あかさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

浅草キッド(2021年製作の映画)

3.8

シンプルに面白く時間を忘れて見た。
ストーリーのテンポが良く、退屈に思う時間はなかった。大泉洋演じる深見と柳楽優弥演じるたけしの2人のドラマがやはり面白い。それだけでなく門脇麦演じる千春も良い。

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マトリックス レボリューションズ(2003年製作の映画)

2.5

何度見ても数年後には忘れてしまう。それくらい内容が頭に残らない。

まず、ザイオンのシーンは退屈なほど長い。

兎にも角にも哲学的なテーマ、風呂敷を広げすぎた複雑な設定、スペクタクルなアクションそれぞ
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マトリックス リローデッド(2003年製作の映画)

3.2

アクションを増強したもののそれがくどい。
そして話自体が小難しくなり、その複雑性が災いした。
総じて1作目から比較して評価を落としてしまった。

マトリックス レザレクションズ(2021年製作の映画)

3.0

トリニティとのラブロマンスに偏り過ぎていたこと、
3部作の内容を引きずっていたし、ツッコミどころはかなり満載な内容であった。

メタ発言が多くて冷める。
自虐ネタだったり、ご時世の批判的に捉えられるよ
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ラチェット&クランク THE MOVIE(2016年製作の映画)

2.0

基本はps4版のムービーの使い回し?に見えた。
ラチェクラの魅力って、ゲームプレイなのだと思った。ゲームの方が楽しい体験ができる。
映画として見ても物足りない。友情物語としてもアクションどれも物足りな
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ミッドサマー(2019年製作の映画)

3.0

悪魔の生贄的なキャッチーさを感じた。それながら明るい映像であることが、新しいものを見た感覚にさせられる。
個人的に感じた致命的な欠点は、人間関係描写の弱さ。後述する長い長い雰囲気描写と絡まっていないと
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tick, tick...BOOM!:チック、チック…ブーン!(2021年製作の映画)

2.6

歌の力が目立つ映画。こういったミュージカル映画好きじゃなかったです。
アンドリューガーフィルドでなければ観るのを中止していました。

パワー・オブ・ザ・ドッグ(2021年製作の映画)

4.6

息を飲むような緊張感のある心理サスペンス。不安感に圧倒され続け、行間を読むような感覚に陥る。

まず、映像が素晴らしい。
牛を連れて移動するシーンの迫力、小麦畑に飛ぶ血、芸術的なショットに魅せられる。
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ファイト・クラブ(1999年製作の映画)

5.0

自己破壊、人生観、暴力、消費、死、孤立、社会崩壊、職業選択といった興味深いテーマに溢れていてある意味崇高な話であると思う。

シンボリックやタイラーダーデンを演じたブラッドピットの演技・エドワードノー
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mid90s ミッドナインティーズ(2018年製作の映画)

3.8

前半かなり90年代雰囲気系映画だった割には、後半でスピーディにストーリーが動いたもんでびっくりした。特にエンディングの突然性にはびっくりだった。大胆なプロットだ。
終わった瞬間の衝撃が大きいのは、序盤
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ファーザー(2020年製作の映画)

4.0

兎にも角にもアンソニーホプキンスの演技が凄まじい。終盤の畳み掛けるような病人の演技が怪演で心打たれた。

さっきまでいた人が突然消えたり、
さっきまでいた人と同じように別の人間が現れたりといった
演出
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最後の決闘裁判(2021年製作の映画)

3.2

総じて長いと言わざるを得ないが、クオリティの高さを感じた。
自分に合うかどうかだとそこまで合わなかったとおもう

良かったところ)
・女性の苦しみという社会問題を決闘というエンタメ的な盛り上げの一要素
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DUNE/デューン 砂の惑星(2020年製作の映画)

4.2

演出、音楽による壮大さと、美しい映像と美術に飽きさせられることなく、夢中で見ることができた。
(個人的には撮影がロジャーディーキンスならもっと素晴らしかったと思う)

007/ノー・タイム・トゥ・ダイ(2019年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

・カメラが揺れまくりで、アクションへの没入感に欠ける。
・被弾しても立ち上がったり、そもそもATフィールドがあるかの如く被弾しない終盤におけるボンドのアクションシーンは緊張感がまるでない。
・説明的な
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GANTZ:O(2016年製作の映画)

2.5

高校ぶりにGANTZに触れた。
やはりこの漫画は、中高生には劇薬的なエログロの暴力とインフレ脳筋バトル、独特な中二感的SF設定

やはり内容が薄っぺらい。
大人になって見ると興味がまるで湧かない。
(
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ヘレディタリー/継承(2018年製作の映画)

3.3

前もって、ホラーシーンを予告してくれる優しい映画だし、
ホラーシーンの挿入や、残虐なシーンがストーリー上ちゃんとした目的を持つものだったから見やすかった。

暗いシーン多かったのがだるかった。家庭向け
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アキラ AKIRA(1988年製作の映画)

4.0

現代のアニメや漫画に踏襲されたであろう一つ一つの要素を確かに感じざるを得ないし、決して色褪せない。
例えば、洗練されたプロットによる脚本をはじめ、悪い大人と利用される子供のようなキャラ、迫力のある音楽
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ノマドランド(2020年製作の映画)

3.9

非常に綺麗な景色と雄大なアメリカの自然。
過酷な生活を送り、心に悲しみを背負った老人達の温かいコミュニティ。
リアル・繊細なタッチ・まとまって美しく、詩的。
特に不平不満を言いたくなるような瞬間はない
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天国と地獄(1963年製作の映画)

4.2

ストーリー面白い、演技がいい、演出いい、撮影いい
白黒だからこその美しさのあるカットも印象的。ヒッチコックのサイコを見て、おもしろいと感じた時の感覚に近い。

味のあるオッサンキャラでてきて笑わせてき
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ロード・オブ・ザ・リング(2001年製作の映画)

4.5

ロードオブザリングシリーズは何度見ても面白いです。

壮大な物語と世界観、ダークさが素晴らしい。
重要そうなアイテム、武器防具、鉱物だとかファンタジー好きにはたまらない
村や建物に訪れたい、もっと見て
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すばらしき世界(2021年製作の映画)

2.0

とりあえず、この手の社会派テーマ多すぎ。また社会派かよと思った。
万引き家族に出来損ないのジョーカーをブレンドしたような話だった。

脚本、編集、演出がしつこくて白けるんですね。(全てではないが)
4
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シン・エヴァンゲリオン劇場版(2020年製作の映画)

3.8

エヴァの終え方としてはオーソライズされた
納得感のあるものだった。
しかし、このような結末を迎えたことは、肩透かし感というか虚無感を覚えた。
同時に、こういった結果になることを望んでいたのは事実で、な
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ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q(2012年製作の映画)

4.0

やっとエヴァらしくなったという感じがしてます。
ストーリーに変化が生じたことに感動した。人類補完計画、綾波の真実といった核心に近づきつつ、
ゲンドウ・ミサトの対立といった新展開の出現、ストーリー的に興
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ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破(2009年製作の映画)

2.5

端的に言うとこの映画は
映画としての出来がよろしくないと思った。
そして、アニメと比較して、どうも残念な評価となる。

まず、不穏さ、怖さが本当に足りない。
この点が非常に残念。
仕方ないけど、一つの
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ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序(2007年製作の映画)

3.6

ヤシマ作戦はやっぱ面白い

・展開が基本アニメのダイジェスト版で少し退屈。
・アニメ第1話、冒頭のシーンの"西暦2015年。"的な急ピッチな展開に差し込む文字の演出はなくなる
・味のあった手書きアニメ
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新世紀エヴァンゲリオン劇場版 Air/まごころを、君に(1997年製作の映画)

2.5

冷めるような演出が悪目立ちしてると思うんですよね。
エロコンテンツ的な演出、メタ演出とか。
必要性が理解できなかった。台詞が頭に入らない。
結局難解な話に帰着してしまうんだねという、残念さはありました
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ブレードランナー 2049(2017年製作の映画)

5.0

物語の芯は"人"であること。
"暴力と欲望の成れの果てのような街"
で生への執着を見せる人間やレプリカントの
"痛み" "儚さ" "悲しさ" "切なさ" そして、"微かな希望"
これらは異なった角度で
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ベンジャミン・バトン 数奇な人生(2008年製作の映画)

4.0

クライムものが多いフィンチャー映画の中で異色だと思う。
エッジの効いた冷たさ、不気味さであったり、破壊や死といった不適切なものすらをカッコよく魅せてしまうフィンチャーらしくはないハートフルな物語。
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TENET テネット(2020年製作の映画)

3.7

本作のアプローチは理系的なもので、
"考えるのではなく、感じろ"という割には理詰めが目立つ。
感じたいのだが、考えてしまう。

ノーランの場合、物語の根っこが理系的じゃない時の方が個人的には好き。
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劇場版「鬼滅の刃」無限列車編(2020年製作の映画)

3.9

ふつうに面白かったです

トレーラーの期待通り、猗窩座対煉獄の戦闘シーンが良かった。

猗窩座や下弦の壱についてのバックストーリーがあれば深みがより出たと思います。

下弦の壱に比べて、アニメの累の方
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ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語(2019年製作の映画)

3.5

シャラメのキャラを筆頭に魅力的なキャラと会話、加えて衣装や音楽が良くて、微笑ましい映画でした。

所々ウーマンリブ的な説明台詞(女性の社会進出等)が直接的に入り込むことがよろしくないと感じました。とい
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Mank/マンク(2020年製作の映画)

4.4

非常に芸術的で見事な撮影、
美しいセットや衣裳、30/40年代ハリウッドの雰囲気作り、演出の数々や演技は本当に素晴らしくて、度肝を抜かれた。

ソーシャルネットワーク以上に会話量が多く、非常にスピーデ
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レ・ミゼラブル(2019年製作の映画)

3.9

事件の始まりから一旦の静寂までは
一触即発な極度の緊張感に包まれていて
面白い。
また、3人の警官の意思疎通の無さが拍車をかけていた。
白人警官が少し後退した所がこの映画のピークに感じたけれど、面白か
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カビリアの夜(1957年製作の映画)

3.7

ラストシーンの秀逸さは言うまでもなかった。個人的には道の方が好き

サクリファイス(1986年製作の映画)

3.3

やっぱり、相変わらず静かで、長い長いタルコフスキー映画。1.5倍速という邪道な方法で鑑賞したけれど、全く違和感を感じなかった。
サクリファイスは、ブツブツと哲学的な小難しい事を喋り続ける会話やモノロー
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