うめさんの映画レビュー・感想・評価 - 7ページ目

うめ

うめ

映画(402)
ドラマ(0)
アニメ(0)

マレフィセント(2014年製作の映画)

3.3

このレビューはネタバレを含みます

 アンジェリーナ・ジョリーが『眠れる森の美女』の悪役マレフィセントを演じた作品。初めにはっきり言っておくと、アンジェリーナ・ジョリーが演じたマレフィセントは「マレフィセント」ではないし、アニメ版『眠れ>>続きを読む

眠れる森の美女(1959年製作の映画)

3.6

 アンジェリーナ・ジョリー主演の「マレフィセント」を観る前の予習として鑑賞。昔、ディズニー作品は観てきたけれども、今作は何故か観ていなかったんですよね。

 まず…とにかく映像がきれい!1959年の作
>>続きを読む

リトル・ニキータ(1988年製作の映画)

3.3

 『スタンド・バイ・ミー』から2年後にリヴァー・フェニックスが出演した作品。共演はシドニー・ポアチエ。

 リヴァー・フェニックス演じるジェフは高校生。空軍士官学校に応募したことがきっかけで、両親がK
>>続きを読む

ドッペルゲンガー 凍てつく分身(2014年製作の映画)

3.3

 ドイツのサスペンス作品。ドイツの田舎町でバイクの修理工場を営むエリックはある日、自分にしか見えない男性ヘンリーに付きまとわれる。さらに自分のことを知っている様子の男性ガスパーが修理工場を訪れ、犯罪組>>続きを読む

我が家のおバカで愛しいアニキ(2011年製作の映画)

3.4

 ポール・ラッド主演作。タイトル通り、人を信頼して空気を読まずに何でもぺらぺらしゃべってしまうから、意図せずトラブルを起こす面倒な兄ネッドを演じている。ネッドは髪とヒゲを伸ばし、オーガニック農場で暮ら>>続きを読む

ピアノ・レッスン(1993年製作の映画)

3.2

 19世紀、ニュージーランドで繰り広げられる一人の女性と二人の男性の愛の物語。
 声が出ないスコットランドの女性エイダが娘フローラと自分のピアノと共に、ニュージーランドを開拓しているスチュワートのもと
>>続きを読む

バッファロー’66(1998年製作の映画)

3.6

 私にとって、ヴィンセント・ギャロと言えば「エッセンシャル・キリング」の演技が記憶に新しいところですが、以前に監督・脚本・主演でこんな作品を制作していたんですねぇ。
 主人公のビリーは出所したばかり。
>>続きを読む

ファイティング・ダディ 怒りの除雪車(2014年製作の映画)

3.9

 ステラン・スカルスガルドとブルーノ・ガンツ目当てで鑑賞。ノルウェーの小さな町でスウェーデン移民ながらも、除雪業に対する真面目な働きぶりで市民賞を貰う初老の男性、ステラン・スカルスガルド演じるニルス。>>続きを読む

スーサイド・ショップ(2012年製作の映画)

3.3

 久々のアニメ作品。「髪結いの亭主」や「仕立て屋の恋」のパトリス・ルコントが監督をしている。どんよりとして、多くの人が希望を失い死にたがっている大都会の片隅で、自殺用品店(スーサイド・ショップ)を運営>>続きを読む

ネブラスカ ふたつの心をつなぐ旅(2013年製作の映画)

3.9

 アレキサンダー・ペイン監督作。「アバウト・シュミット」や「サイドウェイ」に続く父子ロードムービー。
 「あなたは宝くじに当選しました」という胡散臭い手紙を信じる老人ウディ。彼はそこに書かれている10
>>続きを読む

余命90分の男(2014年製作の映画)

3.5

 昨年亡くなったロビン・ウィリアムズ最後の主演作。余命を90分と宣告された男ヘンリーが、過去と向き合いながら最後の時間を有意義に過ごすため、ブルックリンを奔走するコメディ。一応、コメディとなっています>>続きを読む

プラン9・フロム・アウター・スペース(1959年製作の映画)

2.5

 これは…すごい(笑)ここまで来ると、「よく作品として作れたな」と褒めてあげたいくらい。あの支離滅裂なセリフに設定、昼夜が前後するシーン、チープでこちら側がほとんど空間把握できないセットとカメラワーク>>続きを読む

マディソン郡の橋(1995年製作の映画)

3.7

 観てないなぁと思っていた作品。クリント・イーストウッドがこのようなラブストーリーを監督していたとは驚きです。
 ご近所の噂も町中に広まってしまうほどの田舎に住む主婦のフランチェスカと特定の関係を好ま
>>続きを読む

変態小説家(2012年製作の映画)

3.2

 サイモン・ペッグ主演ということで飛びついた作品。まず内容云々の前に…この邦題なんとかなりませんかね?原題と全く違う上に、内容に沿っているとも思えない。コメディだからってこの邦題はちょっと違和感がある>>続きを読む

パンズ・ラビリンス(2006年製作の映画)

4.4

 どこかでやっているとついつい観てしまう作品。内線後(1940年)のスペイン、少女オフィリアが迷宮の守護神パンに導かれて体験するファンタジーの世界を通して、過酷な現実を生き抜こうとする物語。現実とファ>>続きを読む

MUD -マッド-(2012年製作の映画)

3.4

 アメリカ南部アーカンソーの川沿いに住む14歳エリスの物語。彼は親友ネックボーンと川にある島に訪れたとき、いかにも訳あり気な男性マッドと出会う。彼は幼なじみで最愛の女性ジュニパーと共にこの街を抜け出す>>続きを読む

エド・ウッド(1994年製作の映画)

3.6

 エド・ウッドのファンであるティム・バートンが彼の半生を映画化した伝記的作品。特に『グレンとグレンダ』『怪物の花嫁』『プラン9・フロム・アウタースペース』という3作品の制作の裏側を描いているが…全編、>>続きを読む

ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル(2011年製作の映画)

3.6

 ミッション・インポッシブルシリーズ四作目。監督はピクサー作品『Mr. インクレディブル』や『レミーのおいしいレストラン』の監督ブラッド・バード。今回のミッションは核兵器発射の阻止!(規模が大きくなっ>>続きを読む

ミッション:インポッシブル3(2006年製作の映画)

4.0

 ミッション・インポッシブルシリーズ三作目。監督はSF作品を多く手掛けるJ・J・エイブラムス。今回のミッションは指導教官となったイーサン・ハントの教え子リンジーを、武器商人のボス、デイヴィアンのもとか>>続きを読む

ミッション:インポッシブル2(2000年製作の映画)

3.5

 ミッション・インポッシブルシリーズ二作目。監督はジョン・ウー。今回のミッションはとある製薬会社で製造されたウイルスとその治療薬を取り返すこと。そこで、奪った犯人でイーサンの替え玉を務めていたアンブロ>>続きを読む

怪物の花嫁(1955年製作の映画)

2.9

 エド・ウッド監督作品。まぁ、長編デビュー作「グレンとグレンダ」もツッコミどころ満載だったが、今回もなかなか良い勝負です(笑)ベラ・ルゴシ演じるヴォルノフ博士の屋敷近くにある沼で起こる失踪事件を追うク>>続きを読む

モテキ(2011年製作の映画)

3.6

 いやぁー、やっと観られた!冒頭からなだれ込むように、ドラマ版と同様「夜明けのBEAT」バックに神輿!「おぉ〜〜、これぞ『モテキ』よぉーー!!」と勝手にテンション上がってしまいました(笑)(でもこの曲>>続きを読む

グレンとグレンダ(1953年製作の映画)

2.8

 エド・ウッドの長編デビュー作。かつてのジョニー・デップ作の中で「エド・ウッド」だけ観ていないことに気づいたのだが、肝心のエド・ウッドの作品を観たことがなかったので、予習として今回観てみることにしまし>>続きを読む

イン・アメリカ/三つの小さな願いごと(2002年製作の映画)

3.8

 (作中に映画館でE.T. を観るシーンがあったのでおそらく)1982 年の春から一年間、アイルランドからニューヨークに移住した家族が末の幼い息子フランキーを失った悲しみから一歩を踏み出すまでを描いた>>続きを読む

ミッション:インポッシブル(1996年製作の映画)

3.9

 「ミッション・インポッシブル」シリーズ第一作。トム・クルーズが観たいというよりも、今作以降の作品に登場する俳優たちが観たかったので、じゃあ、第一作目から観ようと決意。そのため、それほど期待はしていな>>続きを読む

インクレディブル・ハルク(2008年製作の映画)

3.4

 やはり「アベンジャーズ」より先にこちらの作品を観るべきだったか…と少し後悔している。アベンジャーズのマーク・ラファロのブルースがとても良かったので、先に演じていたエドワード・ノートンを観て「ちょっと>>続きを読む

ハンナ・アーレント(2012年製作の映画)

4.5

 著名な哲学者ハンナ・アーレントがアイヒマン裁判を傍聴して、「悪の凡庸さ」という考えに至るまでを描いた伝記映画。アイヒマンの裁判シーンには実際の裁判の映像を使用したり、ドイツ語や英語(ドイツ語訛りの英>>続きを読む

ジェイン・オースティン 秘められた恋(2007年製作の映画)

3.3

 原題"Becoming Jane"とあるように、イギリスの作家ジェイン・オースティンが小説家として成功する前、まだ未熟だった頃の恋愛を描いた伝記的作品。ハンプシャーに家族と住むジェインは兄の友人トム>>続きを読む

ユージュアル・サスペクツ(1995年製作の映画)

3.4

 カルフォルニアにある麻薬密輸船が炎上し多数の遺体が発見される。事件の捜査官クイヤンはその場に居合わせた体が不自由な詐欺師ヴァーバル・キントを尋問し、事件の顛末をヴァールから聞くことになる。その事件に>>続きを読む

エルフ 〜サンタの国からやってきた〜(2003年製作の映画)

3.8

 ジョン・ファヴロー監督の出世作。30年間、エルフ(妖精)に育てられた人間バディが本当の人間の父親に会いに行くために、ニューヨークへ向かい、そこでひと騒動起こすというのが主なストーリー。エルフというの>>続きを読む

イート(1963年製作の映画)

-

 キャンベルスープやマリリン・モンローをモチーフとした版画で有名なポップアートの旗手、アンディ・ウォーホール。彼はそうした作品制作の傍ら、実験的な映画を多数作っていた。今作も、そうした作品のひとつであ>>続きを読む

妹の恋人(1993年製作の映画)

3.3

 ジョニー・デップが「ギルバート・グレイプ」と同年に出演した作品。共演者は…若い頃のジュリアン・ムーア、「バグダット・カフェ」のCCH・パウンダーに、海外ドラマ「キャシーのbig C」のポールを演じて>>続きを読む

バーニング・ブライト(2010年製作の映画)

3.2

 これをコメディと捉えるのならば、とても面白い映画だ。ただこれは残念ながらコメディではない、シュチュエーション・スリラーだ。
 大学生になるケリーと自閉症の弟トムは継父のジョニーが亡母の遺産で購入した
>>続きを読む

ブラック・レイン(1989年製作の映画)

3.5

 リドリー・スコット監督作。ニューヨーク市警のニックとチャーリーが日本で指名手配されていたやくざの佐藤を、日本に護送することに。だが日本に到着後、間違えて佐藤を佐藤の手下に渡してしまったことから、ニッ>>続きを読む

ゼア・ウィル・ビー・ブラッド(2007年製作の映画)

3.7

 タイトルの"There will be blood"は出エジプト記の一節から来ている。モーセとアロンがナイル川で杖を振ることで川の水が血に変わり、エジプト人は水を求めてナイル川の周りを掘る、というの>>続きを読む

アメリカン・ヒストリーX(1998年製作の映画)

4.0

 エドワード・ノートン主演作で気になっていた作品。ようやく鑑賞。アメリカの白人が抱いている有色人種に対する差別意識について、かなり理解しやすい形で描いている。観ている間、とてもつらかった。こうした差別>>続きを読む