ラストはコロナ禍。
『寝ても覚めても』では、東日本大震災が途中で描かれてました。リアリティを追求するというのはこういうことなんですね。
この監督、夫婦ものがやっぱ好きなんでしょうか。村上作品を撮るの>>続きを読む
定点、モノクロなど割り切りながらも、工夫がありエンタメ要素が高い。
主人公の行動に目が離せなくなる。
フェリー二やピンク・フロイドなど、オマージュを越えてる感は否めないが、あの手この手で楽しませてく>>続きを読む
ペインフル。
痛みに対してカタルシスはやや少なめでした。
しかし今の時代は、痛みもエンタメ。
ぐるりのこと、恋人たち、あたりが近いんじゃないでしょうか。少しずつ痛みが癒えていく追体験の作品群とでも>>続きを読む
ベンはギャッツビーでもあり、ダンス・ダンス・ダンスの五反田君のようでもあった。
表層ではないものが描写されている。
それは現代の幻想、、まさしく村上春樹の世界。その映像化に成功している稀有な作品では>>続きを読む
伊丹十三っぽい気をてらった演出。
リアリズムが好きなので、あまり楽しめなかった。
ゲームというほど駆け引きされてないので、期待値を下回った。
世間には映画よりもシビアな駆け引きや真実があったりする>>続きを読む
"ゴジラが現代の日本に現れたら"をとことんリアルに描いた作品。まるでリアルタイムで流れる報道番組を見ているようだ。
会議ばかりしている政治家たち、保守的でなかなか物事が決まらない状況など、まさに今の>>続きを読む
良いタイトルの条件の一つ。
観る前は想像させられ、観終わると納得させられる。「孤狼の血」は素晴らしいタイトルである。
映画の面白いシーンに"場違いな場所でするヤバい会話"というのがあるが、本作でも殺>>続きを読む
落ちに落ちた邦画の最終形態。
その代表選手である。
現実で聞いたことないようなセリフ回しのオンパレード。記号的な登場人物、いわゆる"キャラ"。メイド・イン・ジャパンじゃないとこんな酷い作品は生まれな>>続きを読む
映画的お決まりをあえて裏切っているが、そこに良さはない。胸糞展開。
結局主人公が悪いってなるし、ようそのツラ下げて女の子に会いにいったな。となる。
チェイスシーンが殺人の追憶のコピーでしかない。
俺の野球をさせろ!!
"変えたいのに変えられない"男の葛藤が描かれています。構成がとても緻密。以下にまとめました。
ちょいちょいビリーの回想シーンが入ってきて、彼自信がスカウトの失敗作であり、その後悔>>続きを読む
ラストのカタルシスが最高だった。
タランティーノの映画愛!
シャロン・テート事件とどう絡んでくるのかと思ったら、、
回想の入れ方や、撮影の劇中シーンの描き方など、独特の語り口である。
フィクションにおいて、しばしば描かれる成功体験。けれど本当の人生は挫折ばかりであることを私たちは知っています。
この映画は人生の挫折を肯定的に描いています。
失敗したってまた這い上がればいい。
たと>>続きを読む
時代の流れと主人公の物語が一緒に流れていきます。
素晴らしいアイデアです。
アメリカ人ならさらに何倍も共感できたことでしょう。
自分たちが歩んだ人生、、良かったことも悪かったこと、それら全てに新たな>>続きを読む
全編を通して、主人公・ニーマンのポジションを意識させられる作りになっている。のし上がるか、落ちるか、常に緊張感がある。観客はニーマンの抱く競争心を共有する。さらにフレッチャーがありとあらゆるプレッシャ>>続きを読む
狂気の世界をサスペンスホラー調に描いた作品。唯一安心できる存在であった母親の狂気が見えた瞬間が一番怖い。
冒頭からパーフェクトブルー的な錯覚のオンパレード。確かに狂気であり、怖くもあるのだが、主人公>>続きを読む
ただSNSを題材にしただけではなく、家族や夫婦愛の溝を描いたことが素晴らしい。
人間関係が緩やかに繋がっており、自分たちだけでなく、すぐ近くにいる人たちも同じような問題を抱えているんだという群像劇と>>続きを読む
実際の事件では、少年は祖父母を殺したあと、興奮してお金を取り損ねて母親の元に戻ってきます。母親は何で取ってこねえんだ!と怒り、引き返せと指示をしたそうです。涙ぐましい、、
私はこの事件に興味を持ち、>>続きを読む