昼行灯さんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

回路(2000年製作の映画)

3.6

うーんあんま😓ラスト終末設定ギャグかと思った。これまで登場人物が全然コミュニティ以外と接触してなかったのに、急に人類滅亡ですとかなっても別に、、となるだけ😂デカ飛行機とか、LOVEずっきゅん思い出して>>続きを読む

リリー・マルレーン 4K デジタルリマスター版(1980年製作の映画)

3.7

んーハンナ・シグラ礼賛映画!衣装どんどん変わるし、マレーネ・ディートリヒ繋がりでモロッココス的衣装もある!緊張してる歌い方、苛立ってる歌い方、体調悪い時の歌い方とシチュエーションによって歌い方変えてる>>続きを読む

天国と地獄(1963年製作の映画)

3.9

いやおもしろいわ。前半の密室劇(しかも部屋の中には大したものが置いてない、人間の演技と配置だけで魅せてる)から中盤以降の大移動はすごくダイナミック。こういう話は細部の話が難しくて何が起こってるんだ?と>>続きを読む

処女の泉(1960年製作の映画)

3.8

光の表現が上手い~色白金髪のカーリンに光が当たるよう撮られていた前半から、その輝くような姿に小枝の影がかかっていって死に、土をかけられ、最後は泉の水で拭ってもらって再び輝く姿を取り戻す。黒髪身重の女中>>続きを読む

戸田家の兄妹(1941年製作の映画)

3.7

お兄様佐分利信の正義論が完全に後出しじゃんけんですごい。1人で天津に行ったくせに母妹に誠意を見せないのは何事だってお前もその1人だよ😂解決案が天津なのも後のこと考えると怖い。小津は日中戦争に出征してい>>続きを読む

うたかたの戀(1935年製作の映画)

3.5

ダニエルダリューやっぱり可憐という言葉が似合う可愛さだなーデコルテも美しい。シャルルボワイエは眉整えたくなる

狂言回しのおばさんがデカい声で世間話しながらワンフレーズごとに小声で密会についてダニエル
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あんのこと(2023年製作の映画)

3.9

死に間際、コロナ禍に人々を元気づけるために飛行機を飛ばすとかいう的外れな行政イベントが引き金になってる。コロナ禍で色々行政からの支援もあったけど、本当に必要な人には届かないどころか、生きていくための道>>続きを読む

絞死刑(1968年製作の映画)

3.9

一切の偶然が生じることを拒否するかのような無機質な室内で、読み上げられる判決文を元にした即興芝居が滑稽に展開される。それは脚本担当でもある監督大島渚による淡々としたナレーションによる説明のもと遂行され>>続きを読む

ねらわれた学園(1981年製作の映画)

3.8

あー高校時代の記憶リセットしてもう一回高校生やってみた😂と思う 実際高校の時の自分が見たらおもんねと思うかもだが😅HOUSEほどじゃないけど、お手製感というか、文化祭感というか、あからさまな合成やフィ>>続きを読む

震える舌(1980年製作の映画)

3.5

女の子和製エクソシストばりの迫真の演技で、もう死ぬんじゃないか、、と思うけどバッハがかかる度ハッピーエンドきたこれとなる。夫の心象風景が幻想的で美しい。病状に関する説明が全くなされない妻可哀想🥺夫の子>>続きを読む

大魔神怒る(1966年製作の映画)

3.6

いや大魔神来るの遅すぎな😅満は持すな😅
大魔神、日本の神っぽいけどキリスト教やら仏教やらを思わせるところは宗教観ブレブレの日本人っぽい。海をわるところはモーセだったり、権力行使で破壊されるところは廃仏
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夜明けのすべて(2024年製作の映画)

3.8

こういう職場いいなー物足りないと思う山添の気持ちもわかるけど、自分が無理ってなったときに助け合える職場がいい🫂
PMSもパニック障害も症状を周囲に見せないよう頑張ってしまうし、そうせざるをえない病気だ
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牝犬(1931年製作の映画)

3.7

友達もできて絵も長年評価されててよかったねおじいちゃん🥹タイトル牝犬でいいのか?感あるくらいあんまり牝犬感ないけど(むしろアデルの方が牝犬感ある🥹)スカーレットストリートとは違って悲壮感なくてこれはこ>>続きを読む

わが青春に悔なし(1946年製作の映画)

3.7

原節子こんなに美しかったか。今まで原節子の眉毛がもったいないと感じていたが、眉を30年代風にしただけでガチで好感持てたから眉毛大事。お嬢様→職業婦人→百姓とコスチュームや役柄もどんどん変わるが、原節子>>続きを読む

遠雷(1981年製作の映画)

3.5

うーん、これなんで81年キネ旬ベストテン2位なのか?田舎の閉塞感、どうにもならなさを最後まで描ききってくれよと思う。ラスト、結婚式のやけに明るい歌歌う2人のバストショットで終わらせてほしかった。あそこ>>続きを読む

サスペリア PART2 完全版(1975年製作の映画)

-

極端にズームしたり、ありえない方向に切り返したり、縦横無尽なカメラ。犯人急に出てくるやんと思ったけど、思い返してみればアイラインの濃い目のショットが何度か挿入されていたから、ちゃんと観てたら犯人めちゃ>>続きを読む

せきれいの曲(1951年製作の映画)

3.5

お母さんと娘がべったりな感じでSみたい。額と額をくっつけて二人で泣いたり、電車内で口を近づけてひそひそ話したり。ライティングも柔らかな陰影と輪郭にハイライトを持ってくる感じで官能的。

宝塚出身母娘歌
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明日は日本晴れ(1948年製作の映画)

3.7

物語の前半は運転手を中心に据えて、画面中に乗客の顔を配置するような構図がしばしば見られたけど、どんどん人が減っていって、そこではもう観客の気付かぬうちにメロドラマが始まっている。その間に合わなさが逆に>>続きを読む

剣劇女優とストリッパー(1953年製作の映画)

3.7

ハーやっと見れて助かるね 戦う女たちという本の序章で四方田犬彦が言及していて観たいと思っていたのでした。ストリップはさすがに検閲で切られまくっていると思うが、当時のストリッパーがニップレスをしていたと>>続きを読む

いのちの詩(1959年製作の映画)

3.5

エステートプラン連呼うるさし😂事前情報なく見たが、次第に保険勧誘まみれのプロットになっていく様に薄ら寒くなる
医療器具のカチャカチャ音、心臓の拍動する様子や事故死の妄想のモノクロ映像のインサート、医師
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不敵な男(1958年製作の映画)

-

ワイが増村に求めてる女性像じゃなくてハマらんかった。3畳くらい?の二階の部屋でのやり取りとラストの早まっていくカットの逃走劇はスリルあった。「助かるでしょうか?」と聞けるヒロインはよくやったと思うが、>>続きを読む

裸体(1962年製作の映画)

3.7

にんじんくらぶ製作🥕
山田五十鈴・瑳峨三智子母娘共演🫶けど同じショットに映ってることはほとんどなく、瑳峨三智子がバックヤードにはけると、山田五十鈴がバックヤードから出てくるなど、実生活の関係性が反映さ
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食卓のない家(1985年製作の映画)

-

小川真由美の気狂い演技あざす
仲代達矢に妄執する女子大生🤮
これを機にちらっとあさま山荘山岳ベースら辺のWikipediaさらってみたが、やはり革命になぜこれほど希望を持てるのかがわからない。具体性に
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ハッピーアワー(2015年製作の映画)

4.0

4人それぞれのとても個人的な部分の生き方が、矛盾や嫌悪感をはらみながら次第に影響しあっていく様子が面白い。しかもそれが4人だけじゃなくて、その関係者とか、はたまた1度会っただけの人にも伝搬していくのが>>続きを読む

清作の妻(1965年製作の映画)

3.5

増村作品のなかではそんなかな…知的障害の男の表象が都合よすぎて怖いよ。なんで登場させた?清作とお兼が二人で一緒にいようと契り合うたび心が苦しくなってた。明治時代は確かに今の感覚とは違って障害者は人間扱>>続きを読む

スタア誕生(1937年製作の映画)

3.7

ジュディ・ガーランドの方見ようと思ってて、勘違いして再生、後戻りできず完遂
ドロシーパーカーはワイの祖母の顔に似てる
劇中劇のなかでノーマンメインはエスターの魅力にかき消されていたけど、完全にこの映画
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殿方ご免遊ばせ(1957年製作の映画)

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小島麻由美の『おしゃべり!おしゃべり!』によく似たスキャットの主題歌
ブリジット・バルドーの代表作?だから見たけどバルドーの顔は特に好みではない←じゃあ見ないで💦

ナミビアの砂漠(2024年製作の映画)

4.0

結構客におじいちゃんおばあちゃんが多くてびっくり。福田村のときも思ったけど、シニア層結構ミニシアター系来る笑

主人公はやりすぎだけど、もっと怒っていきたいと思った。私は怒りの感情をないがしろにしすぎ
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人魚伝説(1984年製作の映画)

3.9

すっごい迫力だよこれ、、熱量が半端ない。どんだけ血しぶき飛んでるんだよ…(褒めてる)
終盤の長回し異常だよほんとに…数回はショット割ってるけど、それを感じさせないほど走って刺して走って刺してが止まらな
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はなれ瞽女おりん(1977年製作の映画)

3.8

宮川一夫が本当にいい仕事をしている。銀世界の山間、太陽の溶ける水辺、無機質な潮騒、ぼやけた水平線、飛び立つ烏たち。失われた郷愁を楽しむ映画なんだろう。そこまではいいけど、その象徴として瞽女があるようで>>続きを読む

北斎漫画(1981年製作の映画)

3.3

ん~~ダメね~何が魅せたいのかいまいち伝わってこないよん。富嶽三十六景の下りがしょぼすぎてびっくりしてしまうのやめて😂凱風快晴と神奈川沖浪裏もカットで回せるだろ😂応為も画家なのにただの家政婦になっちゃ>>続きを読む

エロティックな関係(1992年製作の映画)

3.5

ダサ加減が愛おしい、宮沢りえ礼賛のためにパリまで行って、でもかっこよくならなかったから冒頭に言い訳挟んで、「はい、篠山紀信探偵事務所です」ってあんた滑ってるよ🥹

なんでダサくなったかと言うと、それは
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サンライズ(1927年製作の映画)

3.9

夫婦の感情のほとばしりが瑞々しく演技されていてすばらしい🥺特にそそのかされた夫が舟の上で妻を殺そうとする死んだ目の表情から、次第に人間らしい表情を獲得していく過程に感動する😭

ほとんどがセットで撮影
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ラストマイル(2024年製作の映画)

-

テレビドラマを2時間大画面で見させられているような?物語を展開することと、観客を驚かせることしか考えてない爆破シーンの画面作りに失望
豪華俳優陣のなかには映画好きな人も沢山いるだろうに、なぜこれでいい
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GHOST IN THE SHELL 攻殻機動隊(1995年製作の映画)

3.8

物語の合間に降り注ぐ雨と言い、オリエンタルな街並みといい(香港と九龍?)ブレードランナーみがすごい。でも主人公は女サイボーグ側になって、ラブロマンスはなし。代わりに問題解決の一方で、心身二元論とシミュ>>続きを読む

桃尻娘 ピンク・ヒップ・ガール(1978年製作の映画)

3.8

おもしろすぎたーU-NEXTの概要欄に女子向けロマンポルノ入門編とあったが確かにそうかも。女子高生(昭和)の性への興味関心をよくとらえてると思う。主人公れなが妊娠してるかどうかは最後までヒヤヒヤしてた>>続きを読む