miさんの映画レビュー・感想・評価 - 11ページ目

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エコール(2004年製作の映画)

3.5

隔離された森の中で商品として飼育される少女達。蠱惑的な雰囲気を楽しむ映画。
先に観てた少年培養物語のエヴォリューションとめちゃくちゃ似てると思ったら監督も脚本も同じだから納得。芸術性と変態性のギリギリ
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ルナシー(2005年製作の映画)

3.7

生肉の切れ端を動かさせたら世界一なのでは。
これはホラー映画ですとわざわざ銘打って始まるから今世紀最大級の狂気MAX映画かと思いきやいつも通りのヤンシュヴァイクマイエル。なんなら恐怖感はオテサーネクの
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空気人形(2009年製作の映画)

3.6

人間も人形も燃えるゴミか燃えないゴミかの違いしかないってことで。ペドゥナ、ほんとかわいい

永い言い訳(2016年製作の映画)

4.0

何かを失くさないと変われない人
感情のゆらぎと移り変わりにざわわとなる。きっと原作は殊更に良い

ウィンストン・チャーチル /ヒトラーから世界を救った男(2017年製作の映画)

4.0

交渉か抗戦、自分の意志を貫くチャーチルの心の強さに最後は自分も押し切られてた。
4千人、30万人それとも降伏して犠牲を出さないか。より犠牲が少ない方を選べばいいわけだけど、1人も犠牲を出さないなんて正
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劇場版 PSYCHO-PASS サイコパス(2014年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

アニメは何度観直しても良すぎるんだけど劇場版もたまに観たくなる。
シビュラと呼ばれる人工知能によって全ての人間が犯罪係数の数値で振り分けられるようになった世界。犯罪者を裁く側の主人公たちの葛藤とか人工
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ランダム 存在の確率(2013年製作の映画)

3.6

同時に存在するパラレルワールドと、違う世界の自分たちの交錯に頭が混乱していくけど、この分からなさが面白い。置いてけぼりにしたあの世界はどうなったのかな…とか不穏すぎるラストでこの先が気になる。
他の世
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劇場版 空の境界/第一章 俯瞰風景(2007年製作の映画)

3.7

世界観の説明がまるで無いのに雰囲気感じ取ってしまうよね。ゲームコラボでしか知らなかったけど終章まで一気見したい良さ
時系列のバラバラ感はスターウォーズと同じ感じ

怪物はささやく(2016年製作の映画)

3.8

心の中の怪物は自分より数倍よく世の中の真理を捉えていて、ファンタジーのようだけど思春期の少年の心のリアル

ワンダーストラック(2017年製作の映画)

3.6

聾唖の少年少女の冒険。なるほど!となるまで長かったけど、思えば細かい繋がり色々あったなあ。
無声部分の音の使い方が感情表現豊かで好き

ファイト・クラブ(1999年製作の映画)

4.0

暴力とサブリミナル…いやいや最高かな
割と早い段階で気付いてしまったけど、それにしたってぶっ飛んでる。エドワード・ノートンやっぱ天才!例のお楽しみは二箇所しか気づけんかったからくやし〜
痛みで生を実感
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処女の泉(1960年製作の映画)

3.9

不条理全てに沈黙しておきながら、最後の最後にいるような雰囲気を醸し出すから神様はずるい。
清々しい気持ちなんて微塵もなかったのに湧き出る泉は圧倒的なカタルシス効果

野いちご(1957年製作の映画)

3.8

ある老人の心象風景と追憶
深刻そうな顔をして人生以外と恵まれてたりする

ライフ・アクアティック(2004年製作の映画)

3.7

空間の使い方といつのまにか気になってる個性的な登場人物達が何より良い。
真剣な話をしてる後ろでシャチがぐるぐる泳いでるとか、船の断面を縦横無尽に平行移動で魅せてくるとことか、画面にいちいち引きつけられ
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ミックス。(2017年製作の映画)

3.7

ガッキー×瑛太って時点で最高
王道系のスポ根ラブコメは観てて気持ちいい
リーガルハイでも似合ってたけどショートカットのガッキーは破壊的に可愛いな!

キャビン(2011年製作の映画)

3.5

はいはいB級ホラーねって観始めたけど予想の斜め上の斜め上を行って最終的に楽しくなった。結末まで、嘘やん…となる斜め上。
SCP財団みたいなオブジェクト収容施設はなかなかの見応えで、怪物ひっちゃかめっち
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パンとスープとネコ日和(2013年製作の映画)

3.7

ねこがねうねう鳴いてて、毎日美味しいごはんを食べることはよいことだという話
ごろ寝しながらみたいやつ。エンディングの変な踊りがくせになる〜

三度目の殺人(2017年製作の映画)

3.7

細かな分からないとこ洗い出したらきりがないモヤモヤ感があとをひく…
次第に三隅に重なっていく重盛。最初に見せていたドライな弁護士がガラス越しの男の言葉にぐらぐらしていく過程が怖くて良い。
真実なんて誰
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ソーセージ・パーティー(2016年製作の映画)

3.0

スーパーの食材やら商品たちが、人間に買われる=天国は嘘だと気づき人間たちに叛逆をはじめる…設定は面白いと思ったけどtedが可愛かったなってぐらい下ネタがえぐい
わたしはいったいなにをみせられていたんだ
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ダイヤルMを廻せ!(1954年製作の映画)

3.8

上手上手のキレ者達の行動と推理に感服
犯人は最初から分かってるし、ほぼ同じ部屋で会話してるはずなのに窮屈さがなくて面白い。
捕まる瞬間まで立ち回りが優雅ですな

音量を上げろタコ!なに歌ってんのか全然わかんねぇんだよ!!(2018年製作の映画)

3.0

グループ魂じゃん!と思ったのもつかの間、役者さんは良いはずなのになんだろうこの気持ち。
キャリーばりの血濡れに少々なよいロックスターはご愛嬌で。声のちっちゃいぐだぐだ女を演じる吉岡里帆ちゃんは神カワイ
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ブルックリン(2015年製作の映画)

4.0

上京した主人公がだんだん垢抜けてお洒落になっていく姿が良い。あどけないようでいて、絵画から抜け出てきたような澄み渡る瞳が何より印象的。住み慣れた土地を離れる若者に送りたい、仕事に恋に胸がきゅっとなる映>>続きを読む

ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書(2017年製作の映画)

3.7

結末は分かってるはずなのに引き込みがうまいな。社会派映画ならではの人間力をひしひしと感じる

アントマン(2015年製作の映画)

3.7

ミクロの世界で繰り広げるちっちゃくて壮大な戦い方がめちゃめちゃ面白い。キャシーがトーマスのおもちゃ持って殴りかかった方が早く決着しそうなとことか、子供部屋での戦いが1番好き。
アントマンってアリに変身
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J.S.バッハ G線上の幻想(1965年製作の映画)

3.0

完全にアリアだと思って観たら違かった
集合体恐怖症の人はみれなさそう

1984(1984年製作の映画)

3.5

すばらしき管理社会、全体主義国家。
真理省記録局とかいう胡散臭すぎる政府組織とか色々言葉の圧がすごい。チョコレートの配給が25%アップのニュースに大手を挙げて喜ぶ世界は嫌だなあ〜
鑑賞後の精神汚染と気
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四月の永い夢(2017年製作の映画)

3.7

3年分の喪失感を丁寧にほどいていく話
愛想笑いが似合わない顔って1番言われたくない台詞だけど言われたい

ピーターラビット(2018年製作の映画)

3.8

人間と兎の任侠映画と聞いてたけどそれよりもっとマイルド。ただ命の取り合いは割とガチ
もふもふ感も愛らしく憎らしい表情もCGとは思えない出来でこれだけで見る価値ある。
ドーナル・グリーソンちゃんと意識し
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早春(1970年製作の映画)

3.9

まるで閃光弾みたいな感情熱量に目眩がする

ゴースト・シャーク(2013年製作の映画)

2.5

また訳わからんものを見てしまった
人間に殺され憎しみを抱えたサメの怨霊がプール、ホース、コップの水から……何でも水を媒介してとにかく人間を殺しまくる。最後にサメを爆破してTHE ENDはサメ映画の定番
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アイデンティティー(2003年製作の映画)

3.8

そして誰もいなくなっただ…って思いながら見始めたけど、単なる連続殺人とも違う新しい視点がとっても面白い!ストーリーの完成度高いな!気軽に観れる良作サスペンス
最後は真実の行方的展開になると予想してた

ベルリン・天使の詩(1987年製作の映画)

3.8

天使をやめて、人間を謳歌する元天使達が「けっこうたくさんいる」ってところがロマン。死にたくなったら観た方がいい
あっという間に天使をやめていった相棒を見守るカシエルのモノクロの視界がとっても綺麗で物悲
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バニー・レークは行方不明(1965年製作の映画)

4.1

最近観た中じゃ1番のサイコスリラー
存在する形跡がない子どもを行方不明だと言って嘆く母親と、彼女の味方のように振舞いながらも全部空想だと一蹴する男。
彼らの関係性は不明のところから始まり、ずっと情報に
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雨の日は会えない、晴れた日は君を想う(2015年製作の映画)

3.8

時には金槌ぶん回して破壊衝動に抗わないことも必要だということ。男の行動はとってもクレイジーなのに表情やら心の機微は繊細なのが堪らない。
タイトルは待ちに待って最後
ちゃんと愛があってよかった