「(タイムループしても)痛みはリアルなんだよ」と口では言うけど、画面からはいっさい伝わってこなくていやだった。自殺や殺人を繰り返してもどうせ元通りになるとわかれば、心は壊れないとでも?
前半の農村のくだりがあるから、終盤の展開が自然と腑に落ちる。どこかで見たことのあるような「普通」の終わり方でいい(寺山や唐、アングラ演劇を見るような感じも含めて…)。むしろそれを積極的に肯定できる映画>>続きを読む
壮大なアートプロジェクトの一部、その映像作品だと思えば見られる。「映画」だと思って見ると、しんどすぎる。でも、それをあえて「映画」の枠組みの中で表現しているわけで、その意義を考えて……みる気にまでなる>>続きを読む
自分の人生に自分だけがいない、誰かにとっての手段でしかない。そういう隘路にいることを自覚してぴょんと飛び出す、普遍的な「青春映画」にもなっている。華子がかつて見た映画(『オズの魔法使』)は、その跳躍の>>続きを読む
最後のほうの展開、もちろんあそこがいいんだけど、鼻白む寸前の取ってつけた感は拭えない。現行の仕組みを問う、ってところまで行っているんだろうか? あれで「世界の複雑さ」を描けてる…? ほんとうに…? 寓>>続きを読む
100分でまとめてくれてたら、完璧だったはず。でも、それ以外は最高! せっかくイタリアでロケしたんだからしかたないか…と思いきや、コロナ下により海外ロケは中止になったとか。
「広告代理店のレトリック」というやつが、ただの「ねづっち」で、ちょっと笑った。東京に大きめの持ち家の実家があって、親が大手広告代理店勤務の人間に備わる「余裕」。無視できないね。それが「差」になっていく>>続きを読む
三島がどれだけ魅力的でも、赤ちゃんのそれには敵わない。
イタコみたいな症状がうまく飲み込めなかった(物語における機能/道具立てとしては理解できても)。
子供時代を演じる俳優は、もっと似ているひとを使ってほしい(できれば家族も)。
具体的なエピソードの詰め合>>続きを読む
めちゃくちゃおもしろい。
アイデアぎっしり。
長回しもモンタージュもジャンプカットもやりたい放題で最高。
麩菓子とソーセージ。
猫目と猫耳。
光るスニーカー。
ジンギスカン。
衣装ダンス。
動物園。>>続きを読む