赤ブレサザエさんの映画レビュー・感想・評価

赤ブレサザエ

赤ブレサザエ

映画(15)
ドラマ(0)
アニメ(0)

フェリスはある朝突然に(1986年製作の映画)

4.0

【全能の青春超人とおサボり♡】

フェリス・ビューラーは青春のヒーローと言えるような人物だった。

悪知恵の働くサボりの常習犯だが、明るく飄々とした学校の人気者。そんな彼が9回目のサボりでガールフレン
>>続きを読む

ランボー(1982年製作の映画)

4.2

【中学生には響かなかったクレイジー・マッチョ】

 映画に対して無理解なころに鑑賞し、大した印象を持たないまま時間が経過、何かのきっかけに再度観てみると、「なんで面白いと思わなかったんだ!」と過去の自
>>続きを読む

CUTIE HONEY TEARS(2016年製作の映画)

1.8

【レビューの文体がなぜかオネエに…】

 「ダークナイト」って、つくづく罪作りな作品よね。コミック原作をコミック的なままに映像化した映画だって観たいのに、シリアスかつリアル側に寄せた実写化作品こそ良し
>>続きを読む

ラヴレース(2013年製作の映画)

4.0

【スケベな気持ちにカウンター♡】

 映画を観る。芸術評論家のようにお高くとまって画面に向かうときもあれば、頭空っぽでサブカルチャーの一消費者になるときもあり、また人には言えないような下種な欲求に突き
>>続きを読む

団地(2015年製作の映画)

3.5

【第9地区?こっちは団地だぜ!】

 藤山直美と岸辺一徳夫妻が団地に越し、住民のちっちゃなコミュニティのあれやこれやに巻き込まれ、うわさを立てられる…。
 なんて地味なののだろう。

 …と、思うけれ
>>続きを読む

愛と誠(2012年製作の映画)

3.6

【恥ずかしい…恥ずかしいのにっ!】

 原作漫画はもとより、西城秀樹版の映画も未見。私の「愛と誠」ヴァージンを奪った作品だ。

 この作品に貫かれていたのは「バカ一直線な恥ずかしさ」。

 妻夫木聡に
>>続きを読む

多羅尾伴内(1978年製作の映画)

3.3

 【伴内はヒーロー、旭はスタア、僕らは観客】

 鈴木則文の作品はそれほど多く見たわけではないけれど、映画という娯楽は常に俺たちの手元にあるべきもので、俺たちが楽しむためにあるのだということを実感させ
>>続きを読む

LOGAN ローガン(2017年製作の映画)

4.8

【前半ネタバレなし、後半ネタバレあり】

 ウルヴァリン─―ローガンも、演じるヒュー・ジャックマンも、観客も、Ⅹ-メンシリーズに15年以上付き合い続けてきたすべての人が報われた作品だった。

 スタッ
>>続きを読む

銀魂(2017年製作の映画)

3.0

【映画ってなんでせうね…】

「母さん、映画ってなんでせうね…」

ドタバタ映画なのに、観終わった後についつい歴史的仮名遣いで思索にふけってしまった。雰囲気で「母さん」とか呼び掛けてるけど、別に母ちゃ
>>続きを読む

ローマの休日(1953年製作の映画)

4.5

【アベサダとモンダミンとノーフューチャー】

真実の口にジェラード、スクーターデート…。観たことがない人でも名シーンを2つ3つ言えてしまうというものすごい作品。
いくら有名な作品であっても、観たことの
>>続きを読む

ミッドナイトをぶっとばせ!(1988年製作の映画)

2.3

【怒涛の法定速度以下コメディ・ムービー】

近所のレンタルビデオ屋でレンタル落ちのDVDを購入。

とってつけたようなパッケージ写真に、「あのマトリックスのキアヌ・リーブス主演!」との文言。
「マトリ
>>続きを読む

耳をすませば(1995年製作の映画)

3.6

金曜ロードショーでの繰り返しの放送により、記憶よりも体にしみ込んでいるのではないかと思える作品。
そんな風にこの作品を思う人が集まり、やいのやいの言いながら観ても楽しいのでは。地下闘技場で血まみれファ
>>続きを読む

県警対組織暴力(1975年製作の映画)

4.0

こいつは濃いぜぇ~…。
この作品を取り上げていた映画雑誌で菅原文太氏を「野犬のごとく」と形容していたが、なるほど。
組織の「イヌ」でありながら、飼いならされず、野生を忘れず。善悪は知らぬが己の志のもと
>>続きを読む

ダイ・ハード4.0(2007年製作の映画)

3.7

日本人に「ぼやきといえば?」と質問したら、楽天元監督の野村克也氏とヤッターマンのボヤッキーに並んで回答の大多数を占めるであろう人物が「ダイ・ハード」シリーズの主人公、マクレーン刑事だ。つまり、ぼやき・>>続きを読む

スパイダーマン(2002年製作の映画)

5.0

 中学1年生のころに劇場にてリアルタイムで鑑賞したのが初見。この場ではあまり個人的な思い出などは語らず、シンプルなレビューのみにとどめたいが、この作品に限ってはそうはいかない。自分の足で劇場に行き、自>>続きを読む