あやかさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

82年生まれ、キム・ジヨン(2019年製作の映画)

5.0

演技が素朴で、登場人物それぞれに既視感があって感情移入しやすかった。多分この映画を見た若い世代は自分の親を思い出すだろうなってくらい誰にでも心当たる話だと思う。誰が悪いっていうかそれが普通になってる社>>続きを読む

とうもろこしの島(2014年製作の映画)

3.8

『みかんの丘』の流れで鑑賞してみた。セリフがほぼ無いから見てる間内容についてずっと考えさせられて全然退屈しなかった。穏やかで綺麗な自然の中で突然銃声とかボートの無機質な音がくるから恐怖感と緊迫感が凄く>>続きを読む

みかんの丘(2013年製作の映画)

4.1

戦争をし合う醜さと悲しさの核心をどストレートに突いててメッセージ性がかなり強い作品だった。主人公のイヴァはかなり謎めいてて優しさの中に怒り、悲しさとか強さがあって、何か悟ってるんだろうなって思わせられ>>続きを読む

TENET テネット(2020年製作の映画)

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インセプションちょっと理解できちゃった気がして今回もいけるんじゃないかって思って気合い入れて見たらまじで何も分からなかった。考えながら見るのは不可能って途中から気づいてとりあえず映像をただ楽しみながら>>続きを読む

セブンティーン・アゲイン(2009年製作の映画)

3.5

ザックエフロン好きって言ったら色んな人に勧めてもらって見てみた!コメディー要素と若干のファンタジー感が見てて楽しかった。THEアメリカのスクール映画って感じでなんか妙にハイスクールミュージカル見たくな>>続きを読む

ボーダーライン(2015年製作の映画)

3.5

朝子ちゃんオススメの胸糞作品。内容はあんまり理解できなかったけど見てる時の緊張感が半端なくて疲労感がすごい。過激な描写が別に大丈夫派だったけど初っ端から目を塞ぎたくなる過激すぎる描写で大分気持ち悪くな>>続きを読む

20センチュリー・ウーマン(2016年製作の映画)

3.7

今モヤモヤしてずっと考えてた疑問が隅から隅までギュッと詰まってたからすっごいのめり込んで見れた。多分今親と見てたら微妙な雰囲気になりそうだから1人で見てよかったなあって思った。また数年後に見たら全然違>>続きを読む

インセプション(2010年製作の映画)

5.0

設定が未知数すぎて展開が全く読めないから目が離せなくてドキドキさせられまくった。とにかく見てる間大興奮だった。ダークナイト・インターステラーより理解しやすくて個人的に超超面白かったし、私SF苦手じゃな>>続きを読む

私の頭の中の消しゴム(2004年製作の映画)

3.8

正直結末も展開も全部予測できちゃうのにボロ泣きだった

南極料理人(2009年製作の映画)

4.0

結構コメディ要素があって危険要素がないから、なんも考えず笑いながら見れて面白かった。日常の食卓だから料理が素朴で質素なんだけどそれがまた良かった。料理を作る方と食べる方の楽しみが描かれていて、やっぱ料>>続きを読む

ガザの美容室(2015年製作の映画)

3.5

前半のゆるっとした空間から終盤一気に緊迫感が増して観終わった後も余韻がすごかった。戦争じゃなくて人々の生活を描いているけど正直自分にとって非日常的な画だからあまり感情移入できない。でもこの非日常的な生>>続きを読む

オマールの壁(2013年製作の映画)

4.0

題名にある分離”壁”は、物理的な遮断だけじゃなくて人間の信頼関係・普通の生活を遮っていて”壁”に対する感じ方が更に重くなった。政治問題を取り扱ってると思っていたけど人間の倫理的な部分まで切り込んでいて>>続きを読む

イエスタデイ(2019年製作の映画)

3.7

音楽映画って効果音とかサントラがめちゃくちゃ良くて見てて心地良いし、テンポが良くて楽しいから好きだなあって毎回思う。今回だったら停電前のリズミカルなテンポがわたし的にめちゃくちゃヒットした。それに加え>>続きを読む

ワン・デイ 23年のラブストーリー(2011年製作の映画)

4.0

20年間7/25を親友として一緒に過ごすストーリーの積み重ねを描く構成が重要な伏線にもなってて面白かった。20年間お互いの全部を共有して支え合う2人の対等な関係性が素敵だった。時間の積み重ねとタイミン>>続きを読む

友罪(2017年製作の映画)

3.3

内容が深いっていうよりひたすら暗くて重くかった。俳優陣の奥深い暗い表情が作風にハマっていて演技力すごいなって思った。特に瑛太が怪演すぎて現実的にこういう人物は身近にはいないのに妙にリアルさがあって引き>>続きを読む

インターステラー(2014年製作の映画)

3.7

SF映画が大の苦手な私でも一気にサラッと見終えられたくらいに面白かった。伏線回収が見事で終盤どんどん引き込まれた。でも科学用語・SF用語の理解がないから内容が難しかった。

わたしは、ダニエル・ブレイク(2016年製作の映画)

3.8

ケン・ローチ監督のイギリスという国に対してどれほど怒っているか伝わってきた。何のための、誰のための国の制度なのか。1人の市民としての尊厳を踏み潰すな。そんな怒りが特にラストシーンに詰め込まれていた。こ>>続きを読む

そして父になる(2013年製作の映画)

4.2

本当に細かいところまで2つの家族を徹底的に対照的に描かれていて見てて面白かった。キャストの采配がすごくて、役とフィットしていてナチュラルだったこと、それぞれの家族の雰囲気がリアルで既視感があったことで>>続きを読む

チョコレートドーナツ(2012年製作の映画)

3.6

なぜ普通と違うからといってこれ以上苦しまなきゃいけないのっていう悲痛な叫びが見ている間何度も何度も頭をぐるぐる回っていた。ポスター写真のシーンが個人的にすごい感動した。