褐色丼ぶりさんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

褐色丼ぶり

褐色丼ぶり

映画(314)
ドラマ(0)
アニメ(0)

スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース(2023年製作の映画)

4.3

コミックを動かす。

小ネタを挟みながら重力を忘れたダイナミックな映像とスパイダーマンの“お決まり”への叛逆の物語が最高に楽しい大傑作。
前作でヒロイン枠だったグウェンの第2の主人公的ポテンシャルを引
>>続きを読む

FALL/フォール(2022年製作の映画)

3.9

食料なし、電波なし、もちろん希望も一切無しで地上600mで立ち往生。
直径1mの足場をフルに活かした絶望的な演出とフラグ回収が輝くシチュエーションムービー。
手汗がベチョベチョで気持ち悪いがスマホの充
>>続きを読む

アバター:ウェイ・オブ・ウォーター(2022年製作の映画)

3.8

他には無い世界観と人の目を引く映像美を用意したジェームズ・キャメロンの手腕には圧倒されるが3時間はちょっと長い。
『これまでのアバター』パートが欲しい。

ネバーエンディング・ストーリー(1984年製作の映画)

4.0

“懐かしい”を観た。
思い出補正8割増だけまだまだ十分楽しめる。

クリード 過去の逆襲(2023年製作の映画)

3.6

アニメで見たことある演出を加えたマイケル・B・ジョーダンのロッキーサーガには熱くなる部分もあるが過去の因縁と試合の結び付きが弱くていまいち盛り上がらなかった。
最後のアニメは謎。
俺の魂が迷子になった
>>続きを読む

不安の種(2013年製作の映画)

2.9

ビジュアルは良しとしてオムニバス作品にストーリーを付けると非常にめんどくさい。

復讐者に憐れみを(2002年製作の映画)

4.1

同情の余地が残る誘拐と何一つ報いの無い復讐。
粗っぽく淡々とこなされる痛々しいバイオレンス描写と復讐心に駆られた男の末路は虚しさと喪失感が残る。

岸辺露伴 ルーヴルへ行く(2023年製作の映画)

4.1

露伴先生、またしても自分の興味本位で過去最大の痛い目にあう。
人の手に負えない絵と絶対的な黒が結びつける過去、自身の罪と罰をドラマ版以上のダークさで魅了する。
正直ドラマの延長版が否めない部分もあるし
>>続きを読む

劇場版ポケットモンスター ミュウツーの逆襲(1998年製作の映画)

4.3

自分自身ポケモンをよく知らないし幼少期にこれしか観たことなかったが、マサラタウンにさよならバイバイのテンションで見る映画じゃないと大人になった今だからこそわかった。

オリジナルのコピーとして作られ
>>続きを読む

ワイルド・スピード/ファイヤーブースト(2023年製作の映画)

3.7

いつも通りの重力を全力で無視したフルスロットル脳筋アクションのオンパレード。
やはりスカイミッション以降はワイルドスピード“アナザーストーリー”のように感じてしまう部分が今回は強かった。

映画館の駐
>>続きを読む

MEN 同じ顔の男たち(2022年製作の映画)

3.8

夫の死からのトラウマを癒すも同じ顔の男たちに付き纏われ更なるトラウマを植え付けられる狂気に満ちた世界。
不気味な構図と鮮やかな色彩が物語の不穏な雰囲気を際立たせる。
男として産まれた事に謝罪したくなる
>>続きを読む

YUMMY ヤミー(2019年製作の映画)

3.6

美容整形外科に行ったらゾンビに変えられてしまうまさかの逆整形クリニック。
おっぱいを治す場合じゃない血みどろ残虐描写と整形に対するギリギリを攻めたブラックジョークがちょうどいいバランスを取る。

シャザム!~神々の怒り〜(2023年製作の映画)

3.7

深夜の軽いノリで観れるのはありがたいが回りくどいな。
声優の重要性を改めて思い知らされた。

ボーンズ アンド オール(2022年製作の映画)

4.3

食人衝動を抱えた少女と同じ秘密を持つ青年の短く儚い血の匂いが充満する青春。
食べてはいけない。
けど食べなきゃ生きられない。
“食人”というテーマを別のものに置き換えれば思春期特有の恐怖と孤独への不安
>>続きを読む

奈落のマイホーム(2020年製作の映画)

3.8

11年かけてようやく手に入れたマンションがまさかの欠陥住宅。そこに巨大な陥没穴が発生、そのまま奈落の底へと急降下。
家も無ければ明日も無い絶体絶命の状況で行われるサバイバル術と試される個人の人間性に笑
>>続きを読む

ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:VOLUME 3(2023年製作の映画)

4.4

最高だった。
けどやっぱり寂しい。

ジェームズ・ガンの優しさと作家性が宇宙規模で爆発した楽しすぎる圧巻のスペースオペラの最終章にして集大成。

“コマとコマの間の人生“から飛び出し宇宙のならず者から
>>続きを読む

東京リベンジャーズ2 血のハロウィン編 -運命-(2023年製作の映画)

3.7

一虎が最高。
村上虹郎の存在感と一虎の凶暴性が見事にマッチし他を寄せつけない良いキャラに仕上がってた。
超エロい。

ヴィーガンズ・ハム(2021年製作の映画)

3.9

肉を食え!肉を!
肉屋の天敵ヴィーガンの肉でハムを作って売ったら大繁盛した夫婦の話。
倫理に反するカニバリズムと信条に従ったブラックユーモアが化学反応を起こし不謹慎な内容を嫌悪感無く見せてくれる。
>>続きを読む

スマイル(2022年製作の映画)

4.0

全く安心感のない笑顔の恐怖。
逃げたいと思う感情を丸ごと飲み込む良質ホラー。
この世で一番要らない笑顔と不条理を厭な雰囲気で届けられる。
あの笑顔は夢に出てくる。
観た日は電気を明るくして布団を被って
>>続きを読む

真・事故物件パート2 全滅(2022年製作の映画)

3.0

前作より激しい血肉が飛び散る描写は好きだが事故物件という要素があまり無いままテンポの悪いテンションと音楽がかかると耳をすまさないとセリフが聞こえにくい仕様に疲れる。

邪願霊(1988年製作の映画)

3.2

アイドルの密着取材中に撮影現場で不可解な現象が発生する営業妨害心霊フェイクドキュメンタリー。
アイドルの曲が完成に近づく度に心霊現象も大幅にアップ。
荒い画質と古臭い雰囲気が恐怖を煽るが竹中直人の全力
>>続きを読む

機動警察パトレイバー2 the Movie(1993年製作の映画)

4.9

再鑑賞。
もう何度も観ているが今もなお色褪せない日本アニメ映画の最高傑作であり問題作。
アニメーションとしてのレベルを遥かに超えてる重厚かつ鮮明な人間ドラマ。

1発のミサイルによって極限状態に追い込
>>続きを読む

ベイビーわるきゅーれ 2ベイビー(2023年製作の映画)

4.3

面白い。最高。
前作よりパワーアップしたゆるふわ日常パートと確実に命を取りにきてるキレッキレ対人アクションの格差で気分を振り回される高揚感。
殺しはプロでも社会人としてはアマチュアの愛らしい2人の会話
>>続きを読む

ドラゴンボールZ 激突!!100億パワーの戦士たち(1992年製作の映画)

3.5

メタルクウラが大量に出てくるシーンの絶望感はフリーザ編より好き。
出てきて早々にボコられるベジータの愛おしさ。

ドラゴンボールZ 超戦士撃破!!勝つのはオレだ(1994年製作の映画)

3.4

悟空、悟飯が不在の中で悟天トランクスの2人で頭を使った戦闘スタイル。
シリーズ屈指の謎敵バイオブロリーも今見ると愛おしい。

ドラゴンボールZ 復活のフュージョン!!悟空とベジータ(1995年製作の映画)

3.9

超ブロリーの時もそうだけどゴジータに余力を残して勝つのたまらなく好き。
ゴジータの圧倒的な神々しさ大好き。

ドラゴンボールZ 燃えつきろ!!熱戦・烈戦・超激戦(1993年製作の映画)

3.8

MADネタにされすぎて不憫な扱いを受けてるけどちゃんと面白い。
クリリンの歌唱力にキレたり気合い入れて前線に出るも秒で返り討ちに合うベジータのバリエーションの豊富さも良い。
悟空の口から出る『手加減し
>>続きを読む

デヴィッド・ボウイ ムーンエイジ・デイドリーム(2022年製作の映画)

4.1

はじめに、自分自身デヴィッド・ボウイの音楽はあまり聴いた事がなく戦場のメリークリスマスの彼しか知らないがかなりパンチのある映画だった。

目の前に宇宙が現れた時、人は初めて神を信じる。
ニーチェの“神
>>続きを読む

ドラゴンボールZ 銀河ギリギリ!! ぶっちぎりの凄い奴(1993年製作の映画)

3.7

懐かしさで涙腺が緩むけど相変わらずザンギャちゃんの扱いが理不尽で笑う。

シン・仮面ライダー(2023年製作の映画)

3.6

オタクを拗らせすぎた情報量の多い映画。
エヴァンゲリオンという呪いから解放された反動を強く感じさせるニッチすぎる庵野秀明の世界と混沌。
地位と名誉を手に入れ、少年のまま大人になった男のやりたい放題の画
>>続きを読む

KOTOKO(2011年製作の映画)

4.0

生きてる実感を得るための自傷行為、愛するが故の見るに堪えない暴力行為。
虚構と現実、二つの世界が見える彼女の生き方はあまりにも残酷で痛々しい。
歌によって夢と現実が1つになる時、彼女の世界に少しだけ救
>>続きを読む

地獄の警備員(1992年製作の映画)

4.5

目的、思考が掴めない巨大な怪物の影が定時退社できなかった社員を地獄の底に突き落とす。

痛みが伴う力任せな暴力より日々社会で積み重なるセクハラ、パワハラ、残業の強要の残酷性を殺人鬼を通して伝える力技に
>>続きを読む

エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス(2022年製作の映画)

4.3

嵐を呼ぶモーレツ!マルチバース旅行。

実写版クレヨンしんちゃん映画。
映画の中の人物は大真面目だが他者である観客側から見るとアホくささが感じ取れる展開はクレしん映画そのもの。
理解が追いつかない極限
>>続きを読む

魔女見習いをさがして(2020年製作の映画)

4.0

どれみちゃん達を通し20年の時を遡り蘇る憧れと童心。
現代への疲れと後悔を浄化してくれるおジャ魔女との思い出に涙腺が緩む。
夢の見方と追い方を思い出させてくれる魔法にかけられる喜びがきっと毎日を日曜日
>>続きを読む