YAJさんの映画レビュー・感想・評価

YAJ

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彷徨える河(2015年製作の映画)

3.3

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【大蛇の抱擁】

 たぶん初めて見るコロンビア映画。圧倒的な映像美と独特の世界観がなんとも重くのしかかる稀有な作品だった。
 人に薦めるか?! という点では「うーん・・・」と悩んでしまうところだけど、
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スター・ウォーズ/最後のジェダイ(2017年製作の映画)

3.0

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【R.I.P.】

 もう、身内の学芸会、発表会を見に行く気分なので、本シリーズについてはまともに評価できない状態なのは毎度のこと。この世界観に浸れない人や、練られた味わいを映画作品に求める向きには本
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第三夫人と髪飾り(2018年製作の映画)

3.0

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【女の一生】

 19世紀の北ベトナムを舞台に、当時の富裕層の女性の暮らしを絵画的な映像美で魅せる作品。ベトナム人監督のアッシュ・メイフェアが曾祖母の実話をもとに紡いだという点は興味深い。

 また舞
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阿彦哲郎物語 戦争の囚われ人(2022年製作の映画)

3.0

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【ご縁】

 ロシアにいる木下監督の「映画のパンフが欲しい!」とのFB投稿を目にし、地元で封切というので、じゃぁ私が!と観に行ってみました(幸い、パンフは制作会社のほうから手に入りそうだとか)。

 
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スパイの妻(2020年製作の映画)

3.0

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【2枚のフライヤ】スパイの妻《劇場版》

 今年は後半スパイものが多かったかなあ。
 『Red Joan』(2018英)、『Official Secret』(2019英米)、『ソニア』(2019ノルウ
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トランスフォーマー/最後の騎士王(2017年製作の映画)

2.0

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(台北マラソンの道中、機内上映鑑賞)

 画面の迫力だけ味わおうと観た(けど、しょせん座席のモニータじゃぁねぇ・苦笑)。 

 歴史的にとか、世界史の史実の中に実は、、、という、どうでもいい世界観に壮
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22年目の告白 私が殺人犯です(2017年製作の映画)

3.0

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(台北マラソンの道中、機内上映鑑賞)

 意外と良かった。役者さんありきの作品という邦画の限界はあるけど。なにしろ藤原竜也くんは『藁の盾』のキャラそのまんまだった(笑)。

 役者さんありき、なので半
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猿の惑星:聖戦記(グレート・ウォー)(2017年製作の映画)

2.5

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(台北マラソンの道中、機内上映鑑賞。故にレビュー短め)


 続編が出てどんどん劣化していく恒例(好例?)。

 ”創世記(ジェネシス)”は好きだったんだけどな~。シーザーが音楽仲間のマルチプレイヤー
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海の沈黙(2024年製作の映画)

3.0

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【「落日」の下】

 人物造形と舞台装置の設え方が、堂にいっていて圧巻だった。
 序盤に示される贋作の謎は、むしろ端緒にすぎない点は、やや肩透かしだが、真贋の判断を通じて「美」とは、真実とは、と何かを
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私のちいさなお葬式(2017年製作の映画)

3.3

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【解凍】

 とても良い作品でした。ディテールが素晴らしい。
 ウラジオへの旅を契機にロシアへの小旅行人気が高まりそうな昨今。それでもなかなか足を踏み入れることのない、ロシアの地方都市(のさらに地方の
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マリッジ・ストーリー(2019年製作の映画)

3.3

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【黒YAJ】

 NETFLIXが元気だ。
 名優を取りそろえての、2時間を超える尺の作品を、堂々と製作、世に送り出してくる勢いたるや。暗闇に浮かび上がる赤い「N」の文字が脳裏にくっきり焼き付く思いが
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ギレルモ・デル・トロのピノッキオ(2022年製作の映画)

3.0

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【原作回帰】

 1年前にもピノキオ関連の映画があった。イタリア制作の実写版だった。今年のはNETFLIXでギレルモ・デル・トロがストップモーションアニメで作った。なんだ、このピノキオ復古の流れは?
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ゴジラ-1.0(2023年製作の映画)

3.3

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【どっちかで】

 大衆娯楽作品は楽しくて良いね。
 本作、実は、さほど食指は動いていなかった。観るとしてもネット配信で、くらいに傍観してた。
 ところが、周りからの良かったとの声が意外と大きくて・・
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ロボット・ドリームズ(2023年製作の映画)

2.8

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 久々の映画館での鑑賞だった。
 ドキュメタリーを除けば、1か月ぶり、夫婦そろっての鑑賞はほぼ2か月ぶり。週一ペースで鑑賞していたので、この秋はずいぶんと間が空いてしまった。

 そんな久しぶりの、物
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THE FIRST SLAM DUNK(2022年製作の映画)

4.6

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【〇〇ファースト】

 今年いちばん泣けた映画(になりそう)。
 原作ファンなら、いや、原作ファンじゃなければ、という作品。ファン層の厚さを十分わかった上で作られた、原作ファンのための、そう、原作ファ
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ジョン・コルトレーン チェイシング・トレーン(2016年製作の映画)

3.3

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【咆哮はポーズ?】

 休日の昼間、JAZZ喫茶代わりに映画館の音響で豊かな音質のJAZZを愉しむ。そんな鑑賞も悪くないもの。やはりお家の安っぽいオーディオで聴くより立体感があるし、ずっしりと腹に響く
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翔んで埼玉 ~琵琶湖より愛をこめて~(2023年製作の映画)

3.0

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【テンプレ】

 前作も、機内上映かネットで、暇つぶしに観た程度で、続編までは食指も動いてなかった。けど、このニュース(下記URL)で、奈良県人がディスられると知り観にいくことに!!
https://
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ファヒム パリが見た奇跡(2019年製作の映画)

3.3

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【人権】

 実話に基づくお話。舞台はパリ。そして移民問題。多いね、近年。

 インド系(と括って良いのかどうか?)の移民の話では、英国映画『カセットテープ・ダイアリーズ Blinded by the
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gifted/ギフテッド(2017年製作の映画)

3.0

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【良き週末】

 朝風呂(文化浴泉@池尻大橋)を使って、さて、近いところで午前中に観られる映画は・・・・・・ということで、渋谷で10:20から鑑賞。

 数学の特殊能力(gifted)を持った可愛い7
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(2023年製作の映画)

3.0

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【アホか・・・・・・】

 良くも悪くもたけし節。
 好きか嫌いかでいえば、たけし作品の中では嫌いなテイストのほう(と一瞬思わせる)。でも、そんなことにすら気づかせずにグイグイ話が進んでいく剛腕ぶりが
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今さら言えない小さな秘密(2018年製作の映画)

3.0

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【絵本】

 ちょっと期待が、過ぎてしまった。原因は封切館だ。そう、かの「シネスイッチ銀座」。上映館とフライヤのイメージから、当館最多動員を未だに誇る1989年公開の“あの映画”のクォリティを無意識に
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アイリッシュマン(2019年製作の映画)

3.3

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【画竜点睛】

 監督、出演者で観る作品がいくつかある。これも間違いなくそのカテゴリーに入るもの。でも、それ以上に、これは映画業界そのものの変化を感じ取れる作品として鑑賞リストに入れていた。いろんな意
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裸足の季節(2015年製作の映画)

3.0

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【不思議の国】

 トルコものに近年、目が行くようになった。去年トルコ・日本合作の『海難1890』という映画があり(観そこなった)、今年はノーベル賞作家オルハン・パムクの小説『雪』を読んであの国の気質
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すれ違いのダイアリーズ(2014年製作の映画)

3.3

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【THE TEACHER'S DIARY】

 ベタだけど心温まる佳作。こんな環境と設定で現代のストーリーを創れるタイという国に驚いた。

 数か月前、どこかの単館で予告を見て、観たいと思っていたがタ
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ボルグ/マッケンロー 氷の男と炎の男(2017年製作の映画)

3.6

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【再現率】

 スティーブン・ティグナー著『ボルグとマッケンロー テニスで世界を動かした男たち』に、ボルグにまつわる都市伝説を紹介した箇所がある;

「ボルグの心拍数は35である(実際は50から60の
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ボヘミアン・ラプソディ(2018年製作の映画)

3.3

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【ニテヒナル】

 凄い熱気の会場だった。
 この日を狙って観に来る人は、思い入れも深い人が多いのかな? ラストのライブシーン、隣で観ていたうちの奥さんは「びっしょり汗かいた」と。場内の室温がぐっと上
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パルバティ・バウル〜黄金の河を渡って(2024年製作の映画)

3.0

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 ご近所の映画カフェANGELIKAにて、監督とのトークイベントがある、というので、昨今注目のインド映画と思って鑑賞。

 バウルという吟遊行者であるパルバディ・バウルを追ったドキュメンタリーは、その
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沈黙のレジスタンス~ユダヤ孤児を救った芸術家~(2020年製作の映画)

3.0

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【沈黙は金?!】

 「パントマイムの神様」マルセル・マルソーの知られざる実体験を映像化した反戦映画。第二次世界大戦中に堪能な英語力でジョージ・パットン軍の渉外係を務めたり、シャルル・ド・ゴールの自由
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放浪の画家 ピロスマニ(1969年製作の映画)

3.0

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【グルジア、ふたたび】

 『放浪の画家ピロスマニ』と題されて、1969年のグルジアの映画が岩波ホールで再上映されている(グルジア語によるオリジナルとしては初上映)。初日に鑑賞。半世紀前の映画だけど、
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カオス・ウォーキング(2021年製作の映画)

3.0

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【与太話】

 設定が面白い!
 SF作品って、その発想の妙だけで半分はOKだよね。なぜそうなったか?なんて別にいいんです!その世界観に浸れれば。
 という作品なので、設定に納得いかなきゃ、ほんとどう
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FOUJITA(2015年製作の映画)

3.0

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【Japan-France collaboration】

 今、このタイミングで日仏合作映画。いろんな思いが錯綜する。大戦前のような不穏な空気の漂う今の日本。ある意味、反戦映画なのだと思う。現実のフ
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アイス・ロード(2021年製作の映画)

3.3

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【30x30x30】

 たまたま時間があって観てみた、さほど期待してなかった作品が痛快!ってときは、ものすごく得した気分に。まさに、そんなドンピシャの作品。2年前に観た、同じくリーアム・ニーソン主演
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ゴッホ~最期の手紙~(2017年製作の映画)

3.0

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【テクニックは食べられない】

 非常に面白い試みの作品。ゴッホの死の真相を、残された手紙を届ける過程で、関係者に会って話を聞きながら探っていく、ミステリタッチのストーリーだが、話の筋よりも、映像を
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燃えあがる女性記者たち(2021年製作の映画)

3.3

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【潜在能力】

 いまだカースト制の残るインド。アウトカーストとして差別を受けるダリトの女性たちが立ち上げた新聞社「カバル・ラハリヤ」(ニュースの波)を描いたドキュメンタリー。

 制作はインド出身の
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残された者-北の極地-(2018年製作の映画)

3.3

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【同期】

 マッツ、今、キテる?!

 としか思えないほど、近頃世間はマッツ・ミケルセン押しだ。主役を務める本作は勿論、W.デフォーがゴッホを演じる『永遠の門 - ゴッホの見た未来 - 』、『アダム
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奇蹟がくれた数式(2015年製作の映画)

3.0

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【The Man Who Knew Infinity】
 
 ジェレミー・アイアンズの渋い声でなんとか見通せた感がなきにもしあらず(苦笑) アラン・リックマンとは役の上での兄弟だったけど、「あれ?本当
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