田舎を出てきた女性と、パリの裏町にある古書店の店主との、プラトニックな恋愛関係を淡々と描いています。『静かなふたり』というタイトルの通り、映像もストーリーも静かに進んでいきます。フランス映画ならではで>>続きを読む
こういう映画に出会えるから、映画鑑賞ってやめられないんですよね。全体的に落ち着いた感じの中にセンスの良いユーモアが散りばめられていて、フランソワ・クリュゼとオマール・シーの自然体の演技と相まって、見て>>続きを読む
ヒャッハーが面白かったので期待して見たけど、完全な失敗作だった。笑わせようとする思惑が透けて見える演出ばかりで、見ているうちに白けてしまった。面白い映画を作るって本当に難しいですね。
マリオン・コティヤールが綺麗で、魅力的で、クラクラします。でも見どころはそれだけ。ラッセル・クロウの演技が軽すぎて、最後までおちゃらけているようにしか見えないし、結末もそれを心底望んだというよりも、単>>続きを読む
実在の写真家ダイアン・アーバスへのオマージュとして作られたフィクション映画です。なので、ロバート・ダウニーJrが演じる多毛症の男などは架空の人物ですが、性倒錯者や障害者などのマイノリティに惹かれて被写>>続きを読む
おおよそ同じストーリー・台詞の短編が、場所や状況を変えて繰り返されます。東京編は、ニューヨーク編やベルリン編よりも時間が長かったり、結論がちょっと異なるなど、実験的試みの中にもハートリーの二階堂美穂へ>>続きを読む
リメイク版がどんな感じに仕上がっているのか知りたくて見ました。思ったより良い出来で、十分に楽しめました。マイルズ・テラーが友人役で出てるんですね。でもやっぱり、ケビン・ベーコン版のほうがいいですね。>>続きを読む
マリオン・コティヤールの演技は素晴らしいですが、期待していたほど歌の話が出てこなかったのが残念。ピアフの一生をぶつ切りにしてバラバラに見せるという手法は少し失敗しているように見える。もう少し何かのテー>>続きを読む
もっと軽い感じの恋愛映画だと思っていただけに、結構深い内容でびっくりしたけれど、それでもフランス映画のおしゃれな雰囲気も十分に味わえます。
容姿による差別は、人種や性による差別と違って倫理観にあまり>>続きを読む
映画監督を目指している凡人が、自分の能力を過信して、いかにも前衛的な香りがする脚本を適当に書いて、ノリと勢いで作ってしまった作品のような映画です。いろいろな映画祭に出しまくってる点も、そんな雰囲気に拍>>続きを読む
ジュリエット・ビノシュ演じる Elle の女性記者アンが、娼婦として働く二人の女子大生の取材を通じて、彼女たちと自分の境遇を重ね合わせていくというストーリー。ジュリエット・ビノシュは、この映画でも大人>>続きを読む
ファッションしか興味がないようなノーテンキギャルが、自分を振った男性と同じロースクールに入学して、人間として法律家として成長していくというお話。プロット自体はありきたりですが、娯楽として十分に楽しめる>>続きを読む
全体を通じて自主製作のドキュメンタリーを撮っているような感じの映像が、妙に現実感を醸し出しています。普通の映画に出てくるような美男美女ではないアルマンとアメリのいかにもパットしない感じも、現実感に拍車>>続きを読む
スノーデンについて知りたい人におススメの映画ですが、すでに知っている人でも見る価値があります。緊張感や迫力はシチズンフォーのほうが上ですが、彼の経歴やその中でどのように暴露に至ったのかを知るのには本作>>続きを読む
ゾラとの関係を中心に、セザンヌの一生を描いている映画です。二人の少年時代から続く友情や、ゾラの小説『制作』が原因での絶交(この小説が絶交の原因ではないという説もあります。『制作』の主人公の画家クロード>>続きを読む
実在するスウェーデンのジャズ歌手モニカ・ゼタールンドの伝記的映画です。モニカの奔放な生き方が、心地よいジャズとともに、印象的に描かれています。ファッションやインテリアもお洒落です。ジャズや北欧に興味の>>続きを読む
正直言って,世間で評価されているほどの映画とは感じませんでした.1999年の時点で,すでに家族崩壊とかドラッグ,ゲイなんていうテーマは,使い古されているとまではいかなくても,アメリカのいろいろな映画や>>続きを読む
母子家庭の親子とその周辺の人たちに関する日常の出来事や性に関するエピソードがダラダラと盛り上がりもなく続くだけの、退屈極まりない映画です。何を表現したいのかが全くわからないし、そもそも1979年という>>続きを読む
最初のほうの、リベラルな若者たちと愛国主義のおっさんとのやり取りは結構シリアスだったので、そんな調子で話が進んでいくかと思ったら、だんだんと話も(食事も)雑になっていったのが残念だった。リベラル左派を>>続きを読む
期待していたほど料理そのものの話が出てこなかったのが残念。内容的にも、ジュリーの話とジュリアの話が特に関係しているわけでもなく、2つの独立した映画を交互に見ている感じしかしなかった。そもそも、フランス>>続きを読む
やっぱりヒュー・グラント、いい味出してるなあ。安心して楽しめる、まさにエンターテイメントです。それに way back into love も心に残る曲だし、PoP もいかにも80'sで懐かしい。コー>>続きを読む
当時の日活のスター女優が揃い踏みしている映画です。芦川いづみ目当てで観たけれど、浅丘ルリ子と吉永小百合を中心に話が展開していくので、少し残念だった。でも、昭和30年代末の世の中の雰囲気は素敵です。吉永>>続きを読む
夫に不倫されている長女、大学教授と不倫をしている三女、少年との不倫?をしている3姉妹の父親、というように、3姉妹とその両親に関する不倫愛がテーマになっています。長女や三女が取る過激な行動が一つの見どこ>>続きを読む
期待していた以上に心を揺さぶられる切ない映画です。マリサ・トメイはキュートだし、クリスチャン・スレーターの演技も光っています。アダムが心臓 heart を移植したくない理由が、キャロラインを想う心 h>>続きを読む
コンテンポラリーダンスとクラシック音楽の融合には魅せられたが、それに少し頼りすぎてしまって、ストーリー的にはかなり単調なので、最後のほうは飽きてしまった。こういうダンスがあまり好きではないからかもしれ>>続きを読む
不倫をしている男女の心情が丁寧に描かれていて、期待以上に良い映画だと思います。男性は不倫にのめり込みながらも、妻や家族ともなんとなく上手くやっていくのに対して、女性は旦那に対してそのような取り繕いもせ>>続きを読む
ケイト・ウィンスレットの演技は素晴らしいと思うけれど、最後まで焦点の定まらない映画だと感じた。ハンナへの愛情と法律家としての使命感の葛藤というマイケルの心情がテーマなのだと思うけれど、その葛藤がうまく>>続きを読む
男女の恋愛関係の不安定さを、2組のカップルを通して描いています。不安定な天秤が最終的にどちらに傾くかに必然性はなく、偶然が支配するということなのかな。それにしても、モニカ・ベルッチの存在感には圧倒され>>続きを読む
ストーリー的には、お互いに好きなんだけれど別れてしまった男女が偶然に再開するという、よくある話ですが、映像がとてもおしゃれです。映像のカットの仕方などもそうなのですが、色使いがすごく好きです。フランス>>続きを読む
古き良き時代の青春ミュージカル映画です。オリヴィア・ニュートン=ジョンがヒロインとして出演しているせいか、ミュージカルというよりも歌謡ショーのような雰囲気ですが、久しぶりに見て、懐かしくなりました。
高齢者や貧困家庭に対する社会保障制度や人間としての尊厳をリスペクトしない行政に対する痛烈な批判を展開しています。対称的に、人間らしい暮らしを維持するために周囲の様々な人達が助け合う姿には、胸が熱くなり>>続きを読む
アンドリュー・マッカーシー見たさに何も考えずに見たけれど、ロバート・ダウニーJrの映画だった。堕ちていく若者を見事に演じていて、自業自得とわかっていても感情移入してしまった。アンドリュー・マッカーシー>>続きを読む
同じ時空間での出来事を3人の視点から描いていくとともに、ある事故の謎が明らかになっていくという構造です。しかし、この映画のテーマは謎解きにはなく、様々な立場や価値観を持つ登場人物たちの行動や考えを対照>>続きを読む
9歳の少年テテがおっぱいに魅せられて好きになったフランス人女性をめぐる物語。女性が涙や足臭フェチだったり、その恋人の男性は屁でショーをしたり、彼女に恋するミゲルは彼女のパンツを被ったりと、結構お下品な>>続きを読む
なかなかこれだけのサスペンス映画には出会えないと思う。どのように進むかがわからない展開や、ロザムンド・パイクのリアリティ溢れるサイコパシーの演技に惹きつけられて、時間も忘れて没頭してしまった。
数年前にヨーロッパ行きの飛行機で途中まで見たままになっていたので、きちんと最後まで鑑賞してみました。前に見た時のあまり面白くないなあという感想は今回も基本的に当てはまるのですが、映像がとても素敵です。>>続きを読む