りさんの映画レビュー・感想・評価 - 18ページ目

ホテル・ルワンダ(2004年製作の映画)

3.8

ルワンダ虐殺に関する話。元々、非常に興味を抱いていた。どうして、以前までは仲良くしていたフツ族とツチ族が殺し合うのか、そもそも、殺し合えるのか理解できない。フツー族、つまり圧倒的マジョリティがマイノリ>>続きを読む

スイス・アーミー・マン(2016年製作の映画)

3.7

人類史を見た感じ笑様々なことを発見し、活かし、生活を発展させていく。火の発明や、映画シアター、バスの創造などなど。同様に、途方もないほど混沌とした作品。下品だがユーモラスで時には哲学的な示唆を与える。>>続きを読む

マトリックス レボリューションズ(2003年製作の映画)

2.6

腐りつくしている現実世界の話など見たくもないとの思いを抱きつつ、最終話ということで視聴した。このタコみたいな機械にもこいつらなりの論理があり、正義があり、目的がある。どちらが善で悪かなどは問題ではない>>続きを読む

マトリックス リローデッド(2003年製作の映画)

3.7

ニクラス・ルーマンを彷彿させるシステムの連呼。どこまでもシステムによってコントロールされている。システムを破壊する目論みも設計されており、全ては予定調和な世界。本来、ネオもシステムの破壊者として設>>続きを読む

三度目の殺人(2017年製作の映画)

2.8

法の闇と不器用な男
相対者である人間が人間を恣意的に裁き、時には死に至らしめるという傲慢さよ。もちろん、司法というシステムは近代社会には不可欠だ。冤罪はダメ絶対だけど

マトリックス(1999年製作の映画)

4.1

なんやこれ大作やんけという感想はありきたりであるが、そう言わざるを得ない。幼少期、ツマンナと思っていた自分の感受性を疑い、エージェントへの恐怖心、マトリックス避けだけに興奮するマスメディアの報道を思い>>続きを読む

名探偵コナン から紅の恋歌(2017年製作の映画)

3.1

コナンくんってこんなに現実離れしてたっけ。。
百人一首いいよなあ覚えたい

レオン 完全版(1994年製作の映画)

5.0

不朽の名作なんて陳腐な言葉じゃ形容できないほど良作。あえてハッピーエンドにしない、続編を作らないという観客に媚びない態度、それがあるからこそ本映画は映画史に名を残すのだろう。全てのシーンが何一つ無>>続きを読む

マンチェスター・バイ・ザ・シー(2016年製作の映画)

3.7

映画全体に非哀臭が漂っている。張り詰めたような冬の寒さ、どこか寂寥感を漂わせる海が頻繁に映し出されている。淡々と物語が展開していき、対照的とも言えるが『gifted』と重なった。
視聴後は釈然
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リップヴァンウィンクルの花嫁(2016年製作の映画)

3.2

よく分からなかったと言うと読解力の無さが露呈するようで嫌だがよく分かりませんでした。
日常の虚構性っていうのを描いているのかなと少し思った。演技された家族、演技された親戚、、実は僕達が見てる一
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RAW〜少女のめざめ〜(2016年製作の映画)

3.7

芸術というものを分からない私にとってはこういうのに芸術性を感じてしまう。なんか批判が多いみたいだけど、いい感じにグロいし、興奮できたし、新たな性癖に目覚めそうっていうことで、いい経験だった。
それにし
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グレイテスト・ショーマン(2017年製作の映画)

2.6

インド映画になりきれていないインド映画って印象を受けた。物語が薄く、この要素いる?!っていうのが散見された。もちろん、歌は最高にいいんだが、その分ストーリーがなあ。。。
この映画は階級差、社会
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鑑定士と顔のない依頼人(2013年製作の映画)

4.7

間違いなく傑作。
「愛」というものの性質をここまで描写している作品は少ないだろう。愛の甘美さが人々に理想を見させる。主人公も彼女に魅了され、円満な家庭生活という夢を見た。一方で、愛の代償は大きい。恋人
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ブレードランナー 2049(2017年製作の映画)

3.2

ちょっと飽きてしまった。けど、世界観いいし、前作をしっかり踏襲してたし、いいんでない

プレステージ(2006年製作の映画)

3.4

ちょっと下らない動機だなと思ってしまった。それと、ミルフィーユみたいな複層構造

マシニスト(2004年製作の映画)

4.2

この陰鬱な雰囲気がいい味を出している。結局、嫌な過去を別な人格に明け渡したってことなのかな。自分で罪と向き合いたくないから。そして、ようやく罪と退治した彼は眠りにつけたのかな。

地獄の黙示録・特別完全版(2001年製作の映画)

2.8

いつの間にか500本。数じゃなくていかに深い解釈をするか、思考するかが大事だよな。じゃなければ2時間の浪費でしかない。まあ、ぼけーっと娯楽のように見るのも悪くないが。
さて、映画界の金字塔らし
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ラスト・ワールド(2013年製作の映画)

1.8

哲学者や思考実験が好きだからこの点数にまであがった。そうでなければゴミ点数。そもそも、議論が薄すぎて論理性に乏しい主張が散見していた。「朝から生テレビ」の人数を倍にして、さらに薄く伸ばした感じ。て>>続きを読む

マッドマックス 怒りのデス・ロード(2015年製作の映画)

4.2

マッドマックスシリーズの集大成といっても過言ではないだろう。荒廃した世界、敵役の独自性、圧巻のカーアクション、マックスの人間性など、従来のマッドマックスを踏襲しつつ、質的に深化させたものが本映画だ>>続きを読む

マッドマックス/サンダードーム(1985年製作の映画)

3.9

メル・ギブソンカッコよすぎるな。シリーズを通すごとに荒廃度が上がり、それとパラレルに面白さも上がる。1985年代って冷戦下だったし、20世紀の終わりが近づいていたから終末思想的なのが流布していたの>>続きを読む

マッドマックス2(1981年製作の映画)

3.7

こういう北斗の拳的なディストピア作品は好みです。てか北斗の拳にしか見えなかった。舞台は冷戦後の世界。秩序が崩壊し、石油が枯渇した社会。その中で暴走族が石油を巡って抗争を始める。
なんか、言葉では説明し
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ダンケルク(2017年製作の映画)

3.1

独VS英+仏。ドイツが両軍をフランスのダンケルクに追い詰めた。そこは海岸に面しており、イギリス本国は、彼らを救出するダイナモ作戦をとった。本作はここを描いている。陸海空、それぞれの視点からこの戦いを見>>続きを読む

キングスマン:ゴールデン・サークル(2017年製作の映画)

3.9

米と英の確執が垣間見れた作品。イギリス賛美とアメリカ揶揄が読み取れた。アメリカの大統領はどこかトランプ大統領を彷彿させたし、ウィスキーは馬の小便だと散々の非難。ステイツマン自体、キングスマンと比較>>続きを読む

ベイビー・ドライバー(2017年製作の映画)

4.2

カーアクションが圧巻だった。音楽とのマッチングも最高で、鑑賞しながらテンションあげあげになっていた。普段はあまりカーアクションを鑑賞しないが、気が向いたので見てみた。結果、非常に手に汗握る展開でわ>>続きを読む

ゲット・アウト(2017年製作の映画)

4.1

ハードル低めに鑑賞したが、まさかの大当たり。ホラーの中では上位に来る面白さ。
精神的『悪魔のいけにえ 』的な家族が見れて、恐怖と同時に面白さを感じる。事件の理由や、不気味さの正体もきちんと解明されるの
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