Rebelさんの映画レビュー・感想・評価 - 11ページ目

アラジン(1992年製作の映画)

4.0

久々に観たが、やっぱり面白い。
実写版にはない良さがアニメ版にはある。

ストーリーもさることながら、アラジンやジャスミン王女の成長を描いているのも良いし、山ちゃんのジーニーは永遠だ。

「どんな魔法
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ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ(2021年製作の映画)

3.9

ついにきた、ヴェノムVSカーネイジの死闘を観られる時が。(そしておそらく本作が私の2021年のスクリーン納めになるだろう)

割と短時間ながら、しっかりとダークヒーローの死闘を描きつつ、クレタス(カー
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るろうに剣心 最終章 The Final(2021年製作の映画)

4.1

るろ剣シリーズを観るたびに2010年大河『龍馬伝』を思い出す。

この泥臭く、血生臭い戦いはやはり原作の雰囲気にふさわしく哀しき凶敵雪代縁との戦いを盛り上げる。

特筆すべきは細部にわたる服装から街並
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ジェントルメン(2019年製作の映画)

3.4

なんか面白いような、面白くないような…

会話劇多用はタランティーノを意識してなのか、少しくどいのと、かえってストーリーを追いにくくなるので、マイナス…。

2021.149

クワイエット・プレイス 破られた沈黙(2021年製作の映画)

3.7

2年前の2019年2月9日に鑑賞して以来の続編だ。(レビューも記していたみたい)

静かなる戦いから誘われる恐怖は、相変わらず、ねちっこく、エミリー母の我が子を守るための死闘を盛り上げる。

今回は、
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RUN/ラン(2020年製作の映画)

4.0

『search』の監督がまたやってくれた。

単に毒親と娘の歪んだ物語かと思いきや背筋も凍る戦慄の展開に久々に恐怖を楽しめた。

観ていくうちに引き込まれる不協和音と娘の頭脳プレイがあまりにお見事で、
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THE GUILTY/ギルティ(2021年製作の映画)

3.6

2年前の2019年12月14日に、デンマーク版は鑑賞しており、レビューにも記録していた。

大体、オリジナルを踏襲している感じだったが、やはりアメリカ版の方が通報の内容が生々しくリアルだった。

途中
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tick, tick...BOOM!:チック、チック…ブーン!(2021年製作の映画)

4.3

30歳…、夢を諦めるか、成功を信じて前に進むか、まさに人生の分岐点に足掻き戦う主人公に見る繊細かつ力強い物語に喝采を送りたい。

来年で『アメイジングスパイダーマン』公開から10年を経て、アンドリュー
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なぜ君は総理大臣になれないのか(2020年製作の映画)

4.0

ずっと観たかった作品。ポレポレ東中野で回してたのは知っていたが、自宅で鑑賞できてNETFLIXさんに感謝だ。

一介の政治家に、密着して見えてくる選挙のリアル、政治のリアル、議員家族のリアルが本当に勉
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レッド・ノーティス(2021年製作の映画)

3.9

めちゃくちゃ面白かったし、見事に1本取られてしまった。

ドウェイン・ジョンソン、ライアン・レイノルズ、ガル・ガドットの豪華なお宝争奪戦は軽妙なステップだった。

思わぬゲストの登場や、世界をまたにか
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ジャングル・クルーズ(2020年製作の映画)

3.8

安定感ある面白さはやはりさすがディズニーといったところ。

奇しくも『エターナルズ』にも登場した唾液に関するギャグシーンを本作でも観ることになるとは…

スペインのコンキスタドール(征服者)にまつわる
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エターナルズ(2021年製作の映画)

4.3

3時間も経っていたのかと、我に返ったときに本作のスゴさに気付かされる。

マーベルファンは観る前から、すぐ展開を予想したがる。かくいう私もその1人だ。

だがその予想は見事に裏切られるだろう…。
マー
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名探偵コナン 緋色の弾丸(2021年製作の映画)

3.7

真空超電導リニア、WSG、クエンチ…

赤井ファミリーのアッセンブルと駆け抜けるシルバーブレットと冴え渡る秀吉兄さんの一手…。

今回はFBIも本格的に稼働し、終盤の無限列車も真っ青なトレインバトルは
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トールキン 旅のはじまり(2019年製作の映画)

4.0

Disney+に「STARS」が加わって記念すべき初鑑賞。というか、ずっと観たかった作品だけにDisney+に感謝。


全然知らなかった…。もちろんロード・オブ・ザ・リング三部作も、ホビット三部作も
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サンドラの小さな家(2020年製作の映画)

4.1

「家」はまさに、家族のすべてを守る希望の砦だ。

この見応えとイギリス社会の不条理な現実を突き付ける雰囲気はどことなくケン・ローチの作品を彷彿とさせる。

DV夫から自分自身をそして大切な娘たちを守る
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ビーチ・バム まじめに不真面目(2019年製作の映画)

3.4

酔いどれ詩人の放蕩記。あまりの道楽っぷりにあまり乗れず…。マシューのキャラクターは斬新だった。猫とお似合い。

2021.137

シカゴ7裁判(2020年製作の映画)

4.5

本作をNetflixでしか観られないなんてもったいない作品だ。

エディ・レッドメインやジョセフ・ゴードン・レヴィットなど第1線の俳優を布陣して、描く異様な裁判の実話に、歴史の1ページを垣間見た。
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ラブ・セカンド・サイト はじまりは初恋のおわりから(2019年製作の映画)

4.2

面白い。でも、もし実際に自分の身に起きたら、ちょっと怖い。

これは神から与えられし試練か、罰か?

パラレルワールドに飛ばされた主人公が、親友の笑えるサポートに救われつつ、妻との2回目の恋を紡いでい
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ファーザー(2020年製作の映画)

4.5

これはすごい作品だ。若いうちに観ることができてよかったと思う。

誰しもが必ずいつか経験する「老い」と、それによって生じる脳機能の低下を当人の視点から描くなんて、あまりに残酷で斬新な手法だ。

記憶の
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パーム・スプリングス(2020年製作の映画)

3.8

面白い。こんなに気楽に観られるタイムリープ系は初めてだ。

コメディタッチが続くのかと思いきや、無限に続く時間の虚無感にも触れており、なかなかバランスの取れた作りになっている。

主演の2人の平凡な感
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マリッジ・ストーリー(2019年製作の映画)

3.7

アダム・ドライバーVSスカーレット・ヨハンソンの離婚劇。

結婚よりも大変な離婚のリアルを描き、負け戦に近いアダム・ドライバーの戦いが涙ぐましい。

男女の認識の違い、離婚劇をここまで、面白味を含ませ
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エノーラ・ホームズの事件簿(2020年製作の映画)

4.0

シャーロック・ホームズの妹が兄ゆずりの推理力と記憶力、観察力を駆使して、事件に挑む。

19世紀のイギリスをポップな色彩で描き、ヘレナ・ボナム=カーターの強き母、ヘンリー・カヴィルの優しき兄に支えられ
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ルディ・レイ・ムーア(2019年製作の映画)

3.5

自作映画を作る人々のブラックパワーと、改めて「映画って、いいな~」と思わせてくれる作品だった。

エディ・マーフィ、久々に会った気がするが、やっぱりコミカルな動きや早口だけどパワーあるセリフ回しはさす
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21ブリッジ(2019年製作の映画)

3.9

面白い。99分と短時間ながら、後半から畳み掛ける展開と、シンプルなストーリーを重厚な雰囲気で丹念に磨き上げた脚本。

銃撃戦の攻防も、まるで芸術のような緊迫感で、彩られている。

チャドウィック・ボー
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アウトポスト(2020年製作の映画)

3.9

炸裂する迫撃砲、次から次へと変わる指揮官…「ようこそ戦場へ」といわんばかりの臨場感に圧倒される。

まるでコールオブデューティのような光景が、これはゲームのなかではなく実際に現実世界で起こったことだと
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ミナリ(2020年製作の映画)

3.7

80年代を舞台に、韓国から米国に訪れたある一家の漂流と、その行き着く先に、希望と絶望が交錯する。

夫婦のすれ違いや、祖母の憎めないが、どこか危なっかしい一挙手一投足に、なぜか不思議と目が離せなくなる
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ゴーストバスターズ(1984年製作の映画)

3.7

久々に鑑賞したが、やっぱり好き

何が好きって、この80年代感満載の特撮が、たまらなく好き。

冴えないオッサン4人がこんなにカッコいいヒーローとして、ゴースト相手に駆け抜けていく感じが痛快で、装備や
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ヒーズ・オール・ザット(2021年製作の映画)

3.8

アメリカンな青春白書にやはりプロムは欠かせないエッセンスなのか。

SNSに囚われた偶像の自分から解放されていくヒロインの奮闘あり、成長あり、涙ありの3本柱は鉄板の面白さだ。

2021.125

ザ・プロム(2020年製作の映画)

4.1

煌めく蛍光色が眩しく、メリル・ストリープ&ニコール・キッドマンの美声とステップに酔いしれる。

LGBTQのヒロインが、パートナーとのプロム参加を拒まれるところから物語は始まるが、落ち目の舞台俳優たち
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ザ・コール(2020年製作の映画)

4.4

韓国発の恐怖の『バタフライエフェクト』と『オーロラの彼方へ』

粘りつくような恐怖と緊迫感で息苦しくも、あまりの面白さで、喰らいつくように観てしまった。

過去と現代をつなぐ電話から始まる惨劇。

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MISS ミス・フランスになりたい!(2020年製作の映画)

4.2

美のリングに上がった主人公が徐々にヒロインになっていく姿と、男性としての自分・女性としての自分、その両極を破壊する展開は、フランスの保守的なジェンダー社会をも切り崩す。

ファッションで戦う燃える闘魂
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ハーフ・オブ・イット: 面白いのはこれから(2020年製作の映画)

3.7

同級生からラブレターの代筆を依頼されたヒロインの恋愛参謀っぷりと、そこから始まるふしぎな三角関係…。

しっとりと進む人間模様とともに、登場人物たちもそれぞれの道へと進んでいく新しいタイプの青春群像劇
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シャン・チー/テン・リングスの伝説(2021年製作の映画)

3.8

こんなMCU初めて観たという新鮮な気持ちと東洋武術の華麗なるアクション、まさに『グリーン・デスティニー』やジャッキーの映画を彷彿とさせるオマージュはMCUに対するアジア勢の殴り込みの1発を感じる。>>続きを読む

トールガール(2019年製作の映画)

4.2

実は私事だが、最近、満を持してNetflixデビューをした。

そして私の記念すべきNetflix映画初鑑賞が本作なのだが、とても素晴らしかった。正直、入会前はNetflix映画を食わず嫌いしていた私
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がんばれ!チョルス(2019年製作の映画)

3.8

イ・スンヨプのサインボールを求めて、病院から飛び出した白血病の娘と知的障害を持つ父の冒険譚…、2人を追う追跡隊も、ばかばかしくて笑い一辺倒かと思いきや、後半から畳み掛ける思わぬ感動の展開に不意を突かれ>>続きを読む

43年後のアイ・ラヴ・ユー(2019年製作の映画)

3.9

かつての想い人に近付きたい一心でアルツハイマーという偽のEnterキーを使う主人公が愛らしく、演劇を通じた孫娘との交流も◎

ミニシアター系ならではの89分間に、愛の物語がコンパクトかつしっかり詰まっ
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