モーリッツ・ブライブトロイ主演作。銀行強盗をした男ナッポとその男に人質として誘拐された男ティルのバディ・ムービー。
妻に育児を押し付けられ、職場でも冴えない男だったティルがどんどんクレイジーな男>>続きを読む
これからの人生の岐路に立たされて悩む青年とこれからの人生に絶望を感じている退役軍人との交流を描いた作品。アル・パチーノは盲目の退役軍人フランク役で、アカデミー賞主演男優賞に輝いている。
アル・パ>>続きを読む
1970年代、実際にゲイのカップルが母親に育児放棄された子どもと家族のように過ごしていた話から着想を得て書かれた脚本に心打たれたトラヴィス・ファイン監督が制作した本作。今よりももっとひどかったであろ>>続きを読む
『デビルズ・ノット』を観る前の予習として鑑賞。1993年にアメリカのアーカンソー州ウェストメンフィスで起きた、男児3人が殺害された事件のドキュメンタリー。2時間を超える作品だったが、とても丁寧に事件>>続きを読む
オリジナルミュージカルの演出をしたフィリダ・ロイドが監督として制作した作品。舞台はギリシアにある架空の島。ホテルを営むドナの娘ソフィの結婚式を明日に控えているときに、3人の男性がやって来る。サム、ハ>>続きを読む
『ファミリー・ツリー』で脚色賞を獲得したナット・ファクソンとジム・ラッシュの初監督作品。口下手で猫背、自分の殻に閉じこもったままの少年ダンカンのひと夏の物語。
ファミリー・ツリーではハワイが舞台>>続きを読む
主役のヒュー・ダンシー目当てで鑑賞。予想以上にいい作品だった。舞台は1880年のロンドン。まだフロイトの精神分析が出てくる前、子宮の病気と思われていた「ヒステリー」。この病いに対して直接子宮をマッサ>>続きを読む
『エクソシスト』のウィリアム・フリードキン監督作品。フランスからアメリカに麻薬を密輸するルート「フレンチ・コネクション」を使う組織を追うニューヨーク市警刑事の物語。
これ、とにかく映像がかっこい>>続きを読む
名作ミュージカルとして知られる「アニー」。正直、名前は知っていたものの、具体的なストーリーは知らないなと思い、映画化されたものを観て学ぼうと挑んだ今作。(実は1982年版が観たかったのだが、機会を逃>>続きを読む
2009年の元旦にフルートベール駅で起こった黒人青年オスカー・グラントが発砲される事件の前日の一日を描いた作品。主演は『クロニクル』に出演し話題作にも次々と出演しているマイケル・B・ジョーダン。本編>>続きを読む
最近、アメコミ映画や大作を観ていて疲れて来たので、久しぶりのインド映画鑑賞。やっぱり独特の雰囲気があって観ていて新鮮だし、面白い。今作は、ある学校を舞台にお弁当を持ってこない少年スタンリーのお話。本>>続きを読む
久々の鑑賞。ヘンリー8世の寵愛を巡るアン・ブーリンとメアリー・ブーリンの物語。ヘンリー8世と言えばイングランド国教会を成立させた人物だが、その背景にはこのブーリン姉妹(特にアン)が関わっている。>>続きを読む
『ゼロ・グラビティ』、来年公開の『オデッセイ』など近年、年に一本は大作が作られる宇宙飛行士もの。今作も同様に、インターステラー、つまり星々の間を探査する宇宙飛行士たちの物語。人間の夢をテーマにした『>>続きを読む
長編映画『セッション』を制作する資金を集めるために作られた短編作品。観る機会があったので、観てみました。
『セッション』のあるシーンそのままを17分に収めてある。カットやセリフもほぼ『セッション>>続きを読む
一部高い評価を聞いていたし、続編も制作されるそうなので、なんとなく鑑賞。…ギレルモ・デル・トロ監督の日本に対するオタク愛(悪く言っている訳ではありません)が溢れた作品なんだなってことはわかりますが…>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
アメリカで公開になってランキング登場したときから観たくて観たくてたまらなかった作品。ようやく鑑賞。
最近のスパイものはシリアスなものが多く、とにかく楽しめる作品がないという現状から、制作が始まっ>>続きを読む
マペット達がヨーロッパを舞台に活躍する作品。前作を観ていないし、マペットをあまり知らないのだが、十分楽しめた。
まずは俳優やミュージシャンのカメオ出演が今作の売りの一つだろう。一言二言セリフのあ>>続きを読む
昨日、2015年と1955年をタイムスリップしたマーティとドクは、今作で1885年にタイムスリップ。パート2で時々示唆されていたように、舞台は西部劇の世界へ。
シリーズのラストはかなりぶっ飛んだ>>続きを読む
世間のお祭りムードに乗っかってPart2も再鑑賞。今回マーティとドクは未来と過去どちらにもタイムスリップ。前作のタイムスリップを踏まえた表現や台詞もあって、続編として上手く作られている。
けれど>>続きを読む
『アベンジャーズ』を観てほっと一段落と思っていたら、まだ今作を観ていなかったことに気がつき鑑賞。今作はこれまでのアイアンマンシリーズの完結編という位置づけだそう。
まず…長い。いや本編130分な>>続きを読む
明日(2015年10月21日)にマーティがやって来るというので、何となくお祝い気分で再鑑賞。高校生の頃に初めて観てから何回か観ているが、いつ観ても冒頭からわくわくするし、面白い。無駄なシーンが一つも>>続きを読む
テレビ放映していたので、久しぶりの鑑賞。公開当時、劇場で観たときは鑑賞前に見てきた「感動作!」を全面に押し出した宣伝文句に比べて、とてもあっさりした作品だったので少し拍子抜けした記憶があるが、今改め>>続きを読む
テレビ放映していたので、ついつい鑑賞。いつ観ても新鮮で、目が離せなくなる。
近未来のディストピアとなったロンドンのベートーベン好き不良少年アレックスを主役としたストーリー。とにかく全体に渡って狂>>続きを読む
漫画家大友克洋の原作を大友自らが監督して制作されたアニメ映画。現在では、こうした舞台設定も人物もしばしば見られるため、それほどの衝撃はないが、公開当時は大きな衝撃を与えたのではないだろうか。というか>>続きを読む
今年、生誕100年だからか、様々なところで放送している市川崑監督作品。(ちなみにオーソン・ウェルズも生誕100年。)今作は役所広司主演の時代劇。「どら平太」という名を持つ町奉行望月小平太が、壕外に蔓>>続きを読む
スウェーデンの巨匠、イングマール・ベルイマン監督作。いくつか名作はあれど、まさか自分が最初に観る作品がこの作品だとは思ってもみなかった。
今作は、意図的に喋ることを放棄した女優エリザベットと彼女>>続きを読む
その存在感で作品全体に深みを与える名脇役マーク・ストロング。そんな彼の主演作。他人の記憶に潜入する記憶探偵が、アナという少女の記憶に潜む事件の真実を追っていくミステリー。製作国がアメリカとスペインだ>>続きを読む
イスラエルの大学で、タルムード(聖典)学という同じ分野の研究をしている親子の確執をシニカルに描いた作品。この作品、大学生の頃にゼミやら何やらで先生同士の確執を見知ってしまった人や研究生や副手をされて>>続きを読む
スティーブン・スピルバーグが描くアミスタッド号事件の物語。ちなみにアミスタッドとはスペイン語で友情を意味している。
スピルバーグは時に、こうした歴史的な人間ドラマを手掛けることがある。『シンドラ>>続きを読む
『戦場のメリークリスマス』以来、2度目の大島渚監督作品。大島渚監督にとっては今作が遺作となっている。松田龍平演ずる美少年、加納惣三郎によって、少しずつ狂い始める新撰組が舞台。男色をテーマに据えている>>続きを読む
「キャプテン・アメリカ」シリーズの二作目。前作の終わりに70年の時を経て目覚め、アベンジャーズとして戦った後から話は始まるのだが、前作よりも「キャプテン・アメリカ」の存在意義に迫ったストーリーとなっ>>続きを読む
サイモン・ペッグの相棒ニック・フロスト出演作。彼は原案と製作総指揮も務めている。
少年だった頃、妹とペアでイギリス各地のサルサ大会に出場し優勝していたブルース。しかし全国大会の直前に、サルサをバ>>続きを読む
1951年に作られたディズニー作品。原作はルイス・キャロルの『不思議の国のアリス』だが、「アリス」と聞いてぱっと思い浮かぶイメージはこの作品のアリスである。金髪に青い目、黒いカチューシャと青のドレス>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
第一回松田優作賞受賞の脚本を、安藤サクラ主演で映画化した作品。アカデミー賞外国語映画賞の日本代表作品に選ばれている。
弁当屋の実家で引きこもって自堕落な生活をしている32歳の斉藤一子。離婚して実>>続きを読む
もう夏も終わりを迎えつつあるこの頃に、今作を再鑑賞。今作は言うならば「夏休みのちょっとおバカなバック・トゥ・ザ・フューチャー」だろうか。本広克行監督×劇団ヨーロッパ企画の第一弾作品である。
とあ>>続きを読む
『別離』のアスガー・ファルハディ監督作。主演は『アーティスト』のベレニス・ベジョ。彼女は今作で、カンヌ国際映画祭の女優賞を受賞している。
まず言っておきたいことが一つ。日本では今作がサスペンスと>>続きを読む