昨年のトニー賞授賞式でニール・パトリック・ハリスがヘドウィグ役でパフォーマンスをしているのを見て、最高にかっこよくて気になっていた「ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ」。もとはミュージカルなのだが>>続きを読む
マーベル・シネマティック・ユニバースのフェイズ1、完結編。アイアンマン、ハルク、ソー、キャプテン・アメリカといったこれまでの作品のヒーローに加え、さらにホークアイとブラックウィドウも表立って参加。「>>続きを読む
えーっと…まず言えることは寺山修司について何も知らないという方はいきなり観ないほうがいいということ。この作品は寺山修司にとって、とても私的な作品となっているからである。できれば、寺山修司の半生と作品>>続きを読む
監督が前作から変わったせいか、雰囲気がまるで違う。全体的に結構、コメディ要素が多くなった気がするし、「マイティ・ソー」から今作を観ると、ソーの性格や態度がかなり違っているのがわかる。(「アベンジャー>>続きを読む
こういうテーマに、こういう舞台設定、子供の視点から描きだす手法…どれも一度は観たはずのものなのに、何故か毎回グッと来る、ずっしりと重い。やはりこれが現実(ノンフィクション)の重みだろうか。
ナチス>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
デ・ニーロ×スコセッシのコンビによるブラックコメディ。この時期のスコセッシにしては珍しい作品。ただデ・ニーロを使っていることもあってか、やっぱりスコセッシだなと思わせる演出やストーリーだった。
し>>続きを読む
ようやく鑑賞。第一次大戦に兵士として出征したが、爆撃を受けて病院に連れられたジョニー。しかし、ジョニーは爆撃によって四肢を、目を鼻を口を耳を、失う。かろうじて残った脳で、彼はまず考え(思考し)始める>>続きを読む
今作は一作目よりも断然、良かった。一作目で何となくもやもやしていた正体が今作を観ることではっきりしたような気がする。
前作はインセン博士によって命を救われ、今まで会社が製造してきた科学兵器からアー>>続きを読む
マーベル映画の第一シリーズ、アイアンマン。ようやく観ることができた。一作目とあってか、あまりヒーロー然とはしておらず、パワードスーツを着用して戦うシーンも終盤にあるのみで、主にトニー・スタークがアイ>>続きを読む
いやぁ〜、面白かった!ちょっと最近気になっているサイモン・ペッグ、とても役柄にピッタリだ。色々冴えない家電販売員を演じていて、冒頭、「何かにやる気を出してほしい」と言われる始末。だが、ゾンビが町中に>>続きを読む
ようやく鑑賞。原作は松田正隆の戯曲で、私は『海と日傘』を本で読んだことがあるが、今作もそのときに受けた印象の通りだった。穏やかで、優しくて、美しい。どの場面もそんな言葉がぴったりだ。その雰囲気を壊す>>続きを読む
歴史が絡む作品で、どうしても毎回気になってしまうのが、言語である。今回も探査レーデーや傍受した会話にドイツ語が登場するのに、ヒドラの人々は英語で会話をしている…あぁ、色んな事情はわかるし、フィクショ>>続きを読む
うぅーん、やっぱりアメコミ映画だったなぁという印象。これはもしかしたら原作の漫画を読んでいれば、事前情報や(ある人は)思い入れがあるから面白いのかもしれないけれど…正直、何もない状態で、またマーベル>>続きを読む
スティーヴ・カレルの出世作。40歳で童貞だが、優しくて純粋な部分もある男性を演じている。こうした役を演じるとすごくハマっているし、何と言っても面白い(笑)(確か『奇人たちの晩餐会 USA』も似たよう>>続きを読む
周防正行監督の「Shall we ダンス?」のハリウッドリメイク版。どんな作品であれ、同国内でリメイクするだけでも大変なのに、日米の違いまでクリアしてリメイクしなくてはいけない…見事成功だと思う。ハ>>続きを読む
マーベルのアメコミキャラクターは実際の出来事を絡めたり、現代を舞台にしたりしているので、面白いのだけど、時々違和感を感じることがあった。そのため、どうしても作品に入り込めなかった。だが、この作品はそ>>続きを読む
ようやく鑑賞。けれど、常に「??」が頭に浮かびながらの鑑賞だった。脳が究極(100%)まで活性化していくとどうなるかっていうのが見どころだとは思うのですが…正直、その辺りの設定や根拠(活性化した脳を>>続きを読む
ジョン・ラセター久々の監督作。いまいちピンと来てなかったので、今まで観ていなかったピクサー作品。
ストーリーは意外とシンプルだったが、そこはピクサー。それぞれのキャラクターがしっかり作り込まれてて、や>>続きを読む
「ディア・ハンター」の監督、マイケル・チミノの監督デビュー作。ジェフ・ブリッジスとクリント・イーストウッドの二人がひょんなことから知り合い、相棒のような関係になっていく様子を描いている。まず驚いたの>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
題名通り、朝からコーヒーを飲もうとしても飲めない、飲んでないせいか、なんとなく冴えない一日を送ることになった青年ニコのお話。
冒頭からとても新鮮だった。こんなに(いい意味で)軽いドイツ映画を見たこ>>続きを読む
文ちゃんにキンキン、ゲストとしてちいさんも。トラック野郎シリーズの第9弾で、今回は木曽路を舞台としている。
ストーリーは言わずもがな、「男はつらいよ」「釣りバカ日誌」のような娯楽映画と同様のプロッ>>続きを読む
この作品を観ずして、ドラマ「ダウントン・アビー」を語るのか?ん?と、私の心の中のダウントン・アビーファンが脅しをかけてきてる気がしたため、鑑賞。観てみると…まぁ、まさにダウントン・アビーの世界(笑)>>続きを読む
まず。私は未だに周防正行さんと矢口史靖さんの作風が似ていて、時々どちらの作品かわからなくなるのだが(笑)今作もとても似てるなぁと。ただ新たに感じたのは、周防さんは社会的なメッセージを作中に含んでいる>>続きを読む
オランダの自動車修理工場で働く4人の中年男性と昔マラソンをしていた、今は足を悪くしているエジプト人の青年。工場が滞納している税金を払うため、自分たちが広告となってマラソン完走しようとする…。
とて>>続きを読む
数年ぶりの鑑賞。東西ドイツ統一をテーマにしたドイツ制作の作品の一つであり、ダニエル・ブリュールの出世作でもある。
基本的にコメディタッチなのだが、そのなかにも深い意味が表されているのがとてもうまい。東>>続きを読む
イギリスの田舎町。女性連盟という寄り合いの一員であるアニーの夫、ジョンが白血病で亡くなる。そこで、女性連盟の活動になんとなくマンネリを覚えていたアニーの友達クリスは、ジョンの追悼として白血病を治療する>>続きを読む
スペインの広場で起きたアメリカ大統領殺害と広場の爆破というテロ行為の場に居合わせた8人の視点から事件の状況が徐々に明らかになる…というストーリー。テロが起こる少し前からその直後までの数十分間を8回見な>>続きを読む
数年ぶり、二度目の鑑賞。なんとなくだが、女性の事をよく理解して撮られているなぁと感じた。それもそのはずで、監督は女性の方。だからかと納得した。
ジュリーとジュリアという異なる時と場所にいる女性が料理に>>続きを読む
「オレンジと太陽」も同じテーマだったけれど、こういう作品を観る度に、過去の過ちや問題が未解決のままで多く存在していて、かつ状況や国は違えど、似たような事が新たに行なわれているのだろうということをもの>>続きを読む
ハリウッドの派手だけど、重厚なバディものを作ろうとしたのかな?と観ていて感じた。大きな組織と化している大学、次々に殺される大学関係者、登場人物の中で紅一点の大学研究員…絶対何かある!と思う要素が冒頭>>続きを読む
ある精神病院の一室で行われる心理劇。原作が戯曲なので、映画でもほとんどがその一室で繰り広げられる。そのため、単調になりそうだが、映像が終始美しい、そして主人公マイケルの言動の理由が気になるため、飽き>>続きを読む
フリッツ・ラングがアメリカに亡命した後に制作した作品。ドイツで制作した「スピオーネ」や「M」、「怪人マブゼ博士」と比べると、それほど凝った演出はなくシンプルだが、所々にラングらしい狂気じみた演出がさ>>続きを読む
ババドックという絵本を読んだことで、徐々に追い詰められていく母親と子の話。
まずはババドックが登場する絵本のヴィジュアルがいい。絵本だが、少し気味が悪い…そんな微妙な雰囲気を前半に出すことで、後半、実>>続きを読む
数年ぶりに再鑑賞。幼い頃ピングーをよく見ていたので、クレイアニメ&ストップモーションはとても好きジャンルである。アードマンの作品はこの手法にさらにプラスして、ユーモアが加わっており、それがアードマン>>続きを読む
物語は主人公のロブが恋人のローラに振られる場面から始まる。ロブは音楽好き、いや音楽オタクで、自身でレコード店を開いているほどだ。そんなオタクな彼は何でもトップ5を決めたがる。ショックだった失恋トップ>>続きを読む
一人の少女が女性になる瞬間を、軽やかに、そして繊細に描いた作品。(そして、フランスだからこそ撮れる作品。)ストーリーは恋愛映画の定番で、運命的に出会い、徐々にすれ違い、別れるというものだが、セリフ、>>続きを読む