あかさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

(1985年製作の映画)

3.0

圧巻の合戦、城の炎上といった莫大な予算を注ぎ込んだ凄まじいシーンが印象的。
一方で、唯一無二で色彩豊かな絵画のようなショットはカラーの黒澤映画だからこそ味わえるもの。

城の周りに町がなかったり、
殿
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映画 ひつじのショーン~バック・トゥ・ザ・ホーム~(2015年製作の映画)

3.9

テンポがよく、軽快なストーリー。
セリフはなくても、視覚的なギャグはずっと面白くて、個性的なキャラクター達のやり取りに飽きることはなかった。
大人にも刺さるメッセージ性をも含んでおり、とても満足でした
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モダン・タイムス(1936年製作の映画)

3.3

序盤の工場から刑務所までは笑ってた。
コント的には序盤が1番面白かったので、そのあとは尻すぼみになっていき徐々に飽きてしまった。
(エンディングシーンはよかった)

ハーレイ・クインの華麗なる覚醒 BIRDS OF PREY(2020年製作の映画)

2.0

相変わらず馬鹿な脚本であることに変わりはないけれど、マーゴットロビーが常に話の中心であるからか、スーサイドスクワッドよりかは良く感じた。
ただ、DCクオリティは変わらずといったところで退屈な映画の域を
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イエスタデイ(2019年製作の映画)

1.7

とってつけたような恋愛物語がここまで展開されるとは思わなかった。

個人的には盗作してた主人公が贖罪がなく、救われてるのは気に入らんかったw

ダニーボイルはよくわからん監督だ
この人クソな時ほんとひ
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ザ・ウォーク(2015年製作の映画)

4.0

当時映画館で見た予告では真剣な感じだったけど、オーシャンズ11的な感じだった。
なので、基本楽しく観れる

実話だし、結果はわかっている。
楽々とこなしていく展開の中に、緊張感あるシーンがあり、かなり
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ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ザ・ウェスト(1968年製作の映画)

2.5

一個一個のシーンは情感豊かであって、とてもゴージャスなウエスタン映画であることに違いない。

しかし、勿体ぶっているようにも見えたことは言うまでもなく、それなりの体力を奪われた映画だった。

悪く言え
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ストレイト・ストーリー(1999年製作の映画)

4.1

色遣いや人物の配置、影や暗闇の使い方等リンチならではの映像。(不安感が煽られたり、ちょいちょい怖くさせるカメラワークもあったりする)
でも、落ち着いた気持ちで観ることができる不思議なリンチ映画。
コー
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ロスト・ハイウェイ(1997年製作の映画)

2.3

うーん とても長い映画
終わってみれば、残るものがほぼなかった。

マルホランドドライブと比べて、明らかに
登場人物に感情移入できなかった。

シーンの繋がりがぶつ切りなのが特徴だと思う。
ただ、一つ
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雨月物語(1953年製作の映画)

4.0

かなりの狂気でワロタ

撮影、音楽、キャラクター設定とか
不気味な夢みたいな世界観が凄い。
まるで絵みたいな構図のシーンも多い

オチが少し弱かった
結末のシーンは長いと思った

アメリカン・グラフィティ(1973年製作の映画)

3.3

USJにあるMet's Drive inを訪れて、
アメリカングラフィティに興味を持ちました。
そして、本作を観た素直な感想としては、
USJのセットが映画の世界を忠実に再現してたので、びっくりした。
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マルホランド・ドライブ(2001年製作の映画)

4.0

恐ろしい悪夢のような話だったけれど、悲しくて辛い話でもあった。
相変わらず撮影も素晴らしい。
美しくも、恐ろしさに圧倒されるアーティスティックなショットには魅了された。

特に中盤の泣き女の歌詞が凄ま
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ブラック・ミラー: バンダースナッチ(2018年製作の映画)

2.0

普通にストーリーくそつまらない
というか、時間の無駄だったと言うか

ブラックミラーの中でも最悪レベルに時間の無駄

ブラックミラーは
宇宙船カリスター号が面白い

シカゴ7裁判(2020年製作の映画)

3.1

裁判ならば、アメリカンクライムストーリーのOJシンプソンの方がずっと好き。
この脚本家ならば、マネーボールやスティーブ・ジョブズ、ソーシャルネットワークのような友情や家族をテーマにした人間味ある話の方
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もう終わりにしよう。(2020年製作の映画)

3.9

如何にもカウフマンが描きがちな
孤独で生きることや考えることに辛さを感じる登場人物、奇妙な世界でした。
ホラーテイストな演出がエッジの効いた凄まじいものであり、カウフマンの演出には唸らされました。
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アジズ・アンサリの"今"をブッタ斬り!(2019年製作の映画)

3.0

アジズアンサリの話は、
アメリカの現代カルチャーの知識や教養がないとついていけないことがある(彼が書く脚本も含む)

ローガン・ラッキー(2017年製作の映画)

3.8

実際に盗んでる最中は、馬鹿すぎる奴らで面白かった。
ダニクレとアダムドライバーが特に酷くて途中何度も笑った
盗みの準備はやや退屈だったけど、ラストの展開はおもしろかった

マイ・ライフ・ディレクテッド・バイ・ニコラス・ウィンディング・レフン(2014年製作の映画)

3.0

絶賛されたドライヴの後、
落ち着きのないレフン。
ドキュメンタリーとしては特段面白味はなかった。

トラフィック(2000年製作の映画)

3.8

安定しないカメラワークやフィルターのかかった映像、画面の切り替わり方等の編集によって、
麻薬を取り巻く人間達のドラマがスリリングでリアルに描かれていてた。

逮捕現場にふと出てくるピエロだとか、デルト
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ビール・ストリートの恋人たち(2018年製作の映画)

3.2

ムーンライトを撮った監督なので、期待が相応にあったけれど、自分的には高い評価を与えることができない映画だった。
良い点はしっかりあるけれど、差別的な要素を非常に強く感じたし、プロットが残念だった。
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グッドフェローズ(1990年製作の映画)

5.0

ギャングにとっての当たり前は異常で狂気的だし、冷静に考えるとふつうに怖い。
けれど、ドラマとしてはすごく楽しく面白おかしく描かれてる。
やりたい放題な清々しいwise guy(クズ?)の生き様が本当に
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ノクターナル・アニマルズ(2016年製作の映画)

3.9

オープニングこれはひどいw
トラップ仕掛けてきやがった
とりあえずこの4分間は完全に不要なシーン

現実世界と小説の世界を行き来する中で、本を閉じるのと同時に現実に戻る演出好き。
さらには時系列も行き
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アンダー・ザ・シルバーレイク(2018年製作の映画)

2.5

とにかくヒッチコックリスペクトがすごい

失踪事件を追いかけていく序盤は見てて楽しかった。
けれど、事件に巻き込まれ、主人公が悩まされる中盤あたりから退屈になってきて、長く感じた。
あと、都市伝説や陰
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オンリー・ゴッド(2013年製作の映画)

3.4

基本的にアートフィルム感が一気に増した。
ドライヴから娯楽性が消し飛ばされたので、その点は非常に残念。

とは言え、サスペンスとしてはのぺっとしているし、突っ込みどころがわりとある。
脚本がこの映画の
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ジョン・ウィック:パラベラム(2019年製作の映画)

2.3

はっきり言って1,2の方がいいと思う。

というのも、裁定者とかいう見た瞬間に分かってしまう雑魚キャラを筆頭とした後付けの設定やキャラに目が余る。
基本的にセリフや脚本がバカなのと、新キャラがうざくて
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ナイブズ・アウト/名探偵と刃の館の秘密(2019年製作の映画)

3.8

中盤で失速してたけど、最終盤は笑いがあって面白かった。
主人公ダニクレが物語の中心から少し外れた所にいたり、キャラの個性が独特だったり、一風変わった演出やプロットが面白かった。

マイナスな点としては
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JUNUN(2015年製作の映画)

4.3

自由で不思議な生活感に包まれてて、大きな城の中でセッションしているのがこの映画の9割くらい。
軸となるのは、音楽で、一際目立つのは音楽の迫力と神秘さ。

椿三十郎(1962年製作の映画)

3.9

所々に笑いの要素を織り混ぜて、終始飽きさせない演出の連続と
三船敏郎ならではの感情豊かな表情。
西部劇とシンクロする一騎討ちの臨場感は黒澤明・三船敏郎コンビだからこそ成せるもので、特別です。

黒澤明
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もののけ姫(1997年製作の映画)

4.5

壮大なアニメーションと綺麗な音楽は
日本の神と人間を描く話には相応しく、
この素晴らしいドラマのコアとなっていました。

価値観の異なる、己の正義・信念を貫くキャラクター達がぶつかり合う脚本は非常に現
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ジョーカー(2019年製作の映画)

4.5

再鑑賞。

ホアキンフェニックスの凄まじい怪演が1番の見どころだった。所作の一つ一つが新たなジョーカー像を創り上げていた。
ノックノックからの、That's Lifeが流れる中、メイクをするシーンは度
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三島由紀夫vs東大全共闘 50年目の真実(2020年製作の映画)

3.6

内容は非常に興味深い。関係者や学者、作家による三島由紀夫や討論に対する考察、見解が内容をより面白くさせていた。

三島由紀夫という人間について、深く知ることができた。器の大きさ。天才さ。

三島由紀夫
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ゾンビランド:ダブルタップ(2019年製作の映画)

1.5

続編としては、かなりつまらない
前作で育んだ絆やルールを無視する動きに気になってしまう。
ギャグがつまらない。
取ってつけたような恋愛ネタが無駄。さらに、不要な新キャラが増えて前作の面白さはまるでない
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マイ・レフトフット(1989年製作の映画)

3.5

ダニエル・デイ=ルイスの演技が凄すぎる。時系列によって変化される演技も見事。
自分にとって、引退や亡くなってしまった俳優さんの中で1番に好きな俳優はフィリップシーモアホフマンかこの人。

過去と現在を
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教授のおかしな妄想殺人(2015年製作の映画)

2.3

早速モテてしまう男と、ゴリゴリの女性のウディアレンいつもの展開

主人公にホアキンを起用した点は監督御大を代表としたモテなさそうな男よりかはマシ。

冒頭30分は面白い。
ただ、殺人へ向かうきっかけ辺
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