alekさんの映画レビュー・感想・評価 - 7ページ目

ピーターラビット(2018年製作の映画)

3.8

笑いながらもウサギv.s.人間の仁義なき戦いにドン引きしてたのだけど、ファンタジーを超えるファンタジーでほのぼのとシメたのには感心してしまった。絵本風のアニメーションのところだけビアトリクスポターに忠>>続きを読む

新感染 ファイナル・エクスプレス(2016年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

走るゾンビはあんまり好きじゃないけど、これは純粋に数の暴力として怖かった。子供を主人公が死ぬ理由に使ってほしくなかったのでちょっと減点(あの状況での子供の行為としては自然なので、むしろよい演出と言える>>続きを読む

キンキーブーツ(2018年製作の映画)

4.2

すっごい楽しかった!色々と世の中が不安定な状況で、こういう元気が出る作品を上映してくれてありがとうという気持ち。
みんな上手いし(チャーリー役の人上手すぎてびびった)、しかし何よりもエンジェルの皆さん
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幸福路のチー(2017年製作の映画)

3.9

監督の自伝的な作品なのかな?何者にもなれなかった自分、というのを正直に描いていて好感が持てたし映像も楽しかったけど、今の自分の気分には合わなかった。「あがいたけどダメだった、故郷が一番」なのはいいんだ>>続きを読む

パラサイト 半地下の家族(2019年製作の映画)

4.0

TVで。いたたまれない話をスマートに美しく撮ってるけど、それが故のおぞましさも出ていて、各所絶賛も納得。
体調悪い時に観たので、前半の金持ち一家を騙す過程がしんどくて辛かった。

スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け(2019年製作の映画)

3.0

スターウォーズに思い入れがないからかもしれないけど、びっくりするほどつまらなかった。

クロノス(1992年製作の映画)

3.8

ずっと観たかったデルトロ初監督作(長編)。吸血鬼でフランケンシュタインの怪物+おかっぱ美少女とデルトロ性癖全部乗せであった。クロノス以外は露骨な低予算ぶりがほほえましい。あとロンパールマンがめちゃくち>>続きを読む

シカゴ7裁判(2020年製作の映画)

4.0

豪華キャストによる優れた法廷劇。舞台にしてもよさそう。しかし、ベトナム戦争への反対運動って学生主導じゃなかったっけ?と調べたら、やっぱ実際にはシカゴ7は30歳過ぎだったみたいですね。なぜに実年齢に近い>>続きを読む

ファイティング・ダディ 怒りの除雪車(2014年製作の映画)

3.7

リメイクが面白かったので(て観たの何年も前だけど)、こちらも観賞。謎に美しい映像と緊迫感のある演出で最後まで観られる程度には面白いんだけど、社会風刺コメディとシリアスな復讐劇、どっちつかずで中途半端に>>続きを読む

カブールのツバメ(2019年製作の映画)

4.0

タリバン政権下のアフガニスタンで起きる悲劇だけど、愛を巡る物語でもあり、ある意味とてもよくあるフランス映画でした。
ソフトタッチの絵と起きている事象のギャップに心を抉られる。

ジュゼップ 戦場の画家(2020年製作の映画)

3.7

唐突に出てくるフリーダカーロに面食らってしまったけど(もはやこの手の作品のお約束のような)、実在した画家のお話です。ただ、画家がどうのというよりは、戦時下フランスの暗部を知らしめることの方が主題なのか>>続きを読む

ソウル・ステーション パンデミック(2016年製作の映画)

3.3

社会風刺アニメ+ゾンビ。ゾンビじゃなくてもよかったのでは。ヒロイン頭悪すぎ彼氏クズすぎ、お父さん強すぎ・・・ってええー!?とラストのどんでん返しはちょっと面白かった(でもゾンビじゃなくてもよかったと思>>続きを読む

ヘレディタリー/継承(2018年製作の映画)

3.8

怖いという感想をよく目にしていたけど、全然怖くなかった。怖いというよりは嫌な話。あ、トニコレットは怖かった。
計算された絵作り+脚本の良作ホラーでした。

Merry Christmas!~ロンドンに奇跡を起こした男~(2017年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

創作の過程を有名な登場人物をリアルに出現させることで表現したり、ディケンズの人生と作品を絡めるところなんかはいいんだけど、最後はちょっと唐突だった。ディケンズが苦労して成功したことがわかる分、あの父親>>続きを読む

アガサ・クリスティー ねじれた家(2017年製作の映画)

3.7

すごく面白いわけでもないんだけど(中盤ダレるし)、なんとなく最後まで観てしまった。犯人は、あ、そういうことクリスティもやるんだーと(原作未読)。
衣装とお屋敷は素敵+豪華キャストなので、そっち方面の英
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特捜部Q カルテ番号64(2018年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

犯人が最後に死ぬ話はあんまり好きじゃないので(法で裁かれてほしい)、今回はちゃんと逮捕されてよかった。デンマークにも優生思想があったとは。どこの国にも似たような問題はあるのね。それでもこんな映画が作ら>>続きを読む

特捜部Q キジ殺し(2014年製作の映画)

3.9

このシリーズは原作ファンも納得できる改変の仕方がとても上手い。ただのダイジェストじゃないところがいい。
今回もラストは違うんだけど、これはこれで好き。

ゴールデン・リバー(2018年製作の映画)

4.0

原作にかなり忠実なので、原作ファンとしては満足(原作小説邦訳は原題通り『シスターズ・ブラザーズ』です)。キャストもいい。でもモリスがジェイクなのは男前すぎると思う。

ワンダーウーマン 1984(2020年製作の映画)

3.8

脚本めっちゃ雑だったけど、もうこれがDCの持ち味なんだと思うことにした。そこが好き。そもそもスーパーヒーローコミックの映画化に緻密さなんて期待してないし。まんが映画でいいのよ(個人の感想です)。
ガル
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ナショナル・シアター・ライヴ 2020 「シラノ・ド・ベルジュラック」(2019年製作の映画)

4.1

ぎょっとするぐらいシンプルな舞台(背面に鏡が貼ってあって、あとは時々椅子や階段が出てくるだけ)で、衣装もジャージとかだし、とにかく言葉(台詞)と演技力と観客を信じた演出。素晴らしいんだなこれが。マカヴ>>続きを読む

ウルフウォーカー(2020年製作の映画)

4.0

カートゥーンサルーンのアイルランド三部作最終章。過去2作と比べると脚本が最もしっかりしてるし、ケルト神話・民話等に詳しくなくても楽しめる仕様になっているし、相変わらず映像は素晴らしいので傑作といわれる>>続きを読む

ガーンジー島の読書会の秘密(2018年製作の映画)

3.7

第二次世界大戦中に起きた悲劇を主人公が解き明かしていく+恋愛+読書っていいね!というお話。いい話なんだけど、モヤモヤするところもあってそこまで楽しめなかった(血のつながりよりも自分を大切にしてくれる人>>続きを読む

ファンタジア(1940年製作の映画)

3.7

とんがり帽子のミッキーは定番だけど、元ネタ知らんなというわけで観ました。MVの元祖といったところでしょうか。
映像と音楽を楽しむ作品なので、パートによっては眠くなったりする。でも今のディズニーは絶対に
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ナショナル・シアター・ライヴ 2020 「プレゼント・ラフター」(2019年製作の映画)

4.0

一人の魅力的なスターを巡る群像劇。上演前のインタビューで「ギャリー役はスター俳優に人気がある」的なことを言ってたけど、みなさん身につまされるんですかね。あと笑っちゃったけどストーカー怖い。アフリカから>>続きを読む

神と共に 第二章:因と縁(2018年製作の映画)

3.9

第二章が本番でした。前作で出オチ要員みたいな出方をしたマドンソクがいい味出しています。過去話の序盤で使者達の関係がおおむねわかっちゃうし、オチもまあ予想通りだけど(閻魔大王以外)、ストーリーよりも経過>>続きを読む

神と共に 第一章:罪と罰(2018年製作の映画)

3.8

マンガかラノベみたいな話だなーと思いながら観てたけど、ほんとにマンガ
が原作なのだそうで。キラキラしたメインキャストに派手なアクション+CGだけど、親孝行しましょう善行に励みましょうというおメッセージ
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アヴリルと奇妙な世界(2015年製作の映画)

3.7

とてもジブリ。猫は正義。スチームパンクなギミックは面白いです。

ホリデイ・イン(2017年製作の映画)

4.1

古い音楽映画(未見)を舞台化したものなので、古き良きアメリカのシンプルでハッピーなラブストーリーですが、それがいい。観終わったあとほんわかと幸せな気持ちになれます。華やかなダンス+歌ももちろん素晴らし>>続きを読む

TENET テネット(2020年製作の映画)

3.9

久々のIMX、一席ずつ空けてだけど満員の客席と、映画館で楽しむ映画を満喫しました。
難解聞いていたけど、そんなに難しい話じゃなくない?私も細かいところは理解できてないだろうけど。アクションや伏線(じゃ
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僕たちは希望という名の列車に乗った(2018年製作の映画)

4.0

10代の素朴で純粋な心が反体制とみなされ、あれよあれよという間にのっぴきならない状況に・・・さあどうする?という実話ベースのお話。良作。全体主義の恐ろしさと青春と友情の美しさ、家族愛等がバランスよく入>>続きを読む

ドクター・スリープ(2019年製作の映画)

3.9

身を持ち崩したダニーが周囲の人々に救われて立ち直るまでのヒューマンドラマ+超能力対決が好みだったので、クライマックスのホテルが蛇足に感じてしまった。こっちが本番なのに!