昼行灯さんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

花と蛇(1974年製作の映画)

3.8

3人で交わってる姿が肉体のうねりすぎて、これはもうエロいっていうよりグロい🤮蛇のセックス見てる気分
『生贄夫人』を思い出した。田中陽造小沼勝谷ナオミとまあ参加者も似てればストーリーも似てる。しかも同じ
>>続きを読む

ランユー 4Kリマスター版(2001年製作の映画)

3.6

典型的なストーリーだけどやっぱり最後胸に来る😭遅すぎるー!
尺をもっと長くしてゆったり物語を語ってほしいとは思ったけど、当時の中国の情勢を知ってたらこれくらいで十分なのかもしれない。(当時の中国人は日
>>続きを読む

ローラ(1961年製作の映画)

3.6

アヌークエーメかわよ~と思ってみたけどあまりハマらず。古典的なメロドラマと目まぐるしく変わる音楽の組み合わせが斬新と思ってみてはいたけど、それほどいい効果を出していたとは思えず。なんでハマれないのかな>>続きを読む

こちらあみ子(2022年製作の映画)

3.5

あみこの歌い方とかお父さんお母さんへの呼びかけ方とか小さい頃の妹に似てて懐かしかった🥰微笑ましい系かと思いきや結構シリアスでビビったが

去年の清順レトロスペクティブのPR動画を手がけていた方で、ルー
>>続きを読む

赤線玉の井 ぬけられます(1974年製作の映画)

3.9

こんな映画は誰もオカズに出来ないよ🥲なんなんだこの人情群像劇は…🥲
芹明香の声がだんだん重音テトに思えてきます😂そして芹の処女喪失の演技がほんとに胸に迫りすぎて…ロマンポルノでこれやっていいの?性癖な
>>続きを読む

自由の代償(1975年製作の映画)

3.7

ファスビンダー映画おなじみの人たちがだんだん分かってきた。新たな登場人物出てきたときのキタコレ感やばい😂

ゲイコミュニティのことが描かれながら、ゲイに対する差別的視線がほとんど描かれていないのが新鮮
>>続きを読む

黒薔薇昇天(1975年製作の映画)

3.8

ローラーシューズ立ちバックマジでありがとうございます🙏😭‪✝︎昇天‪✝︎
動物園のシーンで後景キリン、中景園児の行列、前景岸田森&芹明香になってる構図すごすぎた。園児たちが本来見るべきキリンを見ず男女
>>続きを読む

侠女/俠女 第二部:最後の法力(1971年製作の映画)

3.7

急に来る謎展開に驚いてたら最後まで変なままで終わった、主人公途中で変わってるまである💦ラストはなんだろう、、西方浄土を指さしてるのかと思ったら禅だし方角も違うしなんのことやら🤷‍♀️子どもはなんで生ま>>続きを読む

侠女/俠女 第一部:チンルー砦の戦い(1971年製作の映画)

3.7

先生にきっと好きだよと勧められて🙉
アクションシーンすごい👏トランポリンを使っただけでも新しかっただろうに、モンタージュによって飛翔中のカットが連続されることで、飛翔時間そのものが引き伸ばされている。
>>続きを読む

四畳半襖の裏張り(1973年製作の映画)

3.8

終わり方やべーそこで終わる??って驚いたけど、寸止めされるとまだ続きがあるかもしれないと思わせられていいかも。ハエ取りだったり笛吹膣トレだったり号泣セックスだったり笑わせてくれてありがとうございます。>>続きを読む

ローラ殺人事件(1944年製作の映画)

3.5

可もなく不可もなく。犯人が開始五分くらいでわかってしまって…もうちょっと後出しでもよかっただろそのモチーフ…
愛は歴史のように不滅だって言った後、死に際に自分で時計を撃ってしまうじいさんすこ。このシー
>>続きを読む

ゴジラ(1954年製作の映画)

3.8

こんなにあからさまに水爆とか原爆の名前が上がってると思わなかった。初めのシーンとかピカっと光ってから鈍い低音が轟くってモロ過ぎる。また疎開するか~とか言ってる人もいて戦争との距離感が近い。ジュラ紀の生>>続きを読む

エレファント(2003年製作の映画)

3.8

登場人物たちに焦点化された語りを順に繋ぐことで、短時間に起こったできごとを引き伸ばしている。このことは焦点化されてはいるものの、他の登場人物が画面に写り込むことで理解出来る。こうした語りの効果は、事件>>続きを読む

砂の女(1964年製作の映画)

3.9

役者のハンコ、指紋のような等高線だらけのタイトルロールは、「俺を証明するものは他にないのだろうか…」という主人公の台詞に対応している。そして不在が証明になるラストは衝撃😳砂を掻いてるだけでいいじゃない>>続きを読む

その女を殺せ(1952年製作の映画)

3.8

面白い!ほとんどの登場人物が裏の顔を持っている設定で飽きないし、キャラを覚えられて助かる😂車と列車の並走のサスペンスとか、列車の窓越しに犯人の行動を探る構図とか、少年との隠喩めいた会話とか、仕掛けが多>>続きを読む

らしゃめん(1977年製作の映画)

3.0

らしゃめん役が鰐淵晴子で、彼女が歌ってる曲が加藤和彦によるフォークなので、かなり無国籍状態になってしまってる、これは意図的なもの?
らしゃめんって国交のために日本の男から外国の男へと差し出された人身御
>>続きを読む

湖中の女(1946年製作の映画)

3.6

全編povなのは面白いけど、そこまで凝った作りではなかったかな。主人公が登場するのが鏡越しのショットとモノローグなのはつまらない😅長回しで演技が生きてくる素地はある。最初長回しが多いことにビビっていた>>続きを読む

甘い生活(1959年製作の映画)

3.7

アニタエクバーグが前半しか出ないことにまず驚きよ😂彼女にはマルチェロも食われそう😂オムニバス形式みたいだけど、一つ一つのテーマは共通してるからひとつの物語が成り立つぎりぎりのラインを責めてるような印象>>続きを読む

ルックバック(2024年製作の映画)

3.8

アマプラ独占配信今日からなの知らなくて、配信開始即見ちゃったのがなんともはずいが、まあ。

途中で物語がパラレルに分岐するかと思いきや、その後また元の話に戻ってくるのでもうひとつの世界線は結局藤野の空
>>続きを読む

淑女は何を忘れたか(1937年製作の映画)

3.9

ラスト艶笑喜劇にガラッと切り替わるのすこ。脱がなくても検閲を意識してもエロくできる!どんどん照明が消えていって、映画終わるなーと観客にしみじみ思わせつつも、夫婦の再スタート(夜編)が始まるのも確信させ>>続きを読む

ときめきに死す(1984年製作の映画)

4.0

この80年代感、たまらない。なんて軽薄なんだろう、なぜ軽薄でいられたんだろう。普通にやってたらこんなに浅く撮ることは出来ない、ここまで心理、動機を描かないのもすごい。沢田研二の顔でポストモダンやろうと>>続きを読む

魔女のゆりかご(1944年製作の映画)

-

未完のやつそうとは知らずにみちゃった デュシャン出てる
編集されてないけど、頭がショット同士の因果関係を引き出そうと頑張ってしまう。意味を求めるのをやめて欲しい😂他人によって音楽が付けられていて、それ
>>続きを読む

ロング・グッドバイ(1973年製作の映画)

3.5

タバコ咥えながら全力疾走ってできるものなんですか❔松田優作を先に知ってるからフィリップ・マーロウが優作にしか見えんかった🥹

『イメージズ』とか『雨に濡れた舗道』とかでも思ったけど、やっぱりアルトマン
>>続きを読む

用心棒(1961年製作の映画)

3.8

世界の黒澤に親しみ持てるほど素直におもろい作品🥹飄々としていながら正義漢ってみんな好きなやつ。仲代達矢若すぎて別人はともかくとしてあのスタイリングはなんなんだと思ったら黒澤御大自らによるもの😂日活だっ>>続きを読む

珈琲時光(2003年製作の映画)

3.6

実家の構図はもちろん、隣人に酒借りたり、親が上京してきたりという設定も小津リスペクト。ただ一青窈の家はもっと引きでとっても良かったんじゃないかなーと思う。外から部屋の中へ漏れる光の柔らかさとか、実家周>>続きを読む

太陽はひとりぼっち(1962年製作の映画)

3.8

どうしてこうも美しい絵が撮れるのか😭夜の公園?広場?の静かな寂しさ最高👍柱が揺れてて、主人公はそれを恐れるけど、涼やかな音といい点在する街灯の煌めきといい美しかったー暗闇の中でわんちゃんが散らばってく>>続きを読む

逆噴射家族(1984年製作の映画)

3.3

音楽はいいけど80年代の悪いノリというか、なんでもめちゃくちゃやっちゃえ的感覚が今となってはきつい。当時も嫌な人はいたと思うが、、戦後世代が日本兵で遊ぶのは駄目では、、小林よしのり的世界観。
女性表象
>>続きを読む

偉大なるアンバーソン家の人々(1942年製作の映画)

3.8

オーバーラップが目まぐるしい😀🌀母の見舞いに来たけど門前払いくらった母の恋人の後ろ姿とそれを窓際から見つめる主人公の顔、それぞれの大きさの対比。絶望に陥ってようやく就活始める主人公(ふざ、けるな)が目>>続きを読む

夜の人々(1948年製作の映画)

3.5

ボニーとクライドを元にしてるとは思えないくらいボニー役が良妻すぎて面食らったが、ラストのキーチーの顔面が次第に陰っていく演出は素晴らしかった🥺ボウイの幸せになりたい一方で強盗依存的な性格は目に余るけど>>続きを読む

リバー、流れないでよ(2023年製作の映画)

3.4

主人公が自分のせいで時が止まってしまった自覚あるのに片思い楽しんでて中盤腹立つが、大学2回3回くらいだと思うのでまあ許す(おま誰)

台詞回しや身振り手振りが大袈裟だと思ったらやっぱり劇団の人達だった
>>続きを読む

お葬式(1984年製作の映画)

3.8

小津映画が80年代にやってきてアメリカ映画のテイストが散りばめられてって感じ?葬式あるあるが主題なのとバラエティに富んだ意外性のある配役とスクリーン内スクリーンの多用といい、伊丹十三は初めての作品から>>続きを読む

幕間(1924年製作の映画)

-

18分もあるやつ見た、他のフィルムと繋がってるの?🥺小さい頃はこれほどとは言わないけど脈絡ない夢沢山見てた気がする、最近は夢自体あんまり見ないし、見てもなぜ見たかの理由がわかる夢ばかり🥺

オールド・ボーイ(2003年製作の映画)

3.9

やば~いまんまと踊らされた🥹復讐が復讐を呼んで、全てが明らかになったときの絶望と言ったら🥺催眠術を理由にするのは無理があるだろって設定ではあるけど、その設定が生み出す不条理さはとてつもなく衝撃的だった>>続きを読む

バトル・ロワイアル(2000年製作の映画)

3.8

晩年にこれ撮れるのすごすぎてわけわからんと思う一方で主要キャラにれいわ新選組おってワロタ。柴咲コウと栗山千明の眼力がすごい、てかみんな運動神経がいい、、たけしの恐怖と笑いの同居は今作でも健在で、特にル>>続きを読む

竜馬暗殺(1974年製作の映画)

3.7

黒潰れで昔の写真のような風合いなのと、手持ちカメラが多く、殺陣の周囲を360度縦横無尽に動く撮影で、時代劇なんだけど、まさに昔撮りましたとでもいうような実録っぽさがある。「武士の内ゲバは日常茶飯事」と>>続きを読む