プリミティヴなI'll be your mirror、モリッシーもいる
ビリー・ザ・キットを題材にしたニューメキシコ州リンカーン舞台の西部劇映画。コッポラの『アウトサイダー』感があってとても面白かった。身寄りのないチンピラの若者五人を匿い、服や食事を与えて読み書きを教える>>続きを読む
洲崎パラダイスの話。同年作である溝口健二の『赤線地帯』もそうだけれど、クソ陳腐な社会風刺みたいな描き方をしていないところに共感できる。これは訴えであり警鐘。
江東区、台東区、墨田区周辺に住むことへの抵>>続きを読む
いつぞやの芦川いづみ特集にて。小林旭とのキスシーンは言わずもがな、二人のデートが可愛すぎる。大学卒業間近の金持ちボンボン5人グループが車で街に繰り出し残り僅かなモラトリアムを謳歌する青春映画かと言えば>>続きを読む
高校生ぶりに鑑賞。今観ると難なく自分に置き換えて観れてしまうことが恐ろしい。
何かの景色を見た時、何かに触れた時、過去の記憶が花開き、あり得たかも知れなかった未来の自分がぼんやりと浮かんでは消えていく>>続きを読む
高校生ぶりに鑑賞。高揚すればするほど現実が押し寄せて逆に辛くなるしかない今、あの感覚を味わうことは二度とないのだなと思うと未熟ながら高校生の頃少し背伸びして観てよかったのかもしれない。今観ても特別な映>>続きを読む
なんか既視感あるなと思ったらハンス・ヘルボッツの『堕ちていく少女』だった。私が思うこの手の17歳はもはや少女と女性の狭間ですらないのだけれど。
かつての『Faces』、『こわれゆく女』でも底に堕ちるまでに魅了されたカサヴェテスの公私にわたるパートナー、ジーナ・ローランズが今回も。老いと共にさらに崩壊していく感じ、30歳を迎えた今だからこそ先の>>続きを読む
高校生の頃、TSUTAYAの「発掘良品」的なコーナーで出会ったのが始まり。アントニオーニの『欲望』も確かそうだった。後に『水の中のナイフ』を知り、ART-SCHOOLの水の中のナイフはこれだったのかと>>続きを読む
角川映画第二弾。池波正太郎が『映画を観ると得をする』の中で、「この時代の日本映画は誰でも彼でも死なせてしまう監督が多すぎる」と憤慨しめちゃくちゃ批評してたので。池波正太郎曰く、高倉健が最後何十台もの戦>>続きを読む
市川崑×新藤兼人。一番好きな『恋人』の池部良を超えるものはなかったが、浴衣姿、海パン姿は最高。杉葉子とのナイスカップルっぷりにニヤニヤが止まらない。
市川崑のサスペンスコメディ。久里子亭=ミステリー映画脚本の際に用いられるペンネーム「久里子亭」(アガサ・クリスティーのもじり)は、市川崑のペンネーム。
相変わらず洒落たセンスでブラックユーモアに富んだ>>続きを読む
アンヌ=マリー・ミエヴィルによる「マリアの本」と、ゴダールによる「こんにちは、マリア」の二本立て。連作ではあるがイエスの母マリアの処女懐胎を現代に翻訳した一つの作品。
①「マリアの本」 約30分(体>>続きを読む
前作より格段に面白くなってるし、『慰めの報酬』→『気休めの報酬』っていう転換発想意味わかんなくて好き。ジャケで半日笑える。
死ぬほど楽しみにしていたミカエル・アースの新作。やはり素晴らしかった。感想あとで書く。
当時流行したスプリット・スクリーンの大胆な多用、ゴリゴリ60sなswingin'ファッション、チェス・シーンのミシェル・ルグランの音楽がイカす。
谷崎潤一郎×増村は『痴人の愛』がとてもよかったので。このエロクール小悪魔感はどう頑張ったって得られない。
三島由紀夫のイメージが変わる。作家としての彼だけを知っていたかった気もする。
アヒルの大群。脚本水木洋子で良いに決まってる。成瀬巳喜男の『あに・いもうと』観なくては。
いきなりトニー谷登場でテンション上がる。交番でひと休みすると休む間もなく弟を殺した人、息子を殺した人、ねずみを殺した少年(ここで警官の悲鳴)が次々に訪れ心休まるどころか恐怖すぎてものの数分で交番を後に>>続きを読む
インモラル過ぎ!こんな出会い方あるかよ!と思ったが観れてしまう不思議。若大将加山雄三に引っ張られるな。
レフンのドキュメンタリーを思い出さずにはいられない。ホドロフスキーのタロット占い、レフンの子供がかけた言葉など。
かなり神秘的でviolenceな赤と青の世界。観る場所と人を選ぶ。観る時の精神状態が重>>続きを読む