ありちゃんさんの映画レビュー・感想・評価 - 9ページ目

天使にラブ・ソングを…(1992年製作の映画)

4.0

なんとなく観るのを後回しにしていたけど終始平和かつパワフルで心が快活になった。
高校生の時、課題で何度か日曜礼拝に行ったけど時間の長さと身内で盛り上がる雰囲気に嫌気がさしていた記憶がふっと湧き出てきた
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トイ・ストーリー3(2010年製作の映画)

3.7

個人的にストーリー性や音楽の使い方は2の方が好きだったけど(脱走、バトルタイムが長すぎるのと登場キャラが多すぎて若干ダレた為)、持ち主との別れで何故か終盤ずっとひとりでぽたぽた泣いてしまってた。何かを>>続きを読む

ハッピーフライト(2008年製作の映画)

3.5

コメディ自体さほど好きではないが綾瀬はるかだとなんだか許せてしまった。航空業界で働くことは結果として選ばなかったけどそれらを題材にしたドラマや映画は必ずといっていいほど観てしまうし好きだし面白い。裏側>>続きを読む

塔の上のラプンツェル(2010年製作の映画)

3.7

配色美で普通に面白かったけど【コロナ王国】【stay home】というワードが作品に封じ込められていて金曜ロードショー放映前から騒がれていた理由が鑑賞してわかった。馬の身体能力と頭脳パない。効力持たな>>続きを読む

二重生活(2016年製作の映画)

3.8

人生で一度くらい無意識に「自分は空っぽかもしれない、存在価値とは」と悩んだことがあるかもしれない。満ち足りているにも関わらず自己を見失い目を背け、場所をつくる。それが秘密。尾行し、他者の生活を追体験す>>続きを読む

人魚の眠る家(2018年製作の映画)

3.7

脳死と心臓死、どちらの形で命を終えるか。母親の親しい後輩が植物人間状態となり、泣き崩れていた記憶と重なり涙が滲んだ。仕事で身分証明の確認をよく行うが臓器提供の意思表示を空欄にしている人が8割超え。意図>>続きを読む

放課後ソーダ日和-特別版-(2018年製作の映画)

3.7

終始snowのようなシャドーのかかった淡いスモークフィルターで若い女性監督ならではの色合いだなと感じた。日常の象徴がクリームソーダになっていた彼女達の価値観はほかの女子高生に比べるとこの先も幸せ感度が>>続きを読む

スーパーサイズ・ミー(2004年製作の映画)

3.8

ファーストフード業界に着眼し、食品添加物が及ぼす害について人体実験をすることで立証していくドキュメンタリー映画。youtuberの企画でありそうだなと思ったが消費者の行動心理、企業側の策略、医師の見解>>続きを読む

ブレックファスト・クラブ(1985年製作の映画)

2.4

補習授業に呼ばれた接点のない5人の半日。好評だけど個人的に響くものも得るものも何もなかった。海外の高校のヒエラルキーを日本人の視点から見る為どうしても想像がつきにくい。あと中学生の時、まさにアンドリュ>>続きを読む

そうして私たちはプールに金魚を、(2016年製作の映画)

3.3

閉鎖的で開放的な青春鬱狂想曲。カメラワークが連続前転してるみたい。脆いのに強がり、舐めた根性で時間を駆ける女子高生が痛くて愛おしかった。退屈な世界で生きていると思い込んでいる様こそアイデンティティだよ>>続きを読む

トイ・ストーリー2(1999年製作の映画)

4.2

レアな価値とおもちゃ本来のあるべき姿について。
子どもとおもちゃの親密度は歳を重ねるごとに反比例する。そういえば昔買ってもらったおもちゃはいつ捨ててしまっただろうか。描写が1よりクオリティ高くなってた
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フォックスキャッチャー(2014年製作の映画)

3.7

どのレビューよりもこの評論が面白かったのでリンク貼る。https://youtu.be/ThnUtJrkMig
レスリングのように終始抑え込まれてるような感覚。味気も匂いもない、呼吸しにくい高山のよう
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ピーチガール(2017年製作の映画)

3.3

他の少女漫画と違い、主人公を取り巻く男性陣ふたりともが心の器が大きく奉仕精神が高めだった。どちらに結ばれてもハッピーエンドに転がる為、この人選で幕を閉じていいのかと逆にもやっとした。
ちなみに私の名前
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トイ・ストーリー(1995年製作の映画)

3.8

バズがまさかの転入生。「嫉妬」という感情の向き合い方とおもちゃ含めモノの扱い方をきちんとアニメに落とし込み出来ているところには評価をつけたい。犬のしつけ悪すぎ。世界初の3DCGの為か描写に違和感はあっ>>続きを読む

6才のボクが、大人になるまで。(2014年製作の映画)

3.4

同じ俳優を何年にも渡って撮り続けた作品。シーンが切り替わるごとに成長しており、体格や声、髪型、顔つき、そして微妙だけど反抗心みたいなもの膨らんでいてその変化に微笑ましくなる。これはホームビデオと捉えた>>続きを読む

マスカレード・ホテル(2019年製作の映画)

3.6

ややこしくて面倒くさい客のカモフラージュに阻害されて犯人わからなかった。サスペンスというよりかはホテルマンの責任感ある丁寧な仕事ぶりを覗ける作品。仕事をしていて「ここまで丁寧に接客する必要あるのか?」>>続きを読む

祈りの幕が下りる時(2017年製作の映画)

4.2

ドラマからの完結編に相応しかった。切り散られているピースの完成図が全く見えなくてもしかしたら駄作かもなと思っていたが中盤から次々と空いた箇所が埋まっていき伏線の回収が見事で綺麗だった。桜田ひよりがバン>>続きを読む

手紙は憶えている(2015年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

おじいちゃん版『メメント』。完全なるオマージュ。序盤からデジャヴだった。ただ、すごくわかりやすいし94分はあっという間に過ぎる。ラストに軽く畳みかけてきて「あ、そっちね!」となる。ホロコーストを知らな>>続きを読む

彼女がその名を知らない鳥たち(2017年製作の映画)

4.8

邦画にしてはかなり面白かった。よく出来てた。原作買わないとと思わせてくれた。陣治と十和子がなぜ一緒にいるのか最後にやっと分かるが、そこで一気に陣治への嫌悪感が拭われ、愛と依存の境界線って一体どこだろう>>続きを読む

ゴッドファーザー(1972年製作の映画)

3.4

ギャング映画というよりかはファミリー愛の誇張作品。ドンとマイケル半編ずつ主演のような印象。映画館で観ていないからどうとも言い難いが重厚感はあるものの、緊迫感があまり見受けられなかった。突発的な殺しで射>>続きを読む

ゴーストバスターズ(1984年製作の映画)

3.2

この前銀座のソニーパークで展示してたから気になって観た。当時は画期的で斬新な手法だったかもしれないけど、現代のCG技術に見慣れてしまっている身としてはこれでもかというほど粗さが目立った。言い方を変える>>続きを読む

パンとバスと2度目のハツコイ(2017年製作の映画)

3.5

好きだった人のことを付き合ってもないのに嫌いになんてなれない。嫌いになる程、その人のこと知らないから。魅力の底に潜む本質に辿り着いても人として憧れる要素をずっとあたしも持ち合わせていたい。世に溢れる恋>>続きを読む

パラサイト 半地下の家族(2019年製作の映画)

4.8

映画を観て、手が震えるというのが久しぶりだった。1分たりとも視聴者を飽きさせないこの引き込み方は韓国製ならでは。所詮、棚からぼたもち。社会風刺という刃の鋭利度が素晴らしかった。かなり疲労するし頭の中の>>続きを読む

マジック・イン・ムーンライト(2014年製作の映画)

3.3

「ミッドナイト・イン・パリ」と似た匂いがするなと思ったらウディ・アレン監督。霊能士のイカサマを暴こうとする手品師の南フランス旅行記の話。好きな写真家Oliver flyの撮る写真とロケ地が同じような景>>続きを読む

すばらしき映画音楽たち(2016年製作の映画)

4.7

素晴らしいドキュメンタリー映画だった。サントラを聴いただけでその映画のタイトルが思い浮かぶ程、作品を印象づけ、昇華させてしまう音楽制作について焦点を当てた93分。ジョン・ウィリアムズとハンス・ジマーを>>続きを読む

ブリジット・ジョーンズの日記 きれそうなわたしの12か月(2004年製作の映画)

3.5

タイに行くあたりからぐだってるなとは思ってたけどやっぱりマークが今回もとびきりいい。コリン・ファースというかマークが最高すぎて「こんな男世におるんか?」と頭を抱えるレベル。女々しい彼女愛してるよオーラ>>続きを読む

TIME/タイム(2011年製作の映画)

3.8

Time is Money.この設定は非常に面白かった。1日のなかで一体自分が浪費している時間はどれくらいあるだろうかとしみじみ感じた。
ただ終盤に差し掛かると同時に、昔 親に「お金を刷りすぎるとどう
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ブリジット・ジョーンズの日記(2001年製作の映画)

4.5

親友がいたりパーティーがあったりと洋画恋愛ならではだが、女の喜ばせ方を知ってる男と実直で料理が出来る男の二択で悩むという設定は意外にも日本人女性の首を縦に振らせるものがあった。素直に面白かった。「ダメ>>続きを読む

ミリオンダラー・ベイビー(2004年製作の映画)

3.6

一攫千金を狙う遅咲きボクサーの話だけでなく、命の尊厳を問う作品。「自分を守る」という防衛と恐怖と体験と「それでも進みたい」という欲と本能の対比。「自分だけに見える夢にすべてを賭ける力を持つ」。終始暗め>>続きを読む

SING/シング(2016年製作の映画)

3.5

秘書とネズミは最後まで好きになれなかったが曲のチョイスも良いし、MISIAが本当に鳥肌モノで素晴らしかった。起承転結の「転」から終盤への駆け具合は見応えがあった。家事機械も天才。いかに洋楽の歌詞を気に>>続きを読む

ターミネーター2(1991年製作の映画)

4.5

「地獄で会おうぜ、ベイビー」のセリフがかっこよすぎて叫んだ。終盤のシュワちゃんの顔含め特殊技術に圧倒される。古い昔の映画だからって荒削りを感じさせない。サラコナーが個人的だけど、生理的に相性合わないの>>続きを読む

ペット(2016年製作の映画)

2.5

イルミネーション映画はどんちゃん騒ぎのみで得るものがなくて正直残念。子どもは好きなんだろうな。1日の出来事が壮大すぎて「夜は短し歩けよ乙女」ぽいなと思った。ただ、飼い主に対してペット達が感じてること、>>続きを読む

イエスタデイ(2019年製作の映画)

3.4


いやーなんだろう、これは詰め込みすぎたかな。なぜ誰も知らないものが所々あるのか回収も出来てないしエンディング曲もまさかの「YESTERDAY」ではない。笑
洋楽というジャンルではじめて向き合ったのが
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時計じかけのオレンジ(1971年製作の映画)

3.4

タイトルはロンドンの下町言葉で「何を考えているかわからない変人」と意味するキューブリックの代表作。出版社に写真を持ち込んでいたカメラマンなだけあり、一点透視図法の構図やファッション、近未来的世界観、独>>続きを読む

スティング(1973年製作の映画)

3.5

頭脳明快、口達者な詐欺師達たちがシカゴのギャングを騙す話だがもっと強い爽快な打撃が欲しかったというのが本音。映画が娯楽であることを証明したような作品でそういうことか!とからくりに驚きもしたが復讐という>>続きを読む

羊たちの沈黙(1990年製作の映画)

4.9

かなり残虐的で目を伏せたくなると聞いてたので、観ることを避けてきたが遂に手を出した。感想としては、90年代におけるトップクラスの映画であることは間違いないなということ。サスペンスとしては実に傑作。
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