ヌーヴェルヴァーグの傑作
1シーン毎や瞬間、瞬間での面白さは伝わってきた。
この点と点の面白さが線になったとき、初めてこの作品を心から楽しめたと言えるんかな。
何本か初期ゴダール作品を見て、個人>>続きを読む
ヌーヴェルヴァーグの旗手、ゴダール
今でいうYouTuberのようなジャンプカットやカメラに向けての台詞、唐突なクローズアップ、手持ちカメラ撮影。
そのどれもが印象に残る。
見て分かる編集が、違和>>続きを読む
Alone Again Naturally.
悪者がヒーローを育てる。
この構成から生まれる感動は、この映画を見ないと体験できない。
ゲーム的演出、華麗な選曲、斬新な設定が上手いこと合わさっていた>>続きを読む
陽光、煙、水面、反射、時間、感情の美
世界観を邪魔しないゆっくりとしたパンの動き、多用されるロングショット、光や影を映しとるモノクロの画面、全てが良かった。
まさに、日常に存在するものを切り取った>>続きを読む
脚本を手掛けているだけあって、そこかしこから溢れるタランティーノ節。
コカイン、マフィア、拳銃、バイオレンス。
強烈なものばかり並ぶが、この映画のタイトルはまさにトゥルーロマンス。それ以外無いと思う>>続きを読む
KKKや黒人奴隷への復讐
繋がれざる者ジャンゴ、周りの存在をも解き放つ。妻、黒人使用人、馬、制度など。
南北戦争前。
西部ではなく、黒人差別の厳しい南部が舞台。
マカロニウエスタンといえば「ジャ>>続きを読む
大胆かつ緻密な圧倒的会話劇!
本編は152分あるが、5つの章で構成されているため区切りにもなるし、一度リセットすることが出来て見やすかった。
物語の導入となる第1章が一番好きだった。
タランティー>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
最初から最後まで161分、常にクライマックス!
古いモノを現代的で新しいモノに、ただそこにはリスペクトを忘れないヒップホップ的なセンスをもつタランティーノによる9作目『ワンス・アポン・ア・タイム・イ>>続きを読む
耐死仕様、いや死の証明としてのデスプルーフ。
グラインドハウスで上映されるような使い古されたフィルムを再現するために、わざとモノクロの画面やザラつき、飛びによる画像ノイズ、音割れが表現されていた。>>続きを読む
キルビル 、後編。
舞台は移って日本から香港へ。
モノクロ画面の効果的遊びが印象的だった。
色んなジャンルをパッチワークして、一つの物語にしていること自体がめちゃくちゃ凄いと思う。
キルビル、前編。
タランティーノ監督の好きなものオマージュやパロディのオンパレード。
映画内が日本×香港×アメリカのカオスな空間。
アメリカ人がブルース・リーオマージュのジャージを着て、服部半蔵の>>続きを読む
タランティーノ監督作、2作目。
まさにパルプ(質の悪い)フィクションの物語。
時系列をバラバラに展開しながらも、通して鑑賞したときに、流れが理解できるような作りになっている。
また、画面とそれに>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
二つの意味を持つUS。
タイトルやビジュアルポスターからも分かるように本作は「二面性」がテーマにある。
アメリカの社会問題を笑いとホラーで見事に描き出す才能。高度な演出、映画表現、巧みなモティーフ>>続きを読む
1では水から食べ物が。今度は水から生命が。
人間と動物の共存に加え、生命をもった食べ物という、ある種宇宙人やエイリアン的存在との共存も描いていた。
言葉にすると尚更カオスであることが分かるが、これ>>続きを読む
〈盗み〉に存在意義を感じていた…。
良くも悪くも、いやほとんどが悪いことなのだが、したいことをしていく物語。
盗みによって結ばれていく関係、悪と接することで破滅へと向かっていく。
伏線みたいに見>>続きを読む
もはや居場所はないので…空を飛びます。
大量の風船とともに家が空を飛ぶ。
その画面だけを見ているだけでも快かった。
登場人物は少ないが、それ故にそれぞれのキャラクターが濃く愛着が湧く。
また、随>>続きを読む
ピクサーがついに " 感情 " を描く。
感情は完全には制御出来ないものだからこそ、こういう世界を考えてみるのも面白いなと思った。
感情や思い出を視覚的に理解できる構図。
また子供の頃に作ったで>>続きを読む
ファインディングニモから一年後の世界。
1でかなりの印象を残したドリーのお話。
ニモは身体障害的であったが、ドリーは精神障害的。
記憶がテーマにある作品故にフラッシュバックが多用されながら物語は>>続きを読む
タイトル通り、ニモを探す物語。
完全に親目線の話である。
親子の物語が軸にあるが、親であるマーリンは強烈なキャラクターのドリーと捜索すること、また子のニモは迷子になった先で出会うギルたちとの生活を経>>続きを読む
一つは「死」をテーマに、そしてもう一つは「音楽」がテーマに。
メキシコにある死者の日から着想を得て、ピクサーが「死」とは何かを考えた。その答え、一つの欲がここに。
物語の中でも「死者の日」を舞台に>>続きを読む
報われないヒーロー、活躍する妻。
1のラストから物語は始まる。
今度は妻の物語?家族の?
いや、ヒーローファミリーの物語である。
1と対比するように育児する父、働く母の構図になる。かなり現代的な>>続きを読む
スーパーヒーロー、普通に仕事をする。
もはやスーパーヒーローという職業は廃止され、社会に溶け込まなければならなくなった。
相当なフィクション設定にも関わらず、かなり現実的な物語になっていた。
人>>続きを読む
モンスターズ・インクに入るまでの物語、前日譚
才能ナシの勉強家マイクと自惚れたモンスター、サリー。
1ではサリーに感情移入したが、本作ではマイクに感情移入した。
モンスターの世界ならではの学部が>>続きを読む
人間の悲鳴がモンスター世界のエネルギーに!
優しいサリーと天然のマイクがバディ。
作業ヘルメットにタイムカード、健康に気遣って歩いたり、かなり現実的な物語を描いている。
また、「仕事」にフォーカ>>続きを読む
子供の頃にビデオデッキで何度も見た作品。
フリックはサーカスの道化を戦士と、サーカス団員はフリックをスカウトと、お互いに勘違いしながらコミカルに物語が進んでいく。
発明家のフリックは、奇想天外なア>>続きを読む
恐竜ワールドのトイが、ボニーのオモチャたちによって本当の世界を知る。
子供に遊ばれたことがないオモチャたちにとっては、そこでの設定が全てであり現実。
簡易的な『マトリックス』展開。
ゲームとオモ>>続きを読む
ジェシーは諦めない、ジェシーは方法を探す。
今作の主人公は、カウガールのジェシー。
ピクサー製作陣が、馴染みのキャラの特徴を熟知しているのがストーリー展開、キャラクターのセリフから容易に伝わってき>>続きを読む
トイストーリートゥーン3
真面目で天然、頼りないレックスが主人公。
風呂場やビニールプールで遊ばれるトイにも生命を与えた本作。
水があってはじめて活動できるトイに魅力を感じた。
水があっても人>>続きを読む
トイストーリートゥーン2
生まれたときから飾られる運命のトイ。
それを受け入れるか、抗うか。
セットの景品のオモチャにフィーチャーすることで、安価で短命、粗悪な作りのトイたちが子供に捨てられた後、>>続きを読む
トイストーリートゥーン1
ボニーが冬休みにハワイ旅行!
ケンとバービーも行きたかったが無念に、仕方なくボニーの部屋でハワイを再現。
トイ同士の戯れ。
まさに人がいないとき、こうして楽しんでいるん>>続きを読む
無限の彼方へ!さあ行くぞ!
ゲームの中のバスライトイヤーの物語。
スペースレンジャーとして、可もなく不可もなくなストーリー展開。ただ、バズライトイヤーの身辺を知るには良い機会だった。
LGM(リ>>続きを読む
兄と妹の共存、二つの世界観が融合!
今回は、エメットというよりみんなの物語になっていた。なので、映画全体を通してミュージカルのような構成に。
音楽は相も変わらず最高!
物語は、やはり1よりも響く>>続きを読む
ムファサの鬣ふぁっさふぁさ
現実と錯覚するほどの映像体験。
ただ、それが個人的には裏目に出ていた。
アニメ版では、肌の色や歩き方を使い分け、また個々のキャラクター性を強く出すことで、それぞれが引>>続きを読む
地球に隕石が衝突しなかったら!🦕
大きいけれど小心者のアーロと、小さいけれど勇敢な少年のスポット。
正反対な二人が出会い、刺激し合っていく。
今までみたピクサー作品の中で、群を抜いて物語に集中出来>>続きを読む
相対する娘の考えを理解していく母
野蛮な性格の父に似たメリダ。
その性格を母に理解させるために、母自身を野生のクマにすることで、理性を超えて〈野蛮さ〉を理解させていた。
母がクマになってから、人間>>続きを読む
決め手は家庭の味、ラタトゥイユ
人間とネズミの共存、相容れない存在が交わる。
アニメーションの動きは、細かくてリアルだった。それ故に、大量のネズミが一斉に動いて料理しているのが少し気持ち悪く見えて>>続きを読む