Rebelさんの映画レビュー・感想・評価 - 19ページ目

エンテベ空港の7日間(2018年製作の映画)

3.4

テロリストと政府の息詰まる攻防と人質たちの恐怖感が絶えず、観ている側に迫ってくる。

テロ1つ起こる背景にさまざまな国の歴史であったり、思想であったり、思惑が絡み、決して1国対1国の問題ではないことを
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ファイティング・ファミリー(2019年製作の映画)

5.0

控えめに言って、超面白い。
リングに懸けた家族の青春と1人の少女のサクセスストーリーに目が離せなかった。

WWE全面協力の試合やトレーニングシーンもエンターテイメントの舞台裏を垣間見ることができて、
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スクールズ・アウト(2018年製作の映画)

3.0

どう評価すべきか、分からない。
正直、冒頭の担任教員の自殺が伏線なのかと思いきや何にも触れず…。

ただ、あのラスト…。
頭脳明晰であるがゆえに6人の生徒たちは人類の未来が絶望的であることに気づいてし
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劇場版 TIGER & BUNNY -The Rising-(2013年製作の映画)

4.7

祝2022年続編決定。もちろんレギュラー放送からのファンで、ただ恥ずかしながら続編決定を最近知った。

いや、ホントに熱い…これはアニメが特撮を超えたヒーロー作品だ。

アメコミっぽい作風に見えて、実
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ジェミニマン(2019年製作の映画)

3.7

思ってたよりは全然楽しめた。
なかなか敵の野望にも一理あり、久々に肉体派なウィルを観ることができて、少々懐かしい気持ちにさえなった。

あとマーベル界のポッチャリ魔術師、ベネディクト・ウォンがなかなか
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7番房の奇跡(2013年製作の映画)

4.3

韓国版『アイ・アム・サム』かと思いきや全編通じて笑いと感動の緩急を使い分けながら、子役頼みではないストーリーとラストにただただ涙だった。


またキャラの際立たせ方がとても巧く、全員を上手に回していき
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アイアンマン2(2010年製作の映画)

5.0

私の大好きな藤原啓治さんへの、イチファンとしての追悼の思いで鑑賞したくなり、レンタルや録画で溜まっていた映画、今夜観るはずだった映画も後廻しにして、DVD棚から引っ張り出して、急遽鑑賞…

この声を聴
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エイス・グレード 世界でいちばんクールな私へ(2018年製作の映画)

4.4

これは私の大好きな作品だ。なんとなくヘイリー・スタインフェルドの『スウィート17モンスター』を彷彿とさせる。


本作のヒロインのケイラが中学生の時の全然イケてなかった私にエールを送ってくれたような気
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Girl/ガール(2018年製作の映画)

3.8

今までLGBTを描いた作品は色々観てきたつもりだったが、ヒロインのLGBTとしての苦悩を私たちの理解の範疇を越えた形で、描いた傑出。

献身的な父の愛情が素晴らしく、それでもこればっかりは本人にしか解
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トレイン・ミッション(2018年製作の映画)

3.9

ちょうど良い面白さだった。
フジのチョイスがなかなかセンス良い。

にしても、アメリカって、通勤電車内で常連同士、こんなに仲良くなれるものなのだろうか。

リーアム・ニーソンって、私のなかでは子供の頃
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レディ・マエストロ(2018年製作の映画)

4.8

素晴らしい。まさか自由奔放なはずの音楽の世界にまで男性優位の時代があったことを無知な私はまったく知らなかった。

スポ根要素やLGBT、家族の絆や恋愛…本作1本のなかに色彩豊かな様々な楽章があり観応え
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ザスーラ(2005年製作の映画)

3.9

家族と再見。『ジュマンジ』の二番煎じかと思いきや、張られた伏線や兄弟のかわいらしい絆がとても良く、下の弟の勇気とクリステン・スチュワートの姉貴っぷりが初々しい。

個人的にはブリキ製のボード盤で宇宙船
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鉄道運転士の花束(2016年製作の映画)

4.5

これは傑作!
85分という短時間の映画だが、ラスト5分、ハラハラして目が離せなくなった。

後半、養父の愛情が狂気のようで、つくづく日本の電車に乗れる自分は幸せ者だなと感じた。

2020.59

ドクター・スリープ(2019年製作の映画)

4.5

恐怖と戦う覚悟で夜更けに観たが、やはり深夜に観るべきではなかった。

相変わらず怖すぎるが、『シャイニング』の続編として、前作を昇華させながら一定の答えを出せたのではなかろうか。

オーバールックホテ
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蜜蜂と遠雷(2019年製作の映画)

4.2

原作を読んだ身としては本当によく作られてると思うが、原作未読の人はどう感じたのだろう。

私が鍵盤を触ったのは小学校の頃のピアニカが最初で最後なくらいピアノとは無縁だったが、それでも仁義なきピアノバト
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スケート・キッチン(2018年製作の映画)

4.4

最初は先日観た『ロードオブドッグタウン』の女子版を想像していたが、少し違った。

やっぱりスケボーで駆け抜けていく女の子たちの躍動感と疾走感は気持ちいい。

そこに男子軍との確執や女子特有の複雑な人間
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名探偵コナン 純黒の悪夢(2016年製作の映画)

4.2

古くは『天国へのカウントダウン』『漆黒の追跡者(チェイサー)』…

やっぱりコナン映画は、黒の組織とのバトルが絡むと盛り上がる。

4年前初めて観たとき、黒の組織がオスプレイに乗って、攻めに来たのには
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シャイニング(1980年製作の映画)

4.5

ドクタースリープを観る前に、約7年ぶりに再見。

私はこのオープニングが大好きだ。映画に吸い込まれていくような心地がする。

ドローンもない時代に上空から車を追っていく映像はまだなにも始まってないのに
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ブラインドスポッティング(2018年製作の映画)

4.6

ホントに素晴らしい。オススメしたい。

銃社会や人種差別の問題は決して日常とかけ離れた問題などではなく、アメリカの日々の生活の中にじんわりと溶け込んでしまっていることを知れる稀有な作品だ。

黒人はい
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嘘はフィクサーのはじまり(2016年製作の映画)

3.6

リチャード・ギアの穏やかな表情が主人公の胡散臭さに拍車をかけていて、見事にハマっていた。

嘘が嘘を呼び、ブラックながらすべて丸く収まっていく展開は見事。

2020.52

人間失格 太宰治と3人の女たち(2019年製作の映画)

3.5

過去に太宰治を実写化した作品はいくつかあったが、個人的には小栗太宰が1番、実際の太宰(※高身長でスタイル抜群だった)のイメージに近い気がする。

フィクションなので、脚色や創作はもちろんあるが、山崎富
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スノー・ロワイヤル(2019年製作の映画)

3.8

若い麻薬王、先住民ギャングのボス、そして息子を殺されたリーアム・ニーソン…

凍てつく銀世界で繰り広げられる勘違いバトル・ロワイアルがあまりに無情で、ラストは除雪車がこんなにカッコいいことを知った。
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ターミネーター ニュー・フェイト(2019年製作の映画)

3.8

決してつまらなくはない。いやむしろ、まったく飽くことなくラストまで観ることができた。

特に、ターミネーターシリーズにおいてリンダ・ハミルトン扮するサラ・コナーの暴れっぷりはかなり久々なので、堪能でき
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ターミネーター2(1991年製作の映画)

5.0

やっぱりターミネーターは2が最高傑作、ラストに至るまで本当に完璧だ。

何度も観たが、ニューフェイトを借りてきたので、このタイミングで、鑑賞。

まずT800。ガトリング銃がこんなに似合う映画キャラは
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海獣の子供(2018年製作の映画)

1.6

前半ワクワクしたが、後半からラストにかけてさっぱり意味が分からず、お恥ずかしながら、フィルマークスの同志の皆さんのレビューを参考に拝読させていただいた。

評価できる点は、観れば言わずもがな、美しさの
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ジュマンジ/ネクスト・レベル(2019年製作の映画)

3.8

私は96年版のボードゲーム編、さらには番外編の『ザスーラ』からのファンなので、最初は今シリーズに、かなり抵抗があったのたが、2作目ともなると、だんだんこのTVゲーム編ジュマンジがシリーズとして定着して>>続きを読む

魔女の宅急便(1989年製作の映画)

5.0

金曜ロードショーで何度も観てるはずなのに、結局ついつい観てしまう。

コナンになる前の高山みなみの声が文句なしにかわいい。っていうか、声優になってまだ若いにもかかわらず、キキとウルスラの対照的なヒロイ
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8番目の男(2018年製作の映画)

4.1

面白い。実話がベースということで、とても興味深く鑑賞してしまった。

しかも日本に裁判員制度が導入されたのとほぼ同時期に韓国でも陪審員制度が導入されていたとは知らず、大変勉強になった。

司法のプロで
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ロード・オブ・ドッグタウン(2005年製作の映画)

3.8

70年代のチャラいけど、どこか乾いた雰囲気のアメリカに哀愁を感じる。


スケボーで駆け抜けてく悪ガキたちの話かと思いきや、大人たちに翻弄されながらも、ラストに見せる男の友情が熱く、『ブロークバック・
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ベン・イズ・バック(2018年製作の映画)

4.3

やっぱりミニシアター作品からは思わぬ掘り出し物をひょっこり発掘できる。

先の読めない二転三転のストーリーに、ハラハラしながら、息子の周囲で起こっている「何か」をなかなか明かさない展開が巧い。

ジュ
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ハーレイ・クインの華麗なる覚醒 BIRDS OF PREY(2020年製作の映画)

4.5

やっぱりDCはこうでなきゃ❗️というのが率直な感想。

「スーサイド・スクワッド?そんな映画あったっけ?」と、思わせるくらい、前作を遥かに上回る面白さだった。

ドロップキックやヒップアタック、アーム
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ラスト・ムービースター(2017年製作の映画)

5.0

私はこういう映画が本当に大好きだ。映画好きのツボを優しく圧してくる感じが観ていて本当に気持ちいい。

アメリカ人の映画愛は、たぶん日本人の100倍は強い気がする。

だからたまにアメリカ人になりたいっ
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シンクロ・ダンディーズ!(2018年製作の映画)

2.6

フランスの『シンク・オア・スイム』のイギリス版。

ただ、キャラは渋滞してるわ、ストーリーは掴みづらく、イマイチ盛り上がりに欠けるわで英仏おっさんずシンクロ対決はフランスの圧倒的勝利だ。

2020.
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ガラスの城の約束(2017年製作の映画)

4.7

とても、いい映画だ。そしてブリー・ラーソンは、名女優への階段を確実に昇っていると思う。

昨年観た『ショート・ターム』と同じ監督なだけにブリー・ラーソンとのマッチングもばっちり。

観終わった後、自分
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トロン(1982年製作の映画)

3.6

ちょうど10年前に続編のレガシーが公開された際、予習のつもりで、鑑賞して以来だから10年ぶりに鑑賞。


主人公がバーチャル世界に入り、現実世界とリンクしていくというプロットの、まさにさきがけ的な作品
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テッド(2012年製作の映画)

4.8

先日『映画天国』で放映されていて、次の日仕事のためリアタイ鑑賞は断念し、自宅DVD棚から引っ張り出して、春先の夜長に鑑賞。

いや、相変わらず面白い。笑って笑って、最後は泣けて…。

下ネタ云々という
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