人間という情報に翻弄される人間。
真実なんてひとつじゃなくて、それで良いのだと。
濱口竜介監督の『PASSION』が思い出される。
それを理解した上で、そんな中にも期待する光はあっても欲しいと思っ>>続きを読む
迂闊だった。人の心の重さ。わたしが過去に思いを馳せるのって、祈りに近い。という発見。
後ろの通りに未来がある。
前を向くマリオンは気づかない。
振り返ってみて、、、
マリオンの背中を見つめるネリー。その視線がそう語りかけるように、物語が進む。
現在の自分の感情や状況を過去の自分が知っ>>続きを読む
頭の中のイメージと現実が揺らぎながら交わっている様子。
つくりあげられた世界線に込められた、希望と絶望が切ない。儚さを纏いながら。そうやって失った悲しみを抱えて生きていかなければならない。
済州島4.3事件で負った痛みから逃れるように北に傾倒したオモニの人生、
そこに葛藤しながらも見守り寄り添っていたヨンヒ監督の眼差しが、白濁したスープに映し出されているようなそんな気がした。
スー>>続きを読む
自分より他人の方が自分を理解していたりするんだけど、でもそうやって言葉で定義づけられることで、その人が私に投影するイメージに自ら寄っていってしまっているような気もして嫌だ。それで、自分の可能性が抑え込>>続きを読む
ナチュラルに時空を越える奇跡をみた。いや、愛をみた。時空が入り組んでいるのか、面影や境遇から重なる感情移入なのか。この世界のレイアーが生み出す魔法みたいなリアル。そんな手触りがちゃんとあった。
この世界を幸福で満たすために、膨れ上がり、皮肉をまじえることで笑顔を引き出す。でも人々の無表情さに、影を感じずにはいられるず、その二面性がボテロの作品の魅力なのかなと思った。大満な作風でありながらも、>>続きを読む
多様にコラージュされた映像と音楽がテンポ感よく挿入されることでドラマチックになり、映画が見応えあるものになっている。
女王を軸にイギリス国民が歩んできた歴史を垣間見れるので、女王と歩んできたイギリス国>>続きを読む
日常、子どもたちの珍騒動に巻き込まれる大人たち、そして日常
でもとても大真面目で、そこに笑いの種があり、大人へ成長していく予兆を感じながらも、子どもの頃の無邪気さ、素直さ、好奇心を思い起こし、過去のあ>>続きを読む
皮肉と希望といったかんじ。
人類が作り出した災害との闘い。わたしたちはその枷を背負っていかなければいけないし、未来に責任を負っているのだということを理解すべきだ。と個人的には思いつつも、映画自体は日本>>続きを読む