zaさんの映画レビュー・感想・評価 - 39ページ目

ハイネケン誘拐の代償(2014年製作の映画)

3.1

1983年に起こった、大富豪ハイネケン誘拐事件を元にした映画。
アンソニー・ホプキンスはさすが、存在感があるのだが、メインである5人の若者の魅力がいまいちだった。駆け引きの内容はゲーム的で面白かったの
>>続きを読む

ショーシャンクの空に(1994年製作の映画)

5.0

大抵の映画の中には、あまり必要性が感じられないシーンであったりうまく撮れてないシーンというものが1つや2つはある。が、この映画においてはそれはほとんど無く、全てのシーンが美しく仕上がっている。それは意>>続きを読む

ブルージャスミン(2013年製作の映画)

4.1

このレビューはネタバレを含みます

プライドを捨てきれない元セレブが自業自得で転落してくコメディ、なんて単純な話ではない。なかなか残酷で怖ろしい映画。

ミスリードが非常にうまく行われているため、最後までそれに気づかない人も多いのではな
>>続きを読む

悪人(2010年製作の映画)

2.7

このレビューはネタバレを含みます

原作は面白いんだろうなぁという印象。話を映像化する上で、省略した(であろう)部分が多く見受けられたのが残念だった。

人間の内面を描くことがこの作品のテーマだと思うのだけど、登場人物が非常に多く、その
>>続きを読む

50/50 フィフティ・フィフティ(2011年製作の映画)

3.7

ある日突然ガンを宣告され、生存確率が50%だと知らされた青年の物語。主人公役をジョゼフ・ゴードン=レヴィットが好演。

重いテーマではあるが、明るくポップな雰囲気で結構気楽に見れた。親友がめっちゃ良い
>>続きを読む

世界にひとつのプレイブック(2012年製作の映画)

3.5

うつ病であったり、セックス依存症であったりと、心に弱さを抱えた人達が支えあう…のはいいのだが、ギャンブル依存症(?)の父親だけは、どうしても抵抗を感じてしまった。

情緒不安定な人達によるめちゃくちゃ
>>続きを読む

風が吹くとき(1986年製作の映画)

3.6

戦争の残酷さと、リアルな人間の描き方はまるで『この世界の片隅に』のよう。
悲観しそうになる状況を、互い慰めあって前向きになろうとする二人の姿が見ていてとても心苦しい。トラウマ映画といわれてはいるが、映
>>続きを読む

ミスト(2007年製作の映画)

3.5

突如現れた謎の霧。スーパーマーケットに閉じ込められた人々。じょじょに追い詰められてゆく中、最初はまともだった人達もだんだんと心がおかしくなってゆく。
いわゆる「ご都合主義」ではなく現実的に展開していっ
>>続きを読む

サイド・バイ・サイド フィルムからデジタルシネマへ(2012年製作の映画)

3.7

1990年代から2000年代の、フィルムからデジタル撮影へ移行していく映画業界について迫ったドキュメンタリー作品。キアヌ・リーブスが聞き手役として映画監督や撮影監督などにインタビューしてゆく。出演はジ>>続きを読む

バッドサンタ(2003年製作の映画)

2.8

もう少し物語に緩急がほしかった。笑いのツボが結構アメリカ人向きな印象。

最終絶叫計画(2000年製作の映画)

3.2

もっと単純で中身のないストーリーかと思ってたけど、思っていた以上にちゃんとスクリームの話に沿っていて面白かった。
映画の元ネタは半分も分からなかったけど、そこそこ楽しめた。変に気取った演出なども無く、
>>続きを読む

ビッグ・リボウスキ(1998年製作の映画)

3.6

前衛的クライム・コメディ。
とにかく癖がつよい。
どんだけボウリング好きなんだよとツッコミたくなるが、あぁやって楽しむことができるのを少し羨ましくも思う。
ホワイト・ロシアンが飲みたくなる映画。

ファーゴ(1996年製作の映画)

3.2

サスペンス・コメディ映画。正直、よく分からなかった。なかなか難しい。
シュールというか、あえてずらしてる、この感じ。好みは分かれそう。(ちなみに2014年に作られたドラマ版の方はだいぶ分かりやすかった
>>続きを読む

花とアリス(2004年製作の映画)

4.0

面白かった記憶。
岩井俊二作品の中では大分好きな作品。
最近こういう邦画はあるのだろうか?絶妙な空気・雰囲気感は、さすが岩井俊二。鈴木杏がとても可愛い。

プリズナーズ(2013年製作の映画)

4.1

タイトルから、刑務所ものか何かと思ってたけど全然違った。(意味は"囚われ人")
重厚なクライムサスペンス。笑えるシーンとかそういうのは一切無い。
宗教的な要素が強いのでちゃんと意味を理解してないとこも
>>続きを読む

灼熱の魂(2010年製作の映画)

4.1

双子の姉弟が、死んだ母親の遺言を元に会ったことのない父親と兄を探しにいく…という話。
戯曲を元に映画化したらしく、なるほどとても文学的。脚本が見事で、ラストはただただ呆然としてしまう。
軽い気持ちで楽
>>続きを読む

エスター(2009年製作の映画)

3.6

ホラーというよりはサイコ・サスペンス的な映画。
エスター役の子の演技が○。作りがちゃんとしていて、飽きずに最後まで見れた。
やけにスカし(ホラー的フェイント)が多かったのはちょっと笑えた。

埋もれ木(2005年製作の映画)

3.0

(採点保留)
よく分からなかったので、いつか見返したい。

帰ってきたMr.ダマー バカMAX!(2014年製作の映画)

3.2

おバカコンビ、20年ぶりの続編。
冒頭で、20年も間があいた衝撃の理由があかされる。

さすがにパワーの衰えは感じた。でもノリは昔のまんま。
単純で笑える。欲を言えば、あの車がもっと見たかった…

ムービー43(2013年製作の映画)

1.5

下品&下衆なオムニバス形式のアホ映画。複数の監督により作られていて、センスはバラバラ。一発ネタみたいなものすらある。

内容が酷い、キャスティングがアホ過ぎなど様々な理由で完成までに10年以上かかった
>>続きを読む

キング・オブ・コメディ(1983年製作の映画)

4.3

このレビューはネタバレを含みます

『タクシードライバー』の喜劇版ともいわれているブラック・コメディ(というよりサイコサスペンス?)。確かにトラヴィスに近い狂気を感じられるが、正直本作の主人公ルパート・パプキンの方がヤバさは格段上に思え>>続きを読む

トレインスポッティング(1996年製作の映画)

3.2

ヘロイン中毒の若者達の青春を、ダウナー系でありながらスタイリッシュに描いたカルチャー色の強い映画。
個人的には、いまいち嵌らず。ダイアンが可愛かった。

スクリーム(1996年製作の映画)

3.3

ホラー映画のいわゆる「お約束」を逆手にとったホラー・パロディ映画。登場人物がホラー映画オタクばかりで、いろんな作品のタイトルが出てくるのが特徴的。
コンセプトがはっきりしていて分かりやすい。ホラー映画
>>続きを読む

ライアー ライアー(1997年製作の映画)

3.9

いつも嘘ばかりついている敏腕弁護士が、ある日突然まったく嘘をつけなくなってしまう…というファミリー・コメディ。

内容はファンタジーなんだけど、その全てをジム・キャリーが演技力で表現してるのが凄い。ジ
>>続きを読む

400デイズ(2015年製作の映画)

1.6

4人の宇宙飛行士が訓練のため閉鎖された地下施設で400日を過ごす。実験は順調かと思われていたが、ある日突然事件が起きる。果たしてこれは訓練の一部なのか?というお話。

とにかく、脚本がボロボロ。B級な
>>続きを読む

ボラット 栄光ナル国家カザフスタンのためのアメリカ文化学習(2006年製作の映画)

3.0

(採点保留)
ドキュメンタリー風のコメディ、いわゆるモキュメンタリー映画。ただこの映画の場合、半分くらいガチらしい。
文化の違い・人種問題などについてのブラックなネタが中心。撮影中一般人相手に悪意たっ
>>続きを読む

LEGO(R) ムービー(2014年製作の映画)

4.0

レゴということで子供向けに思えるかもしれないが、そんな事は全くなく普通に面白い。意外な展開もあり大人でも子供でも楽しめる良い映画。

※映画の日本語予告編は流行りのお笑いネタを入れたかなり寒い内容にな
>>続きを読む

ムーンライト(2016年製作の映画)

4.5

世の中の理不尽。残酷な現実に、潰されてゆく純心。
現実の醜い部分を、ありのままに描いた作品。

情緒的というか、静寂の中"空気"で物語を伝える映画で、まるでひと昔前の日本映画を見ているようだった。
>>続きを読む

アルティメット(2004年製作の映画)

3.2

スタントマンがその技を見せるために映画を作った的な、アクションのお手本のような映画。

見て楽しめる、という意味ではジャッキー映画に通じるものを感じた。欲をいえば終盤でもっとパルクールが見たかったかな
>>続きを読む

アーティスト(2011年製作の映画)

3.6

内容は非常にオーソドックス。
良くも悪くも、映画愛に溢れた作品だなぁと思った。
犬の仕事っぷりが凄い。
作ったのがフランス人でなかったら、また違った物になっていたのだろうか。

雨に唄えば(1952年製作の映画)

4.6

1920年代、サイレント映画からトーキー(発声)映画への切り替わり時の、ハリウッドの舞台裏を描いた作品。コメディ寄りのミュージカル映画。

とにかく、パフォーマンスが素晴らしいの一言に尽きる。同じシー
>>続きを読む

タクシードライバー(1976年製作の映画)

4.3

なんとも異色な映画。
夜の街のネオン。そして妖艶なテーマ曲が印象的。

男の内にある孤独と狂気を描いた作品。
”雨は人間のクズどもを歩道から洗い流してくれる―”
時代は違えど、トラヴィスという男に共感
>>続きを読む