するというスカイネット的な制作側の意図によりT2の正統続編となっております。
そのT2ファンの心にロケットランチャーを打ち込むような冒
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ターミネーター:新起動/ジェニシス(2015年製作の映画)

3.6

歴史改変を目論む殺人マシーンとの闘いを描いたシリーズ5作目。
タイトルの新起動の通りパラレルワールド的な作品といえましょう。
同キャラ対戦、T-1000の襲撃とファンには堪らない展開に胸が熱くなります
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ターミネーター4(2009年製作の映画)

3.1

人類の存亡を賭けた闘いを描いたSFアクション。今までのシリーズで描かれていた世界滅亡後の未来を舞台にしているところが特色です。不良美少年から無気力野郎と経てジョン・コナーが人類のリーダーとして開眼して>>続きを読む

ターミネーター3(2003年製作の映画)

3.5

未来から送られてきたターミネーターとの死闘を描いたSFアクションの3作目。
綺麗に完結した前作の続きであり、キャメロン氏がノータッチという曰く付きの作品でもあります。
今回は全身武器で対ターミネーター
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ターミネーター2/特別編(1993年製作の映画)

5.0

世界滅亡を避けるべくターミネーターと闘うSFアクションの超傑作。
2単体より1の後に観ると更に楽しめます。
前作で冷酷非情な殺人マシンが味方になるという点、液体金属なる最凶のターミネーターという敵、サ
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